3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ1164話 『頼むおれを殺してくれ』悔し泣きロックス悲痛の叫び

作品史上最大の事件もクライマックス。確定したロックスの敗戦ルート。残されたティーチに何を託すのか?現代にも残るゴッドバレーの遺恨。デービー一族の血が世界政府に迫る。

ここからの回収事項

何故ロジャーとガープが手を組むに至ったのか?
ロックスが狙っていた悪魔の実は?
ゴッドバレーが消えたのはバスターコール?マザーフレイム?
生存者と死者(未確定者)

↓↓↓

1164話判明事項

ロックスは悪魔化に抗えなかった
悪魔化したロックスが自身を殺す様にガープとロジャーに頼んだ
エリスとティーチはくまのニキュニキュの実の力で脱出

前回

前回の振り返り『約束』
イムがロックスを見てデービージョーンズと影を重ねる
イムとデービー一族(ロックス)の間には果たされるべき約束がある
ガープとロジャーはロックス側に加担してイムと対峙
キャプテン・ジョンがジキジキの実の能力を披露、島中の財宝を集める
ガンズイがボムボムの実の能力を披露、ジョンを打ち続け様にシキを狙う
磁気に引き寄せられたドラゴンは飛ばされてしまいシャンクスを離してしまう。シャンクスは宝箱へと興味を示した
ロックス、ニューゲート、リンリン、カイドウ、ガープ、ロジャーでイムに一斉攻撃
イムがロックスに対して黒転支配を発動、ロックスに家族を討つ様に命じる
イムが披露した力
脚爪で刺す
サターン聖の形態『牛鬼』を使いこなす。
サターン イム
不死身
攻撃を受けても即時復活、神の騎士団と比べると覇王色の覇気も効いていない
イム ロックス
黒転支配(ドミリバーシ)
触手でロックスを突き刺して悪魔化
イム 触手
覇王色
ロックス達の攻撃が波及したのか?イムの覇気かは微妙
イム 覇王色

◉◉1164話タイトル【デービーの血】◉◉

タイトルはデービーの血
前回うやむやだった『デービー一族』について進展が望める。800年前より世界を統べるイム達世界政府。その前に世界の王座にいたのは伝説の海賊デービー・D・ジョーンズだった?

扉絵は読者リクエスト
【時計を持ったうさぎを追いかけているペローナ】

良く見るとビッグマム海賊団の一員であるランドルフだ。独特の帽子がミホークに似ているという事でペローナも興味を示している。ちなみにホロホロ達もウサギ耳仕様だ。リクエストならではの共演。

速報
かつてデービー・ジョーンズこそ世界の王だった。ロックスの野望は復権
黒転支配に争うロックスだが侵食されていく
ロックスは暴走してリンリンとカイドウ、ニューゲートすら払いのける
エリスとティーチを救出したのはバーソロミュー・くま
イムが島内の全員を抹殺する様にロックスへ司令
ロックスは残った自我でガープとロジャーに自分を殺す様に頼む

今回もゴッドバレー完結とはならず‥しかし身体と自我を蝕まれたロックスが暴れ回りそれをガープとロジャーが止める構図は出来上がった。

デービージョーンズとジョイボーイ

前回のラスト。イムの触手に刺されたロックス。有無を言わさず身体を蝕む【黒転支配(ドミリバーシ)】なんとかギリギリ持ち堪える。それを下で見守るのはニューゲート、リンリン、カイドウ、ガープ、ロジャー。攻撃が効いていない事に戸惑っている一同。そして明らかなロックスの異変に気付く。

ワンピース 1164

半分悪魔の状態でもイムに楯突くロックス。やはり相当心が強い。イムもしぶとさを認めている。

デービー・D・ジョーンズこそがかつての世界の王の名だ

ロックスに言わせれば先祖のジョーンズこそ覇権を握っていた者でありその一族が『デービー』だった様だ。
おそらくはその覇権を崩したのがイム達他の国王達19人なのだろう。ロックスが世界の王を目指したのも必然か。復権は一族の悲願。ベガパンクも苦言を呈していたが果たして悪はどちらだったのだろうか。

