ロックスが狙った『2つの悪魔の実』イムを倒す唯一の手段
ロックスが狙った2つの悪魔の実
時期尚早‥確かな実力と可能性を秘めていたロックス・D・ジーベック改め『デービー・D・ジーベック』
世界政府から忌み嫌われ800年魔の手から逃れた一族デービー一族の末裔。おそらくロックスでなければイムにここまで迫る事は出来なかった。
56年前に世界会議の舞台で宣戦布告してから着々と準備を整えて来たロックス。イムを打つ算段もあったが事態は急変。故郷ゴッドバレーへ向けられた世界政府の手。妻子を守る為に準備が整う前に世界政府とぶつかってしまった。
ロックスを襲う黒転支配(ドミリバーシ)
イムの力に抗う術は無かった
エリス
ジーベック
その姿‥
敗けたのね‥
ごめんね私達を助ける為に
あいつに会うのまだ早かったよね
エリスの言葉がイム衝突のタイミングが前倒しになった事を物語っている。
おそらくは必要なピースが足りていなかった。その一員がロックスが兼ねてより狙っていた『2つの悪魔の実』だ。
これを手に入れ、ハラルドを仲間に迎えられていれば‥
おそらくは世界会議に乱入した時点でも聖地マリージョアを堕とす算段とその方法を心得ていたのかもしれない。
全く新しい要素『大槌戦団ガレイラ』も気になるが、2つの悪魔の実も気になる。
悪魔の実にマリージョア攻略のヒントがあるならば現代その実を食べた能力者達はポイントになってくる。
その内の1つはエルバフにあると踏んでいたロックス。おそらくはエルバフ編序盤で登場した王家に伝わる『伝説の悪魔の実』を指しているだろう。
ロックスはこれをハラルドに食べて欲しかった。ハラルドが食べてこそ真価を発揮出来る実らしい。ハラルドといえば他の巨人族をも圧倒する様な怪力と体格が特徴的。これは『古代巨人族』ならではであり能力発揮においてアドバンテージになるのだろう。
誰かが食べるでもなく王家に伝わっていた伝説の悪魔の実。14年前にハラルドを殺害したロキがその実を手に入れたとされているがおそらくは違う。ハラルドと共に居合わせたロキやヤルルも嵌められて何者かがこの悪魔の実を持ち去った。
エルバフを陥れようとした者が悪魔の実を食べて現代に蔓延っている可能性が高い。
王家の伝承
悪魔の実の原則として
・悪魔の実を2つ食べる事は出来ない
・悪魔の実を食べるとカナヅチになる
・同じ悪魔の実は同じ時期に存在しない
・能力者が死ねばどこかに悪魔の実が再生する
・永久的な能力特性は該当の能力者でなければ解けない
・動物系の場合は実自体が意思を持っている
などが挙げられる。
初期から登場していながら最終回が迫ったこの段階でもまだまだ謎が多い要素。作品の醍醐味の一つでありこれを解く頃にはラフテル到達も現実的となる。
王家に伝わる伝説の悪魔の実だが基本的に同じ実は同世代には登場しない。長らく巨人族が保持していたとなると原作では過去編含めてまだ登場していない完全新作の可能性が高い。
いつから入手していたかは判らないが前能力者もおそらくは王族。ハラルドの父ではないか?
パンクハザードのスマイリーの様に能力者の死後に能力を回収する原則は存在する。
巨人族がそれを知っていれば門外不出の実となっていたかもしれない。
食べるタイミング、機会がありのか?食べる資格のある者が現れるまで秘宝として守っていたのか?
ヒトヒトの実
『伝説の悪魔の実』と聞くとルフィが食べたヒトヒトの実モデル ニカが思い浮かぶ。
食べるだけではクリアとならず、その後は覚醒の境地まで昇華させる必要がある。
本人の成長に関与してる事もありニカの能力に限っては長らく覚醒していなかったとされる。
ニカの能力の場合は未覚醒においても能力の特性は再現されておりゴムの様な質感はそれだけでも強力であった。しかしながら自由度や影響力においては覚醒後が段違い。非常に興味深く特殊な能力である。
これ以降噂に挙がったのが
他にも別名が付けられていたり、真実が隠されているヒトヒトの実があるんではないか?
