ワンピース 世界最高齢408歳『山ひげのヤルル』200年前の歴史が語られる
ヤルルで紡がれる200年前の歴史
ビッグマムの過去編で出てきたエルバフの重要人物
山ひげのヤルル
滝ひげのヨルル
元巨兵海賊団の頭を務めた2人
勇退し船長の座をドリー、ブロギーに譲った。
言わば、エルバフにおけるレジェンド格の巨人である。
他の巨人族からの信頼も厚く、この地における長の様な役割も果たしていたと見れる。
一線を退いた2人は平和に暮らしていたが事件は63年前に起こった。冬至祭で絶食に耐えられなくなったリンリン(ビッグマム)が暴走。エルバフの戦士達に危害を加えてこれを止めに入った『ヨルル』は大ダメージを負った。
巨人族の寿命300年に対してこの時ヨルルは344歳の高齢。如何に屈強な戦士でも影響は大きくこれにて死亡した。
問題は『ヤルル』こちらに関しては現在までに生死が判明していなかった。ヨルルにまで手を加えたリンリンを許すまじと制裁に向かったがマザーカルメルによって制された。結局は仇討ちを我慢し踏み止まった。
ヤルルに関しても高齢。345歳であったがこの度現代のエルバフ編にて生存が確定した。
実に408歳の高齢である。今となっては人間達とも対等に戦えるか微妙なほど衰えているだろうが生き証人としてはかなり貴重な老人である。
巨人族の英雄として紹介され世界最高齢である事も判明した。
ワンピースと200年前
時系列の複雑なワンピース
少年誌作品の中でも特別で、それが作品を面白くしている一因でもある
特に重要とされるのが900年前〜800年前の【空白の100年】という歴史
長期政権を築いている世界政府の闇が露呈しつつある今、ルフィ達はこの歴史に挑んでいかなくてはならない
そしてもう一つ。読者の関心が今集まっているのは現代より【200年前】の歴史。
鉄の巨人エメトの動きがこれに関与している可能性が高い。
ベガパンク.『こいつは200年前に聖地マリージョアを襲ったという伝説の鉄の巨人、更に作られたのは900年も昔』
聖地マリージョアへの侵入を阻むかの様に聳え立つ赤い土の大陸を乗り換え、エメトはマリージョアを襲撃
結局はエネルギー不足でマリージョアへの被害は無し。
ベガパンク.『当時の科学者の驚きたるや相当なものだっただろう‥あまりにも場違い過ぎるその科学力に‥どこから現れ何をしようとしたのか誰にもわからない』
その後政府は処分を命じたがその科学力故に研究対象となりひっそりとエッグヘッドへ巡ってきた。
問題となるエネルギーはベガパンクが発明した消えない炎ではなく、ルフィのニカの能力に呼応している様に見える。
エメトが作られた900年前においては当時ニカの能力を持っていたジョイボーイが命を注ぎコントロールしていたはず。しかし200年前はエメトが目的を完遂する為のエネルギーが供給出来なかった(ニカの能力者が近くにはいなかった)
それでもエメトはマリージョアへ辿り着くまでの進撃を見せている。元々このエネルギーは900年前のジョイボーイのもので長い間貯蔵されていたのかもしれない。『覇気を結ぶ』と称して蓄えられていたエネルギーはエッグヘッドに甚大な被害を与え五老星を震撼させた。
もともと900年前にこのタイミングでマリージョアへ向かう様にインプットされていたのか?
もしくはトリガーとなる様なイベントがあったのか?
200年前となると思い浮かぶのは魚人族というワード。
エルバフでは巨人族への注目が集まっているが作品の中でも魚人族はとても重要な立ち位置
特に長い歴史において魚人族は差別と共に戦ってきた。
・200年前まで魚人と人魚は魚類に分類されていた
・200年前にリュウグウ王国は世界政府加盟国となった
・リュウグウ王国が世界会議へ参加
200年前が分岐点となり魚人族との隔たりは少なくなり人間とも交流が持てる様に。今尚悪しき風潮は残るもののここから新しい歴史が始まったとも言える。エメトがこのイベントに一枚噛んでいるのかもしれない。
エメト→ジョイボーイ→人魚姫→魚人族
ジョイボーイを辿れば魚人との関係性も説明がつく
他にもこの2つが判明している時系列
・グリーンビット周辺に闘魚が棲みつき人の往来がなくなる
・ローグタウンの武器屋開業
結局はエッグヘッドではこれ以上の言及が無かったが400年以上生きたヤルルが生き証人になってくれるかもしれない
ヤルルの頭の剣
1135話のラストシーンで少し騒がれたヤルルの剣。
リンリンの事件もあり生存が危ぶまれていた中での本誌登場だったので剣が頭に刺さってる事に突っ込むよりも再登場を喜ぶ声が大きかった。
ヤルル自体も細かい事を気にしてはいなかったが、やはりルフィ達は突っ込まずにはいられない。
ドジを踏んだエピソードが明かされるのかと思いきや割とシリアスだった。
ロキがハラルド王に手をかけようとした時に割って入って止めようとして剣が刺さったらしい。
『兜のおかげで助かったがな』
ヤルルによれば自分では難を逃れたつもりらしい。
助かってねぇけどな。珍しくルフィの的確なツッコミが冴え渡った。
シチュエーションは全く違うものの、ドレスローザで交戦したチンジャオはルフィによって頭の形が元に戻った。元々ルフィの祖父であるガープが起因となっているが意図せずルフィに助けられた。
ヤルルももしかするとルフィによってこの剣が抜かれるかもしれない。
これだけ長い間刺さってる剣を抜いたらハプニングにもなりそうだが果たして‥
ヤルルより年上の女
半分ネタに思える様な衝撃発言が飛び出した。
世界最高齢の長寿ヤルルのタイプは年上の女性‥
悲しい事に現在この世にヤルルの好みにハマる女性は存在しない。長生きした故の仕打ちにしてなんとも酷い話だ。
しかし1141話のタイトルにも使われたヤルルのタイプ。これからヤルルより年上の女性が登場する事の伏線になっているかもしれない。
単純に寿命が長いとされる巨人族の新キャラが登場する場合も考えられるが期待したいのは『不老手術』だろう。
特にイワンコフの匂わせぶりな発言も相まってイム様が800年以上前より生き長らえている説は現実味を帯びてきている。
ネロナ・イム聖とされているので男(聖)である可能性は高いが兼ねてよりイムが女だとの声も多い。
ヤルルの年上の女性発言がこれに絡んでくるか?
ウソップ
お!エロジジィ
お前好きなタイプあんのか?
ヤルル
歳上の女
ウソップ
いねぇよ
お前世界最高齢だろが
また、歴史の生き証人でもある『光月トキ』もヤルルとの絡みがあるかもしれない。
800年前に生まれたトキはトキトキの実の能力で未来へと渡り歩いて来た。風貌こそは若いがヤルルとの年齢差は400歳以上になる。トキに好意を抱いて年上=好みとなったのかもしれない。
もしトキと絡みがあればヤルルから更に情報が引き出せそうだ。
ヤルルには可愛い玄孫(やしゃご)がいる
現在セイウチの学校に通うイルヴァ