3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース ガルテル島にて【バルトロメオがシャンクスに敗北】バルトクラブ壊滅へ

ワンピース【バルトロメオがシャンクスに敗北】バルトクラブ壊滅へ

今回はワンピース考察。いつの間にか盛り上がっていたバルトロメオとシャンクスの遺恨が遂に進展。やはりシャンクスを怒らせてはいけなかった‥
シャンクスからすれば小物の相手程度ではありますがきっちりとケジメをつけました。

赤髪海賊団は『海賊らしさ』を徹底している様に見えます。時には敵に情けをかけてしまう主人公よりも一度歯向かったら絶対に許さない非情さに痺れてしまいます。

描写自体は派手に爆破されていますがこれで全滅って事は無いでしょう。ドリー・ブロギーの覇国と比べるとそこまでの殺意は感じません。あくまでも形式的なケジメでありこれを乗り越えてバルトロメオ海賊団も再起出来そうです。

一瞬は助かったと油断して胸を撫で下ろしたバルトロメオ海賊団のクルー達。非道の限りを尽くしたバルトロメオにとってはかなり甘い処置に思えたでしょう。確かにここで解放してしまえば確実に今後は舐められてしまいます。

事の顛末

海賊人喰いのバルトロメオ
四皇赤髪のシャンクスのナワバリにて
街に掲げられていた赤髪の海賊旗を燃やし皇帝の面子を潰した

時系列は1ヶ月以上前
新世界ガルテル島にて(ガルテル島は新たに判明した島です)

ガルテル島 沿岸沖
バルトロメオ海賊団の船撃沈
生死不明

ポイント

海賊燃やしの一件からすぐさま対処に訪れた赤髪海賊団
敵うわけもなく拘束されたバルトクラブの面々
シャンクスはルフィへの忠誠心を試すかの様に毒の入った小瓶をバルトロメオへ渡しチャンスを与えました

これでルフィを討てば見逃す‥

しかし全く迷う事なく拒否したバルトロメオ
自らこれを飲み干してみせました

実際にはこれは毒ではなくシャンクスが与えた試練
その後解放されて島を後にしたバルトクラブ

四皇海賊団も意外に甘い?

そんな考えが浮かんだのも束の間
遠距離からヤソップがライフルで撃ち抜き船は木っ端微塵

赤髪を怒らせた海賊の末路でした

 

ルフィと構える上で火種になり得るのでしょうか?

元々は強すぎる忠誠心が招いたトラブル
行いこそ決して褒められたものではありませんがルフィへの想いは健在の様です。

見逃す代わりにルフィを引き合いに出されても応じる事のなかったバルトロメオ。ここら辺は清々しい。

とはいえ逃げ切る事は出来ずにヤソップに撃ち抜かれてしまいしました。早くも麦わら大船団に激震。一角が崩された‥

バルトクラブ船長
麦わら大船団 2番船船長
懸賞金2億ベリー
バリバリの実の能力者

海賊旗焼き払い事件

バルトロメオがやらかしたのは本編外扉絵にて

赤髪海賊団のナワバリにて海賊旗を燃やして麦わら海賊団の旗を立てた様子が描かれました。

海賊旗は船に掲げる以外にもナワバリに立てる事でその土地の所有や領土を主張する意味合いも含みます。

かつて白ひげはその名前でナワバリを守り、ビッグマムは取引材料に使いました。いわゆる『名貸し』の一面も持ちます。

ルフィも魚人島やワノ国に対してナワバリを宣言してその名前で守っています。特に記憶に新しいのは別れを惜しむモモの助に対して海賊旗を贈ったシーン。長らく旅を共にした友達へ。最初は子供扱いしていた将軍へ。特別な意味を込めてのプレゼント。

モモの助もその想いを汲み取りワノ国の再建を強く誓いました。外敵の脅威を跳ね除け国力を取り戻すまでの手助けとなる事でしょう。

ルフィも海賊旗にはただならぬ思いがあります
ドラム王国では爆撃に晒されながらも他人の海賊旗を守り抜きワポルを一蹴しました。

そんなルフィの気持ちを知ってか知らずか‥バルトロメオの行為はルフィの顔に泥を塗ったともとれます。
シャンクスの海賊旗を燃やすだけならまだしも、高らかに麦わら海賊団の旗を掲げたのが良くなかった‥

