ワンピース1149話ネタバレ ソマーズに植え付けられたゴッドバレー事件のトラウマ
圧倒的な力、奇抜な能力、不死身の耐久性を見せる神の騎士団。革命軍の対抗馬ともあってやはり強い。
ルフィ、ゾロ、サンジ達主戦を欠いた麦わらの一味もここまでは完全に押されている。
そんな中で勝負論があるのが『ギャバン』。最悪の場合は化け物3人を一手に担う恐れがあるが両陣営の実力を示す良い機会だ。
子供達を救う為に続々と樹8に巨人が集まる中で混戦模様を打開するのは?
前回の進展 |
人質になった子供のうちローニャが最初の犠牲に選ばれ弾劾に立たされる。 |
30秒のカウントダウンが迫り、残り1秒でヤルルは図書館と学校を燃やす事を決意 |
燃やす直前でギャバンが現れてソマーズを斬る。2人には面識がある様子。 |
ルフィ達冥界の描写は無し、ナミ達はまだ拘束されている |
樹道8号線 |
行進する10人の子供達 |
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中央を貫く太い枝、樹道8号線を行進していたが現在は足踏み中。人質となった10人は1人ずつ天秤にかけられる。軍子が矢印で作った道を辿ると落ちれば冥界まっしぐらの崖っぷちへと立たされた。マリージョアへ連れ去るまでもなくここで何人か犠牲になるかもしれない。 |
麦わらの一味、ソマーズ |
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軍子が子供達の方へ向かっている為少し離れている。拘束されているナミ達をロビンが解放しようとしていたところにソマーズが現れた。ロビンを荊で締め上げている途中でギャバンが登場。ソマーズを斧で斬りつけた。 |
最初の犠牲者になりかけたのがローニャ。大好きなセイウチの学校、フクロウの図書館を守るためには自身が命を落とさなければならない。とても耐えがたい仕打ちだがまるで運命を受け入れるかの様に強く立ち向かった。
子供達を手にかけエルバフを乗っ取ろうとする神の騎士団に対してギャバンのこの表情。完全にスイッチが入っており本腰を入れた伝説の男の実力が知れそう。
セイウチの学校をジャックしているキリンガムについてはほとんど出番なし。ドリー、ブロギー、他の麦わらの一味達がここに助けに行かなければ打開は難しいか。
逆の発想ではあるが神の騎士団をルフィ達のいる冥界に落としてしまう手もある。
ロビンはただ能力圏外に離す為にソマーズを突き落としたが実は良い線を行っていた。物理的に神の騎士団は死なずともルフィ達やハイルディン、ロキ(手負い)の揃う冥界は戦力が高い。
ワンピース1149話 冥界が蚊帳の外
しばらくルフィが登場しないという展開もこれまでのエピソードでも度々あった。特段珍しいかと聞かれるとそこまででもない。
エルバフ編開始以降はコンスタントに顔を出していたルフィだが陽界が慌ただしくなるや完全に消えてしまっている。
ロキ解放という火種を作ったものの沈静化しつつある。
これまでのルフィ |
眠霧地帯で眠りに落ちムギンによってエルバフに運ばれた。 |
ロードが作ったジオラマの中で奮闘し脱出 |
ただならぬ気配を感じて冥界へ。ロキ王子と遭遇。 |
ロキに解放の鍵探しを頼まれる。 |
巨人族から友の盃、歓迎の宴を受ける。 |
アウルスト城へ潜入。荒らされた跡を目の当たりにしギャバンに出会う。 |
ギャバンとロキ解放の鍵を巡って交戦。ギャバンがあっさりと降参。 |
ロキの錠を部分的に解除したが瀕死のロキが最後の力を振り絞って暴れる。 |
ルフィを止めに来た新巨兵海賊団にロキの治療を頼む。 |
シャンクスに関する情報とハラルド王殺害事件の真相を知るロキへ問答 |
ロキがかつてロックスに憧れていた事、ハラルド王殺害は明るみに出ている部分が全てではない事、シャンクスの居場所を確かに知っている事‥
意外と饒舌なロキによって重要事項が提起されていく。
冥界のメンバー | ||
ルフィ | ゾロ | サンジ |
ハイルディン | スタンセン | ゴールドバーグ |
ロード | ゲルズ | ロキ |
肉やスープなどをルフィと一緒に食べ尽くし少しずつ英気を取り戻すロキ。一時は神の騎士団によって瀕死にまで追い込まれたがひとまずは大丈夫そうだ。
