休載明け17号では巻頭カラー・表紙で掲載
今回はワンピース1143話最新情報。休載明け最悪のゲームが開始。ロキがあっさりKO?神の騎士団の能力が判明。父親殺しの真相が語られる。
煽り
『海賊世界』
巨人の島に麦わらあり
神の騎士団により
平和が乱され激闘の
幕が上がるだろう
前回の進展 1142話分 |
島の南では火災、セイウチの学校からは子供達が操られて行進を開始し矜持を知らせる『つの笛』が吹かれた。2局同時発生のトラブルを防げるか。 |
ロキが鉄雷を振り回してアダムに強烈な一撃を打ち込む。同時に落雷し火の手が上がる。 |
神の騎士団は3人。シャムロックが帰還したと思われる。エルバフの子供達が船へと乗り込むまでをタイムリミットとしてゲーム開始。 |
世界政府側【神の騎士団】 | |
シャムロック | ![]() |
騎士団長。シャンクスの双子の兄。ガーリング聖の息子。ケルベロスを司る。革命軍の兵糧作戦に対処すべく聖地マリージョアへ帰還 | |
軍子 | ![]() |
シャムロックと共に先発隊としてアウルスト城へ潜入。アロアロの実の能力者 | |
ソマーズ | ![]() |
シェパード家、イバイバの実の荊人間、グルメ通 | |
キリンガム | ![]() |
リモシフ家。聖獣麒麟の様な出立ち。リュウリュウの実モデル麒麟 |
セイウチの学校 |
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大蛇ヨルムンガルドに襲われて大混乱。更には突如眠りに落ちた子供達が行進を始める。操られる様に海岸の船へ。教師達がこれを阻止。 |
冥界(エルバフの最下層) | |
ロキ | ハイルディン |
ゲルズ | ロード |
ゴールドバーグ | ルフィ |
ゾロ | サンジ |
![]() |
|
半ば解放状態にあるロキ。片足が繋がっていようがお構いなしに鉄雷を振り回す。エルバフそのものを人質としてアダムに雷を落として被害を拡大。鍵を持つルフィ達は残った足も解放せざるを得ない。新巨兵海賊団の面々も揃ってはいるがロキを抑えるには心許ない。 |
エルバフ編 時系列 | |
22年前 | オハラよりサウロが生還。ハイルディンらによって文献がエルバフへと運ばれる。 |
20年前 | ベガパンクの複製人間(完全再現型)がオハラを訪れる |
20年前 | ハラルド王の頼みでサウロがセイウチの学校を開校する |
14年前 | アウルスト城にてハラルド王がロキに殺害される |
6年前 | 赤髪のシャンクスによってロキが捕らえられる |
6年前~ | ロキが逃げ出すがエルバフの戦士総出で取り押さえる |
2年前 | 麦わらの一味がリトルガーデンを訪れる |
2年前 | オイモとカーシーがエニエスロビーで麦わらの一味と遭遇 |
2年前 | スタンセンがシャボンディ諸島のヒューマンオークションで麦わらのい一味と遭遇 |
現代 | ハイルディン率いる新巨兵海賊団がルフィの傘下へ下る |
現代 | エッグヘッドの窮地に巨兵海賊団達が現れる |
◉◉ワンピース1143話速報 神の騎士団◉◉
今回はヤマトの金稲荷代参シリーズはお休み。うるティとヤマトの絡みはお預け。代わりに巻頭カラー闘魚に乗ってレースする麦わらの一味。ジャンプ表紙はロキ、ルフィ、ゾロの共演。
タイトル通りエルバフに残った3人の騎士団が奇妙な能力を披露
おそらくはコミックス112巻の収録的にラストがこの1143話となる。終わり方的には前回の方が良かったか?事態は急転。ロキがハラルド王殺しについて語り出す‥
速報 |
ソマーズ聖の能力判明『イバイバの実』荊人間 |
キリンガム聖の能力判明『リュウリュウの実』幻獣種モデル麒麟 |
ルフィがロキを気絶させる。騎士団からの傷が予想以上に深かった様子 |
ハイルディンにロキの治療を促すルフィ |
ハイルディンは父の恨みを果たそうとしているがロキに言わせれば真実をわかっていない |
神の騎士団員3人が起こした『ゲーム』
シャムロックの言う様に3人各々の能力が組み合わさっており連携もとれている。やはり世界政府とだけあって胸糞悪い。目の前で連れ去られてしまう子供達を大人は止める事が出来ない。
今回のゲームにおける団員の役割 | |
眠らせる、夢の抽出 | キリンガム聖 |
子供の誘導 | 軍子 |
子供の包囲 | ソマーズ聖 |
1.アダムに燃え移った火と子供達の対応に追われる巨人達。具現化した怪物が消火を邪魔し霧舟ごと叩き落としてしまう(消防霧舟→消防隊)教師達にはトゲが襲いかかる。前回血塗れだったウォルフ先生もこのトゲにやられた様だ。子供達に触ってはいけませんと言っていたのも納得。しかしながら無警戒に近づき子供達に触れようとしたサウロもこのトゲに刺されてしまう。近づいても見えずに触って初めて鋭利なトゲに気づく。今回眠りながら歩き出しマーチに参加しているのは9名の子供達。(イルヴァ、マグ、ローニャなど)イルヴァはヤルルの親族『玄孫』にあたるらしい
2.森の惨事見ながら食事する神の騎士団。トゲに刺された巨人族を見て楽しそうだ。このゲームに必要なのは愛。痛みすらをも覚悟で子供達を守らなくてはならない。子供達にとっては目の前で大人達が刺されるという最悪のゲーム。丁寧にゲームの見どころを解説するソマーズはサイコパスそのものだ。
3.ソマーズの腕からトゲ付きの蔦が生えている。能力はイバイバの実、荊(いばら)人間。そして子供達の行進を先導しているのは軍子のアロアロの実。行進は西の村を通過して港へと向かいそこから巨人族専用の霧舟で虹を渡ってエルバフを脱出し聖地へと戻る算段。タイムリミットは意外と短い。
4.キリンガムの能力判明。リュウリュウの実幻獣種モデル麒麟。夢具現人間。塩が欲しいソマーズは塩を思い浮かべる。キリンガムがソマーズを眠らせて夢の中から塩を具現化する。夢から出てきた塩はエネルギーとはならない様だ。『塩』という要素が何かの伏線なのか?その名も『アスパッチ岩塩』。グルメのソマーズ聖らしい発想の様だ。塩を振った料理を食べてニンマリする可愛い軍子のサービスショットもあった。ちなみに子供達の夢から抽出したのはMMA(ムーマ)と呼ぶらしい。
5.簡単に終焉しそうなゲームだが軍子はルフィの存在に警戒を示す。子供達は軍子の矢印に先導されているが予定外にも火の手の方へと向かってしまう。助ける側にとっては炎と棘の二重苦。しかも子供達が死んだ後は別の子供がコンティニューする算段‥
軍子
トラブルは起きる
村の海雲に停泊してた海賊船を見た
四皇麦わらの一味が上陸している
6.冥界では脅しにかかるロキをルフィが新技『ゴムゴムの腕風船』で失神させる。ゾロの見立ては正しく、立ってるのがやっとの重症の中で必死に強がっていた様子。ちなみにルフィの一撃はゾロの指示でしっかり手を抜いていた。ポフッと力ない音が響いた。単純に最後の一押しをするだけのパンチ。ロキもこの時点で負けを認めていた。『くそ‥俺の負けだ』そして予想していた読者も多いが鉄雷はロキしか持ち上げる事が出来ない様だ
ロキ
止めてみろよハイルディン
止められるわけねぇよな
お前らにはこの鉄雷を持ち上げる事すらできねぇ
選べ
錠を解いておれを逃すか
それとも全員死ぬか
おれは陽界の弱者共の命を奪い続けるぞ
ルフィ
おれもロキに用があったんだ
けどそれ所じゃなかったんだ
血まみれでよ
ハイルディン頼む
一旦助けてやってくれよ
こいつが何者でも見殺しはしたくねぇ
7.エルバフ追放すら免れない事態だが、なんとかルフィが収めた。前のめりに膝から崩れおちるロキ。ルフィはロキの手当てをハイルディンに依頼。親の頼みとあってハイルディンは渋々了承する。ルフィもそこまでロキを悪人とは捉えていない様にも見える。診断結果は『完治まで数ヶ月』。本格的に治療する為には陽界に運ぶ必要があるが村の人々は当然治療に納得しないだろう。ルフィは角を確認するが兜の飾りではなく古代巨人族の名残は本物の様だ。ロキの上に乗るルフィは序盤でも見た構図だ。
8.ロキとハイルディン、同じ父を持つ2人の因縁。ハイルディンの母の血は汚れており兄としてすら認めていないロキ。ハイルディンを挑発する一方で父殺しについて何やら話し出す。ハラルド王はあまり2人を差別する事もなく手を合わせて欲しかった様だ。この思いが届く時は来るのか?果たして14年前の事件に何が隠されているのか‥本当に伝説の悪魔の実が狙いだったのか?
