ハラルドとロキ、ハイルディン親子を取り巻く環境は既に歯車が狂い始めていた。強国エルバフに対する世界政府の侵略は今に始まった話にあらず‥世界政府はエルバフの兵力を欲していたが果たしてどんな策略があったのか。突如カットインして来たのは伝説級の海賊『ロックス・D・ジーベック』シャンクスよりも気になる大物がエルバフに関与する。
主な時系列 | |
109年前 | 過去編スタート、ハラルドが王座へ |
105年前 | ハラルドがイーダを連れてエルバフ帰還 |
81年前 | 漁師村にてハイルディン誕生 |
70年前 | ハラルドが外交に力を入れる |
63年前 | ハラルド不在時にロキ誕生、ロキが冥界に捨てられる |
寿命の長い巨人族達の過去編はあっという間に40年。
しかしここからストーリーは更に濃くなっていく。
◉◉ワンピース 1154話速報『死ねもしねぇ』
ロキが憧れた男ロックスがエルバフへ。これまでシルエットだったビジュアルも遂に進展。2人の母エストリッダ、イーダと息子のロキ、ハイルディンの行方も。タイトル『死ねもしねぇ』は悲運の王子の心の叫びを表している
速報 |
63年前の冬至祭の後も荒れるエルバフ(火災、嵐、飢餓) |
イダとハイルディン親子が同族に襲われそうになるがハラルドが守った |
ハラルドの留守中にエストリッダ死亡 |
エストリッダの姉妹登場 |
48年前、ロキが獣達を放つ |
ロックスがエルバフへ |
扉絵は終わりの近づいた金稲荷代参シリーズ。
vol.38『西の海生まれ、鈴後育ちの英雄の墓、参っておくれ』
お蝶にヤマトが案内されたのは西の海の英雄の墓。終結かと思われたヤマトの旅もまだまだ続きそう。このまま海に出てしまうのではないか?
最近では扉絵と原作該当話がタイムリーにリンクするパターンが増えているが鈴後で育った西の海出身の英雄がロックス?なんてパターンもあり得るだろうか?
↓既に判明済みのロキの経歴等
・生まれて間もなく王家に仕える幸運の馬を殺した
・僅か10歳で冥界の凶暴な動物達を殺し、従え、村に解き放った
・放火に破壊。度をを超えたイタズラでエルバフを脅かした
・王子としての権力を持ち、意地の悪い性格もあり地獄と称された
ハラルドの人生に加えてロキの幼少期をトレース。エルバフの王家を襲った悲劇は既に前触れがあった。ハラルドの思いとは裏腹に徐々に歯車が狂っていく。
ロキの呪い
ロキが生まれた前後。今から63年前の時系列ではエルバフを様々な災難が襲った。
【リンリンが伝説の大戦士ヨルル様を殺したのもあの年だった‥】
人災よりも天災に近い様なリンリン(ビッグマム)の暴挙もこの年である。
大切な儀式として執り行われる冬至祭をめちゃくちゃにされたばかりかヨルルの命も奪われた。
他にも立て続けに不幸が起こりその全てを『ロキの呪い』として結びつけられた。
本来ならば赤ん坊のロキにそこまで影響力は無いのだろうが生まれる前からの予言、冥界の崖を自力で登って脱出したエピソード、病に倒れてしまったエストリッダなど裏付ける為の出来事が多過ぎた。王城に住む事も出来なかったハイルディン親子とはまた違った意味で険しい人生だっただろう。
エルバフにとって最悪の年
おりしも同年(リンリンが暴れた63年前)エルバフには稀に見る
災害が続き『火災、防風、寒波』が農作物を蝕み
異常気象は不漁をも招き
この豊かな土地に飢餓をもたらした
悲しい事に凶事を全てロキに押し付けていたのは母のエストリッダであった。王妃の言葉ともあって周りのへの思い込みを助長させた。偶然だと諭す側近達の声にも耳を貸さず‥
言葉の話せぬロキは『あーあー』と泣くばかり‥
母の愛情を求めてもエストリッダは応えてくれはしなかった
まるで呪物の様な扱い
イーダとハイルディン
そして意外な事にエルバフ国内ではこの頃統治が出来ていなかった。他種族ならまだしも同じ国内で争う様な地獄絵図が見られた。
食糧難による飢餓に加えて内乱は深刻化していき多くの犠牲者を出した
とばっちりはこちらの親子にも降りかかる。呪われたロキの兄でもあるハイルディン。エルバフ国民のヘイトを背負う形になってしまう。
なんとかハラルドが救ったが手を打たねば時間の問題‥
酒場のイーダ
冥界にて『イーダの酒場』開店
漁師、遭難者、海賊もどんな客でもどんと来いがモットー。
異国の巨人の血としての差別はこの頃既に根深いエルバフ。イーダは笑顔で元気良くハイルディンに接していたが冥界に逃げる様にも見えたかもしれない。
リンリンの過去編で描かれていた様にハイルディンはこの頃も西の村で特訓に明け暮れる。エルボーという巨人が修行を見てくれている様だ
エストリッダの死亡
ロキの母であり正統な王妃のエストリッダ。ロキの不気味さに我を失うほど困惑していたが出産から1年あまり、またもやハラルドの不在時に命を落としてしまった。
我が子を嫌い苦しみながら息を引き取るという哀れな最期だった
あと少し‥あと1日生きながらえていればハラルドは帰還していた‥葬儀で涙するハラルドが痛々しい。
酷な話ではあるが勝手に破滅していったエストリッダの件もロキに押し付けられる形へ‥
冥界の主
本来ならば大人でも嫌う様な冥界。しかしながらこの地獄もロキにとっては主戦場であり遊び場。
古代巨人族の血を引き天性の怪力を誇るロキは冥界の怪物達を手懐けた。
手懐けたという生易しいものではなく、時には殺し無理矢理従えさせた様だ。
更にはこの怪物達を陽界へと解き放ってしまった。
度が過ぎたイタズラはどんどんロキの評判を落としていく。
エストリッダの兄
寵愛を受ける事なく母を亡くしたロキは歳数ヶ月で愛を諦めていた。父ハラルドに抱き抱えられても無反応。
多忙のハラルドに変わり摂政でありエストリッダの実の兄に育てられた。
今日はどんなゴミを食わせようか‥‥