という説。
これだけ強力な実であれば対抗勢力になり得る実なんかが複数あってもおかしくない。
今回のエルバフ王家に伝わるものもモデル違いのヒトヒトの実なのではないか?
価値の高い能力
様々な能力が存在するが強い弱い、当たり外れは存在する。
術者との相性有きでもあるが注目度の高い能力をピックアップ
| 価値の高いとされる悪魔の実の能力 |
| ヒトヒトの実モデル ニカ |
| 覚醒してこそ本来の力を発揮する稀少能力。世界政府が別名をつけて隠したほど警戒されていた(ゴムゴムの実)実自身が意思を持ち逃げ回っており、覚醒まで至る者もいなかったが遂にルフィが。 |
| オペオペの実 |
| 究極の悪魔の実との呼び声高く時価50億ベリーで取引されるなど稀少価値が高い。能力を使いこなせる医術に長けた者が食べるという前提ではあるが自由度の高い手術が可能。最上の業である不老手術は術者の命と引き換えに患者に永遠の命を与える。 |
| ウオウオの実 モデル青龍 |
| 貴重な幻獣種であり天候をも左右する様な強力な能力。ゴッドバレーで景品にもなった。元々生身でも強かったカイドウを盤石にした。 |
| ニキュニキュの実 |
| こちらもゴッドバレーの景品になった悪魔の実。痛みや記憶などあらゆる物を弾くチート能力。本人や他人を自身が過去に訪れた任意の場所に飛ばす事が出来る。移動能力としては最強。 |
| ヤミヤミの実 |
| ロックスの息子であり現四皇ティーチが白ひげ海賊団で息を潜めて狙っていた強能力。他には無い特色として対悪魔の実の能力者の実体を正確に吸い寄せる。能力者には絶対の強さを誇る。 |
対人における強さも勿論。稀少価値といった観点からもピックアップ。
能力同士の相性も考えるとニカの能力とヤミヤミは面白い。
他にも自然系、動物系(古代種、幻獣種)はそれだけで貴重な実とされている。あまりハズレといった能力は無く誰が食べても強力である。
これまでは自然系(ロギア)全盛といった環境であったがワノ国で動物系の能力が再評価され始めた。
まだ判明していない五老星達の化け物染みた姿も動物系の能力かもしれない。
この流れでいくならばロキ王子も動物系の幻獣種である可能性が高い?
解放の戦士の出番
イムの能力を悪魔の実だと仮定した場合、これまでのエピソードを振り返ってみても類を見ないほど強力な能力だ。
自然系や超人系で到達し得ないほどの能力。ルフィが食べた幻獣種モデルニカの様なオリジナル性の高い能力ではないか?
屈強な巨人族の戦士達が最も簡単に操られて支配されてしまった。拘束力も強く操られている本人はもちろん例え他者でも解除は難しいだろう。
本来ならば能力者本人を叩くのが有効だろうが本人はエルバフにいないと来ている。マリージョアにいながら遠隔でここまで支配してしまうのは恐ろしい。きっと正攻法での攻略も難しいだろう。
そうなると期待出来るのはこの能力の対抗馬となりそうなルフィ(ニカ)ぐらいではないか。正直、イムだけでここまで出来るならば世界政府はあれほどニカの能力覚醒を危惧する必要は無かった。それでも恐れる存在になり得るならばニカなら何とか出来るのではと期待してしまう。
支配的なイムに対して、ルフィのニカは自由がモットー。あらゆる想像を体現する。
そしてもともとの触れ込みも『解放の戦士ニカ』
人々を苦悩から救った伝説の戦士ならばあるいは悪魔との契約をも破棄できるのかもしれない。
ニカ
覚麗はゴムの体に
更なる腕力と“自由”を与える
イム
一定の寿命と引き換えに不死の体と
常ならざる腕力を与える
非なる能力ではあるが腕力という点においては一致している。基本的な出力が上がる事は動物系の恩恵にも似ているだろうか。ルフィはこれで現実離れした空想を実現して見せた。イムも巨人族に力負けしないほどの闘いぶりであった。
ジャンプ巻末煽りでもそれらしきムードが
『ニカの力でイムをぶっ叩け』

これがイム本来の姿かは置いといてニカvsルフィの並びが本誌で見れる日も近いか。今や作品のラスボス候補のイムに届きそうなところまでやってきた。ルフィの力で白色にリバーシ