3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ1165話確定『ロックス死す』ガープ・ロジャーが放つ最大級の覇王色

イムの脱出

突如サターン聖の身体に乗り移りゴッドバレーを混沌へと導いた元凶イム。ロックスを操りゴッドバレーにいる全員を消す様に指示。自身は世界政府の船でゴッドバレーを後にした。

あの島はなかったものとする
よいな

(マザーフレイムを使ってルルシアを消し去った時の非情さと似ている)

最終的には島ごと全てを消し去る様に命令。
今回行われた人間狩りゲームに関する情報もG-11基地局とCP(サイファーポール)6を使って揉み消し情報封鎖した。

ゴッドバレー事件に関わる情報

西の海(ウエストブルー)
ゴッドバレー事件
絶対機密 レベルS
海軍本部G11支部
サイファーポールNo.6

極秘任務及び特別報酬記録あり

"人間狩り"参加選手名簿破棄
開催地ゴッドバレー

島の位置・面積・人口
情報破棄
事件による死者数不明

ロジャーの勧誘

怪物染みたロックス相手に苦戦する2人。
話題はロックスよりも元凶である世界のトップイムへ。
世間一般にはもちろん、ロジャー海賊団クラスでも把握していなかった情報。
海軍に在籍するガープへと尋ねるがやはり知らなかった。
正義が聞いて呆れる‥海軍が順ずる世界政府のトップがあれか‥ロジャーはガープが海軍を脱退すると踏んで仲間へと誘った。
海軍を辞めるならウチに来い。意外な勧誘だったがガープはこれを断った。ガープには部下の海兵達を守るという使命があった。

ガープとしては世界政府から海軍に向けられる脅威の抑止力とならなければいけなかったのだろう。名実共に影響力のあるガープにしか出来ない役目。ゴッドバレーに限らず海兵は世界政府からすれば捨て駒に過ぎない。

後にロジャーは息子エースを託すほどにガープを信頼していたがゴッドバレー時点でも十分に関係性が伺える。もしかしたら海賊王の船にガープが乗っていた世界線もあったと思うと感慨深い。

ロジャーとガープの賭け

両陣の勝負は激化。残っていたゴッドバレーの山を崩壊させるに至った。

苦戦するロジャーとガープ。そもそも武装色の覇気は悪魔の実にも屈しない力。ましてや2人とも攻撃には『覇王色』を纏っている。効かないはずは無いのだが当然ロックス側も覇王色を使っていれば相殺される。ならばそれを越えなければダメージは通らない。

正攻法ではロックスを倒せないと判断して互いのありったけの覇気を駆使して一斉攻撃を仕掛けた。ポイントは質量。化け物染みたロックス相手に体力勝負の消耗戦は不利。その先の体力は考えずに『最大質量の覇王色』を叩き込む。
覇気が尽きれば2人ともダウンは必至。ある種の賭けではあるがロックスを倒すにはこれしかないという判断であった。慰める言葉も見つからない、その身に何が起きたのかもわからない。それでもロックスの無念だけは伝わる。

ロジャー ロックス 

ロックスの無念を悟りこちらの泣き姿も感慨深い。出来れば良きライバルとしてこの海でもっと切磋琢磨したい気持ちもあったろうか?これからトドメを刺しにいくロジャーの男泣き。

決着出来れば3人とも戦闘不能、外せば2人は終わり。ボロボロ涙を溢すロックスに渾身の合体攻撃を放った。

ロジャーは剣をグルグル回して勢いをつけての回転斬り。ガープはルフィのガトリングにも似た拳の連打。

初披露の新技

ロジャー‥ 『火之迦具土慧士 ひのかぐつちのえいす』
ガープ‥『無限拳骨 インフィニトゥムエクスプロージョン』

最強の男も世界政府のトップ相手には何も出来ずに終わってしまった。イムの底知れぬ強さと能力に対しては読者でも絶望してしまうレベルだ。

たった一話ではあるがロックスに対する評価が落ちてしまった読者もいるだろう。しかしながら悪魔となってもロックスはやはり強い。もちろん能力による強化もあるが全力のロジャーとガープを持ってしても苦戦している。

1対2の構図ではあるがその力を存分に発揮していた。もし準備が整っていたのならイムにもその刃は届いていただろう。
無念を晴らすには至らないが最後はこの海で鎬を削ったロジャー、ガープに介錯され散った。