冥界にいるメンバーはエルバフに現れた侵入者の存在を把握している。ロキによってそれらが世界政府側の人間である事も伝わった。
陽界に危険が及んでいる事も想像できるはずだがあまり焦燥感は無い。
エルバフの最重要人物は間違いなくロキ、そしてロキと化学反応を起こす太陽の神はルフィ。2人の描写無くしてエルバフ編の進展はあり得ないがどのタイミングで陽界と繋がるのか注目だ。
この調子だとギャバンがこの騒動を請け負い、ある程度決着がつくまではこのままになってしまうかもしれない。
ワンピース1149話 樹8へ集結
樹道8号線、通称ジュッパチ
子供達が行進し、神の騎士団や麦わらの一味が集まる樹道8号線。
エルバフならではの住所区間ではあるが尾田先生はかなり推している。
あっという間にエルバフを支配にかかる神の騎士団達に対してこれまで出遅れていた巨人族達だったがいよいよ集結しそうな展開だ。
兵力や数の利を考えれば如何に世界政府の懐剣と言えど巨人族達も対等以上に渡り合える。枷となっている子供達を解放する為には兎にも角にも駆けつける事だ。
科学施設付近からはフランキーと共に行動していたリプリーが離脱し樹8へ。
ドリー、ブロギーはじめとする巨兵海賊団は『こわいもの』退治と分担して残りのメンバーが樹8へ。
更に他の村からも続々と樹8へと向かう。
気をつけなければならないのは『セイウチの学校』
こちらはキリンガムによって制圧されている。キバ校長は倒れ、なんとかアンジェが持ち堪えている状況だ。
人質の10人を救えどこちらを引き合いに出されれば巨人族達の動きはいとも容易く止められてしまう。
ワンピース1149話 隠し球チョッパー
この騒動で少し消えているチョッパー。ソマーズvsサウロ勃発前にロビンと共にサウロの後ろ髪に隠れて難を逃れた。
本来ならば力を合わせて戦うべきであるが事前にサウロより『不死身』である事、勝てない事を諭され従った形。
そして抗ったサウロもあっさりとやられて事態は悪化してしまった。更には激昂したロビンが飛び出す結果に。
チョッパあなたはここに残って!
2人の能力を見極められずに戦うべきじゃない
ここでもチョッパーはロビンについてはいかずにサウロの髪に残った。ロビンはこの時点でもソマーズに敵わぬ事を感じている様だ。
結局は謎の多い神の騎士団の能力を考察する必要がある。それまではチョッパーの存在を隠しておくという意味合いもあるだろうか。
ナミ達が捕らえられておりロビンだけでこれを救うのは難しい。それだけならまだしもロビンまで捕らえられてしまった。
かなり苦しい状況ではあるが騎士団にバレていないチョッパーが見せ場を作る事が出来るだろうか。
ワンピース1149話 ゴッドバレー事件での因縁
驚く事に面識のある2人。
元海賊王の左腕、No3 スコッパー・ギャバン
神の騎士団 シェパード・ソマーズ聖
見た目の系統もかなり似ており、互いに愛を語り思想も似ているのかもしれない。
元々、神の騎士団がエルバフに降り立った時点でギャバンはその存在を察知しており、正体についてもある程度あたりをつけていた。
一方でソマーズ達騎士団側はギャバンがエルバフにいるという情報を持っていなかった様だ。それだけに突然のカットインに驚いた事だろう。
ギャバンはロジャー海賊団の解散後にエルバフへとやってきた。
25年前 |
偉大なる航路制覇 |
24年前 |
ロジャー処刑、ロジャー海賊団解散 |
レイリーが隠居してシャンボンディ諸島でコーティング家を営んでいる様にギャバンも一線を退き世界政府非加盟国のエルバフでひっそりと暮らしていた。
巨人族のリプリーとの間に息子コロンも授かり海賊王の船員として悪名を轟かせたとは思えないほど穏やかな暮らしを送っていた。
エルバフ移住後に騎士団との絡みがあったとは考えにくい。おそらく接点となるのはロジャー海賊団時代の事だろう。世界一の海賊団となれば世界政府側の上層とぶつかっていてもおかしくはない。
注目はやはりゴッドバレー事件だろう。
遡る事38年前。ゴッドバレーが舞台となり大物達が集まった世間にはあまり語られる事の無い大事件だ。
ロジャー海賊団、ロックス海賊団、海軍、神の騎士団、サターン聖など錚々たるメンツ。
この時ロジャー海賊団と海軍(ガープ)が手を組みロックス海賊団を殲滅した。そうせざるを得ないほどロックスは強大だったと言える。