ハラルド
お前達は2人共‥
大切な私の息子だ
私の跡は2人で仲良く
エルバフを支えて欲しい
幼少期のロキのイメージ↓
この頃から目隠しをしている
イバイバの実
ソマーズ聖の能力判明
イバイバの実 荊人間
ネーミングはバラバラの実でも良かった様な?そうするとツルの部分よりも花びらの印象が強くなってしまうか‥標的に誰かが触れようとすればオートで薔薇がそれを阻止する。これによって子供達は隔離されながら護送船へと向かうハメに。毒性こそないが巨人族に対してもかなり有効な攻撃となっている
大人達も手出しが出来ない
ソマーズ聖
見たか 棘が刺さって驚く巨人の顔
「愛しい者には棘がある」そういうもんだろ
親は棘ごと子を抱きしめる!!
子は最も見たくねぇ親の死を目の前で見て泣き叫ぶのさ
殺しには感動がある
愛故の死 楽しみだろ
年代にもよるが薔薇の能力と言えば幽遊白書の蔵馬が真っ先に思い浮かぶのではないか?武器的にはカリファも似た様な鞭を振るっていた。
リュウリュウの実
キリンガム聖の能力判明
前話から話題を呼んだ夢見心地の子供達。やはり登場以来ずっと眠そうに寝ているキリンガムが関わっていた。
リュウリュウの実 幻獣種
モデル 麒麟 (夢具現人間)
リュウリュウの実では初の幻獣種。何かと比較されるカクの麒麟(ジラフ)とは差別化されている。ジラフは動物園のキリンというイメージ。
ネーミングからストレートに連想出来る。大方の予想通り対象者の夢を具現化出来る能力。とはいえ今回の様に使い様によってはかなりのチート能力だ。
動物系 リュウリュウの実 | |
アロサウルス | ドレーク |
スピノサウルス | ページワン |
プテラノドン | キング |
ブラキオサウルス | クイーン |
パキケファロサウルス | うるティ |
トリケラトプス | ササキ |
リュウリュウの実はワノ国で話題となった百獣海賊団の能力者達のみ。いずれも『古代種』となっている。古代に存在し環境に適応出来ずに淘汰された絶滅種が揃う。(幻獣種はあくまで空想上で存在しない)
終盤は同じ動物系のルフィの能力に掻っ攫われた感はあるが恐竜がモデルとなっており少年誌としてはかなりロマンに溢れる。
そして突如エルバフの野地に食卓が用意されていた事に違和感があったがこれもキリンガムの能力らしい。食事自体は夢から具現化したもので0カロリー、エネルギーも0‥
ルフィvsロキ
片足を繋がれながらも立ち上がるロキ、鉄雷を振るいアダムに雷を落とす。エルバフそのものを人質に解除を要求
しかしロキはシャムロックと軍子から受けた傷が思いの外、重症だった様だ。
ルフィの一撃であっさりと倒れてしまうロキ
衰弱具合を確かめたゾロもこの事にはきちんと気づいていたようだ。見立ても確か。
せっかく収まった事態ではあるがルフィは医者のゲルズにロキを看て貰う様に頼む
大罪の真相
同じ父(ハラルド)を持ち腹違いの子ハイルディンは14年前の事件についてただならぬ思いがある様だ。もはや恨みにも近い感情か?
ハイルディンはエルバフ以外の巨人族の母とハラルドの間に生まれた子。ロキにとっては義兄にあたるがロキは全く認めていない。幼少期も力関係はロキに軍配。あくまで腹違いの汚れた血の兄。
しかしロキは『ハラルド殺し』について弁解。
伝説の悪魔の実を奪う為にロキが起こした暴挙にはきちんとした動機があった
どうせ誰も信じないだろうという嘆きにも聞こえるがロキとしても大義はあるのだろう。
誰からも愛される国王を殺さなくてはいけない理由とは?やはりこのタイミングで神の騎士団が関わってきてる事を考えれば『世界政府』が関与していそうだ。そもそもロキが犯人でばないという濡れ衣パターン?
ワンピース1143話 セイウチの学校
20年前にハラルド王の頼みでサウロが開校した学校
これまで戦いに明け暮れたエルバフの文化や風習を変えるべく次世代の教育に力を入れた
続々と教師達が登場
セイウチの学校教師 | ||
キバ | 校長 | ![]() |
サウロ | 歴史 | ![]() |
アンジェ | 国語 | ![]() |
リプリー | 生物 | ![]() |
ブレイド | 数学 | ![]() |
ウォルフ | 体育 | ![]() |
教鞭を振う先生達は戦いをよく知る世代。
リプリー(80歳)が最後の戦士の世代とされておりこれ以降は古きエルバフの教えから離れていっている。
そして子供達は強い先生達の姿は知らない。
しかしながらサウロなんかは噂でその強さが広まっていた様だ。
冥界に住むヨルムンガルドが陽界にあるセイウチの学校を襲って来た際には見事にキバ校長とサウロで退治して見せた。
一方でウォルフ先生はこれが初登場ながら痛々しい姿となってしまった。
ワンピース1143 サウロの必殺技『鬼抹志拳』期末試験?
元海軍中将ハグワール・D・サウロ
原作で初めて命名された必殺技が披露された。
その名も『きまつしけん』鬼抹志拳
現在は歴史の先生としてセイウチの学校に勤めるサウロらしいネーミングだ。
子供達にとってはあまり嬉しくない期末試験をもじった技。
海軍を辞めてオハラ事件後に故郷のエルバフへと生き返ったサウロ
文献を読み漁りひっそりとくらしながらも歴史を探求してきた。ネーミング的にもおそらくはエルバフ帰還後に生み出した技なのではないか?
