3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1154話ネタバレ 世界政府の壁と嵌められたハラルド 14年前の真犯人

ワンピース1154話 ロキの覇王色

ゾロの覇王色がピックアップされたがどさくさに紛れてロキも覇王色使いを匂わせる様な描写があった。

神の騎士団の攻略について匂わせたギャバン

ギャバン

覇王色の使い方
肝に銘じろ
あいつらは決して不死身じゃない

これにピンと来たロキ。どうやらこれまでは自身の特殊な力とその使い方がわかっていなかった様だ

ロキ

ギャバン
お前の話で腑に落ちた
おれは自分の力を言語化できてなかった
だとすりゃおれは経験者
“神の騎士団”を
確実に仕留められる

ロキ 覇王色

覇王色を自覚したロキは神の騎士団を倒せる自信を除かせる。
思わぬ形ではあるが『ロキ=覇王色使い』と断定して良い。
現状では王族らしからぬ行いが目立つが家系を考えれば王としての資質も十分。

加えて巨人族の中でもトップクラスの戦闘力を誇る。
開幕で冥界に降り立ったルフィがすぐさまロキの気配に気づき興味を示していたのも強烈な覇王色の覇気が原因か。
14年前のアウルスト城でもバリバリと覇王色が炸裂していたがこれもロキが放っていた覇気かもしれない。

いずれにせよ、完全無自覚のゾロよりはコントロールのレベルは高いだろうか。

ワンピース1154話 悪神ニカ

太陽の神ニカ、解放の戦士ニカ。ワノ国で突如沸いた様に出てきたキーワード。初登場は本誌で言うと2021年なのでまだ4年ほどしか経っていない。

奴隷達を救う神でもあり、世界政府が恐れる存在でもあった。長い間覚醒者がいなかった能力ヒトヒトの実モデル ニカも遂にルフィが覚醒。以降は惜しみなくその白い姿を披露してきた。手配書の写真にも採用され神秘的なニカのビジュアルは世界中へと発信された。

ひっそりと語り継がれ、知る人ぞ知る伝説だったはずが徐々に広まりつつある。

そんな中でも特にニカを信仰するのがエルバフの巨人族達だ。誰もがニカを知る島はエルバフを除いて他無いだろう。

エルバフ前時点フーズフーやクラップの語っていたニカはサウロ談に近いだろうか。

エルバフで語られたニカ
ニカの伝説は実は世界中にひっそりとあって共通しとる事はこんなリズムで大笑いして登場する事ドンドットット、ドンドットット(サウロ)
誰もが持つ夢でござる太陽の神となり世界を支配する事は(ロード)
バカ言え太陽神は支配者じゃねぇ
そうだ解放の神だ
いや破壊の神だ
違う笑いの神だ
エルバフに生まれたらみんなニカに憧れるっていうのはホントでしゅ(ゴールドバーグ)
ロキも‥死んだハラルドもある意味ニカになろうともがいた結果かもしれん(ヤルル)

面白いのはそれぞれが崇めるニカの形が違うところだ。ストレートに救世主と捉える者もいれば少し曲がってる者も。

ニカという伝説自体に求心力があり何処か宗教的な側面もある。皆が一様に憧れを抱き都合の良い解釈をしている。ロードやロキはそれを悪く捉えた結果が出ているだろうか?ともあれエルバフの為という意味では一貫しているだろう。

ニカこそ世界を救う救世主として読者も疑わなかったがどうも雲行きが怪しくなってきている。壁画や神典を紐解くと必ずしもそうとは言い切れない。
ニカは過去に世界を壊した、もしくはこれから壊す破戒神なのかもしれない。

もちろんルフィが世界を意図的に滅ぼそうとする事は無いとは思うがその突発的な行動は時に危うさも付き纏う。ニカという強力な力を手に入れたからこそ少しでもズレてしまえば破滅へと導きかねない。
今回の件もそれが顕著に出ていた。ストーリーのルートとしては正解なのかもしれないがエルバフで誰もが恐れるロキの解放を侵してしまった。シャンクスの情報を得るという目的の為に軽率だったと言える。

エルバフの子供達が感じた『世界を壊すニカ』にもなり得てしまう。

アンジェ『ロキは大きなトンカチを持っていて世界を壊すのよ』
子供『違うよ世界を壊すのはニカなんだぞ』

ワンピース1154話 聖地マリージョアが火の海

イム

聖地は今‥火の海だ
確実に戦力を要するのだ

マリージョア 火の海

イムが軍子の体を借りてエルバフに現れたには要因がある。軍子が我に返り記憶を取り戻しかけた事に加えて聖地マリージョアへの対応が急を要する事だ。
少し前に神の騎士団リーダー格であるシャムロックからエルバフへ出戻りしたばかりだがそれでも戦力は足りないらしい。

本来ならば戦力として計算出来る人員は割と多いはずである。天竜人をトップとした世界の縮図ではなんとしても守らなければいけない存在。こういった不足の事態も当然想定しているはずだ。それでも人員不足となっているからには想定を大きく上回ったのだろう。