世話と言うより半ば虐待混じりだったがやがて冥界にて死んでいるのが発見され。
言うまでもなく犯人は‥
死ねもしねぇ
物心ついたロキは無邪気という域を飛び越えて大人の巨人族が止められない程の力を備えていた。
体格と力で勝るロキは父ハラルドが遠征へと出かけた隙を狙って国中で暴れ回り破壊をしては弱者を傷つけた。
必死に止めるハイルディンすらも殴り倒し虐げた。
どれだけ破壊を尽くしても虚しいばかり
傷つけても壊してもロキの心の隙が埋まる事はなかった。
我に呆れたロキは陽界からダイブ‥冥界に叩きつけられようとも死ぬ事は出来なかった。
『死にもしねぇ』と嘆くロキはまるでいつかのカイドウを見ている様だった。
エルバフへの援助
飢饉に苛まれたエルバフ
ハラルドは遠征中にこれを聞き他国へと相談していた。
交流のあった異国の人間族はエルバフの危機に手を差し伸べた。
人間の何倍もの食事量が必要な巨人族の為にも惜しみなく食糧を提供。幾つもの国が連携して巨人達の腹を満たす程の食糧を集めて見せたのだ。
これまで外交とは縁が無く、ただ恐れられた強国から考えれば大きな進歩と言える。
この施しに対して涙を浮かべながら噛み締めるエルバフの巨人族達。いつか人間族達が困った時には恩返しを。
ハラルドの努力が報われ、形となった瞬間でもある。見事に冬を超えたエルバフだがここからハラルドの王としての多忙さが加速していく。海外遠征も多く徐々に暗雲が立ち込めていった。
大槌船団(ガレイラ)
世界政府に阻まれながらも諦めずに外交を続けたハラルド。決して先進国とは言えないエルバフがここまで発展したのもハラルドの功績。
しかしながら外交を進めれば如実に浮かび上がる世界政府の闇。
巨人族に伝わる神話に登場した
大槌船団(ガレイラ)
彼らは屈強な巨人船大工でハンマーを持った戦士達でもあるヤルルによれば彼らは実在し世界政府の前に潰えた
そこからの歴史はある日を境に深い海に沈んだ。つまりは空白の100年を挟んだ900年前の時系列
現在のエルバフに敵意はなくとも巨人族達は世界に害を成して来た一族。それはサターン聖の言葉を聞いても明らかだ。
更には風の噂として提起された氷漬けの巨人族‥
そう。パンクハザードで麦わらの一味が見たあの不気味なシーン。
ロックス・D・ジーベック
既にロキとロックスの件は提起されていた。幼きロキがロックスに憧れ、仲間に入れて貰おうと頼みこむが完膚なきまでにボロボロにされてしまう。
本来ならば目指すべきは王であるハラルドの姿。ロックスではなく父に憧れる世界線もあっただろうか?現状最悪なロキに対する世論ではあるが王位戴冠の可能性もまだあり得る。クズと呼ばれたハラルドがイーダとの出会いで導かれた様にロキにもまだ分岐点がありそう。
非情に見える様な対応だがロックスなりの考えがあっての事だろう。エルバフ編ではロックスの鋭い目つきも描かれていた。
ここから更に進展。やはりロックスもエルバフを訪れていた様だ。死ねずに呆れて泣くロキの元に現れたのは不審な4人組。ニューゲート、ステューシー、シキといったメンツの姿も。
冥界の侵入者 |
ロックス・D・ジーベック |
エドワード・ニューゲート |
ミス・バッキンガム・ステューシー |
シキ |
ロックスの求める答えは2つ
それ以外は許されない強制的な禅問答
1.ここは巨人の国エルバフ
2.ハラルドはいるか
ロックスがエルバフを訪れた時点で既にハラルドとロックスは面識があった。そしてその興味はハラルドでは無く息子のロキへと向けられている様に見える。
各地で暴れ回っていたロックス海賊団ならばもしかすると世界政府の様に単純にエルバフを兵力として欲していた可能性もあるだろうか
ワノ国(おでん)に名だたる大物達が関わっていた様にエルバフにも世界の秘密に直結する何かがあるのは間違いない。
ロックスの悪名
海軍本部の大将を1人殺害して逃走
目下高額の賞金首となり政府に追われている
これはロックス海賊団結成前、まだ伝説のチームの礎の段階の話だ
ロックスは海軍大将を殺し大々的に指名手配されていた。
海軍大将が殺されたというのは原作でも初めてのパターン。ミホークの海兵狩りやクロスギルドによる海兵の指名手配など進んで海軍を倒すという行為は描かれてきたが大将となれば話は更に深刻。
さすがはロックスともとれるが、やはり話が進むにつれて海軍大将の株が下がっていくのは悲しい。直近のエッグヘッドでは黄猿(ボルサリーノ)がルフィの試金石となってしまったばかり‥旧友ベガパンクの温情が無かったとしても軍配は変わらなかったであろう。過去の話とはいえ海軍本部最高戦力が殺される展開になろうとは‥
エッグヘッド編から特に強敵が海軍から世界政府へと擦り変わりつつある。世界政府側でも上位のCPサイファーポールですら淘汰され残すは神の騎士団と五老星に絞られて来たか。
そしてそのビジュアルの片鱗が明らかに。鼻、目、口とここまでハッキリと描かれるのは初めて。どうしてもマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)を連想せずにはいられない。ちなみに歯は生え揃っている。
ナレーション
ROCKS D XEBEC
後のロックス海賊団船長
四皇黒ひげティーチの父
年明けから神の騎士団が続々と登場。過去編突入前には軍子の身体を媒体としてイムが現れたばかり。惜しみなく大物達がお披露目される中で遂に伝説気の男が登場。
ビジュアルに加えてティーチとの親子関係も明言された。
もっと引っ張られると思われたロックスのシルエットだが一気に答え合わせとなった。
ロックスの本名である『ジーベック』と黒ひげ海賊団の本船『サーベルオブジーベック号』の関与は以前より囁かれていた伏線。