オハラにてグザンには凍らされてしまったサウロだが中将まで躍進した実力は確か。
現中将でエッグヘッドへ出撃した『ブルーグラス中将』もサウロを"強い"と表現していた。
冥界に潜むヨルムンガルドが学校のある陽界へと現れ子供達を襲った。間一髪で放たれたサウロの拳。黒いエフェクトからも武装色を纏っている事がわかる。
もともとの体躯も相まって凄まじい威力だ。文字通りワンパンでKOしてしまった。オハラ事件の火傷の後遺症が酷く脚も欠損し一線からは退いてしまった感はあるがまだまだ健在だ。
エルバフ編で今後戦闘シーンがあればロビンとの共闘なんかも見てみたい。
ワンピース1143話 ロキの大きさ比較
巨人族と言えばその名の通り大きな身長が特徴だ。人間族と比べても圧倒的な差がある。
そんな中でも古代巨人族の血統は特別。一般の巨人族より一回り以上大きい。
ルフィ | 170㎝ |
ヤルル | 2050㎝ |
ブロギー | 2130㎝ |
ハイルディン | 2200㎝ |
ドリー | 2260㎝ |
ロック、スコッチ | 4250㎝ |
リトルオーズJr. | 6000㎝ |
オーズ | 6700㎝ |
古代巨人族の血を引くのはオーズ、リトルオーズJr。エルバフ編では新たにハラルド王とロキ王子も追加された。ハイルディンもハラルド王の血を引いてはいるが一般の巨人族並みの身長。混血種の場合は両親どちらの特徴が色濃く発現するか違いがあるのもエルバフ編で判明した事項だ(リプリーとギャバンの夫婦、息子のコロン)
ハイルディンの場合は母方の血が強く出た形だろう。
身長に関して良く引き合いに出される。イエティクールブラザーズ(ロック、スコッチ)については詳細な情報が判明していないが古代巨人族並みの大きさを誇る。パンクハザードで登場した殺し屋コンビだ。
ロキもハッキリと明言されてはいないが60m前後の身長を誇ると予想される。実にハイルディンの3倍だ。サイズが違くともそれが決定的な差にはならないワンピースではあるがさすがにこのスケールは圧巻。オーズと比べてもスタイリッシュで図体がデカいだけではないと予感させる。
併せて。武器となる鉄雷も大きい。拘束されたロキの付近に当たり前の様においてあったが扱ったり、持ち上げたり出来る者がいなかったのかもしれない。
オーズの時は一味で力を合わせたり、影を集約したりと数でなんとかサイズ比を埋めようとした。現状の戦力としてハイルディン率いる新巨兵海賊団、ドリー・ブロギー率いる巨兵海賊団がエルバフに揃っているので数的なアドバンテージは十分。
あとはルフィがどこまで抗えるかにかかっている。
ワンピース1143話 子供達の行進
セイウチの学校の子供達を襲った悲劇。教師達の必死の抵抗虚しくゾロゾロと子供達が連れ去られそうになっている。サイズもある巨人族の子供達を鮮やかな手口で運びだそうとする神の騎士団。
眠らせる能力
恐れるものを生み出す能力
操る(行進)能力
今回は悪魔の実の能力については言及されなかったがなんとも奇妙な光景だった。1種類の能力だとしたらさすがに強すぎる?おそらくは軍子、キリンガム、ソマーズの各々の能力が掛け合わさっての事だろうが子供とはいえこれだけの人数を的確に操るのは困難。確かな練度の裏付けがあっての事だろう。
まずは既に確定している軍子のアロアロの実の能力。
アウルスト城の門番やロキに対して能力を披露した。自在に操られる矢印は打撃、関節技にも応用され対象者を痛めつける。まるで未来を予見したかの様にその攻撃と反応は矢印の軌道を辿る。
攻撃にばかり目がいくが操作する能力として応用可能なのかもしれない。今回の様に対象者が眠っていれば抵抗力も少なく人数が多くても問題はなさそうだ。
そして鍵となるのは後発でエルバフに召喚されたキリンガム聖とソマーズ聖だろう。得体の知れない能力はこちら2人が大きく関係してるとみて間違いない。
登場からウトウト眠って気怠そうなキリンガム。子供達を眠りへと誘ってしまったのはキリンガムの力ではないだろうか?
夢を具現化、もしくは恐れているものを具現化する能力はソマーズ聖が関与していそうだ。あくまで2種類を切り離して考えたがこちらが1つ能力の範疇だとすればかなり強力な能力だ。
ワンピース1143話 悪神ニカ
太陽の神ニカ、解放の戦士ニカ。ワノ国で突如沸いた様に出てきたキーワード。初登場は本誌で言うと2021年なのでまだ4年ほどしか経っていない。
奴隷達を救う神でもあり、世界政府が恐れる存在でもあった。長い間覚醒者がいなかった能力ヒトヒトの実モデル ニカも遂にルフィが覚醒。以降は惜しみなくその白い姿を披露してきた。手配書の写真にも採用され神秘的なニカのビジュアルは世界中へと発信された。
ひっそりと語り継がれ、知る人ぞ知る伝説だったはずが徐々に広まりつつある。
そんな中でも特にニカを信仰するのがエルバフの巨人族達だ。誰もがニカを知る島はエルバフを除いて他無いだろう。
エルバフ前時点フーズフーやクラップの語っていたニカはサウロ談に近いだろうか。
エルバフで語られたニカ |
ニカの伝説は実は世界中にひっそりとあって共通しとる事はこんなリズムで大笑いして登場する事ドンドットット、ドンドットット(サウロ) |
誰もが持つ夢でござる太陽の神となり世界を支配する事は(ロード) |
バカ言え太陽神は支配者じゃねぇ |
そうだ解放の神だ |
いや破壊の神だ |
違う笑いの神だ |
エルバフに生まれたらみんなニカに憧れるっていうのはホントでしゅ(ゴールドバーグ) |
ロキも‥死んだハラルドもある意味ニカになろうともがいた結果かもしれん(ヤルル) |
面白いのはそれぞれが崇めるニカの形が違うところだ。ストレートに救世主と捉える者もいれば少し曲がってる者も。
ニカという伝説自体に求心力があり何処か宗教的な側面もある。皆が一様に憧れを抱き都合の良い解釈をしている。ロードやロキはそれを悪く捉えた結果が出ているだろうか?ともあれエルバフの為という意味では一貫しているだろう。
ニカこそ世界を救う救世主として読者も疑わなかったがどうも雲行きが怪しくなってきている。壁画や神典を紐解くと必ずしもそうとは言い切れない。
ニカは過去に世界を壊した、もしくはこれから壊す破戒神なのかもしれない。
もちろんルフィが世界を意図的に滅ぼそうとする事は無いとは思うがその突発的な行動は時に危うさも付き纏う。ニカという強力な力を手に入れたからこそ少しでもズレてしまえば破滅へと導きかねない。
今回の件もそれが顕著に出ていた。ストーリーのルートとしては正解なのかもしれないがエルバフで誰もが恐れるロキの解放を侵してしまった。シャンクスの情報を得るという目的の為に軽率だったと言える。
エルバフの子供達が感じた『世界を壊すニカ』にもなり得てしまう。
アンジェ『ロキは大きなトンカチを持っていて世界を壊すのよ』
子供『違うよ世界を壊すのはニカなんだぞ』
ワンピース1143話 燃え盛る宝樹アダム
雷と火事‥世界でも最高樹齢を誇り大きさも圧巻。そんな宝樹アダムの弱点が露呈してから僅か1話でアダムに火が燃え移ってしまった。
原因となったのはロキ王子が放った一振り。鉄雷(ラグニル)という武器名の通り閃光の様にアダムへと落雷。そこからあっという間に発火してしまった。
かなりの火の勢いで燃え広がるまでには時間との勝負となる。部分的に切り落とす事も辞さないだろう。
ロキ
急げよ!?
何発も撃てば何かに当たるぞ!!
炎は広がる!!エルバフが何に弱いかわかるよな!?
おれはお前らを滅ぼせる
片脚を繋がれようが十二分に武力行使が出来るロキ。まずは人間族のルフィ、ゾロ、サンジに牽制の意味を込めて鉄雷を振り回して見せた。
一撃で説得力十分。大樹に雷を落とし火の手を起こした。瞬く間に広がる炎を見れば被害を最小限に抑える為ルフィ達も解錠せずにはいれないだろう。
数箇所同時に火の手が上がれば消化はより困難になる。宝樹アダムが燃え落ちる展開は予想されていたがあまりにも早すぎる。
ワンピース1143話 ゲーム
エルバフの子供達を離れた場所から観察するのは神の騎士団のメンバー。聖地マリージョアの緊急事態を受けてシャムロックは帰還。この3人が今回の騒動の主犯である。
キリンガム『リミットはあのガキ共が船に乗り込むまで取り返せると思うか?』
ソマーズ『ギハハ 愛とは傷つけ合うもの なぁ軍子お前‥怖いものあんのか?』
軍子『ニカ』
眠ったままで遠隔操作されてるかの様に誘われる子供達。助け様にも数が多いのと眠っていることが邪魔をしている。何より怪物達がそれをさせない。神の騎士団の狙いは子供達を船に乗せてマリージョアへ連れて帰る事だ。
一度海に出て聖地へと拐われては取り返すのも難しい。出航までがリミットとなる。これがシャムロックの語っていたゲームなのだろうか?