ギャバンとソマーズはそれぞれロジャー海賊団と神の騎士団に属している。ゴッドバレー事件だけを切り取ると最終的には共闘関係にあった勢力だ。しかしその途中は判らない。当然ながらこの当時のロジャー海賊団も強力。ガープはじめとする海軍、世界政府サイドとは激しく火花を散らした筈だ。その過程でギャバンとソマーズが交戦していた可能性は十分にあり得る。
現在、神の騎士団のリーダーであるシャムロックはこの時生まれたばかり。父のガーリング聖が騎士団を仕切っていた。
ソマーズは風貌からすればギャバンと近しき年齢帯だろう。この時が全盛期の実力だったかもしれない。
そしてネタ顔に近い様な驚き顔を見せた。なんでここにいるんだという気持ちもあるだろうがビビっている様にも見える。もしかするとソマーズはギャバンにトラウマを植え付けられるほどにこっぴどくやられたのかもしれない。
ワンピース1149話 不死身の攻略方法
五老星に神の騎士団。世界政府の戦闘部隊は不死身揃いと来ている。
先のエッグヘッドではルフィ、ドリー、ブロギー達が五老星を相手にしたがどんなに攻撃をしても決定打には至らなかった。
カイドウをも倒したルフィを持ってしても苦戦。攻略方法は結局判らないままだった。
そんな中で一撃で五老星達をマリージョアまで吹き飛ばしてしまったのは『ジョイボーイの覇気』である。
800年前よりエメトに封印されていた覇気は劣化する事なく解放するや衝撃波にも近い程のインパクトであった。おそらくは覇王色だろう。
今のところこの爆発的な覇気が攻略の糸口となりそうだ。ジョイボーイの覇気は作品でも屈指の威力。現存するキャラで言えばレイリーやシャンクス、ガープなどが使い手の筆頭。ルフィもニカの能力ばかりが注目されているがワノ国では覇王色の練度を高め攻撃に纏うまで昇華している。そんなルフィでも倒す事が出来ないわけだからプラスアルファで別の切り口での攻略が必要なのかもしれない。
そしてエルバフでは軍子やソマーズが攻撃を意に介せずあっさりと復活している。それぞれが悪魔の実の能力者でありながらまた別枠で能力を備えている様にも見える。ウソップの攻撃を受けて復活する軍子はまるで自然系の能力者の様に流動的な身体であった。
ロビンが打撃や関節技で徹底的にソマーズを叩いたがまるでノーダメージ。道連れにする他倒す方法が見当たらなかった。そんな中でギャバンはあっさりとソマーズの右腕を斬り落としてみせた。
ソマーズ自身も右手が再生しない事に驚いていた。ここまでの描写を見るとギャバンは生身。やはり覇気が起因していると見るのが自然だろう。(特に覇王色)
更に追撃を加えるギャバン。ソマーズは確かに血を吹き出していた。これまでと比べてきちんと攻撃が貫通している。あくまで再生しないだけで痛がってはいないのが不気味なところ。
皆が苦戦する不死身集団ではあるがソマーズは攻略の糸口を掴んでいるのかもしれない。さすがは海賊王の右腕と言えるが神の騎士団と対等に渡り合えるキャラは限られてくるかもしれない。本当に覇王色が打開策の場合ルフィぐらいしか使いこなせない。
ワンピース1149話 エルバフを襲うデスゲーム
巨人族の故郷エルバフはウォーランド王国に目をつけた神の騎士団。世界最大規模の兵力を手に入れる為に弱みとなる子供達を狙ってゲームを仕掛けた
ソマーズ、キリンガム、軍子
3人の神の騎士団がそれぞれ局面を制圧してエルバフを混乱に陥れた。
そしてソマーズが自ら素性を明かして現在のゲーム進捗を説明。更には世界政府としての目的を明かした。
エルバフ侵略の目的は大きく分けて2つ
・エルバフの巨人族達を兵力として支配下に置くこと
・フクロウの図書館、セイウチの学校を燃やし、何千年も前からの資料や文献を消す事
制圧と選択
ソマーズ あーあー エルバフの戦士の諸君!! 皆周りで起きている“珍事”への対応に追われてる事だろう それは我々の所業だ おれは聖地マリージョアの懐剣 すでに承知と思うが 現在我々は子供10名を誘拐中だ それに伴い… つまり誰かが救出すると ギャハハ 手っ取り早く話すぞ 我々の目的は単純だ さて…命令だ 戦いに不必要な「学校」とくだらねェ過去を溜め込んだ「図書館」を今すぐに燃やし!!我々に忠誠を誓え!! さもなくばガキを1人ずつ消していく 長老ヤルル!
