3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1153話ネタバレ ロキとハイルディンの生誕秘話とエルバフの2人の王妃

世界貴族(天竜人)と対峙する上で必要なスキルが浮き彫りになってきた。能力バトルの前に不死身を攻略しなければ話にならない。覇王色の位置付けも更に高くなった。ヤーさんからヒントを授かりいざ陽界へ。
やたらとエルバフに絡むシャンクスの名前もマリージョア決戦の布石か。
そんな中で回想編がスタート。
エルバフウォーランドに現る2人の王妃と2人の王子

イーダとエストリッダ

1152話 まとめ
神の騎士団攻略の鍵は覇王色
ゾロは覇王色が開花している
ロキも覇王色を開花している
ロキはエルバフの死刑囚
ルフィがロキを仲間に勧誘
ロキは14年前に兵士113人を殺害、ハラルド王を殺害、ヤルルに瀕死の重症を負わせた
ハラルド王はマリージョアに出入りしていた
ハラルド王は数人の兵士に刺されて死亡した
14年前の事件が起こる前にロキとヤルルはハラルドに呼ばれていた
14年前何者かがエルバフ王家に伝わる禁断の悪魔の実を盗んだ
ハラルドは45歳で国王の座についた。当時はクズ扱いされていた(109年前)
ハラルド王殺害時にシャンクスはエルバフに滞在しており、ギャバンと一緒にいた
シャンクスはハラルドに会おうとしていた
シャンクスの左腕には謎の紋様があった

陽界のカットは0。冥界のルフィ達の様子と待望のエルバフ回想編がスタートした。ここから2話ほどは回想のフェーズとなるだろうか。

◉◉速報ワンピース1153話 ロキ誕生◉◉

エルバフの未来を担う2人の王子
ロキとハイルディン。正統な王子でありながら国民中に嫌われるロキ、仲間に信頼されるも純血ではない故に王座につけぬハイルディン。
ハラルドという同じ父を持つも腹違い、別々の王妃の元に生まれた2人の運命は‥

ハイルディン81歳(兄)
ロキ63歳(弟)

古代巨人族の血を色濃く引くロキは弟ながらも完全にハイルディンを凌駕する戦闘力を誇る。自分より弱い者など兄と認めてもいない。

寿命が長い巨人族達の歴史を紐解く過去回想編。現在の陽界で起きてるトラブルを解決するためにも必須のイベントだ。

ハラルドの主観で描かれてはいるが意外にも息子達と母達が目立っている。ロキの回想中(14年前)にハラルドの過去編がスタートするという少し変わった展開ではあったが定まってきた。1152話に引き続き109年前より過去編が綴られる。

ハラルドの生涯
109年前 45歳
14年前 140歳(没)
速報
ハイルディンの母『イーダ』登場
ハラルド王がイダに惚れてエルバフへ連れ帰る
ハイルディンが生まれるが結婚は叶わなかった
ロキの母『エストリッダ』登場
ロキが生誕、冥界に投げ落とされる

扉絵は金稲荷代参シリーズ。意外にもまだまだヤマトの旅は続く?河松の次はお菊と再会。鈴後(りんご)の大名に就任した様だ。これで新生ワノ国を象徴する大名達も出揃った。

若きハラルド

王座についたハラルドは45歳

年齢比較 現在 当時
オイモ 141 32
カーシー 153 44
ドリー 160 51
ブロギー 160 51

現在の巨兵海賊団の顔役達とも同期と言ってよい。そんな中でも古代巨人族の血を引くハラルドはズバ抜けて大きく力も強い。ドリーブロギーと比べでも圧巻。加えて王族という事もあり周りはハラルドを『ぼっちゃん』と甘やかしていた。『エルバフ以外の奴らは弱くて小さくてつまらない』それがハラルドの価値観
しかしながらクズと呼ばれた王にも転機が訪れる事に。

ハラルドについて

ドリー・ブロギーと共に暴走気味な幼少期を送ったエルバフの王子ハラルドは
古代巨人族の血を引く天性の巨体と怪力そして地位により
慢心極まりもはや誰にも止められない迷惑な人物に成長した

イーダとハラルド

ハラルド王が最初に選んだ女性はエルバフ外界の血。王として当然あるまじき縁談だ。イーダは南の海サムワナイ島出身

後に『ハイルディン』を産む『イーダ』
エルバフの荒くれた王ハラルドが惚れ込んだ女性。彼女もまた巨人族だがハラルドとの出会いでは人間に捕らえられ見せ物にさせられていた。

そばかす、厚めの唇、ポニーテール。これまでのワンピース女キャラとは少し違うビジュアルだ。

これを力づくで解放したハラルド。お礼をされる展開かと思いきやイーダにぶたれてしまう。もともとは人間族によって難破していたところを助けられていたイーダ。そのお礼に人間に協力していた経緯があった。