五老星
神の騎士団
CP0
海軍

エッグヘッドを舞台にその怪物染みた能力を披露した五老星。サターン聖が失脚となり新体制ではあるがここが出動すれば大抵の事件は収束出来るはず。

神の騎士団は人員こそ全容が判らないが最低でもエルバフ参戦メンバー以外に5人はいるのではないか?五芒星による移動術を駆使すれば任務先からも瞬時に戻れる。ここにシャムロックを足せばかなりの戦力として数えられる。

天竜人直属の諜報部員であるCP0(イージスゼロ)は評価もガタ落ちで人員的にも厳しい。先のエッグヘッドではステューシーの裏切りに加えてルッチとカクが重症となった。更に前のワノ国の舞台でも戦力は削がれた。今となってはネームバリューも弱くこの先の見せ場も怪しい。天竜人達からの信頼も失っているだろう。

海軍は動員数を期待出来る。天竜人案件には海軍大将も動くので最前戦で敵と構える役目だろう。とはいえ最近は事件続き。荒れた世界会議に加えてエッグヘッドでは黄猿もメンタルをやられた。くまの襲撃時にはマリージョアに居合わせたサカズキも戻ってしまっただろう。

全体的なここ最近の世界情勢を見ると特にワノ国での四皇世代交代劇から慌ただしくなっている。世界政府としても対応に追われて組織は疲弊している。逆に敵勢力からすれば聖地を襲うなら今がベストなのではないか。

また聖地マリージョアを舞台とする戦いには居住区に住む天竜人達の護衛義務がつきまとう。元々ワガママで常に安全な所に住んでる天竜人達はある意味普通の人間よりも弱い。世界会議でもその一端が見えたが護衛や逃したりするのはかなりの難易度だ。

加えて海軍大将が革命軍の軍隊長とぶつかった時の様に聖地そのものへの危害も考慮する必要がある。強力な能力を持ってしても暴れて聖地を壊してしまってはいけない。アラマキ、イッショウですら苦戦していた。

革命の炎

火の海という表現。聖地マリージョアに火が放たれて相当な範囲に被害を及ぼしていると思われる。
当然、真っ先に思い浮かぶのは『革命軍』の存在だ。

世界政府を直接倒そうとする危険組織というのが元々の触れ込み。
世界各地で暗躍し着々と準備を進めて来た。どこか機を伺っていたドラゴンだが遂にその動きが慌ただしくなってきた。

世界会議(レヴェリー)
奴隷となった同志バーソロミュー・くまを奪還する為にNo.2のサボ、軍隊長達が聖地マリージョアへ潜入。海軍大将との激突を経て見事にくまを取り返した。天竜人の居住区である"神々の地"にて世界貴族のシンボル『天駆ける竜の蹄"を破壊し宣戦布告した。パンゲア城ではサボがコブラ王暗殺に遭遇。五老星、イムの姿を見た。
8カ国革命
反乱の予兆がある12カ国に対して援助を行い王族を討った革命。内8カ国で成功したがルルシア王国は消滅した。
兵糧作戦
8カ国革命と組み合わせた聖地マリージョアへの兵糧攻撃。8カ国が天上金含む物資の上納を経ち、各地に散らばる革命軍も政府の運搬船を襲った。

本来であれば聖地マリージョアへ乗り込むだけでも困難だが革命軍は少数精鋭部隊で潜入して見せた。更には物資を断つ事で間接的に聖地を混乱に陥れた。
兵糧作戦の効果はてきめん。普段より裕福な暮らしが当たり前となっている天竜人は少し程度の我慢でも地獄の苦しみだろう。食べたい物を食べれないだけで不満は爆発してその怒りの矛先は海軍にまで向いている。

天竜人は確実に衰弱している。これを守ろうとすれば相当の人員が割かれるだろう。

火を放つとなれば残虐な行為に思える。読者的には比較的ヒーローの立ち位置にある革命軍ではあるが世界会議の舞台で既に予兆はあった。

天竜人 竜の蹄 革命軍

革命軍からすれば聖地をどれだけ破壊出来るかも任務の成功に関わってくる。より混乱が広がる様に派手に破壊されているのではないか?
消火は勿論だが革命軍という戦力を抑える為には世界政府としてもそのほとんどを集結させなければいけない。イムが焦るのも納得だ。

聖地マリージョアへの襲撃

800年以上世界の中枢として赤い土の大陸(レッドライン)の上に聳え立って来た神の地『聖地マリージョア』
断崖のレッドラインを越えての上陸は難しく正規ルート以外では侵入すらも難しい。海面から見れば雲で上が見えないほど圧巻の高さ。
しかしながら陥落こそ無かったがこの聖地でも事件は勃発している。

聖地マリージョアに激震が走った事件
200年前 伝説の鉄の巨人『エメト』による襲撃
15年前 フィッシャー・タイガーによる奴隷解放
現代 世界会議で革命軍による襲撃
現代 バーソロミュー・くまによる襲撃