またロックスの始まりの地とされている『海賊島ハチノス』、ティーチは元締めの王直(こちらも元ロックス海賊団)を倒してハチノスの支配者に君臨した。
更にはコビーの身柄を取引材料にハチノスを世界政府加盟国として認めさせようともしていた。
ティーチはロックスの意思を辿ったムーヴを見せているという予想も多かったがあながち間違いでは無さそう。
ロックスの子供であるティーチをロックスと共に戦ったニューゲートが海賊団に迎え入れた構図。最終的には恩を仇で返されティーチにトドメを刺されたニューゲートだった‥ここまで張り巡らされているストーリーだとは‥
マーシャルとロックス。名前を見ると家系が違う様に思えるがこれはお馴染み。ロジャー(ゴール)、エース(ポートガス)親子と同じパターンだろう。おそらくティーチは母親方の名前を継いでいる。
問題はこの血筋を誰が知っているか。ティーチ本人も知らない可能性があるし、海賊団へ迎え入れて息子として育てていたニューゲートも知らない可能性がある。ロックスの実息となれば海軍や世界政府がもう少し警戒しても良さそうだが白ひげ海賊団にいた事が幸いしていただろう。迂闊に手を出せない状況となった。
現在の四皇 | |
父 | 息子 |
ドラゴン | ルフィ |
ガーリング聖 | シャンクス |
ロックス | ティーチ |
? | バギー |
四皇に君臨する海賊達は大物の血を引いている。この分だとバギーにも面白い家系が追加されるかもしれない。ちなみにバギーがロックスの息子なんて説もチラホラ見かけたが今回で消滅。ルフィはシャンクスに憧れ、ロキはロックスに憧れるという不思議な構図。
112巻 SBS
コミックスでも神の騎士団降臨
ここから世界政府の魔の手がエルバフを一気に包んでいく
カバーは新巨兵海賊団にサウロを加えたメンツ
コミックス112巻 7月4日(金)発売 | |
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収録話 | |
1134 | フクロウの図書館 |
1135 | 友の盃 |
1136 | 太陽を待つ国 |
1137 | シャムロック登場 |
1138 | 神典 |
1139 | 山喰らい |
1140 | スコッパー・ギャバン |
1141 | 歳上の女 |
1142 | わたしのこわいもの |
1143 | 神の騎士団 |
1144 | 戦士の時間 |
sbsまとめ |
軍子のパンツについて |
パンツ姿に反響があるがエッグヘッド編のナミやボニーの衣装と変わらない |
連載の長引きとルフィの覚醒の影響について |
ルフィの覚醒がもたらす周囲への影響が連載を長引かせている? |
ロキが使っていた電伝虫 |
Siriに呼びかけるのと同じ原理でロキの言葉を理解できるので手放しで通話できる |
ギャバンのロジャー海賊団における役職 |
航海士 |
新巨兵海賊団の幼少期 |
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ロジャー海賊団 役職
96巻SBSでロジャー海賊団のメンバーについて触れられていたが112巻SBSにて追加で役職も判明した。切り口となったのはエルバフ編で登場したスコッパー・ギャバンについて。大方の予想通り航海士。
Q. ギャバンのロジャー海賊団での役職って何ですのん?
A. えー。96巻のSBSでざっくりとロジャー海賊団は紹介しましたが、主要な役職の人達だけ紹介しますね。
ロジャー海賊団 | |
ゴール・D・ロジャー | 船長 |
シルバーズ・レイリー | 副船長 |
スコッパー・ギャバン | 航海士 |
ムーン・アイザックJr. | 参謀 |
クロッカス | 船医 |
ドンキーノ | 操舵手 |
ミレ・パイン | 拷問係 |
ローウィング | 学者 |
エリオ | 情報屋 |
スペンサー | 諜報部員 |
ピータームー | 砲手 |
ジャクソンバナー | 音楽家 |
ブルマリン | 船大工 |
シャンクス | 見習い |
バギー | 見習い |
海賊王の船員ともあってか、かなり細分化されている。拷問係などが配置されているのも特徴だ。
意外と大所帯なロジャー海賊団だが他に判明していないメンバーも。
ロジャー海賊団 役職不明メンバー |
ネコマムシ |
イヌアラシ |
ダグラス・バレット |
サンベル |
ドリンコ |
Mr.モモラ |
ユーイ |
CBギャラン |
バンクロ |
ミュグレン大佐 |
MAXマークス |
ラングラム |
ヤモン |
ギャバンのモデルについて
考察でも囁かれていた『宇宙刑事ギャバン』
どうやらこちらは関係無いらしい。
本命は実在した俳優
Q. 尾田っち‼︎こんにちは‼︎海賊王の左腕スコッパー・ギャバンの名前は、宇宙刑事ギャバンから付けられたんですか?小さい頃テレビで観てました。
A. おお、同世代の方ですね笑。これはたくさんの方から言われてますが、僕の気持ちは違うんです。
古~い映画が大好きで、時々昔の俳優さんの名前を借りますが、フランスの名優で「ジャン・ギャバン」という、かっこいい~おじさんがいまして、そこから借りた名前です。
ジャン・ギャバンはフランスの俳優で戦前から戦後にかけてのフランスを代表する国民的スターらしい。様々な年代の写真があるがどれもカッコいい。
ふんばりカレー海賊団
25年以上前。黄金期より後ではあるが人気作品を手掛けた2人の大物と尾田先生のコラボ。昔の企画を本編で登場させる辺りは流石の遊び心。
Q. 第1122話に登場しているのは、あの伝説の海賊ですよね?
A. んー‼︎正解です‼︎一体とこでどう知ったんでしょうか?笑。
そして僕はコレをどう説明すればいいんでしょうか?笑。
興味ある人はネット検索してください!