聞こえるか
エルバフ
神の騎士団ソマーズ
学校からしつこく子供らを解放しようと追いかけてきた
オレンジのヒゲの男はすでに血まみれで倒れている(サウロ)
お前達が軽く見積もってたガキ共は
今ただただゴールに向かって突き進んでいる
威勢のよかった巨兵海賊団の船が墜落したぞ!
強いMMAがいた様だ
ますますガキ共は救われそうにねぇな
伝説の戦士山ひげのヤルル
王不在につき…お前が“代表”だ!!
お前ら“巨人族”を「戦闘奴隷」にする事だ!!
従って…人質にするガキ共の効力を確認したい
よく聞けエルバフ
お前が決断しろ
ハラルドの説いた新生エルバフの肝ともなる教育施設
『セイウチの学校』『フクロウの図書館』
神の騎士団はこれらを燃やす事を要求。少しずつ発展していたエルバフの文化が衰退しかつての戦いに明け暮れていた戦士の国へと逆戻り。
知恵が無い分、政府としても扱いやすいだろうか?
アンジェ
「学校」は現エルバフの平和の象徴
「図書館」はエルバフの古い歴史と
オハラの学者達の犠牲の上に残された世界の知識
この財産はエルバフだけのものじゃないんです
必死にこれらの価値を熱弁するアンジェだったが虚しくも『暑苦しい』と一蹴されてしまった。混乱の最中ではあるがオハラから持ち帰った文献の存在が世界政府にも露呈してしまった。政府側としても図書館を根絶やしにする意味は大きい。
目的はエルバフの巨人族達を戦闘奴隷として扱う事。ベガパンクのメッセージ発信につき、これから大きな戦いとなるのは必至。どんな勢力を味方につけるよるも巨人族達は屈強である。
そしてその手段としてエルバフの子供達に目をつけた。戦いを知らぬいわゆる牙を抜かれた世代達。身体こそ大きいが戦闘力は乏しい。計10人の子供を攫い人質とした。大人達が速やかに従わなければ1人ずつ消されていく。
もし、真っ向からエルバフを滅ぼし支配しようとすれば政府側も被害は甚大だろう。対してほとんど人数をかけずに子供達を攫い、コントロールしようとしている。敵ながら恐ろしいほどに効率的で手際が良い。
カウントダウン
エルバフに提示された厳しい条件。
混乱が収まらない状況で考える間も与えずに30秒のカウントダウンが開始された。急な作戦(ゲーム)としては驚くほどに作り込まれている。憎らしいが鮮やかな出口と言わざる得ない。
この状況下で巨人族の間でも意見は割れた。
ある者は図書館に何千年分もの過去の人々の声が詰まった文献を重んじ。
ある者は子供達の命こそ1番だと主張する。
ある者は誰か近くにいたらゲームを止めてくれと、半ば他力本願に諦め。
統率はとれる筈もない。
詰まるところこのゲームで巨人族が下す判断は『エルバフが今後、世界政府(神の騎士団)に屈するかどうか』
非加盟国に突きつけられた無理な二択。子供達がいるだけに暴挙には出れない。あまりにも短い時間。カウントダウンは無情にも進む。
ポイント
エルバフ全土に向けガキの声も拾える様にしておけ
30秒後に決断できてなきゃ1人目のガキを突き落とす
山ひげのヤルル、学校の教師に指示をしろ
学校と図書館に火を放てとな
なお「学校」「図書館」を燃やす際、その場から
一切の本の持ち出しを禁ずる
なぜならおれ達が燃やしたいものは
お前達の文化と歴史だからだ
10秒前だ
答えろよヤルル
残り10秒を切り、ここでソマーズは人質となっているローニャの声を拾った。ローニャは大好きな学校と図書館の為に自分が犠牲になるのも受け入れている。幼き子供の決意を汲んでようやく残り1秒でヤルルが苦渋の決断。
ヤルル
アンジェ
学校に火をつけなさい
図書館を燃やしなさい
この後にギャバンが現れソマーズに待ったをかけたが結果的にはエルバフが屈した様に見える。代表となり決断を下したヤルルを責める事は出来ない。むしろ遅すぎるくらいの判断だ。
ワンピース1149話 コロンがマリージョアへ
ここまでのエルバフ編においてダントツに危ないのがギャバン親子だ。神の騎士団が到着しエルバフに役者ざ出揃った時点で継承を鳴らしていた読者も多いはず。