面白いのはいずれの襲撃においても世界政府は捕えられず逃している。

まずは200年前
伝説の鉄の巨人エメトによる襲撃

伝説の鉄の巨人

この時エメトはどこからともなく現れてマリージョアで暴れた。結局は動力不足で未遂に終わりその後はスクラップとしてエッグヘッドで眠っていた。

次に15年前

フィッシャー・タイガー マリージョア

魚人フィッシャー・タイガーは当時奴隷としてマリージョアで飼われていたが脱走。自身が逃げるだけではなく再度聖地に戻り同じく捕えられている奴隷を種族の分け隔てなく解放した。一部からは英雄と讃えられ、解放の戦士ニカにも似たムーブだ。赤い土の大陸を素手でよじ登って侵入した。

続いて現代の世界会議の舞台

革命軍の軍隊長達、サボが潜入し暴れ回った。組織としての襲撃は現状この事件のみである。計画的な犯行であり食糧庫の破壊、シンボルの破壊など後に繋がる様な打撃を与えている。

そして時系列的につい最近の出来事。

くま マリージョア
エッグヘッド事件にも関与したバーソロミュー・くまによる襲撃。タイガーと同じ様に素手でレッドラインをよじ登り聖地で暴れ回った。サカズキと交戦した後に能力でエッグヘッドへと向かった。おそらくはカマバッカ王国からエッグヘッドの飛行で赤い土の大陸にぶつかってしまう為に一度よじ登ったのではと思われる。

ワンピース1154話 ハラルド王のしくじり

心優しき光輝の王であり新生エルバフの象徴
ロキ(息子)=悪
ハラルド(父)=正義

これがエルバフ編の序盤で読者に印象づけられた2人のイメージ。
しかしながらまるでミスリードであるかの様に世界政府の上層達がハラルドの失態を語る。

ソマーズ『ハラルドの野郎しくじりやがって

イム『あの時ハラルドがしくじらなければ

大前提としてエルバフは世界政府非加盟国である。強国故に他者から干渉されない立ち位置であったが戦いに全振りしたスタイル故に教育や文化の発展には弊害が生じていた。
これを方向転換しようとしたのがハラルドだ。亡き今もその教えは根付きエルバフは着実に生まれ変わろうとしていた。

しかしイムとソマーズの発言から連想してしまうのは世界政府とエルバフの癒着。なんらかの取引であったり策略を施行したがハラルドが失敗した様な物言いだ。

・ハラルドが世界政府加盟を望み次世代を担う子供達から戦闘や暴力を排除していわゆる牙抜きを行った。
・今回の侵略の様に人質をとられて仕方なく協力した。
・悪魔契約、黒転支配で強制的に操られた

いくつかパターンは考えられるがハラルドが私利私欲の為にエルバフを売るというのはしっくりこない。やはり世界政府側からの介入でエルバフの国政に影響を及ぼしたのではないか。

『しくじり』と言われる様にハラルドは何やら失態を犯して、世界政府はエルバフを支配し損ねている。
やはり思い浮かぶのは14年前にアウルスト城で起こった惨劇。正統な王子が王を手にかけ国民中が震撼した事件だ。
政府の言うところのしくじりがこの事件を指しているのではないか?

世界政府の言いなりになってエルバフを転覆させようとしたハラルドをロキだけが察知して罪を被った形か。
イムの能力が明らかになった今ではそれこそ黒転支配で悪魔化されたハラルドが操られていたのかもしれない

ワンピース1154話 ルフィの見聞色

あまり目立っていなかったがエルバフ編でのルフィは見聞色が特徴的だ。
最初にロキに会いに行った時もただならぬ気配を感じての事だった。
更に冥界ではチョッパーが陽界から落ちてきたのを察知出来た。大前提ではあるが巨人族の地エルバフはルフィ達人間を基準にするととてつもなく広大である。高さ自体も相当あるので全容を見聞色だけて把握するというのはかなりの離れ技になるだろう。実際に同じ状況下でゾロとサンジは察知出来ていなかった。

ルフィ本人も視界に捉える事なく察知出来た事については不思議がっていた。

ルフィ

おい
今チョッパーが落ちてきた

ゾロ

は?何か音はしたが見えたのか?

ルフィ

いや
ん?何でおれチョッパーってわかったんだ?
もう1人いるな弱ってんの

普段から共に過ごしているとはいえチョッパーだと断定、更には一緒にいるギャバンが弱ってるのも察知していた。もはやドラゴンボールで言うところの『気』に近いのではないか?