とあるジャンプの企画で25年以上前に
僕が【ヒッピー・ザ・ドクロカレー】を
「るろうに剣心」の和月伸宏先生が【シミター太】を
「シャーマンキング」の武井宏之さんが【ヒロ★ゴーモン】を
デザインして海賊団を組んだ時のキャラクターです。
ズシンドド族
エルバフ編ではギャバン(人間)とリプリー(巨人族)の異種族同士の結婚が話題となった。実際に2人は内縁で籍を入れてはいないが息子コロンを授かった。体躯はもちろんではあるがそれ以上に2人の前に立ちはだかったのが寿命の問題。人間の3倍の寿命を誇る巨人族であるが逆を返せば歳をとるのが遅い。リプリーだけ若い容姿のままギャバンだけが老いていく状況にギャバンは悩んでいた。
そんなギャバンの口から異種族について提起されていた。
バッカニア
ドスンダダ
手足首長
魚巨人
特に初登場となった『ドスンダダ』が話題となっていたが小人族と巨人族のハーフではなく人間と小人族の様だ。小人族にも種類はあるのだろうがワンピースの小人と言えばトンタッタ族。ドレスローザで登場した種族であるがレオ筆頭に今や麦わらのルフィを支える傘下でもある。
Q. 尾田さんこんにちは!!ドスンダダ族ってズバリ!!
巨人族と小人族の混血の種族ですか!?(または古代巨人族✕小人族)
A. んー惜しい!正解は人間と小人族の混血ですね。
小人族の「トンタッタ」の名前は、彼らのかわいい足音からきてますが、それより少し音量が上がって「ドスンダダ」というわけですね。
巨人族✕小人族の混血は「ズシンドド族」。超希少です。
併せて今回の質問で巨人族と小人族のハーフも存在すると提起された。本編では登場していないが『ズシンドド族』
更に希少な様だ。
体の大きさと小ささ。互いの特徴を打ち消してしまう様な気もするが力と速度が融合した様なイメージだろうか?
混血 | 足音 |
小人族 | トンタッタ |
人間×小人族 | ドスンダダ |
小人族×巨人族 | ズシンドド |
巨人族 | ズシン |
由来は足音で徐々に音量が上がる
PANTS HAZARD
ベガパンクの従兄弟『ベガパンツ』
Q. ベガパンクのいとこベガパンツがいるそうですがどんな島のどんな人ですか?
A. ベガパンツはベカパンクの父の弟の息子にあたり、バルジモアの南に位置する島「パンツハザード」(島民全員女性もののパンツを頭に被る文化のある島)に住んでいます。
まじめで明るい性格ですが、島自体が世界から一線ひかれています。
懐かしいなー。
連載引き延ばしはルフィのせい?
かなりデリケートな質問ではあるがこういった質問が選ばれるのも尾田先生自身、最終回の目処がついてきたという事だろうか?
聞きたいけどなかなか聞けない質問に踏み込んだ。
まずはイムの一人称『ムー』の弄りから。
Q. イム様の一人称が「ムー」なので、尾田っちの一人称は、
「ダー」ですよね
A. あ確かに笑。そういう法則だったのか
これと併せてワンピースの連載が延びている事とルフィの覚醒による周囲への影響とかけた質問。
Q. 尾田さんが思ってたよりもワンピースの連載が「のびてる」のは、ルフィの覚醒した能力が周囲に影響を及ぼしてるせいって知ってました?
A. え~w!!!くっそー!!そうだったのか!!ルフィめ!!
許さん!!ダーは許さぬ!!