ほとんど自分達の手を汚すことなく効率的な作業。子供達とはいえ巨人族という事もありサイズは大人の人間よりはるかに大きい。憎らしいほどの手際と言える。
ワンピース1143話 シャンクスを超えろ
シャンクスの軌跡を辿る様にエルバフへやってきたルフィ達。ワノ国で急接近した事も知る由もない。
シャンクスはルフィ達がエルバフへ立ち寄る事を知った上でギャバン達に根回しをしていた様にも思える。おそらくはロキの解放すらも折り込み済みなのではないだろうか?
ルフィの力を信じているからこそギャバンへとそれを伝えて、ギャバンも鍵を渡した。
ルフィならばロキを止められるというのは決定路線である。
現状ロキの前に立つのはルフィ、ゾロ、サンジ。麦わらの一味最高火力のトリオだ。
ロキ | 26億 |
ルフィ | 30億 |
ゾロ | 11億1100万 |
サンジ | 10億3200万 |
ドリー | 18億 |
ブロギー | 18億 |
世界政府特別懸賞金という異例の評価がされているロキであるがルフィ単体の方が懸賞金は高い。
更に徒党組むならばロキは不利な戦局へ陥るであろう。現状のエルバフに滞在している高額懸賞金首を比べてみてもロキは決して止めれない相手ではない。
当然油断出来る相手ではないがエルバフ中が協力してくれるのであればなんとかこの怪物を封じることもできるだろう。
そしてロキは試金石にもなり得る。この怪物をシャンクスは6年前時点で押さえ込んでいる。丁度シャンクスが四皇に数えられる様になった時期だ。今や現役海賊No.1の懸賞金首となりこの頃より更に凄みを増している。
ここでルフィがロキに苦戦する様ではニカの能力があるとは言えシャンクス相手に太刀打ち出来ないであろう。
ワンピース1143話 海楼石問題
悪魔の実の能力者に対して絶対的な拘束力を誇る海楼石
覇気の要素が描かれる前から登場し生身キャラが立ち向かう手段として期待された。
檻や錠に埋め込む事はもちろん、武器に応用する事で効果的に能力を封じる事が出来る。
海賊(能力者)に対して海軍が使うのが一般的で流通はあまり多く無い様にみえる。
初登場はアラバスタ編。クロコダイルの策にハマり海楼石の檻に閉じ込められた。能力者にとっては絶望的な状況。ルフィもスモーカーも成す術が無かった。
一方でスカイピアではエネルの強力なゴロゴロの実を封じて見せた。結果的にこれが直接エネル討伐には繋がらなかったが例え自然系相手でも海楼石を用いて策を講じればやりようがある。
海楼石の効果は対象者に触れる事で波及する。対象者が能力者であれば海に浸かっているのと同等の状況へ陥る。身体に上手く力が伝えられず能力自体もコントロールどころか発動出来ない。
また対能力者ではなく海王類に向けた対策にもなる。船の船底に海楼石を仕込めばステルス効果となり獰猛な海王類の感知をかわすことが出来る。
これは海楼石が海と同じエネルギーを発している事に起因する。
『まだまだ謎の多い鉱物だがわかっていることはこの石が海と同じエネルギーを発してるって事だ』
『海が固形化したものと考えればいい』
スモーカーの説明が非常にわかりやすく海が固形化したものという表現が一番ピンと来る
鉱物としても非常に硬く加工には特殊な技術が必要となる。この辺りは歴史の本文とも共通している事項。これに特化したのがワノ国だ。光月家に代表される様に石の加工技術に長けるワノ国では海楼石についても確立している。世界政府以外だと出所はワノ国だけだ。
ホーキンス『世界に広がる海楼石はこの国で生まれたんだ。そんなに小さく加工出来る技術者はワノ国にしかいない』
また海楼石の成分についてもスカイピアで言及されている。パイロブロインと呼ばれる成分がありそれが基に島雲や海雲を形成している
さて、では何かと騒がれるロキのシーンについて。
全身を海楼石の鎖と錠で拘束されていたロキは座ったまま身動きが出来ない状態だった。
これを解放したのがルフィとゾロ。シャンクスの情報を得るためとの名目ではあるがエルバフ一の大罪人の拘束を解いてしまった。万が一に備えて片足の拘束を残したはずがロキはこれを苦にする事もなく意図も簡単に立ち上がってみせた。
更には武器となる鉄雷を振り回して暴れた。ロキにとっては中途半端な拘束など意味を為さない様だ。能力者には海楼石で万事OKという常識を破る事件だった。
錠に関しては巨人族サイズの特大仕様。屈指の大きさを誇る古代巨人族のロキに対しても十分に効力はある。
実際に一度逃げ出した過去はあってもルフィ、ゾロがやってくるまでは繋がれていた。
いくら規格外のパワーとは言え片足分の拘束でも十分に封じられそうなものだが‥海楼石の信頼度が下がってしまいそう
海楼石の有効範囲は身体の大きさに準ずる。
十手の先程度の極小の海楼石でも一般的な人間サイズには有効だがロキの場合は片足の海楼石と身体のサイズ比が有効範囲を超えてしまった稀なパターンだろう。
また、元々の基本体力も考慮しなくてはならない。
身体が大きくなればそれだけ力も強くなる傾向にあるがロキはとにかく異質。他の古代巨人族‥例えばオーズ、ハラルドであれば同じ状況でも封じていたかもしれない。
ロキは十分に躍動しているがあくまで体術の範囲であり悪魔の実の能力は発動していない。
順当に行けば例え動く事が出来ても能力を使うことは出来ないはず。もしくは上手く発動できずに何らかの支障が出てしまうというのが妥当だ。
繋がれたままでどの程度制限があるのか見ものだ。
また海楼石ではなく海に浸かる、溺れるといった観点で考えてみる。
そもそも悪魔の実の能力というのは地上戦で大きなアドバンテージとなる。その代わりに能力者は海に嫌われてしまうという呪いを受ける。海賊でありながらカナヅチとなってしまうのだ。
作品当初はこのデメリットが強く描かれていたが中盤以降はそこまで目立つ事はなくなった。麦わらの一味に限っては能力者メンバーが海に落下した時に非能力者が救出するシーンも定番だったが今ではあまり描かれていない。
海に浸かるという能力者の弱点はSBSなどでも詳しく言及されている。
海水という縛りはなく『水』そのものが弱点となる。部分的に浸かる分にはまだ動く事も可能だが、完全に浸かってしまえば自力では窮地から逃れられない。
海戦においてはかなりの不利を強いられる。
面白いのは風呂やシャワー。
半身程度の浸水でも影響は大きく能力者は基本シャワーを浴びる事になる。
とはいえ映画や原作でも能力者がの入浴シーンは意外と多い。
SBSより
「能力者」達のお風呂の話題から入りましょう
。悪魔の実を食べた人達は、海に嫌われ、泳げない体になります。海とは、川、プール、お風呂。
水のたまっている場所全てをさします。地球規模で考えると全て海なのです。それらの場所に入ると能力者達は能力はもちろん体が思うように動かなくなります。もがく事は多少できても、あまり意味はありません。それが全身海につかった場合です。体半分、手足だけ、となればまた症状は軽くなります。
また、雨など、流れ落ちる水に関しては全く影響ありません。なので、半身浴やシャワーですませるのが普通です。
そしてクロコダイルの場合となると、「水」そのものが能力に対する弱点ですから、シャワーでも能力が奪われます。とはいえ、シャワーを浴びる時、何も敵がいるわけではないので、能力がおさえられようが入っちゃうんしゃないでしょうか?