悪魔の浄化

ロジャーとガープによって打ちのめされたロックス
気絶している様に見えるが中から魂の様な黒い影が抜けていく様な描写だ。悪魔が浄化された?と言えば良いだろうか。
ロックスを蝕んでいた不気味な能力はこれで解除された様だ。単純に倒したり絶命に至れば黒転支配は解けるのかもしれないがロックスの様な強者の場合は単騎でも相当の被害となる。
現代のエルバフもここから相当な惨事となりそうだ。

無念がわかるというロジャーだったが実際に世界を知るのはまだこの後だろう。イムという絶対的な存在を知り冒険を続けたがラフテル到達を果たしても尚、世界政府には迫れなかった。

展望

※次号は休載となる

世界政府を討つ上で必要な要素は判明しないままロックスは敗戦。800年生き延びて繁栄してきたデービー一族も根絶やしにされてしまった。ジョーンズ以来ここまでトップに迫ったロックスでも敵わなかった。

そして大きな謎である悪魔化。いくら相手がロックスとはいえ、ガープ、ロジャーが2人がかりで死力を尽くさないと倒せなくなるレベル‥やはり悪魔化の能力付与はデカい。
しかしながら残された希望もある。
妻エリス、息子ティーチが生き延びた事だ。
純血のティーチが生きている意味は大きく、すでに世界政府に近い位置にいる。ここまでティーチが重ねて来た悪行もロックスへ重ねると納得出来てしまう。ラスボス候補にも数えられたティーチだがルフィと手を組むルートも浮上してきただろうか?

エピローグ

世界政府はこの事件を全て闇に葬ろうとしたが
一時代をかき乱したロックス・D・ジーベック率いる
無秩序集団『ロックス海賊団』の崩壊は
隠しきれぬ残響となり世界を震わせた

ロックスが倒された事に加えてラストシーンで差し込まれたナレーション。おそらくはこれが終局の合図だろう。しかしまだこれで過去編の終わりではない。残りは14年前の王家での悲劇まで。ハラルドを中心に描かれていく。

今回はゴッドバレーの島自体が消滅した旨は描かれていなかった。バスターコールやマザーフレイムの様な兵器を発動したシーンも無かった。途中でロックスの暴走を止めた形なので島の一部はまだ残っているかもしれない。

オマケ 意外なツーショット
ギャバンとグロリオーサ

ワンピース1165話 世界の王『デービー・D・ジョーンズ』

革命軍よりもわかりやすく世界政府に牙をむいたロックス。海賊稼業に乗り出す前から単独でも聖地マリージョアを脅かす力を持っていたロックス。

仲間を集めて海賊団を結成、資金を集めて作戦遂行の準備を進めた。目指したの海軍の殲滅、世界政府の陣取る聖地陥落、そして『世界の王』になる事。
準備足らず、時期尚早で悲願は達成出来なかったがロックスは世界の頂へと確かに近づいた。

そしてロックスをここまで掻き立てたのには先祖の存在がある。世界政府の魔の手から800年逃げ続けたデービー一族。ロックスもその血を引いている。そしてその先祖でもありかつての『世界の王』に君臨していた男こそ伝説の海賊
『デービー・D・ジョーンズ』だ。

デービージョーンズ 世界の王

デービー・D・ジョーンズこそがかつての世界の王の名だ‥黒転支配で意識が遠のき制御が効かなくなっていく最中でイムに対して言い放ったロックス。デービー一族自体が突如沸いた要素ではあるがテロに近い様なロックスの思想や行動もジョーンズを辿っていたとすればしっくりくる。

かつて先祖にあって奪われた覇権を取り戻そうとしていたのだろう。

世界政府へと覇権が移ったのは空白の100年明け800年前となる。以降はデービー一族は世間から消えており世界政府が世界を牛耳っていた。

大きな戦いが勃発した900年前時点までがジョーンズが世界を治めていた歴史だろう。巨大な王国の一強という世界情勢に対して他の20人の王達が立ち向かい打ち滅ぼした。

ジョーンズもこの戦いに大きく関わっているはずだ。

ワンピース1165話 ロックスvsニューゲート(白ひげ)

ロックスの悪魔堕ちは残念ではあるが制御が効かなくなったせいで夢のカードが実現した。
船長ロックスとロックス海賊団の船員達。中でもNo.2もしくはNo.3格のニューゲートとの激突は圧巻だった。