妻のリプリーはさて置き、息子のコロンと夫のギャバンにはどうも危険が付き纏う雰囲気だ。
現状で最大のウィークポイントとなっているエルバフの子供達。他の子と比べて活発で好戦的なコロンも軍子に捕まり人質の仲間入りを果たした。
臆病であればまだ良かったものの、興味本位に戦線に繰り出してこの事態を招いてしまった。
コロンを餌にギャバンがやられてしまう
コロンがマリージョアへ連れ攫われる
パターンはいくつか考えられるが例えギャバンが不死身の神の騎士団を凌駕する力を持っていたとしてもコロンを引き合いに出されれば萎縮してしまい餌食となる。
実際に攫うならばまだしも躊躇なく殺せるほどの残虐さを兼ねている事はギャバンも承知だろう。
派手な登場シーンも出オチとならなければいいのだがどうしても敗北が過ぎってしまう。
更にコロンは麦わらの一味と騎士団がぶつかる火種にもなる。既にルフィはコロンと絡んでおり、ナミ達は目の前でコロンを軍子に奪われた重責がある。
このままエルバフで決着がつかずマリージョアへと連れて行かれてもルフィ達が追いかける動機となるだろう。
悲しいことにエピソードにおいてコロンは都合が良すぎる‥
ワンピース1149話 最終決戦はマリージョア ルフィと政府の火種
最終回に大分近づいてきたワンピース。
エッグヘッド編では世界政府の闇が浮き彫りになりこれまでラスボス候補だったシャンクスやティーチなどを抑えてルフィの前に立ちはだかる図式が強くなってきた。
エニエスロビー |
諜報部員CP達と全面対決、司法の島をめちゃくちゃにしてバスターコールをも発動させた。連行された罪人ロビン・フランキーを取り返し世界政府へ風穴を空けた。ルフィの悪名を一気に轟かせ単なるルーキーから脱却した事件 |
ワノ国 |
世界政府側の失態とも言えるが特別警戒していたニカの能力覚醒を許してしまう。歯止めが効かない事態へ |
エッグヘッド |
抹殺指令の下ったベカパンクを守る為に世界権力のトップ5人と真っ向から対決。公になってはいないがベカパンクを救出した形。世界政府にとっての禁忌と言える内容が世間に流布した。 |
世界政府が無能に写るほどにルフィにはここまでいい様にやられている。とはいえ革命軍の様にルフィの方から世界政府を潰しに行くという動機は今のところない。
特に肝になりそうなのはビビぐらいであったがエルバフで面白い火種が新たに発生しそうだ。ポイントは『エルバフの子供達』
世界政府がエルバフ支配を目論んで子供達をマリージョアへ誘拐しようとしている。
ドリー・ブロギーとは友人関係 |
ハイルディン含む新巨兵海賊団は傘下 |
オイモ、カーシーとも死線を共に超えた仲 |
エルバフで出逢った巨人族達も麦わらの一味を歓迎してくれた |
子供達とは絡みがあったが乱暴な行いを指摘された程度、コロンとは挨拶代わりの交戦 |
子供達との交流こそ少ないがコロンの攻撃とギア3で反撃したあの下りが生きてくるかもしれない。鍵をくれた
(奪った)ギャバンの息子でもある。助けるという動機としてもこじ付けられそうだ。
何よりも巨人族とルフィ達の絆は深い。エピソード序盤ながらも魚人島編を凌ぐほどに異種族に歓迎されている。その子供達であれば十分助けるに値する。
また、他にも火種になりそうな事項がある。
マリージョアに攫われそうな人物 |
ブルック(軍子の音楽奴隷) |
ロビン(世界政府にとっての重要人物) |
ギャバン(エルバフの子供達と同価値) |
各々がある程度の実力を持つ。四皇海賊団の幹部格以上という事もあり簡単に連れ攫われてしまう様なタマではない。
それでも騎士団が相手と考えると最悪の事態に発展する可能性は十分にあり得る。
意外な線がブルック。軍子にアーティストとしての利用価値を見出され生涯音楽奴隷の条件を提示された。ルフィへの忠誠もあり一度は断ったが強引に連れ攫われる可能性も。