作中にはクザン(ヒエヒエの実)、オーブン(ネツネツの実)の様に海に手を触れて能力を発動するキャラもいる。サカズキなんかは間接的にではあるが海を煮えたぎらせた。
この辺りをみても海に触れる割合が重要になってくる。
海楼石も同じだろう。接触箇所が最低限で能力の相性的な問題、例えば海にも波及出来てしまう能力であれば能力発動は出来そうだ。
ワンピース1143話 ルフィとシャムロックのニアミス
東の海よりスタートしたルフィの冒険。憧れであり恩人のシャンクスへと麦わら帽子を返納する事は作品の命題でもある。
マリンフォード、ワノ国、エルバフと距離的には接近していた両者ではあるが約束を重んじてシャンクスの方がギリギリでかわしていた様にも見える。
最近は黒い噂も絶えないがあくまでルフィに力を貸すムーヴを見せてきた。
エルバフではまるでシャンクスの軌跡を辿るかの様につい最近までシャンクスが滞在していた土地をルフィが後追いでやってきた形。
ラフテルというゴールも近づき航路も収束しつつあるので2人が近づくのは必然ではあるが期待感しかない。
そして面白いのがシャンクスと瓜二つの双子の兄シャムロックだ。外見だけで騙されてしまいそうなルフィとシャムロックが遭遇してどのような反応をするのかも見ものだった。交戦まで発展すればシャムロックの実力の指標にもなるし、何よりシャンクスの家族話を掘り下げる良い機会になり得た。
しかしながら期待も虚しくこちらもニアミス‥
上からの指令で団長がマリージョアへ帰還
シャムロックがエルバフを早々に離れることでこのエルバフ編では遭遇出来なそうな様相だ。
1142話眠りながら行進するエルバフの子供達。これを見守る騎士団は3人‥シャムロックは帰還してしまったか。
ワンピース1143話 ドリーとブロギーが死ぬ?
故郷に戻ってきたお頭2人。
キッド海賊団に放った覇国は圧巻、先のエッグヘッドでも得体の知れない五老星相手に躍動した。
懸賞金1億が先行して実力評価が難しかった2人。読者達の間で様々な論議がなされてきたがエルバフ編で改めて懸賞金が設定
その評価額は18億ベリーとなった。
2人合わせてではなくそれぞれ個人にかけられた点にも注目。単純にトータルバウンティの方式で言えば2人が共闘した場合36億ベリー相当になる。
もちろんそう簡単な話ではないが、共闘スタイルのキャラに各々ついた懸賞金額としては破格と言える。
普通はこれだけの猛者が複数人揃ってもコンビネーションは難しい。しかしながらドリー・ブロギーは幾多もの決闘で互いをよく知るライバル。作品中でもトップクラスと言えよう。
懸賞金判明は嬉しい限りだが誰かの踏み台になってしまうのでは?という懸念もある。評価が妥当かはさておき
ワノ国後にはローとキッドに30億の高額懸賞金がかけられたが更に高額のティーチとシャンクスに敗れ散っている。
エルバフ編突入前に十分過ぎるほど活躍したドリー・ブロギーだけに正直なところ戦闘に限ってはこれ以上のサプライズは難しい。
むしろ巨兵海賊団の現役のお頭が敗れたという展開のほうがインパクトがあるだろう。
特別懸賞金26億ベリーのロキ
神の騎士団と思われる2人
どちらも実力を示す上でドリー・ブロギーはおあつらえ向きな相手だ。
それだけではなくルフィが戦う為のストーリー性としても良い材料になる。ドリブロの敵討ちとなればルフィも一気に火が着くだろう。
ワンピース1143話 ハラルドの墓参り
騎士団のソマーズ聖がシャムロックと軍子にエルバフへ呼ばれた理由を尋ねる際に面白いワードが飛び出した『ハラルドの墓参りでも‥』
様々な捉え方が出来る発言だ。皮肉を込めて言っている様にも聞こえるが、非加盟国であるエルバフの国王をまるで知ってるかの様な口ぶりにも思える。
同じ非加盟国のワノ国もオロチという悪徳将軍と世界政府(CP)が癒着していた。この時は武器密輸関連ではあったが巨人族の総本山という事を考えればやはりその目的も武力であろう。
エルバフという土地に価値があるという見方もあるが本命は巨人族達を統率し支配下におく事。巨人達を意のままに操る事が出来れば世界政府の軍事力もより盤石のものになる。
その入り口、パイプになっていたのが前国王『ハラルド』なのではないか。当然ハラルドが自ら進んでエルバフを裏切る様なことはしない。あるとすれば政府側に騙されたパターンだ。
兵力的に言えば世界一と言っても過言ではない強国エルバフも外交面で言えば他の非加盟国となんら変わらぬ弱者。情報は愚か物資すらままならず文化の発展は乏しい。それでも圧倒的は武力を持ってしてここまで生き延びてきた。
しかしそんな綱渡りに限界を感じたハラルド王は国政を転換し新しいエルバフを目指した。
そこに甘い話を持ちかけたのが世界政府だ。
世界政府への加盟、その他援助などハラルド王へと提案。その見返りとしてエルバフの教育世代から改め、いわゆる子供達の牙抜きを行った。
戦いを捨てると言えば聞こえは良いが国力の低下は歴然。これまで戦いしかしてこなかった戦士達の国は徐々に衰退していき未来を担う子供達にエルバフを自衛する力は無くなった。
もともと寿命が長い巨人族の世代交代を考慮すればかなりの長年計画となる。しかしながら徐々に確実にエルバフは弱体化していった。非加盟とうこともあり外海の海賊達がこれを知る由は無かった。
もしかするとロキがハラルドを殺したのも世界政府との癒着、このままエルバフが弱っていくのを見かねての事かもしれない。
騎士団の墓参り発言にもそんな真実が隠れているだろうか?
ワンピース1143話 最終決戦はマリージョア ルフィと政府の火種
最終回に大分近づいてきたワンピース。
エッグヘッド編では世界政府の闇が浮き彫りになりこれまでラスボス候補だったシャンクスやティーチなどを抑えてルフィの前に立ちはだかる図式が強くなってきた。
エニエスロビー |
諜報部員CP達と全面対決、司法の島をめちゃくちゃにしてバスターコールをも発動させた。連行された罪人ロビン・フランキーを取り返し世界政府へ風穴を空けた。ルフィの悪名を一気に轟かせ単なるルーキーから脱却した事件 |
ワノ国 |
世界政府側の失態とも言えるが特別警戒していたニカの能力覚醒を許してしまう。歯止めが効かない事態へ |
エッグヘッド |
抹殺指令の下ったベカパンクを守る為に世界権力のトップ5人と真っ向から対決。公になってはいないがベカパンクを救出した形。世界政府にとっての禁忌と言える内容が世間に流布した。 |
世界政府が無能に写るほどにルフィにはここまでいい様にやられている。とはいえ革命軍の様にルフィの方から世界政府を潰しに行くという動機は今のところない。
特に肝になりそうなのはビビぐらいであったがエルバフで面白い火種が新たに発生しそうだ。ポイントは『エルバフの子供達』
世界政府がエルバフ支配を目論んで子供達をマリージョアへ誘拐しようとしている。
ドリー・ブロギーとは友人関係 |
ハイルディン含む新巨兵海賊団は傘下 |
オイモ、カーシーとも死線を共に超えた仲 |
エルバフで出逢った巨人族達も麦わらの一味を歓迎してくれた |
子供達とは絡みがあったが乱暴な行いを指摘された程度、コロンとは挨拶代わりの交戦 |
子供達との交流こそ少ないがコロンの攻撃とギア3で反撃したあの下りが生きてくるかもしれない。鍵をくれた
(奪った)ギャバンの息子でもある。助けるという動機としてもこじ付けられそうだ。
何よりも巨人族とルフィ達の絆は深い。エピソード序盤ながらも魚人島編を凌ぐほどに異種族に歓迎されている。その子供達であれば十分助けるに値する。
実際にマリージョアとなれば過去最高の難易度が予想される。エニエスロビーのロビン、インペルダウンとマリンフォードのエース、ホールケーキアイランドのサンジ‥これまで高難易度の救出作戦を敢行してきたルフィだが文字通り世界を相手にしなくてはいけないスケール
かつてあのドラゴンでもジニーが聖地マリージョアに攫われた際にうかつに手は出せなかった。やはりマリージョアには何かがある。
ワンピース1143話 裏切り者アンジェ
初登場から密かに囁かれているのがアンジェの裏切り者説。
黒髪の三つ編み、そばかすと特徴的なビジュアル。ゲルズやリプリーが美しいだけにどこか"ずんぐりむっくり"な雰囲気が目立ってしまう。女巨人族というワードではアンジェのビジュアルの方がピンと来る様な気もする。
アンジェの裏切り者説を助長する特に怪しかったシーンは1142話。神の騎士団にセイウチの学校が攻め入られた時だ。
騎士団の能力によって子供達が操られ行進を始める。その際に脳裏から怪物達が具現化された。この怪物達はエルバフに伝わる壁画であるが、襲われた当日に子供達にこの画を描かせていたのがアンジェ先生だ。
国語を担当するアンジェが絵を描かせるのも疑問だが、授業自体は作文と絵で『こわいもの』を表現するものらしい。それにしてもあまりにもタイミングが良すぎる。
イルヴァ(子供)
先生、こんな事いっぱい考えたら
私、今日怖い夢見ちゃう
アンジェ
あれは全部子供達が怖いと頭に思い描いたものです
直前に授業が行われていた事でその日の夢に出てくるレベルで子供達の潜在意識に怪物が根付いてしまった
もし授業が行われていなければここまで奇妙な光景にはならなかったであろう。アンジェに疑いが向くのも無理は無い
エッグヘッド |
欲(ヨーク)、ステューシー |
ワノ国 |
カン十朗、日和(小紫)、傳ジロー(狂死郎)、ドレーク |
ホールケーキアイランド |
ジンベエ、ベッジ、プリン |
自らの立場や身分を欺いて反対勢力に寝返ったりする裏切りパターン。もともと予定通りな場合もあれば仕方なくという場合もあるだろう。
新世界編ではこういったパターンももはやお馴染みとなってきた。特に顕著だったのはワノ国編だ。読者が考察して先に答えに辿り着くパターンも少なくないが個人的にはカン十朗の潜入には度肝を抜かれた。
尾田先生は予め伏線になりそうな事項や発言を散りばめている場合も多いがカン十朗については皆無だった。読者コメントの中にはアンジェのビジュアルがカン十郎に似ている事が裏切り者を示唆してるなんて意見もあった。確かに性別は違えどフォルムはかなり近い?
