ワンピースジャンプフェスタ 尾田先生のコメントと2025年展望

ジャンプフェスタ 2025年の展望

毎年年末恒例のジャンプフェスタ。ここで尾田先生より来年を占うコメントが打ち出される。
少し前は乖離していることもあったが近年では有言実行。コメントに近い原作の展開となっている。

2022年以降は特に最終章に突入しメインを張れる様なエピソードが谷間で描かれるハイペース。貴重な情報がコメント内で匂わされきちんと回収されている。

前半は映画やメディアなどに関する内容。読者の関心がある原作については最後に締め括られていた。
興味深い内容で細かなヒントが隠されている。

エルバフ→のんびりとした国
ある男→ロキ、魔法陣から現れたシャンクス（似）
世界情勢（あの男）→革命軍ドラゴン？
もう息をつけなくなる→最終決戦間近？

因みに昨年開催のジャンプフェスタで発表されたコメントがこちら。エッグヘッド編の完結と次エピソードエルバフ編についても示唆されている。エルバフへ行かないルートもあったというコメントがどんな意味を含んでいるかは今だに明らかになっていない。

のんびりとした国

あまり聞きなれない表現だがルイ・アーノートが投げかけた命題『エルバフに長居してはならい』よりエルバフの島自体が時間軸が違うのでは？という予想も多くなった。

エルバフでは時間の流れが遅く長寿命にも繋がっているという説もしっくり来る。（巨人族の寿命は人間の3倍）人間族ではその環境下に耐えられずに何か弊害があるのでは？

コメントで打ち出されたのんびりとした国も今までは謳われて来なかっただけに大きなヒントとなりそう。

ある男（エルバフ）

そもそもエルバフには立ち寄らないルートもあり得たと明言されており、エピソード自体がどこまで長くなるのかを気にしている読者も多い。
ロビンとサウロの再会という至上命題もクリアした事で今のところエルバフに長期滞在しなければならない程の理由はハッキリと見えていない。

問題は『ボス格』の存在だろう。
ロキという猛者がいるが懸賞金でいえばルフィよりも格下にあたる。既に大々的な登場シーンもあったので、あの男の登場というキャラには当て嵌まらない様に思える。

ジャンプフェスタ最終日→12月22日
本誌1134話掲載→12月23日

コメント翌日に披露され話題を攫ったラストシーン。
エルバフに突如現れた魔法陣より召喚されたシャンクス似の男。このキャラが件のあの男の可能性も高い。予想するまも無くタイムリーに現れただけに、2025年でまた別キャラのカットインがある可能性も残している。

あの男（他の海）

思い浮かぶのはやはり革命軍総司令官 モンキー・D・ドラゴン

世界各地で反乱の火種を起こしている革命軍。海賊の船長とは違い表立って大きく動けない立場のドラゴンはこれまで戦闘シーンも皆無。いつ、誰とぶつかるのか？兼ねてより期待されているが『神の騎士団』との全面対決の気運は高まって来ている。

2025年には遂に革命軍と神の騎士団の接触が描かれるのではないだろうか？

・世界会議でのくま奪還。軍団長と海軍大将達の交戦
・サボのパンゲア城潜入、カマバッカ王国への帰還
・マリージョアへ仕掛けた兵糧作戦

最終章突入以降もインパクトは残しているがまだまだ世界を揺るがす事件には足りない。そんな中で徐々に燃えているのが8カ国革命。マリージョアへの物資を断つ事は成功し飢餓に苦しむ天竜人達のイライラは募っている。

矛先は海軍にも向いて混乱必至。長引けばマリージョア陥落に近づくかもしれない。

そしてドラゴンと二分して候補に挙がるのが赤髪海賊団の大頭 シャンクスだろう。
ルフィ達の前にエルバフを訪れキッド海賊団を殲滅しており、最近ではナワバリの海賊旗を燃やしたバルトロメオを制裁した。
これまで機会を伺っていたのか？四皇の世代交代を皮切りに一気にひとつなぎの大秘宝獲りへと乗り出した。

スーパー

2024年12月長らくアニメ版でフランキー役の声優を務めていた矢尾一樹さんが卒業すると発表された。

約20年もの間担当していたともあってすっかり視聴者には定着している。フランキーな奇抜なキャラクターにピッタリで見事としか言いようがない。

ちなみに後任はジャイアンの声でお馴みの木村昴さんに決定と発表された。

今回のジャンプフェスタ、Xなどでは矢尾さんを労うコメントが寄せられている。尾田先生のコメントでもスーパーで提起され、スーパーで締め括られている。

少しネタも挟みつつ長年フランキーを務めた事を労った。尾田先生として特別な思いがある様だ。

ちなみに2024年最後のワンピース1134話のカラー表紙ではフランキーの肩に「we are eternal」と描かれていた。私たちはずっと仲間という尾田先生のメッセージだろうか？