どっちが怖い?
デービー・D・ジョーンズ
ジョイボーイ

そして同じ羅列でジョイボーイとジョーンズが語られた。どちらも世界政府にとにかく嫌われていた人物。
現代で言えば

ジョイボーイ→ルフィ
ジョーンズ→ティーチ

という図式になるだろうか。

夢を見るな
あんな奴らは二度と現れぬ
ヌシアさえ消えればな

この2人は言い換えればイムが唯一恐れる人物。つまりはイムをも倒す可能性を秘めているはずだ。

そしてイムが更に力を絞る。触手を接続したまま黒転支配を強めている様だ。ここまで持ち堪えていたロックスだが完全に意識を持っていかれる。

デービーの夢を終わらせにかかるイム。ロックスを地面へと叩きつけた。

巨人族

現代エルバフ編でも異様に巨人族達にこだわる世界政府。最強の兵力をまるごと手に入れようとしている。
そのきっかけとなるのが『ハラルド』だ。

イムに言わせればハラルドは『かくも操り易い王

この頃から既にハラルドを利用してエルバフを乗っ取ろうとする構想はあった様だ。
しかしやむなく失敗。俗に言う『ハラルドのしくじり』で頓挫していたが現代では直接巨人族の故郷エルバフへと出向き、イム自ら蹂躙し始めた。

この様子だと王家を襲った悲劇もイムがハラルドを悪魔化した可能性が高そうだ。エルバフ編も大分繋がって来た。

ロックスvsロックス海賊団

完全に悪魔化したロックス
事態を呑み込めないニューゲート、リンリン、カイドウが駆け寄る。しかし立ち上がるや否や味方の船員に攻撃を加えた。

カイドウ、リンリンを一撃で跳ね除ける。多少不意打ちではあったがただでさえ強いロックスが更に腕力を増している様に見える。

頼みの綱ニューゲートはロックスの剣を止める。2人の衝突は島中へと響き渡りゴッドバレーの山部分を倒すまでに至った。ゴッドバレーの象徴である片側の山が根本から折れて崩れた。これにて島は脱出難易度が跳ね上がる森は燃え逃げ惑う海兵、天竜人、海賊で大混乱。自力で動けない者も多数。島が消え去るのも時間の問題だ。

もちろんロックスも強いがニューゲートも一味の中では際立っている。悪魔化しているロックスと互角の鍔迫り合いを見せた。散々覇王色が描かれているエルバフ編でも『ハラルドvsロックス』に負けないほどの衝撃だ。

ロックス ニューゲート 覇気

解放の手

ゴッドバレー事件から500人もの奴隷達を逃したくま。食べたばかりの悪魔の実を使って戦地から奴隷を飛ばした。まさに『人に自由を与えた解放の手』
そんなバーソロミュー・くまがニキュニキュの実を使ってまたもや大仕事。ロックスに追われるエリス、ティーチを見事に逃がした。これでまた展開が変わってくる。

島自体に終焉が迫る中でも1人でも多くの命を救えないか懸命に歩き回ったくま。自身がフラフラになりながらもタイムリミットまで死力を尽くした。イワンコフとジニーの制止も構わず突き進んだくまによってデービーの血が救われた。まさに聖人の様な働きだ。

イムの命令通り妻子の元へ辿り着いたロックス
意識なく剣を振り上げて2人に襲いかかる。

これを見てエリスは全てを悟った。イムへ敗戦した事。やはりイムに会うには早かったらしい。

56年前(ゴッドバレー事件より18年前)時点。
世界会議の舞台、聖地マリージョア、イムのいる花の部屋に到達した時にはロックスはイムに敵わない事を知っていたのだろう。
イムにその刃を届かせる為には条件を整え、準備をする必要がある。おそらくはロックスが狙っていた悪魔の実2つと大槌船団(ガレイラ)がそれにあたるのではないか。
本来ならば準備を整えた時点で世界政府と対決するはずがシャッキー誘拐と故郷ゴッドバレーに向けられた人間狩りゲームによって大きく予定が狂ってしまった。

しかしエリスとしてもここでデービーの地を絶やすわけにはいかない。ティーチだけは逃がそうと海へ飛ぼうとした。しかし周りからは軍艦からの砲撃‥万事休すかと思われたその時、くまが2人を飛ばしてみせた。
シャンクスを助けたドラゴンをも超える活躍だ。エッグヘッド編で注目を浴びたバーソロミュー・くま。ある意味作品でピークを迎えたかに見えたがまだ見せ場が残っていた様だ。

くま エリス ティーチ

ティーチとしては今回のゴッドバレー事件での経験は一生もののトラウマになりかねない。天竜人達から兎として狙われ、豹変した父にも襲われる事態となった。寝れない(寝ない)という秘密も事件が関わっているのではないか?

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