また、同じエルバフでこれに近い様なレベルの見聞色をギャバンが見せている。侵入者がアウルスト城に現れた事や世界政府側である事に加えて人数までも察知していた。

見聞色の覇気と言えばホールケーキアイランド編で遭遇した達人、シャーロット・カタクリが思い浮かぶ。ビッグマム海賊団のNo.2格で当時はルフィより明らかに格上であった。

鍛え上げた見聞色は数秒先の未来をも見通す。
バトル系の漫画ではかなりのチート能力だが戦いの中でルフィもカタクリに近いレベルまで昇華している。カタクリの専売特許かと思いきやルフィに続いて続々と判明している。

未来視習得キャラ
シャンクス
カイドウ
ギャバン

現在までに5人。覇王色習得者よりも少ない。

更に鍛えていけばより先の未来を見通せるかもしれないが忘れてはいけないのは未来視は無効化出来てしまう事。この使い手がシャンクスだ。
猛者相手には見聞色による未来視も通用しないのが当たり前になってくるかもしれない。

そんな中で純粋に察知する範囲を広げたり、精度を高めてより正確な情報まで汲み取れる様にする発想は面白い。ルフィも今のところは自覚が無いがこれは『覇王色』を開花したばかりの頃と同じだろう。

海賊王の右腕レイリーと左腕ギャバンに覇気を教わる様なストーリーも面白いのではないか。
不死身攻略のヒントも見聞色にあったり?

そして更にイムが放った爆発的な覇気から全てを察する場面もあった。
必死になって説明するチョッパー。ギャバンが瀕死なので唯一陽界の状況を知るメンバーだ。

チョッパー

とにかく”上”が大変なんだよ
ルフィ、みんな
子供達を人質に取られて
たった数人の敵にみんな手も足も出せない
でっかい怪物も暴れ回って

しかしこれをルフィが遮って、もういいわかったと制した。
敵の力量やそれによってどの様な被害が起きているかも察している様に見えた。

ワンピース1154話 軍子はすでに死んでいる?

イムに精神を乗っ取られた軍子。もともと操られていたのかもしれないが正気を取り戻したのは一瞬だけであった。こうなってしまうと自身で抜け出すのは厳しい。

意外にも表情豊かで様々な顔を見せている軍子。
人格という観点では3パターンと考えられる。

①エルバフに召喚されてからブルックを見て記憶を取り戻すまで。
②ブルックを見て記憶を取り戻した時。
③イムに精神を乗っ取られてから。

元々の人格は②
幼少期時代にブルックの夢を聞かされたシーンがフラッシュバックした事で記憶を取り戻した。自身がブルックを傷つけ拘束した事を即座に理解して解放しようとする軍子。しかしながらここで強制的に軍子を支配したのがイムだった。

③以降の軍子はイムそのもの。ドリーブロギーはじめとする巨人族を蹂躙した技の数々もイムだから使いこなせた特殊なものだろう。

問題は登場初期の軍子①。
能力に関しては悪魔の実の能力『アロアロの実』が明言されていた。謎多き能力ではあるが超人系ならば妥当だろうか。性格に関しては高圧的で世界貴族そのものだ。この時点でコントロールされている可能性もある。

物語的には元の人格を取り戻すハッピーエンドが好ましいだろう。ブルックとの関係性を考えても彼の素状を紐解く上で重要なキャラとなり得る。
しかしながらエッグヘッド編で垣間見れた様に世界政府には非人道的な闇がある。ボニーやジニー、くまを取り巻いた人体実験や難病、手術など命をなんとも思わない様な要素ももはや驚かなくなった。

つまりは今後、軍子が本来の姿を取り戻す事が無い展開も十分にあり得る。
そもそも軍子には見た目に関する大きな謎がある。ブルックとの回想を考えると高齢にも関わらずその容姿は相当若い。『不老手術』という線もあるが既に肉体が死んでいて成長が止まっているという可能性もある。

いざイムの支配から解放したとて肉体は死んでおりブルックの声も届かないなんて悲しい展開もあり得るだろうか。

ワンピース1154話 最後の希望ヤルル

陽界はあっという間に世界政府の手に堕ちようとしている。主戦となるはずの巨兵海賊団のお頭2人が瞬殺され敵の手に他の戦士達も続々とイムの魔の手にかかってしまった。
更には先程退治したMMAよりも遥かに大きな怪物達。もうこの陽界でイムと渡り合える者はいない。

ヤルル

戦士に逃げろなんて言うもんじゃない

そんな中で最後の砦となっているのが世界最高齢を誇るヤルルだ。元は巨兵海賊団を率いていたとはいえ衰えは隠せない。希望の光と呼ぶにはあまりにも心許ない。

とはいえ己の身体と命と引き換えに一矢報いてくれるのではないかという期待感はある。ハラルド王亡きエルバフの代表者として最後に一花咲かしてほしい。

ワンピース1154話 実は逆オマージュ

多くのエピソードが描かれてきたワンピースだが以前のエピソードと状況が似ている様な『オマージュ』も良く囁かれている。今回はエルバフ単体ではなく連番単位でオマージュ説を紹介。

