ワンピース エルバフに生える【宝樹アダム】の謎と世界樹
エルバフ編突入以前より聳え立つ大樹が世界樹ユグドラシルではないか?という予想が有力とされていた。
北欧神話をオマージュしている様な世界観でユグドラシルは核となる存在。
そんなエルバフ・ウォーランド王国の下層『冥界』でロキ王子が縛りつけられていたのは【宝樹アダム】であると判明した。
宝樹アダム
ウォーターセブン編にてその名前が出てきた伝説の大樹。他でもなく宝樹アダムを説明してくれたのはフランキーだった。この頃のフランキーは荒くれ者を従えており、闇取引などにも手を出していた様だ。
宝樹アダム |
世界にたった数本 |
最強の樹、巨大な樹 |
2億ベリーの価値 |
戦争を繰り返す島に存在していた |
砲弾が降り注ぎ町が廃墟と化しても立ち続ける |
麦わらの一味から奪った大金。ウソップなど含めて一悶着あったがこの2億を元手にフランキーは裏ルートに出回る宝樹アダムを購入した。
その後エニエスロビーでの共闘を経て心境の変化があったフランキーはこの一味に船を造りたいと考えるまでに。自身も麦わらの一味に加入し制作したサニー号に乗り込んだ。
抜群の耐久性を誇るアダムは船の材料としても最適
ロジャー海賊団が偉大なる航路制覇を成し遂げた
オーロ・ジャクソン号
ルフィ達麦わらの一味を乗せる
サウザンド・サニー号
今判明している分だとこの2隻がアダムの木材を使用して造られている。
ロキ王子
おれはエルバフ一の力自慢だが
何せこの樹はこのウォーランド王国そのものである『宝樹アダム』
そして1131話ではこの『宝樹アダム』がエルバフのウォーランド王国に生えている事が判明した。
この宝樹アダムはウォーランド王国そのもので巨人族達はアダムに寄り添う形で生活をしている様だ。
ウォーランド全体像を捉えた時に中心に聳え立つ大樹こそが『宝樹アダム』
少し不可解なのが『世界樹ユグドラシル』と混在している点だ。エルバフ編の冒頭では世界樹というワードが先行していた。北欧神話をモチーフにしている事からも読者としても説得力があり、ユグドラシルの謎が解き明かされていくのだろと期待していた。
そんな矢先にロキの口から明かされた情報。
おそらくは広義の意味で
宝樹アダム=世界樹ユグドラシル
エルバフ外海の世界へはアダムという名前が一般的で巨人族達身内ではユグドラシル、もしくは世界樹と呼んで信仰しているという形だろうか。
エルバフとウォーランドの使い分けが曖昧だったりとエルバフ編は言い回しが何かとクセがある。
フランキー
ある戦争を繰り返す島‥
たとえ島に住む人間が砲弾の降り注ぐ戦争を始めようが
島中の人間が死に町が死に廃墟と化そうが‥
ものともせず立ち続ける巨大な樹
何が起きても倒れねぇ
人はまたその樹に寄り町を‥国を作る
今思い返すとフランキーはかなりヒントをくれていた。これほど巨人族の故郷エルバフにマッチするものもないだろう。
どうしても戦争というワードが独り歩きしてしまいバレットの故郷やカイドウの出身地(ウオッカ王国)なんかが有力候補として挙がっていた。
戦いというワードに着目すればすんなりとエルバフが思いつくのだが不思議と少なかった気がする。
ここはエルバフの戦士の王国ウォーランド
かつて戦争に明け暮れた世界最強の王国
これはエピソード中にロキ王子が語ったエルバフウォーランドの謳い文句。今でこそ終戦傾向にあるもののかつてはとにかく戦いに明け暮れた様だ。そしてフランキーの説明と照らし合わせると滅亡と復活を繰り返して今に至るのだろう。
日常的に砲弾が降り注ぐほど激化した戦地、ウォーランド全土の人々が死に絶えても廃墟となっても中心に聳え立つアダムと共に再生した。まさに最強の樹と言えるだろう。
これだけの耐久性を持つ樹でサニー号が形成されてると思えばルフィ達の今後の険しい航海も盤石であろう。船が起因で冒険が頓挫するなんて事は無さそう。
エルバフではサウザンド・サニー号に関するイベントも発展するかもしれない。船に関するエピソードはウォーターセブンがピークであったが最終章でもう一山あっても面白い。
余談ではあるがサニー号には予備の木材(アダム)がストックされており修復の際に用いられている。これだけ信仰されている神木の様な樹を切るわけにはいかないがエルバフで補充する事も出来るかもしれない。