突如イムに刺されて悪魔化したロックス。その変貌ぶりに驚き、状況を整理する前に一撃でやられてしまったリンリンとカイドウ。不意打ちとはいえ後の四皇達、この時点でも相当のポテンシャルがあるがロックスにかかればとるに足らない様だ。やはり強い。

しかしこれに立ちはだかったのが古株のニューゲート。ロックスの異変を察し迎撃体制へ。振るわれた剣に対して全力で応えて見せた。ロックス海賊団の前身、立ち上げ時からの付き合い。同格に近い関係でロックスに意見も出来るニューゲートは客観的に見ればNo.2格だろう。ニューゲートにしか出来ない役割を果たした。

ロックス ニューゲート
持ち手が逆ではあるがグラグラの実の能力を活かした必殺技破空亜(ハクア)だろう。

ロックス ニューゲート 覇気

おそらくはニューゲートもロックスも覇気を纏っての激突。その衝撃はゴッドバレーの島中に波及しシンボルマークである2つの山の内1つが崩れるに至った。これにより島は本格的に終焉に向かって行った。
同じエルバフ編でも度々『覇王色の覇気』が注目されているがニューゲートも相当凄まじい。

聖地マリージョア、エルバフでのロックスvsハラルドの規模にも迫る衝突だった。
船長ロックスの暴走を止める事は出来なかったがニューゲートなりに男気を見せて対処した。最終的にはロジャー、ガープに託す形になってしまったがロックスを介錯する役目は彼でも良かったと感じる。

ワンピース1165話 黒転支配の拘束力

エルバフ編以降に突如描かれた『悪魔化』という要素。これまでの悪魔の実の能力と比べるとスケールがぶっ飛んでいて同じ作品とは思えない。受け入れ難い読者もいるだろう。
それこそワノ国でニカが登場した直後にも似た反応だ。

今のところ解除方法は言及されておらず唯一対抗できそうなのが『覇気』だ。特に覇王色の覇気は世界政府の不気味な能力に対して効果的で期待も高い。
実質ロックスもガーリング聖相手には優位に戦っていた。
しかしながら作品屈指の覇気を見せるロックスですら耐え切る事は出来ずに悪魔化してしまった。
触手で刺された直後こそなんとか争っていたロックス。自我を保ちイムに対しても意地を見せて喧嘩を売っていた。

これに対して少し力を入れたイム。触手からその力は伝わりロックスの意識は徐々に薄れていった。そのまま触手を抜くと受け身も取れずに地面に叩きつけられたロックス。ガクガクと震えながら自分が消えていく感覚に陥った。

以後ロックスは命令のままにゴッドバレー中を暴れ回った。自身が命をかけて守ろうとした妻子を襲い、仲間達にも容赦なく斬りかかった。

僅かばかりでも意識は残っているのかもしれないが自分でもどうする事も出来ず‥黒転支配の解除がロックスで無理となれば覇王色で全て解決出来るという風潮も怪しくなってくる。

ここまでの活躍を見てもロックスは作品内でも屈指の覇王色の使い手だ。イムもしぶといと言っていたが本来なら即座に悪魔化する所でも最初は耐えていた。しかしながら最終的には敗け‥つまりは覇王色でだはは難しい。

加えて単純に腕力があったり、身体が大きくても同じ。ドリー、ブロギーの体躯があってもあっさりと悪魔化してしまった。

単純に時間的な縛りも無さそうだ。悪魔化すれば一定時間操れるというわけではなく半永久的な効果がありそう。

黒転支配の攻略手段には別の何か。メタ的な要素が必要となってくる。その筆頭が特殊な悪魔の実だろう。ルフィのニカの能力やエルバフ王家に伝わる実などイムを倒し得る悪魔の実を食べなければ一度餌食となってしまう。

未来のビビも美人過ぎる

11月4日(火)発売予定のワンピースコミックス最新巻113巻

JR東日本池袋駅改札内には大々的にポップアップが登場。シャンクスに瓜二つ。生き別れの双子の兄シャムロックが描かれている。これまで意味深なシーンも多かったのでかなり目を引く内容となっている。ちなみにシャムロックはしばらく現代エルバフ編からフェードアウトしており113巻にも登場しない。

ワンピース 113巻

またSBSに関しても興味深い。
大人気未来の〇〇シリーズではネフェルタリ・D・ビビが登場。
年老いても尚、その美貌は健在だ。

偉大なる航路前半からの登場したヒロインではあるが最終章でも注目が集まっている。

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