ロビンは言わずもがな。麦わらの一味の中でも特に世界政府へと狙われてきた重要人物。ベガパンクのメッセージ発信で世界へと禁忌が漏れてしまったが古代文字解読という稀有な能力は狙われるに値する。
エルバフで突如現れたロジャー海賊団のNo.3格スコッパー・ギャバン。息子であるコロンが窮地に立たされており騎士団に立ち向かっている。巨人達とも繋がりが深いだけに人質として子供達と同価値を見出されるかもしれない。
実際にマリージョアとなれば過去最高の難易度が予想される。エニエスロビーのロビン、インペルダウンとマリンフォードのエース、ホールケーキアイランドのサンジ‥これまで高難易度の救出作戦を敢行してきたルフィだが文字通り世界を相手にしなくてはいけないスケール
かつてあのドラゴンでもジニーが聖地マリージョアに攫われた際にうかつに手は出せなかった。やはりマリージョアには何かがある。
ワンピース1149話 一躍重要人物へ『ローニャ』
エルバフはセイウチの学校に通う子供達の中にどこか見覚えのある顔があった。
神の騎士団によって攫われそうになっている10人の中の1人。長めの髪を編んだポニーテールと生え変わり中の歯が特徴的。
同作者の同作品とは言え既視感満載。
『ブルーファン』
アマゾンリリー、九蛇海賊団の一員
小柄ながらも九蛇の一員らしく気が強い
『チムニー』
ウォーターセブン編で登場。シフト駅。
ココロの孫娘。
髪の結い方と特徴的な目が非常にローニャと似ている。
運悪くこのローニャが人質の中から選出され最初の犠牲者となった。軍子によってコントロールされ断崖まで歩かされたローニャ。
あと一押しで冥界へと真っ逆さまの状況。
セイウチの学校から攫われた時は眠らされており、気付いた時には自分の意思に反して行進していた。
更にはソマーズ聖によってエルバフに突きつけられたまあまりにも酷い条件を把握する。
ローニャ
何だろ!!変だね!!
でも平気だよ!!
イルヴァ心配ない!!
大丈夫きっと大丈夫
何でもないよ
イルヴァをはじめ、他の子供達も心配する中で迷惑わかけない様にと必死で恐怖を押し殺すローニャ。泣き叫ぶ事もなく出来る限り冷静に振る舞っていた。
とはいえ身体は震え、目の前には落ちれば地獄の状況‥
そんな中でカウントダウン30秒が開始された
ローニャの命と引き合いになったのはエルバフの重要施設。セイウチの学校、フクロウの図書館だ。戦士の国から生まれ変わろうとするエルバフにとって教育の要となる機関。それだけに大人達はすぐには判断出来ずにいた。価値ある文化を自ら破棄するにはあまりにも勇気がいる。
カウントダウンが迫る中で何より学校と図書館の重要性を理解しているローニャは自分が落ちても構わないとまで語った。大好きな場所が無くなるならば自分が落ちた方がいい‥
この状況で少女が出す答えではない。牙は抜かれていてもやはりエルバフの誇りや強さは子供達にも根付いている様だ。戸惑っている大人達が情けなく思えるほど立派なローニャ
ローニャ
ヤルル様
私は学校が大好き
友達がいるもの
図書館も大好き
世界中の事をご本は教えてくれるから
学校では先生達にこうやって習いました
人に迷惑をかけてはいけません
人の嫌がる事をしてはいけません
私がここから落ちない為に
学校や図書館が無くなっちゃうのはみんなは嫌だと思うから
私は落ちた方がいいと思う
ヤルル様
私は大丈夫です
私は運がいいからきっと大丈夫
これを受けて残り1秒でヤルルは学校と図書館を燃やす事を決意。判断は遅れてしまったがローニャの最後の言葉があったからこそ。
そしてギリギリでギャバンが駆けつけてソマーズを止めた。
パッと出たキャラではあるが1148話ではサブタイトルにその名前が抜擢されエピソード内でのセリフもソマーズの演説並に長かった。
コロン(ギャバンとリプリーの子)やイルヴァ(ヤルルの玄孫)にばかり目がいく中で大活躍と言えよう。
ちなみにローニャの父親も登場している。
ワンピース1149話 ドリーとブロギーが死ぬ?