2年前のオマージュ
スリラーバーク→シャボンディ諸島
エルバフ→エッグヘッド
対となるエピソードが逆順になっている
スリラーバークがエルバフ
シャボンディ諸島がエッグヘッド
勝敗も逆になる
スリラーバーク(勝)がエルバフ(負)
シャボンディ諸島(負)がエッグヘッド(勝)
共通点 天竜人に手を出す
チャルロス聖を殴る
サターン聖を殴る
共通点 強力なボスキャラの支配
モリア(カゲカゲの実)
イム(?)
共通点 くまのムーブが対
くまが一味を飛ばす
くまがやって来る

ワンピース1154話 フランキーの進化

サンジと並んで麦わらの一味の科学と言えばサイボーグ『フランキー』
最近では百獣海賊団の幹部であるクイーンとの血縁関係も浮上した。前エピソードでは未来島エッグヘッドという事でフランキーの強化イベントが期待されたが目立った動きは無く騒動に紛れてしまった。
2年間の修行期間でもベガパンクの故郷バルジモアを訪れて天才の研究成果にも触れている。
結局は大爆発させてしまったが1番縁があると言っても過言では無い。

少し期待外れだった中で面白い事に天才科学者ベガパンクがエルバフまで同行した。
そしてまるで導かれるかの様に辿り着いたのが3000年経過しているであろう科学研究施設。

ベガパンクはもちろんだかフランキーも興味津々。戦士達の島という事もあり現在の巨人族達に科学的知識は乏しい。やはり解決していくにはフランキーとベガパンクが重要になる。

大混乱のエルバフで一味から別行動しているフランキーが強化出来る様なイベントも来るかもしれない。
自身を改造してここまで強くなってきたフランキーだが天才の科学が加われば大幅な強化も期待出来る。

ワンピース1154話 ロキの狙い

囚われの王子。視力を奪われて海楼石でガチガチに固められている状態。本来ならば力も入らずここで心が折れてしまっても不思議ではない。
しかしながら屈する様子は無く自分を貫き通す態度はやはり大物感漂う。

一応はルフィに鍵の解放を頼んでいたが取引するまでもなくその気になればいつでも逃げ出せるのではないか?余裕にも似た強気な態度だ。

一貫したロキの言動ではあるが本当の狙いはどこにあるのだろうか?

・この怒りを食らっておれは世界を滅ぼしてやる
・おれは世界を終わらせる太陽の神ロキ

向けられた怒りはエルバフは愚か世界全体に対するものだ。このスケールはジョーカー(ドフラミンゴ)と共に世界へ戦いを仕掛けようとしたカイドウをも思わせる。
カイドウも圧倒的な個の力でのし上がったが最後は若き力に負けてしまった。

ロキに至ってはその実力を疑う余地はないが既に6年前にシャンクスに敗北している点は気になるところだ。捕えられていた期間に成長するかと言えば微妙だ。
シャンクスに負けたままの状態で海に出たところで勝ち目は薄くそれどころかルフィやティーチにも屈してしまうだろう。6年前に出会した際にも既に伝説の悪魔の実は食べていたであろうし伸び代は少ない。

太陽の神ニカに倣って世界を破壊して再生しようとする指針はわかるが実際のところどこまで強いのか?

ワンピース1154話 解放の戦士の出番

イムの能力を悪魔の実だと仮定した場合、これまでのエピソードを振り返ってみても類を見ないほど強力な能力だ。
自然系や超人系で到達し得ないほどの能力。ルフィが食べた幻獣種モデルニカの様なオリジナル性の高い能力ではないか?

屈強な巨人族の戦士達が最も簡単に操られて支配されてしまった。拘束力も強く操られている本人はもちろん例え他者でも解除は難しいだろう。
本来ならば能力者本人を叩くのが有効だろうが本人はエルバフにいないと来ている。マリージョアにいながら遠隔でここまで支配してしまうのは恐ろしい。きっと正攻法での攻略も難しいだろう。

そうなると期待出来るのはこの能力の対抗馬となりそうなルフィ(ニカ)ぐらいではないか。正直、イムだけでここまで出来るならば世界政府はあれほどニカの能力覚醒を危惧する必要は無かった。それでも恐れる存在になり得るならばニカなら何とか出来るのではと期待してしまう。

支配的なイムに対して、ルフィのニカは自由がモットー。あらゆる想像を体現する。
そしてもともとの触れ込みも『解放の戦士ニカ』
人々を苦悩から救った伝説の戦士ならばあるいは悪魔との契約をも破棄できるのかもしれない。

ニカ

覚麗はゴムの体に
更なる腕力と“自由”を与える

イム

一定の寿命と引き換えに不死の体と
常ならざる腕力を与える

非なる能力ではあるが腕力という点においては一致している。基本的な出力が上がる事は動物系の恩恵にも似ているだろうか。ルフィはこれで現実離れした空想を実現して見せた。イムも巨人族に力負けしないほどの闘いぶりであった。