今回アンジェにサプライズを用意する場合は2択だろう。
①世界政府と繋がっていてたパターン
②ロキの協力者というパターン
いずれも戦局を動かすショックにはなり得る。
まずは世界政府と繋がっているというパターン。アンジェが単身で世界政府とコンタクトをとるというのは現実味が無い。この場合は前国王のハラルドが起因となっている可能性が高い。
ハラルドの死後もそれを引き継いで世界政府との窓口役になっていたのだろう。アウルスト城を潜入場所に選んだり国内でもあまり迷う事なく行動しているところを見れば内通者がいる可能性も高い。
セイウチの学校の襲撃事件もアンジェが暗躍していたのだろうか?
そして話題となっている『モサ公』
囚われのロキと電伝虫で通話していた人物だ。
一族に忌み嫌われるロキではあるが、モサ公に関しては暴れ狂うロキの真意や優しさを汲み取っている様に感じる。理解者でもあり協力者でもあるそんな存在だろうか。幽閉に近い状況でもロキがここまで生き長らえたのはモサ公の協力ありき。
ロキとの通信するシーンが1話描かれたところで止まっているが候補者を絞るとアンジェはかなり怪しい。
ロキの年齢は63歳。モサ公は口ぶりから年下、格下の様に感じる。王子という権威があるので敬う様な口調も納得がいく。
アンジェは世代的にリプリー(80歳)に近いだろう。
巨人族の20歳差はあまり気にならないレベルでアンジェとロキも世代は同じと言えるだろう。
ロキ=悪というイメージが根付いているがアンジェだけが本当のロキを知っていてエルバフを救おうとしている事も理解しているのかもしれない。
ワンピース1143話 内通者モサ公
同族からこぞって嫌われても当然の大罪を犯したロキ王子。ルフィへと鍵を託して大人しく待っているのかと思いきや、あろう事か電伝虫で誰かと会話をしている
『モサ公』と呼ばれる電話の向こうの相手。シルエットすら登場は無く性別も判らない。口調だけをみれば女キャラの様な印象も受ける。
〜〜公
先公、犬公、エテ公、ポリ公など現代日本語ではどちらかと言えば蔑む様な意味合いで使われてきた。
モサ公とロキの電伝虫での密談
ああ、お前も大分ヒマなんだな
ご迷惑でしたか?
いやぁ、こっちもいいヒマ潰しだ
いくらでも時間があるからよ
前に話してた恐怖体験はまだ引きずってんのか?
はい今でも思い出すと震えが止まりません
おれももどかしかったさ
見た事と会った事もねぇけどよ
何の因果かお前とは長ぇこと友達
おれがその現場にいたらお前に代わって
そこら一帯を廃墟にし皆殺しにしてた
そこまでは望んでません
それが甘いっつってんだよモサ公
いいか一度取り逃したバカは再起不能にしねぇと復讐に来るんだ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
おい虫唾が走るぜ
極めて心外だ
調子に乗るなよテメェ
やさしさだ!?二度と口にするな
大きな声はおやめください
黙れモサ公
錠が外れたら覚えてろよ
囚われたロキの協力者なる存在の様だ。上下関係としては完全にロキが上。たまにこういったキャラが主人格より強いパターンはあるがモサ公の場合は違うだろう。
ワンピース1143話 元巨兵海賊団キバ
新時代のエルバフの象徴とも言える『セイウチの学校』
開校したサウロと共に最高責任者となる校長のキバが登場した。
セイウチの学校『校長』
元巨兵海賊団
キバ
まるで『セイウチモデルの能力者』と思える様なビジュアルだ。キバというネーミング通り日本の立派な牙が見てとれる。学校の名前の由来も校長先生なのかもしれない。
学校のエンブレムにはセイウチ?キバ校長があしらわれている
アップ顔は何とも優しそうな面持ちだ。他の教師達にも多いが巨人族にはあまり似つかわしくない眼鏡をかけている。
戦いを望まぬ新生エルバフの教育方針。その校長であるキバは戦いの最前線に身を投じていたエルバフの象徴となる巨兵海賊団のクルーという経歴を持つ。
戦いを最もよく知る環境だったからこそ子供達に反面教師として教える事が出来るのかもしれない。
現在セイウチの学校に通う子供達は当然そういった経緯も知らない。戦士だった過去については噂程度の情報の様だ。
冥界の怪物ヨルムンガルドが暴れ出した際には子供達を守る為に体を張った。有事となればまだまだ健在。
元‥となっているが何故巨兵海賊団を脱退したかは謎。ヤルルやヨルルの場合は年齢的に仕方ないがキバも同じパターンだろうか?
エルバフ編最中ではあるが意外と巨兵海賊団のメンバーは判明していない
巨兵海賊団メンバー |
ヤルル(元) |
ヨルル(元) |
ドリー |
ブロギー |
オイモ |
カーシー |
ビョルン |
シグ |
ライディーン |
ブリュー |
キバ |
ワンピース1143話 ロキの最強武器『鉄雷ラグニル』
オーズ級の巨体を誇るロキ
立ち上がった姿は圧巻‥基本的な戦闘力も相当だろうがロキは巨大なハンマーを武器に持つ。その名も鉄雷(ラグニル)
これを振り回すとなればエルバフ総出で抑えなくてはいけないレベルなのも納得。災害級の戦闘力だろう。エルバフの戦士達は幼い頃の修練の成果もあり各々が武器の扱いに長けている。ロキももれなくそうだろう。
それにしてもロキが拘束されたすぐ側に鉄雷を置いておくのも杜撰な管理としか言えない。脱走した時の事を考えれば処分したり遠くに置いておくのが得策だろう。
それでも処分出来ないという事はウォーランド王国における重要な武器で代々受け継がれてきたものなのだろうか。
そもそもロキ以外の力では操るどころか持ち上げる事も出来ないのかもしれない。
名手と武器達 | |
ロジャー | エース(刀) |
シャンクス | グリフォン(刀) |
白ひげ | むら雲切(薙刀) |
カイドウ | 八斎戒(金棒) |
作品においても様々な武器が登場したがラグニルは最大最長の武器になるかもしれない。
白ひげやカイドウの武器も相当デカく感じたがあくまでも人間レベル。
『雷』というワードが含まれているのも注目だ。エルバフそのものとされる宝樹アダム。樹齢の古い大樹の弱点は炎と雷だと判明したはがりだ。ロキの使う鉄雷もどうしても破壊的な印象を受ける。この武器でアダムをも切り落としてしまうのだろうか?