故郷に戻ってきたお頭2人。
キッド海賊団に放った覇国は圧巻、先のエッグヘッドでも得体の知れない五老星相手に躍動した。
懸賞金1億が先行して実力評価が難しかった2人。読者達の間で様々な論議がなされてきたがエルバフ編で改めて懸賞金が設定
その評価額は18億ベリーとなった。
2人合わせてではなくそれぞれ個人にかけられた点にも注目。単純にトータルバウンティの方式で言えば2人が共闘した場合36億ベリー相当になる。
もちろんそう簡単な話ではないが、共闘スタイルのキャラに各々ついた懸賞金額としては破格と言える。
普通はこれだけの猛者が複数人揃ってもコンビネーションは難しい。しかしながらドリー・ブロギーは幾多もの決闘で互いをよく知るライバル。作品中でもトップクラスと言えよう。
懸賞金判明は嬉しい限りだが誰かの踏み台になってしまうのでは?という懸念もある。評価が妥当かはさておき
ワノ国後にはローとキッドに30億の高額懸賞金がかけられたが更に高額のティーチとシャンクスに敗れ散っている。
エルバフ編突入前に十分過ぎるほど活躍したドリー・ブロギーだけに正直なところ戦闘に限ってはこれ以上のサプライズは難しい。
むしろ巨兵海賊団の現役のお頭が敗れたという展開のほうがインパクトがあるだろう。
特別懸賞金26億ベリーのロキ
神の騎士団と思われる2人
どちらも実力を示す上でドリー・ブロギーはおあつらえ向きな相手だ。
それだけではなくルフィが戦う為のストーリー性としても良い材料になる。ドリブロの敵討ちとなればルフィも一気に火が着くだろう。
ワンピース1149話 ベガパンク(悪)リリスの生存
エッグヘッド事件後にエルバフへと侵略して来た神の騎士団。子供達を攫いエルバフそのものを手に入れて兵力にしようとしている。
そんな中で世界政府側(神の騎士団)が知り得なかった情報が露呈してしまった。
一つ目はオハラ事件で死んだとされている元海軍中将ハグワール・D・サウロが生きていた事。
そしてまだバレてはいないがこのまま展開が進めば危険なのがDr.ベガパンクの生存がバレてしまう事だ。
エッグヘッド事件では世界へとメッセージを発信したベガパンクだが本体(ステラ)は黄猿とサターン聖に致命傷を負わされて心配停止となっている。
裏切り者である欲(ヨーク)以外の猫(サテライト)も死んだとされている。
しかし実際には悪(リリス)が生きており麦わらの一味と共にエッグヘッドへと向かっている。
本体(ステラ)の完全版となるクローンも持ち出し事実上はエッグヘッド事件前に近い状況まで修復可能だ。
これらの情報は直前にパンクレコーズ(脳)による同期を切り離した事で欲(ヨーク)側にもバレていないはずだ。
想(エジソン)達、猫(サテライト)が生きている事は欲(ヨーク)も察知してはいるがせいぜいここまでの情報だろう。
研究層(ラボフェーズ)は欲(ヨーク)
パンクレコーズは他のサテライトへ
ベガパンクの研究施設と脳は各陣営に別れた状態ではあるが本体(ステラ)のクローンに関する情報についてはおそらく世界政府側にも伝わってはいない。
今回エルバフに侵入している騎士団達に悪(リリス)の存在がバレてしまえばエッグヘッドに続いて再びベガパンクに危機が及ぶ。
空白の100年の研究に基づいた世界の秘密は既に世間へと漏れてしまった後ではあるがそれでも天才の頭脳と科学力は価値が高い。
本体(ステラ)ともあってサテライトの基となるオリジナル個体でもある。
リリスとしてクローン復活に向けてエルバフでひっそりと滞在する予定だったが、アテが外れてしまうかもしれない。