ジャンプ巻末煽りでもそれらしきムードが
『ニカの力でイムをぶっ叩け』

イム ニカ

これがイム本来の姿かは置いといてニカvsルフィの並びが本誌で見れる日も近いか。今や作品のラスボス候補のイムに届きそうなところまでやってきた。ルフィの力で白色にリバーシ

ワンピース1154話 最終決戦はマリージョア ルフィと政府の火種

最終回に大分近づいてきたワンピース。
エッグヘッド編では世界政府の闇が浮き彫りになりこれまでラスボス候補だったシャンクスやティーチなどを抑えてルフィの前に立ちはだかる図式が強くなってきた。

エニエスロビー
諜報部員CP達と全面対決、司法の島をめちゃくちゃにしてバスターコールをも発動させた。連行された罪人ロビン・フランキーを取り返し世界政府へ風穴を空けた。ルフィの悪名を一気に轟かせ単なるルーキーから脱却した事件
ワノ国
世界政府側の失態とも言えるが特別警戒していたニカの能力覚醒を許してしまう。歯止めが効かない事態へ
エッグヘッド
抹殺指令の下ったベカパンクを守る為に世界権力のトップ5人と真っ向から対決。公になってはいないがベカパンクを救出した形。世界政府にとっての禁忌と言える内容が世間に流布した。

世界政府が無能に写るほどにルフィにはここまでいい様にやられている。とはいえ革命軍の様にルフィの方から世界政府を潰しに行くという動機は今のところない。

特に肝になりそうなのはビビぐらいであったがエルバフで面白い火種が新たに発生しそうだ。ポイントは『エルバフの子供達』
世界政府がエルバフ支配を目論んで子供達をマリージョアへ誘拐しようとしている。

ドリー・ブロギーとは友人関係
ハイルディン含む新巨兵海賊団は傘下
オイモ、カーシーとも死線を共に超えた仲
エルバフで出逢った巨人族達も麦わらの一味を歓迎してくれた
子供達とは絡みがあったが乱暴な行いを指摘された程度、コロンとは挨拶代わりの交戦

子供達との交流こそ少ないがコロンの攻撃とギア3で反撃したあの下りが生きてくるかもしれない。鍵をくれた
(奪った)ギャバンの息子でもある。助けるという動機としてもこじ付けられそうだ。

何よりも巨人族とルフィ達の絆は深い。エピソード序盤ながらも魚人島編を凌ぐほどに異種族に歓迎されている。その子供達であれば十分助けるに値する。

また、他にも火種になりそうな事項がある。

マリージョアに攫われそうな人物
ブルック(軍子の音楽奴隷)
ロビン(世界政府にとっての重要人物)
ギャバン(エルバフの子供達と同価値)

各々がある程度の実力を持つ。四皇海賊団の幹部格以上という事もあり簡単に連れ攫われてしまう様なタマではない。
それでも騎士団が相手と考えると最悪の事態に発展する可能性は十分にあり得る。

意外な線がブルック。軍子にアーティストとしての利用価値を見出され生涯音楽奴隷の条件を提示された。ルフィへの忠誠もあり一度は断ったが強引に連れ攫われる可能性も。

ロビンは言わずもがな。麦わらの一味の中でも特に世界政府へと狙われてきた重要人物。ベガパンクのメッセージ発信で世界へと禁忌が漏れてしまったが古代文字解読という稀有な能力は狙われるに値する。

エルバフで突如現れたロジャー海賊団のNo.3格スコッパー・ギャバン。息子であるコロンが窮地に立たされており騎士団に立ち向かっている。巨人達とも繋がりが深いだけに人質として子供達と同価値を見出されるかもしれない。

実際にマリージョアとなれば過去最高の難易度が予想される。エニエスロビーのロビン、インペルダウンとマリンフォードのエース、ホールケーキアイランドのサンジ‥これまで高難易度の救出作戦を敢行してきたルフィだが文字通り世界を相手にしなくてはいけないスケール

かつてあのドラゴンでもジニーが聖地マリージョアに攫われた際にうかつに手は出せなかった。やはりマリージョアには何かがある。

ワンピース1154話 シャンクスの居場所

エルバフに迷い込んだルフィ。ただならぬ気配を感じて冥界へと向かうと巨人族でも異例のデカさを誇るロキが拘束されていた。

ここがエルバフだと知らされると共に話題に挙がった『赤髪のシャンクス』

ロキがシャンクスを腰抜けと罵った事でルフィの怒りを買ったが、居場所を知っているという口実に乗せられて解放の鍵を探すハメに。

嘘か本当かも怪しいいまま、最悪の場合は力技で押さえれば良いとロキの言葉を信じたルフィ。

トラブルも重なり重症を負ってしまったロキではあるが回復へと向かいルフィが欲する情報は間近となっている。

真偽については読者の間でも意見が割れている。

ロキ

赤髪か‥今の居場所‥
残念ながらウソじゃねぇ‥

そっちが錠を解くって約束果たしてねェのにか?