また、北欧神話の観点から見てみると『ミョルニル』なる武器が存在する。神トールが持つ鎚でトールハンマーなどとも呼ぶ。投げても使用者の元にブーメランの様に戻り耐久性もすこぶる高い。神話においても多くの巨人を殺した武器として有名だ。
ちなまにミョルニルの持ち主であるトールは雷の神として知られている。更には本来ならば最高位にいたはずの権力者だ。
ワンピース1143話 シャンクスはギャバンにロキの解放を頼んでいた
元ロジャー海賊団の2人。ギャバンとシャンクス。
海賊団として機能していた頃は片やNo.3格、片ら見習いという関係で絶対的な差があった。
しかし今となっては隠居しているギャバンと四皇にまで昇り詰めたシャンクスの差は縮まり、追い越したと言ってもいい。
そんな2人はエルバフで再会を果たしていた様だ。
ギャバン
おいシャンクス
おれが簡単にそいつを信用すると思うか?
シャンクス
ははは確かに
あんたの好きにしていいよ
ギャバンさん
シャンクスがギャバンに会う為にエルバフを訪れたのかは分からない。基本的に海賊王の元クルーならば大犯罪者扱い。半ば身を隠す様にエルバフで暮らしていたギャバンの情報を仕入れていたかどうか。
そしてシャンクスはロキに対してハッキリとルフィに関する情報を与えている。これからルフィがエルバフへやって来る事と、それに対して何かお願いしている様な口ぶりだ。
単に『よろしく頼む』程度の挨拶の可能性もあるが、やはりロキ関連では無いかと推測される。
シャンクスは6年前に海で暴れるロキを捕まえている。本来海賊が言うところの捕まえるは捕虜にする場合だろう。あれだけスケールの大きなロキを捕まえる事が可能ならば殺してしまう事も出来たはず。
それでも殺すでも海軍に引き渡すでもなくエルバフへと送還する事を選んだシャンクス。まるでロキに利用価値、存在意義を見出している様だ。
ここで思い出されるのはエルバフに残されていた落書き、壁画だ。ロキを示すであろうシルエットはニカと共に戦っている。つまりはルフィと共闘する運命にあるという事だ。
シャンクスもルフィとロキを引き合わせる事を望み、ルフィがロキを解放しようとする事を予見していたのではないか?
それを邪魔しない様にギャバンに根回をしていた‥
ギャバンも自分の目で確かめるまでは協力するかを決め兼ねていたがルフィ本人と出会いその人柄を知り、伝説のニカの能力も確認した。一度はロキの危険性を訴えて渡さんとした鍵ではあるがあっさりと渡してしまったのもルフィが信頼に値したという事だろう。
何よりもギャバンは海賊王の船員として偉大なる航路制覇を果たして世界の秘密を知っている。
ニカとロキの重要性についても理解しているだろう。
そう考えると6年前のロキ捕獲はシャンクスが時期尚早である事を踏まえた結果なのではないか?世界を終焉に導く程の影響力があるロキ。しかしながら単騎ではその刃は政府の元へと届かない。ニカ、しらほし、この辺りの重要なキャラが揃うタイミングが現代である。来るべき時に備えてロキを捕獲しエルバフへと幽閉した。
そしてシャンクスはルフィならばロキを止めて協力出来ると信じているのだろう。
ワンピース1143話 ルフィvsロキ
ギャバン戦では消化不良だったルフィ、エルバフ編に入ってからはギア5を披露する事はあれど本格的な交戦というとまだ無い。
そんな中で今エルバフに滞在している者の中で最上級の相手がロキだ。
当然ルフィvsロキの交戦はエピソードの山場ともなり得る。読者の期待度も自ずと高まってくる。
カイドウ、ボルサリーノ、五老星との交戦でニカの能力も大分使いこなして熟して来た。エルバフ最強の巨人族はルフィの次の相手に申し分無い。
解放
1141話で封印に近い程拘束していたロキを左脚だけ残して解き放ったルフィ・ゾロ。拘束を残している事が功を奏したとは言えぬ程の力の持ち主。
例え海楼石性であろうと引きちぎってしまいそうなスケールだ。脚が繋がったままとは言えこの巨体から繰り出される射程距離は長い。
懸賞金での比較
ルフィ30億
ロキ26億(世界政府特別懸賞金)
但し書きが気になるところではあるが単純に額を比べるとルフィの方が高い。
これまでの悪事も然り、ニカの能力に対する評価はやはり高い。ローやキッドも同額ではあったが世間の悪評はルフィが抜けているだろう。
ロキに関しても海賊団を持たない一個人としてはかなりの評価。他の巨人族達を動かせる程の人望が無いのにも関わらずこの評価額だから個の強さは相当だろう。
サイズ差
ルフィとロキを語る上で最も注目すべきは2人の身長差だろう。オーズの時もかなりの差があったがロキはそれ以上かもしれない。
セオリーで言えば小回りが効くルフィにも利はありそうだがロキが鈍いとも思えない。ロキは巨人族の中でもスタイリッシュなら体型だ。
そして散々巨大化技を披露して来たギア5の真価が試される絶好の機会だとも言える。2人の真っ向勝負も見てみたい。
ルフィが戦ったボスキャラ達の身長cm | |
ルフィ | 170 |
ドフラミンゴ | 305 |
カタクリ | 509 |
カイドウ | 710 |
ビッグマム | 880 |
オーズ | 6700 |
共闘の図式
ハーレイとエルバフに残された壁画を見ると太陽の神ニカ(ルフィ)と王子ロキは同じ強敵を倒すべく共闘する事を示唆している様に感じる。世界政府を共通の敵とするならばルフィとロキは手を合わせる必要がある。
現状のエルバフには既に世界政府の刺客『神の騎士団』が潜入している。ロキに直接的危害を加えたばかりか更にエルバフの子供達をも狙っている。
ロキとの遺恨はもちろんの事、ルフィとも良い感じにストーリーが生まれそうだ。エルバフでの地での共闘はもちろん、これから起こるであろうマリージュア決戦でも共に戦うかもしれない。
ワンピース1143話 ロキの反応
解放の鍵を探してその拘束を大分緩めた。
これまで侵入してきたそこら辺の海賊達では到底及ばない程の難易度。実際にルフィでなければ難しかったであろう。一応はロキに恩を売った形ではある。
もともとの取引では任意の海賊団を潰す旨や赤髪のシャンクスに関する情報が呈示されていた。今後は戦闘に発展する事は必至であるがひとまずこの取引、条件は生きているのではないか?仮にこれを反故する様ではロキが小物に思えてしまう。規格外の王子は果たしてどう出るか?
そしてルフィ側も対応は決まっている。素直に取引条件を守らなかったり暴れたりする場合は力づくで抑えつける。ゾロやギャバンにも豪語していた通り絶対の自信は揺るがないだろう。ロキの気配を只者では無いと察知しながらも簡単に騙されて利用されるわけにはいかない。
面白いのはゾロの火種だ。
ゾロ
傷も血も本物
演技でも無さそうだ
死んだのならそこまでの運命
冷静に見ればルフィとロキに直接的に戦う理由は無い。どちらかと言えばロキにとってはいいようにやられた神の騎士団への制裁が急がれる。エルバフ国内での不穏な動きはロキにとっても良く無いことであろう。
そんな中で重症のロキを蹴り上げたゾロ。具合を確かめるにしてもなかなかやりすぎな感は否めない。
些細な事ではあるがこれも火種になりかねない暴挙だ
ワンピース1143話 麦わら一味の大罪
リトルガーデンより築いてきた巨人族との絆。シャンクス達赤髪海賊団を除いてここまで巨人族との交流を深めた一味はいないのではないだろうか?