主人公ルフィに描かされているのかもしれない
『音声認識電伝虫』モサとロキの通信
比較的序盤で登場したモサの名前はなかなかに引っ張られている。拘束されているロキの協力者でありながら友達の様な存在。
冥界に囚われていたロキの側には『雪電伝虫』と呼ばれる防寒音声認識タイプの電伝虫が。
Q. ロキのそばにいた電伝虫の「音声認識型」は他の電伝虫とどう違うのでしょうか?
A. はい。えー。ロキは体を拘束されてますよね?
手が使えないのに電伝虫に出られるのは、この電伝虫が少しだけ人間の言葉を理解して通話をつなぐ事ができるからです。かける時も然り。
「ヘイ、シリ!!」の様に作動可能なのです。
電伝虫と言えば電話の受話器の様に手で持つのが一般的ではあるが便利なハンズフリー
巨人族の女性の胸はW CUP
リプリー、ゲルズ、エストリッダと戦士の国の女性は意外と美系揃いだ。もう少し怪力自慢も登場するかと思ったがスタイリッシュなビジュアルが多い。
サンジも大喜び。そんな中でバストに関する質問。しかもいっぱい来ていたそうな。
Q. 尾田っちこんにちは!!リプリーやゲルズの胸のサイズは巨人族なのでやっぱりWCUP(ワールドカップ)ですか?
A. いいねーそれ!!しょうもな!笑しょうもなくて最高だよ!それにしよう!!
いや一質問いっぱいきててねー。計算したら巨人族の女性のバストは6mを超えるわけです。何カップですか?って知るかー!!と思ってたら‥
つばさまる君!それでいこう。巨人族の女性の胸はみんなW CUP
ここまでの流れ
1152話よりエルバフを取り巻く過去回想編がスタート
14年前のハラルド王殺害より更に109年前まで遡る
現代では世界政府の侵略によって陽界が大惨事に
陽界にいるメンバー(敵サイド) | |
イム(軍子) | ![]() |
キリンガム | ![]() |
ソマーズ | ![]() |
ドリー | ![]() |
ブロギー | ![]() |
陽界にいる麦わらの一味 |
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ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエ、ロビン ※フランキー |
フランキー以外は同じ場所で捕らえられている。ロビンは棘にも躊躇わずに逃げ出そうとしたがまだ進展は無い。 |
ルフィ達主戦メンバーは冥界に集まっておりここから反撃フェーズへと突入する
冥界にいるメンバー | |
ギャバン | ![]() |
ロキ | ![]() |
新巨兵海賊団 | |
ハイルディン | ![]() |
スタンセン | ![]() |
ゲルズ | ![]() |
ロード | ![]() |
ゴールドバーグ | ![]() |
麦わらの一味 | |
ルフィ | ![]() |
ゾロ | ![]() |
サンジ | ![]() |
チョッパー | ![]() |
ワンピース1154話 ハイルディンの母『イーダ』
時代が違えばハラルド王の王妃としてアウルスト城に受けいられる世界線もあっただろうか?
前国王のハラルドが惚れ込んだ外海の巨人族。息子ハイルディンは現在、麦わら大船団の傘下としてルフィを支える存在に。
2人の出会いは『新世界 バント王国』
当時国王となって間もないハラルドが遠征で訪れた先で見せ物の様に檻に閉じ込められていたのがイーダだった。
同じ巨人族が人間族に虐げられているのを見ていられなかったのかハラルドは人間族を圧倒的な力でねじ伏せイーダを救った。
当然この流れはお礼を言われる展開‥しかしながらハラルドを襲ったのは強烈なビンタだった。
実はイーダはこの人間族達に助けられておりそのお礼として檻に入り見せ物になっていたという経緯があった。
既にエピソードで触れられているがエルバフ以外にも巨人族は生息している。イーダは訳あって故郷を飛び出して来た様だ。その道中で難破してしまい助けられた。
ちなみにイーダの故郷は
南の海(サウスブルー)
サムワナイ島
赤い土の大陸を超えてこの海にやって来た。(ここで判明するが血の蛇はやはり赤い土の大陸を指しているらしい)
王子として生まれ好き勝手ワガママに生きて来たハラルドにとっては女性から思いっ切りぶたれるなんて経験は無かっただろう。本来ならばブチ切れてもおかしくない事案だが怒りではなくどう反応して良いかわからない不思議な表情をしている。
この出来事からハラルドは心を開き、少しずつ人間性が変化していく。109年前にはおよそ王には相応しくない言動が見られたが『光輝の王』と呼ばれた風格へ近づく。
『デカく生まれただけ』
人間族を見下していたハラルドだがイーダの言葉は刺さった。暴挙を働いた人間族達に詫びてその技術や知識を学ぶ事に。もちろんイーダが架け橋となった。
周りも戸惑う程に変化していったハラルドだった。
『エルバフに来いよ言うほど野蛮じゃねぇぞ』
そしてハラルドはイーダをエルバフへ連れ帰る事を決意。エルバフは野蛮だと誤解していたイーダもこれを承諾。
そして105年前
ハラルドはイーダを連れてエルバフに帰国した。
『今までの数え切れぬ罪を償いたい』
もともとクズと呼ばれていた王はこれまでの行いを恥じて新しくエルバフを立て直す決意をした。
特に力を入れたのが『外交問題』
強国として他国から干渉されず独立国家を貫いて来たが方向転換を目指した。
人と人が結びつかなきゃ
国と国は仲良くなれない
イーダの助言で互いの国に外交官を派遣して異文化交流をする事に。
そして2人に転機が訪れる。
『ハイルディン』の誕生だ。