ゾロに詰められても居場所を知っていると放つロキ。完全解放となっていない状況で先に話してしまっては不利になると駆け引きをしている。
不審な点はあってもルフィ達はロキを解放せざる得ないだろう。

シャムロックと軍子の半ば強引な勧誘にも最後まで首を縦には振らなかった事を考えると武力行使で情報を引き出すのも難しい。

6年前にシャンクスに捕まったロキ。確実に面識はある
瓜二つのシャムロックをシャンクスと差別化出来ていた
シャンクスへの復讐心がある可能性が高い
シャンクスを腰抜けと称している
ルフィ達が来る直前に冥界で再会した可能性がある
ロキは囚われており情報収集は冥界の海賊やモサ公頼り

鍵となりそうなのはワノ国近海に姿を現して、その後に立ち寄った、つい最近のシャンクスの動きだろう。冥界で彷徨う海賊達はシャンクスに気絶させられていると判明している。もれなくロキも接触しているはずだ。

6年前に捕らえた事も少し前に接触した事もシャンクスはロキに対して何らかの役割を見出しているのかもしれない。

シャンクスはルフィがエルバフにやってくる事も知っておりギャバンにも口添えしている。ロキとルフィが接触するのも想定していたはずだ。

自身の情報をロキに漏らしていた可能性もある。

東の海からスタートしたルフィの冒険。途方も無い程遠く感じたシャンクスとの距離も後追いながら大分近づいて来た。今や同格に数えられる程に実力も付けてきている。
マリンフォードやワノ国などニアミスもあったがいよいよ機運が高まって来た。このまま軌跡を辿って行けば必然的に再会出来る。
その為の重要な手掛かりがロキ。
ここでシャンクスの居場所を知る事が出来ればエルバフ後のルートも決まるだろう。

ルフィ30億、ロキ26億
懸賞金もそうだが実力もかなり拮抗しているであろう2人。本格的なバトルにも発展しかけたが相性は意外と良さそうだ。
ダウンしているロキにスープをぶっかけたり、肉を押し付けたりとノリツッコミもかなりのものだ。

ワンピース1154話 巨人族の笑い声まとめ

巨軀だけでなく笑い方も豪快な巨人族達。リトルガーデン登場のドリー・ブロギーに続いて様々な巨人族が出て来たが特徴的な笑いのキャラが多い。

ほぼ男性キャラとなっているが女性の巨人族も続々と登場しているので面白い笑い方をするキャラが出てくるかもしれない。

巨人族の笑い声
ロキ ドガハハハ
ロード デフフ
門番 ダギャギャ
ヤルル ボジャジャ
サウロ デレシシ
ハイルディン ディガガ
ドリー ゲギャギャ
ブロギー ガバババ
オイモ イギャギャ
カーシー ウバババ
ゴールドバーグ デギャギャギャギャ
ヨルル ザババババ

同種族ということもあり似たり寄ったりのビジュアルも多い中で一つの個性にもなっている。エニエスロビーでの一幕では世界政府に騙されて門番をしていたオイモとカーシーにその嘘を確かめる証拠としてウソップがドリー・ブロギーの笑いを引き合いに出した。

ワンピース1154話 ロキは四皇だった?

特別懸賞金額26億、伝説の悪魔の実が先行していたがロキの実力と恐ろしさ。呪われた王子は6年前の新世界において四皇に位置付けられていた猛者?金額だけを比べるのであれば近代の四皇達には及ばないがシャンクスが四皇に数えられる様になった評価に少なからず関わっていた様だ。

俗に言う四天王の様な存在。数多いる海賊におけるトップ4が四皇にあたると言っていい。無名の海賊からスタートした我らが主人公モンキー・D・ルフィも遂に四皇に数えられるまでに躍進した。

ガープ中将の語る四皇の定義

“偉大なる航路”の後半の海に まるで“皇帝”の様に君臨するそやつらを 世に『四皇』と呼ぶ!!!

初めてその称号が判明したのが2006年頃の話。エニエスロビーで世界政府相手に勝利したルフィ達がウォーターセブンへと帰還。その際にルフィ達の元にやって来たガープ中将の口より説明があった。ドラゴンがルフィの父である事など含めて重要な情報が飛び交った巻でもある。

四皇と呼ばれる海賊達は個々の力はもちろんの事だが組織単位で見た時の力も凄まじい。本隊のみならず傘下の海賊団まで数えれば相当な戦力となる。マリンフォードの頂上戦争においては『白ひげ海賊団(傘下含む)』で海軍と王下七武海の連合軍と渡り合った。

四皇が牽引する組織
白ひげ海賊団 ニューゲート
百獣海賊団 カイドウ
ビッグマム海賊団 リンリン
赤髪海賊団 シャンクス
黒ひげ海賊団 ティーチ
クロスギルド バギー
麦わら大船団 ルフィ