ハラルドに対しても物怖じせずにハッキリと意見するイーダ。強く大きく生まれたからといって他の人より優れているわけではないと言い放った。こういったイーダの言動が明君と呼ばれるハラルドの人格を形成したのだろう。『エルバフに来いよ』やがてハラルドはイーダを故郷へと招き入れた。

ハイルディン誕生

既に描かれていたがエルバフでは外海の巨人族の血を汚れとして認めてはいない。ハラルドはイーダをエルバフに連れ帰り結婚したかったが村の老人達はこれを禁じた。
それでも村に住む事は許されたイーダ。漁師村にて生活を送る。結婚こそ叶わないがやがてハイルディンを授かる(81年前)

国中が沸くはずの王子誕生となるはずだがハイルディンにとっても困難な人生となる。今でこそ大いなる夢を掲げてそれを支える仲間も集まったが初めから決まっていたルートでは無かった。この辺りはハラルドの血の賜物。王の資質を備えているのかもしれない。

冥界のロキとエストリッダ

ハラルドに用意された縁談。こちらは純血のエルバフの巨人族エストリッダ。酒村の権力者の娘で位も高く王妃に相応しい。地風術を学んでいるとの事。装いも美しい。美形の巨人族だとリプリーよりも上か?何よりハラルドとの縁談にも前向きだ

エストリッダ

私は生涯あなたを愛し抜く運命にあります
東の女と子(アイダとハイルディン)の事はお忘れください

しかしながら王家に入るや、かじった風水のせいで次から次に模様替え。だんだんと彼女の色に染まっていく。そしてエストリッダはロキを授かった。ビッグマムことリンリンがエルバフで暴れたのもこの年、63年前だ。ちなみにこの時ハラルドは遠征中であった。

ロキ 赤ちゃん

エストリッダ

怖い
いやよあんなの私の子じゃない
国王には死産だったと‥
呪われてるのよこの子は
見てよ怪物じゃない

生まれながらに不吉な目をしていたロキ。眼帯の理由がこれか‥気味が悪いと母によってまるでライオンの子供の様に冥界に落とされたロキ

不幸なロキ

宙をたぐるエルバフ王子の手が
誰かの手で包み込まれる事はなかった
この世で最も不幸な者は生まれた瞬間
母に存在を拒絶された者だ

現在冥界の怪物達を手懐けているのも幼少期のエピソードが絡んでいるのか。
既に他の巨人族とはスケールの違うロキは必死にアダムをよじ登り冥界を脱出しようとした。

元々ロキは生誕前から呪いの王子として元凶の様な扱いを受けてきた。そして母もロキを産んだ一年後に病気で死んでしまう‥

あまりにも破天荒な行いが描かれているがロキの人格形成には母エストリッダが大きく関わっているはずだ。異端だったハラルド以上に身体的特徴があったことで生きにくかった事だろう。

エルバフの外交

世界政府非加盟国で文化の発展においては後進国にあたるエルバフ。しかしそれでも早くから文化交流の大切さに気づいたハラルドは外交を行なっていた。その中には世界会議への参加権をも持つリュウグウ王国もあった。

しかし非加盟国ならではの障壁が立ちはだかる。ここからハラルドと世界政府の関係が浮き彫りになってくる。

エルバフの外交は上手く行きそうなところでことごとく世界政府に阻まれた

ナレーション

ハラルドが国交の壁に頭をかかえていた頃
王妃エストリッダは病に倒れた
ここからエルバフを襲う不幸の全てはロキの呪いと呼ばれる事になる

次号では休載。7月はスローダウンとなりそうだが夏いっぱい過去回想編のボリュームがあっても面白い。

ワンピース1153話 ロキの眼帯について

ロキのトレードマークとなっている眼帯。
もともと暴挙をおさえる為に宝樹アダムに縛られていたロキ。目隠しをされていてもおかしくはないが耳や口は拘束されていないのが気になる。

そしてこれだけ眼帯をしているのに近づいてきた人を認識している。例えばハイルディン他、新巨兵海賊団などは顔見知りという事もあり見聞色でその気配を認識出来たとしても不思議ではない。

問題は神の騎士団との絡みだ。シャムロックの顔がシャンクスと瓜二つである事やケルベロスの攻撃をしっかりと見えているかの様に認識していた。
眼帯をしていてもある程度の距離ならばしっかりと見えている様だ。

また1143話で描かれた幼少期の回想シーンでは幼いながらに眼帯をしていた。やはりこの眼帯には意味がありそうだ。

・外見的な特徴を隠す為。プリンの様な三つ目など‥あり得るとすれば一つ目か?

・目自体に能力が備わっている。見てはいけない、見られてはいけないなど母方遺伝の特徴

・見聞色を研ぎ澄ます為。藤虎の様に目を閉じていてもある程度のハンデは見聞色で埋められる。ロキはその最たる例で外見をも察知できる?

まだ本編では全く触れられていないが、いずれにせよロキが眼帯が解かれる時は近々くるだろう。エルバフを救うのか?潰してしまうのか?

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