時系列的には81年前。イーダがエルバフへ移住してから24年が経過している。
そんな順風満帆な2人であったがエルバフ特有の障害が阻む‥
誇り高きエルバフは他国の巨人族を完全に下に見ている。我こそが巨人族。他国の巨人族の血など汚らわしいという風潮は現在にも残っている。
『王族は純血しか認められぬ』
エルバフの権力者達は出産こそ祝えど結婚を許す事は無かった。ハラルドは渋々従い、イーダも文化に対して感情的に楯突くものじゃないと受け入れた。
本来ならば王族はアウルスト城に住むが、その血を引くハイルディン、母イーダは国の東『漁師村』で暮らす事になった。幸いにも村人達は2人を歓迎した。
ハイルディン誕生から18年間の間でロキは権力者の娘であるエストリッダと出会い正式に王妃として迎え入れられる。全くハラルドの気持ちが無かったわけでは無さそうだがほとんど政略結婚の様な形。
そして63年前。呪いの王子ロキが誕生した。
複雑な関係ではあるがイーダはロキをハイルディンの弟と認識して会いたがっていた。
ワンピース1154話 63年前〜14年前
元々はロキが14年前の大事件を思い出す回想編としてスタートした。
そこからハラルド主観の過去編へと没入していった。
ロキ生誕を転機としてハラルド王が殺害されるまでの重要事項が1154話以降で描かれる。
14年前
ハラルド王にアウルスト城へ呼ばれたのが息子のロキとヤルル。そこでは兵士達に滅多刺しにされるハラルドの姿があった。
2人が入るや否や部屋は外から施錠されて城中の兵士が閉じ込められた状態
ロキによって113人もの兵士が殺害されヤルルも瀕死の重症を負わせた。そしてハラルドについてもロキの犯行とされている。
全ての元凶はロキとされ歴史的大犯罪者、死刑囚となってしまった。
また同日、王家に伝わるとされる伝説の悪魔の実(禁断の悪魔の実)が何者かに奪われ、これもロキのせいとなった。
この大事件の日が回想編のひとまずのゴールとなる。
そして63年前
ロキの生誕からエルバフを取り巻く環境が大きく変わっていく。
この時点で
ロキ | 0歳 |
ハイルディン | 18歳 |
ハラルド | 91歳 |
ここから王妃エストリッダは1年以内に死亡
ハイルディン方の母イーダも現代では登場しておらず死亡している可能性が高い。
主要人物の多くが63年間で亡くなっている。
少し話は逸れるがこの年の冬至祭においてリンリン(ビッグマム)が暴挙を働き滝ひげのヨルルも死亡している。
ワンピース1154話 『エストリッダ』ロキの母
1153話で登場したロキの生みの親。
エルバフ ウォーランド王国における正統な王妃として迎えられる。
元を辿ると王妃に相応しい血族で権力者達も太鼓判を押す。
エルバフ 北の地『酒村』の生まれで『高潔なる古代の血を宿す女』と称されている。
見た目においてはこれまで登場した女巨人族でも一二を争う美形だ。対抗馬はリプリー、ゲルズと言ったところ。装いも光輝そのものである。
エストリッダ
私は生涯あなたを愛し抜く運命にあります
東の女と子(アイダとハイルディン)の事はお忘れください
いやいや王室に入ったわけではなく、当初はハラルド王を支える良き王妃であろうと気概があった。
問題は『地風術』をかじっている事にあった。途中からは少し悪どい性格に描かれているが趣味が災いしたと言えるかもしれない。
いわゆる『風水』の様なもの。王室に入るや否や気にそぐわぬものを次々とテコ入れした。
気が東に逃げていると運気が逃げぬ様に窓を塞ぐ。
鏡の配置が五星殺なので処分。
幸運の馬を招き入れる。
風と大地の運をハラルドに送るため自身の部屋にありったけの宝石と黄金を運ぶ。
食事は全て銀の皿
ただの贅沢ではと疑いながらも王妃の命とあっては兵士達に抗う術はない。徐々に王室はエストリッダの色に染まっていった。
これにはハラルド王が外交を重んじてエルバフ不在が多かった事も関係するかもしれない。エストリッダのやりたい放題をハラルドは止める事ができなかった。
そしてハラルド不在時に事件は起きる。
63年前。呪われた王子ロキの誕生だ。
エストリッダによればロキが生まれる前から凶事は予言されていた。『ハラルド王はいつか自分の息子に殺される』当時は狂言だったがこれが現実になってしまう。
生まれた瞬間こそ喜んだエストリッダ。事前に名前も考えておりその顔を拝みたいと語った。しかしその顔を見るや豹変。
ロキの不気味な顔を見て恐怖し、自分の子供では無いと言い放った。
認知すらせずにロキを冥界へと捨て去ったエストリッダ。ロキが冥界から這い上がった事を知り更に恐怖し気に病んでしまった。そのまま病床に伏したエストリッダは回復する事なくロキを産んで1年後に死んでしまった。
ワンピース1154話 ロキの眼
エルバフ編での初登場からロキの両眼は一貫して覆われていた。
拘束されていた事もあったのでその視界を封じる為かとも予想されたが僅かに描かれた幼少期のビジュアルでもロキは眼を覆っていた。
眼が合う事で能力が発動するのか?三つ目族のプリンの様に特殊なビジュアルなのか?様々な予想がされたが生誕直後のロキが描かれてその素顔が明らかになった。
母のエストリッダがその目を見るなり気味悪がってしまうのも無理はない。鬼の様な妖怪の様な‥これまでのワンピースではあまりなかったビジュアルだ。父ハラルドにも母エストリッダにも無い特徴。
この眼が原因で母に捨てられたロキ‥その後もコンプレックスになってしまったか。
ちなみにロキは眼を隠しながらでもまるで見えているかの様に振る舞っている。見聞色も突出しているのだろうか?