有事に傘下達が集まれば国家戦力並の力に匹敵するだろう。
また、そのネームによる影響力も絶大。ナワバリとして領地拡大をする海賊達だが白ひげはその名前で魚人島を守ったり、ビッグマムは見返りを求めて魚人島に名が貸ししたりと様々である。その影響力故に陥落後はナワバリが混乱する事必至。領地は他の海賊達から狙われ危険に晒されれる。

6年前まで時点。作品における最も古い四皇の情勢図。エルバフのロキ王子がこの時代の四皇に位置付け、もしくは相応の評価を受けていたはず。他の3人についてはあくまで候補としているが確定と考えて問題ない。

6年前までの四皇候補
白ひげ(ニューゲート)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
ロキ
四皇 6年前

ロキが6年前シャンクスに捕らえられた事が判明。シャンクスが四皇になっていた時期については既にブランニュー中将より説明があった。一角のロキが崩れて6年前よりこの4人が時代を築く。作品で初めて『四皇』というワードが出てきた時もこのメンバーであった。

ロキ陥落後~2年前
白ひげ(ニューゲート)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
シャンクス
四皇 6年前

頂上戦争で白ひげ陥落。マリンフォードにおける頂上戦争にて当時のNo.1格であったニューゲートが散る。その直接的な原因を作り最後に手にかけたのが黒ひげことマーシャル・D・ティーチ。約1年前に四皇へ

頂上戦争後(1年前)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
シャンクス
黒ひげ(ティーチ)
四皇 1年前

ワノ国でビッグマムとカイドウが陥落。一気に2人の四皇が陥落するという異常事態。カイドウを倒したルフィ、クロスギルドを立ち上げミホークとクロコダイルを手下につけたとされるバギーが新たに四皇に加わった。

ワノ国での世代交代後
シャンクス
黒ひげ(ティーチ)
バギー
ルフィ
四皇 現在

ブランニュー中将の説明を元に四皇になった時期がわかる。

シャンクス ティーチ 四皇 いつ

957話ultimate。大物達の懸賞金が判明し作品における分岐点ともなった神回にて海軍内部はおろか読者にも非常にわかりやすく振り返ってくれるブランニュー中将。

変動もあったが各々最高到達点での比較。ロジャーは歴代最高額として参考に。
ニューゲート、カイドウ、ビッグマムと上位は陥落、死亡している。シャンクス以下が現代の四皇達。

歴代四皇メンバーの懸賞金額
ロジャー 55億6480万
白ひげ 50億4600万
カイドウ 46億1110万
ビッグマム 43億8800万
シャンクス 40億4890万
ティーチ 39億9600万
バギー 31億8900万
ルフィ 30億
ロキ 26億

ロキは当時の懸賞金額を参考にすると最下位。現在は巨人族達からも見放されており戦いを挑むとしても単騎に近い。巨人族の統率力が無いとすれば少し評価額は下がるかもしれない。

ワンピース1154話 ベガパンク(悪)リリスの生存

エッグヘッド事件後にエルバフへと侵略して来た神の騎士団。子供達を攫いエルバフそのものを手に入れて兵力にしようとしている。

そんな中で世界政府側(神の騎士団)が知り得なかった情報が露呈してしまった。

一つ目はオハラ事件で死んだとされている元海軍中将ハグワール・D・サウロが生きていた事。

そしてまだバレてはいないがこのまま展開が進めば危険なのがDr.ベガパンクの生存がバレてしまう事だ。
エッグヘッド事件では世界へとメッセージを発信したベガパンクだが本体(ステラ)は黄猿とサターン聖に致命傷を負わされて心配停止となっている。

裏切り者である欲(ヨーク)以外の猫(サテライト)も死んだとされている。

しかし実際には悪(リリス)が生きており麦わらの一味と共にエッグヘッドへと向かっている。
本体(ステラ)の完全版となるクローンも持ち出し事実上はエッグヘッド事件前に近い状況まで修復可能だ。

これらの情報は直前にパンクレコーズ(脳)による同期を切り離した事で欲(ヨーク)側にもバレていないはずだ。
想(エジソン)達、猫(サテライト)が生きている事は欲(ヨーク)も察知してはいるがせいぜいここまでの情報だろう。

研究層(ラボフェーズ)は欲(ヨーク)
パンクレコーズは他のサテライトへ

ベガパンクの研究施設と脳は各陣営に別れた状態ではあるが本体(ステラ)のクローンに関する情報についてはおそらく世界政府側にも伝わってはいない。ましてやエルバフには騎士団に加えてイムまでも降臨してしまった。

今回エルバフに侵入している騎士団達に悪(リリス)の存在がバレてしまえばエッグヘッドに続いて再びベガパンクに危機が及ぶ。
空白の100年の研究に基づいた世界の秘密は既に世間へと漏れてしまった後ではあるがそれでも天才の頭脳と科学力は価値が高い。
本体(ステラ)ともあってサテライトの基となるオリジナル個体でもある。
リリスとしてクローン復活に向けてエルバフでひっそりと滞在する予定だったが、アテが外れてしまうかもしれない。

-3.ワンピース『ONE PIECE』