麦わらの一味はそれほど巨人族の総本山であるエルバフで歓迎されている。一時は少し捻くれていたロードを例外としてエルバフの巨人族は麦わらの一味に交友的だ。
ルフィ達がこれまで成し遂げて来た事が意図せずに巨人族達にとっての助けになっていた事が大きい。
新巨兵海賊団、ドリー・ブロギー、オイモ・カーシーは強い繋がりがある。他にもビッグマム討伐の主犯格であるとエルバフ島内に情報が広がりルフィ達を讃える巨人族が後を経たない。
そんな中でこれまでのムードを一変させそうな出来事。
まるで積み上げたものが布石にも思えてしまう様な流れ
エルバフ1の嫌われ者。同族から恥と罵られるロキ王子の解放を手助けしてしまったのだ。
シャンクスを除いて誰も止められなかったロキの暴挙。
一度逃げ出せば島中の巨人族戦士が束になってようやく抑えるレベル。
間違いなく混乱を起こす最悪の人物を麦わら海賊団のトップ2が解放‥
ここからエルバフの巨人族達が敵になるかもしれない暴挙だ
ゾロ
錠を解くぞ
ただし片足だけ海楼石はつけたままにする
ルフィ
宴やってる村には医者がいるはずだが
それをきっかけにロキの解放がバレたらおれ達が追放だろうな
ゾロ
追放で仕方ねぇ
それでいこう
2人で解放を論議し実際に鍵を開けたのはゾロ。
片足だけを残す機転は見せたが、軽率言わざる得ない。
一方でルフィも巨人族達から追放されることも踏まえた上での行動らしい。そこまで突き動かすのはもちろんシャンクスとの再会。
ワンピース1143話 フランキーと大樹
フランキー『おれはこの島の大樹が気になってよ』
ロビンやウソップに注目が集まりそうだが意外な切り口からフランキーが活躍するかもしれない。
バルジモアとも縁がありベガパンクの科学にも大きく共感していたフランキー。しかしながら他の話題が強過ぎてエッグヘッドでは成長に繋がる様なイベントは発生しなかった。
自身をサイボーグ化するという富んだ発想はフランキーも科学者に分類出来るだろう。現在もベガパンクは同行しているが2人のイベントの進展でフランキーが強化される事は無さそう。
代わりに面白そうなのがフランキーと宝樹アダムを巡ったイベントだ。エルバフの中心に聳える大樹に沿って三回層に分かれている地形。この木と共にあるといっても過言ではない程エルバフにとっては重要なものだ。
北欧神話になぞらえるならば最終的には燃えたり傷つけられてしまう様な展開も予想出来る。
エピソード突入前だとこの樹木は世界樹、ユグドラシルといった表現をされていた。実際に神話でもモデルとなっているのでエルバフ=ユグドラシルのイメージが根付いていただろう。
しかしいざ上陸してみるとロキの口から磔にされている大樹が『宝樹アダム』だと判明。何故ユグドラシルと混在しているのか?明確に書き分けているのかは定かではないがどうやらこのエルバフ中心の大樹はアダムという認識で良さそう。
原作ではじめて宝樹アダムに言及したのは何を隠そうフランキー。ウォーターセブン、エニエスロビーで麦わらの一味と共闘する中で彼らの乗る船を作りたいという思いが芽生えて現在一味を運ぶ海賊船『サウザンド・サニー号』を作り上げた。
そのサニー号の基盤ともなる木材が伝説とされた『宝樹アダム』だ。フランキーは闇ルートに出回るアダムを運良く手に入れた。その際には麦わらの一味から奪った大金を利用。もともとはこのお金とメリー号を巡って一味が分断しかけたのは苦い思い出。
元から宝樹アダムに興味があったフランキーだが実際に加工してサニー号を作り上げたとあってさらに深まった事だろう。早速エルバフのアダムに興味を示している。
フランキーはここからヒントを得てサニー号に役立てる事が出来るだろか?既に冒険もゴールへと近づき船で困る様な展開はあまり無いだろうが補強出来るに越した事はない。
アダムから端材を切り出す事が出来ればサニー号修繕の為のストックも作れそうだ。
フランキー
アウ聞いてくれ
この島自体が宝樹アダムだったんだよ
サニー号を作った最強の樹だ
おれは宝樹を堪能してくる
サウロ
アダムは世界に数本あるというがここは樹齢が桁違いじゃて
サウロのヒントによって宝樹アダムがエルバフだけではなく『世界に数本』ある事が明らかになった。エルバフ以外のものが登場するかはわからないが闇ルートに出回るのも頷ける。
フランキーが当初語っていたアダムの伝説は明らかにエルバフのものだろう。競り落とされてサニー号の基盤となった木材はどこのアダムだろうか?
そして大事なのが樹齢。エルバフの気候がここまでアダムを成長させたとも思われるが単純に樹齢が他のものとは違うらしい。400歳超えのヤルルが登場するぐらいだから下手したら数千年レベルの樹齢に達するのかもしれない。
そんなフランキーはリプリーに連れられて宝樹アダムツアーの真っ最中。エルバフの巨人族達は世間的にそこまで金銭的な価値があるとは知らない様だ。伐採したものを分けてもらうというのは現実的ではなく闇ルートに出回っているものは目を盗んで持ち出された可能性が高い。
そんなに高価ならば商売しちゃおうかなと語るリプリー。この2人のサイズ比がその大きさを物語っている。意外と相性が良さそう。
さらにアダムツアーは進展。1141話ではエルバフそのものを成す宝樹アダムの弱点が露呈した。前述の通り切り落とした木材ですら抜群の耐久性を誇るアダム。本丸であれば意図的に切らない限りは損傷する事はない。
しかしながらアダムには焼け落ちた様な欠損箇所がある。戦いに明け暮れた国ともあれば自然だが、どうやら原因は落雷とそれによって起こった火災らしい。
世界でも類を見ない高樹齢のアダムは古木故に一度火が燃え移ればあっという間に燃え広がってしまう。
被害拡大を防ぐためにやむ得ず燃えている部分を切り落とした。
雷と火が屈強なエルバフの数少ない弱点の様だ。
世界樹に燃え移ったらこの国は終わるぞ
太陽神様に報告した方が‥
これは序盤にルフィ達がロードの作ったブロックの世界へと閉じ込められた時の一幕。この世界自体はロードが太陽の神に憧れて作ったものではあるが世界樹の重要性は同じだろう。すでに炎への耐性は語られていた。
エルバフと言えば常に戦火の中にあり激しく交戦、砲弾も降り注ぎ常にあちこち燃え上がっているイメージだった。そんな戦いの国に生えながらも象徴的な樹木として廃れる事なく支えてきたアダム。簡単に燃えてしまうという設定も少し引っ掛かる。面白い事にエルバフ中に嫌われているビッグマムはソルソルの実の能力で炎と雷を司る。思いっきり宝樹アダムの天敵だ
ちなみに神話の一説によれば人間界を含む9つの世界を支えていた世界樹だが炎の神の投げ入れた火が燃え移り倒れてしまい結果として世界は海へと沈んでしまう
ハウゲン村
リプリー
つまり私らはでっかい樹の枝に住んでるわけだからその枝々に長い長い歴史があんのよ
この枝の先に昔ね‥ハウゲンって村があったの
ある日村に落雷があって火事になったんだけど枝が古くなってると‥火は消えないんだよね‥
他の枝に火が回らない様に燃える村ごと切断された場所
エルバフの弱点かもね
火事と雷