これがコンプレックスになっていればイッショウの様に目を自ら閉じる判断をしてもおかしくはない。
ワンピース1154話 冥界のロキ
父ハラルド殺しの罪が決定打となり冥界に幽閉されているロキ
ルフィ達が錠を解いたが宝樹アダムに磔にされていた。
冥界が似合う怪物ぶりが目立っていたが想像を絶する様な体験をしているのかもしれない。
生まれて早々に冥界を経験する巨人族などエルバフを見回してもいないだろう。ましてやロキは正統な王の血筋だ。何よりも大切に扱われるべき王子。
しかしながら本来1番愛情を注いでくれるはずの母エストリッダに冥界へと捨てられてしまった。
エストリッダ
怖い
いやよあんなの私の子じゃない
国王には死産だったと‥
呪われてるのよこの子は
見てよ怪物じゃない
ライオンの親が試練を与えようと可愛い我が子を突き落とすのとはワケが違う。
エストリッダは明らかにロキを殺そうとしており、息子とも認めていない。むしろロキを怖がってすらいる
不幸なロキ
宙をたぐるエルバフ王子の手が
誰かの手で包み込まれる事はなかった
この世で最も不幸な者は生まれた瞬間
母に存在を拒絶された者だ
この世で最も不幸な者として描かれたロキ。
どんな姿でも腹を痛めて産んだ我が子ならば可愛い者だがロキが寵愛を受ける事は無かった。ロキだから助かったものの本来ならばこれで死んでいる。身体はもちろん心を痛める出来事。ロキに罪は無い。特に幼少期における悲惨な過去を持つキャラは珍しく無いが生まれて早々にこの仕打ちはあまりにも酷い。
それでもロキはこの頃から既に才気に溢れていた。
冥界の猛獣達をかわして素手で崖を登って力づくで陽界を目指したのだ。過酷な環境を思えば到底赤ん坊に出来る事ではない。里へ帰る、もう子供など生みたくない。ロキの事をまるで無かった様にしたいエストリッダだがロキは冥界より陽界へと帰還した。
母に褒められたい一心での頑張りだったかもしれない。しかしながらより不気味さを助長させてしまった。エストリッダが震えあがるのも仕方ない事なのか‥
ワンピース1154話 ロキの呪い
生まれながらに呪いの子として祟られてきたロキ
その異形な姿、規格外の体力も相まって母からも気味悪がられた。
しかしながらロキの不幸はまだ始まったばかり‥
ここからエルバフに起きた凶事を一身に背負わされる羽目になった。
当然ながら全てロキが起因しているものではない。それでも巨人族達は凶事をロキへと擦り替える事で安心していたのかもしれない。
よくありがちな話ではあるがロキ生誕後の凶事は『ロキの呪い』としてロキのせいにされてしまった。
制御出来ないほどの力を持っていたこともありロキを取り巻く環境は全て悪い方向へと転んでしまう。
ワンピース1154話 血の蛇=赤い土の大陸
作品ではまだ序盤。リトルガーデンでドリー、ブロギーがルフィ達の船出の為に覇国を放つ際に語ったセリフ。
ドリー『我らに突き通せぬものは血に染まるヘビのみよ』
『血ひ染まるヘビ』は様々な考察、伏線が飛び交うが比較的に古いものである。
大方の予想は『赤い土の大陸(レッドライン)』を指しているという見方だったが本編や各方面でも結局言及されずに回収されなかった。
しかしながらエルバフ編で差し込まれた過去編にて進展があった。
前国王ハラルドとハイルディンの母であるイーダとの会話で『血の蛇』というワードが出て来た。
これは明らかにドリーが語っていた『血に染まるヘビ』と同意だ。
ハラルド『血の蛇を超えたのか?』
イーダ『赤い土の大陸の事?ええまあ‥だからもう
帰れない』
巨人族達にとっても赤い土の大陸は偉大で特別なものなのだろう。超える為には相当の覚悟が必要だと感じる。
海洋ロマンとして描かれるワンピースにおいて唯一最大の大陸でその上には神々とされる世界貴族が住んでいる。
ルフィ達もマリージョアへ乗り込む為には決して避けられない絶壁だ。
話を戻すと、ドリー・ブロギーの覇国は赤い土の大陸以外ならなんでも貫ける自負があるらしい。
ワンピース1154話 ハラルドとリュウグウ王国
現在の魚人島リュウグウ王国の王『ネプチューン』
世界会議(レヴェリー)への参加権も持ち異種族間交流の象徴ともなっている。
巨人族以上に人間族との差別に直面して来たが歴史の中で徐々に解決していった魚人族達。
亡きオトヒメ王妃はもちろんだが現国王ネプチューンも立役者の1人。
ネプチューンが生まれたのは今から70年前。この時以外にもエルバフのハラルド王がリュウグウ王国を訪れていた様だ。
ナレーション
約70年前
海の過酷さによりまだまだ島々の交流が
困難であった時代
エルバフの長けた航海術は他国にとって魅力的であった
この頃は世界中から畏怖された巨人族(巨兵海賊団)ではあるがその航海術についてはかなり評価されていた様だ。
どうしても非加盟国とあって文化の発展は遅れているイメージだが同じ非加盟国のワノ国とは違って外海へ出る手段は持っていた。
ロキ
ああついに会った!!
魚人もな
魚の血を引く彼らの国に
ネプチューンという王子が生まれ…
人魚・魚人だけじゃなく海の生物達も海底全体が
お祭り騒ぎになったんだ
人魚族に会ったんですか。と興奮気味の国民達にリュウグウ王国の様子を嬉しそうに話すハラルド。
その後ネプチューンとの交流があったのかはわからないが壁画にもあった様に共闘する世界線もありえたのだろうか。
この役目に関しては息子であるロキに託された形となる。シャンクスがやたらと絡んでくるのもロキの重要性を知っているからに他ならない。
ワンピース1154話 『幸運の馬』アスラ
『生まれて間も無く王家に伝わる幸運の馬を殺害する』
ロキの来歴は既に描かれていたが過去編にて王家にやって来た幸運の馬が改めて登場した。
エストリッダ
この子は”幸運の馬”アスラ
ハラルド様にふさわしい名馬…
私の一族からの贈り物です
あなたをきっと幸運で
包み込む事でしょう
ハラルドに匹敵する様な巨大な馬。足が8本あるのも特徴だ。幸運を呼び込むとされているが0歳のロキによって殺されてしまう。
ワンピース1154話 モサとロキ
国民から愛されていたハラルド王。そんな父を殺して国民全員から嫌われているはずのロキ王子。圧倒的な力を持ちエルバフそのものを滅ぼすことが出来るロキは恐怖でしかない。
そんなロキの唯一と言ってもいい理解者が『モサ公』だ。横暴な態度や口調に捉われずにロキの本質を見ている様な物言い。
そしてロキもどこかモサに心を許している様に見える。
ロキ
ああ、お前も大分ヒマなんだな
モサ
ご迷惑でしたか?
ロキ
いやぁ、こっちもいいヒマ潰しだ
いくらでも時間があるからよ
前に話してた恐怖体験はまだ引きずってんのか?