当然これはシャンクスの知るところとなります。
ワノ国の近海に顔を出したシャンクスは自身のメンツと信頼を重んじてバルトロメオへの制裁を口にしました。
時系列的にはエルバフへに立ち寄り、キッド海賊団を一層してからの出来事の様です。

毒について

拘束されたバルトロメオの前に用意された猛毒の小瓶

差し出したのは赤髪海賊団『ホンゴウ』

見逃す代わりに1ヶ月以内にルフィに飲ませろとの要求
服毒効果は『激痛と共に全身から血を吹き出して絶命する』との事。

親分格であるルフィに責任をとらせようとしたホンゴウでしたがバルトロオはルフィに危険が及ぶ事を拒み自身で強引に解決しました。

言い分

盃も旗も勝手に貰ったもの
ルフィには関係無いし知られたくない
大切な時間を使わせたくない
この件は勝手にバルトロオが四皇に絡んだだけの話

やった事は褒められたものではありませんがなかなかの男気。

嬉しそうなシャンクス

舐められた真似をされたにも関わらずバルトロメオの潔さに何やら嬉しそうなシャンクス。
ベックマンに突っ込まれるほどニヤニヤが表情に現れた。

やはりルフィが部下に慕われているのが嬉しいらしい。四皇前に命乞いするのが力無き者の術。
それでもバルトロメオは親であるルフィを売る事だけはしませんでした。

もしかするとヤソップが手出しをしなければこのまま見逃していたのかもしれません。
最近は怖いシャンクスばかり垣間見れていましたがこういう表情を見るとやはりベビーフェイスが似合う。

シャンクスとルフィ

再会の時が迫っている2人。ワノ国ではニアミスとなりましたがカウントダウンは始まっています。

当初は麦わら帽子を返すという綺麗なストーリーに向かっていましたが、だんだんとシャンクスの動向や生い立ちがキナ臭くなってきました。

今や同じ四皇として肩を並べる存在となった2人。懸賞金含めてシャンクスが少しリードしていますが十分にルフィが勝ち得る相手でしょう。

機は熟したと言わんばかりに『ひとつなぎの大秘宝』へ向けて本腰を入れたシャンクス。このままいけば敵意はなくとも激突必至です。

しかしながらやはり説得力を出す為に戦う理由。いわゆるストーリーは明確にしたいところです。

その火種となる存在がバルトロメオ、キッドなのではないでしょうか?

ユースタス・キッド

まずはワノ国で共闘したキッド。あくまでもルフィとの関係は同期のライバルといったところ。

歪みあってはいても真っ向からぶつかる図式は無くカイドウとビッグマムを倒した後に別れました。

キッドがシャンクスに敗れたからといって仕返しをする義理も無く動機とはなり得ません。
しかしルフィがエッグヘッド島の次に向かうエルバフの近海にキッド海賊団の生き残り達がいる可能性があります。

ここで消耗したキッドを再び助けてその後のストーリーに繋がるパターンは考えられるでしょう。
とはいえ元はと言えば同盟を結んでまでシャンクスを狙ったのはキッド側です。

撤退の道も与えられておりその上での壊滅なので自業自得とも言えます。

バルトロメオ

前提としてバルトロメオの奇行とも取れる行いにはルフィの意思はありません。

本人がルフィを崇拝するがあまり良かれと思って勝手にやっている事です。

当然ルフィからしたら良い迷惑ですが、立場的にもケジメをつけなくてはいけないでしょう。
そこらの海賊団ならいざ知れず四皇海賊団。部下が名前を勝手に持ち出したとしても責任は逃れられません。

シャンクスもルフィにその気は無いとわかった上でバルトロメオに対処しています。
元々こういった『煩わしさ』が嫌で大組織に担がれる事を拒んでいましたが最悪の形で露呈してしまいました。

読者からしたらシャンクスとルフィの激突は見たい様で見たくない夢のカード。そういった意味ではバルトロメオは最高のお膳立てをしたのかもしれません。

最近はダーティーなイメージの強いシャンクスですがバルトロメオ、キッド共に降りかかった火の粉を払っただけ。略奪行為とは言い難いラインです。
匂わせぶりな描写もミスリードで『悪』でしたってパターンは見れないのかもしれません。

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