モサ
はい今でも思い出すと震えが止まりません
ロキ
おれももどかしかったさ
見た事と会った事もねぇけどよ
何の因果かお前とは長ぇこと友達
おれがその現場にいたらお前に代わって
そこら一帯を廃墟にし皆殺しにしてた
モサ
そこまでは望んでません
ロキ
それが甘いっつってんだよモサ公
いいか一度取り逃したバカは再起不能にしねぇと復讐に来るんだ
モサ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
ロキ
おい虫唾が走るぜ
極めて心外だ
調子に乗るなよテメェ
やさしさだ!?二度と口にするな
モサ
大きな声はおやめください
ロキ
黙れモサ公
錠が外れたら覚えてろよ
まだこれはエピソード序盤のやり取り。捕らわれており自由が効かないロキの協力者の様な存在の登場が話題となった。
2人の関係は友人に近い様だ。親友とまではいかないもののモサの身に何かがあれば助けに行く様な間柄だと推測される。
潜ませた電伝虫を使っての密談。そしてここからしばらくして1151話にて進展があった。まるでこれが遺言になるかの様。モサには危機が迫っており死ぬかもしれないと覚悟している様にも感じる。全てを言わずとも深刻さは伝わる。ロキとしもスッキリはしないだろう。
モサ
もしもしロキさん
すぐ終わります
こちらも立て込んでて…
一言だけ
先程…言えなかったのですが
実は当分電伝虫をかける事ができなくなりそうで…
最初は恐かったけど
あなたとのお話の時間が
いつの間にか何ものにも代えがたい
安らぎの時間になっていました
だから一言だけお礼を
大丈夫です
心配しないで…
今まで本当にありがとうございました
騎士団にこっぴどくやられた後で看病の為に周りには新巨兵海賊団の面々も集まっていた。存在がバレては困ると取り繕っていたが皆ある程度知っている様だ。ゲルズはロキの事を茶化していた。
ゲルズ
淋しい冥界で友達がいてよかったわね
安らぎの人
だいぶ小っ恥ずかしそうにしているロキが印象的。この様子だと友人の存在は周知なのだろうか。この状況でも特に咎める様子は無さそう。
電伝虫の範囲を考えればモサ公が外海から連絡している事も考えられる。エルバフ編序盤の盤面図ならば捕らわれのロキを外海からモサが助けにやってくる展開も予想出来たが外敵である世界政府が侵略して来た今はモサがエルバフ内にいる可能性が高いのではないか?
陽界にいるモサが窮地に陥ってそれを助ける為にロキが奮い立つ展開も面白いのではないか?既に神の騎士団との間に因縁はあるが新しい動機ともなり得る。
ワンピース1154話 ロキの武勇伝と評判
初登場から話題を集めているエルバフのロキ王子。同族から嫌われるのも納得のエピソードの数々
呪いの王子、エルバフの恥、エルバフの害悪
ロードも相当な嫌われ具合ではあるがロキは別格。皆が一様に口を揃えてロキをけなしている
評判①
あいつは呪いの王子なんだ
ハラルド王は『息子によって殺される』とロキが生まれる前から予言されていたのさ
生まれて間もなく王家に仕える幸運の馬を殺した
リンリンが伝説の大戦士ヨルル様を殺したのもあの年だった
国には天災が続き王妃はロキを産んで一年でお亡くなりに
冥界を遊び場とし天性の腕力で凶暴な動物達を殺し、従え、村に解き放った
それが僅か10歳の時
放火に破壊
ロキのイタズラの数々は我々の命を脅かした
王子の権力、意地の悪い性格
ハラルド様不在時は地獄だった
そしてとうとう
エルバフの歴史上最も偉大な王ハラルド様をロキは殺した、あの城で(アウルスト城)
恐れられる戦士の国エルバフと世界の国々を繋ごうとした心優しい光輝の王だった
評判②
悪の限りを尽くすそいつは数年前から磔の刑にされてたんだが‥
あわや逃げ出しそうになり戦士達が総出で取り抑えてたんだ
頭のネジはぶっ飛んでる
エルバフの王家に伝わる伝説の悪魔の実が欲しくて王である父ハラルドを殺しその実を食いやがった
次に呪いの王子ロキを解き放てば世界はブッ壊れる
あいつはエルバフの恥だ
評判③
ロキ?あんな犯罪者にあってどうする?
エルバフの全国民が愛したハラルド王を殺した男
エルバフの害悪
そんな中で囚われのロキと連絡を取り合う『モサ公』だけがロキの真意に気づいているのか、違った見解。ここだけを切り取るならばロキは望んで汚名を被り実際はエルバフを守ろうとしているなんてパターンも考えられる。
モサ公の語るロキ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
以下、ロキについての情報。ワノ国の光月おでんも沢山の武勇伝を築いたがロキも負けてはいない。破天荒という意味ではおでんに軍配だが武で語るならば当然ロキだろう。
ロキについて |
63歳(冬至祭が描かれた年に生まれている) |
世界政府特別懸賞金26億ベリー |
エルバフ島ウォーランド王国の正統な王子 |
父ハラルド王を殺害 |
王家に伝わる『伝説の悪魔の実』を奪取 |
冥界の階層にて宝樹アダムに磔にされている |
一度は拘束から逃げ出し、その際は巨人族総出で取り押さえた |
自称、世界を終わらせる太陽の神 |
自称、エルバフ1の力自慢 |
ローラとの縁談が浮上していたが破談となった |
海で暴れていたが6年前に赤髪のシャンクスに捕えられた |
シャンクスの居場所を知っている(真偽不明) |
生まれて間もなく王家に仕える幸運の馬を殺した |
僅か10歳で冥界の凶暴な動物達を殺し、従え、村に解き放った |
放火に破壊。土を超えたイタズラでエルバフを脅かした |
王子としての権力を持ち、意地の悪い性格もあり地獄と称された |
他の王国ならばまだしも、屈指の強国ウォーランドでこの存在感を示しているから凄い。