今回はワンピース考察。サターン聖の策略にハマり自我を失ってしまったくまの復活路線について。革命軍や海軍も止める事が出来ずにエッグヘッドへとやってきたくま。ボニーを見事に救い最後は親子揃って脱出する事が出来ました。
ルフィ達と同行し次の島エルバフへ。自我を戻す展開は訪れるのか?
くまが自我を取り戻す?複製人間クローン
科学の最先端未来島では様々な技術の応酬が繰り広げられました。代表格は最強の人類とまで称されたセラフィム。
序盤〜中盤は取り扱いと大きかったです。
そしてエッグヘッド編で推されている【クローン】という要素。ステューシーがミス・バッキンのクローンである事が判明し、ここがピークかと思われました。
しかしながら【第一号】とされている事で他にもクローンがいるのでは?と尾を引いています。
【第一号】と称されるからには他にもクローンが現存するのかもしれません。ステューシーがCPに潜入していたってだけでもストーリーとしては抜群に面白いのですが他にもクローンが潜んでいるという布石にも思えます。
そんな中で始まったくまの過去編。ジニー、ボニーといった重要人物が【クローン】要素に関わってくると期待が高まりました。
頂いた意見の中でも有利とする声が多かったですが空振り。ミスリードとまでは言えませんがまた別の所で絡んできそうです。
ワンピース作品におけるクローン技術と言えば真っ先に思い浮かぶのが【ジェルマ】
培養液に満たされたカプセルには同じ顔の兵士が。
いずれも優れた兵士のコピーです。
死を恐れず裏切らぬ様にプログラムされ自身がクローンだとは知る由もない。
20歳の兵士を作るのに要する期間は5年
効率的に軍団を作る為の地下組織。ジャッジの技術は確か。
ご存知の通りこのクローンを可能にするのが【血統因子】という技術。
MADS在籍時にベガパンクが成したもので世界政府はこれを危険視してベガパンクを逮捕。その後MADSは政府に買収されました。
ジャッジは政府の手から逃れ1人で研究を続け確立した様です。
エッグヘッド途中で判明した情報。
ミス・バッキン・ステューシーのクローン
【ステューシー】がMADSのクローン実験成功第一号
バッキンの血統因子を元に作られたものですがどうやってMADSに渡ったのかは不明、提供したものか?バッキン自体がMADSに在籍していたか?
クローンを作られたとなるとバッキンの身体も何か特殊なギミックがあるのでしょうか?
それにしてもあまり感情や自我の無いジェルマ兵士と比べると雲泥の差。普通の人間となんら遜色ありません。
ちなみにMADSの結成と解散については時系列が明かされていません。22年前時点ではベガパンクが政府の科学者として在籍しているのでそれ以前になるでしょう。ここら辺がややこしい。
過去編ではなんとも意味深な会話も繰り広げられています。くまは人間として生まれながらも人間らしさを奪われて空っぽに。ステューシーは本来生命を受けてはならない科学の賜物。しかしながら人間らしさを発揮している。
開発にあたっているベカパンクも皮肉を放つステューシーに対して人間だと諭しています。ステューシーを作るにも当然経緯があったのでしょう。
この技術があるならば【自我】というものを取り出し保存しておく事や複製する事も可能なのではないでしょうか?
ステューシー
ベガパンクの味方。歓楽街の女王としての顔を持ち、CP0ですら隠れ蓑だった。
ここまで来ると彼女の本当の素性は誰もわからない?
怪しい立ち振る舞いに二重スパイとしてベガパンクすらも裏切るなんて説もありました。
しかし蓋を開けてみればルッチの不意打ちにしっかり反応しその身を犠牲にしてベガパンクを守りました。ボディガードとしては申し分無い動きです。
とは言えその代償として身体を貫かれ重傷を負ってしまいます。序盤の攻防では見事にルッチとカクを出し抜いて眠らせましたがここではルッチから報いを受けた形。
憎悪にも満ちた表情でステューシーを睨んでいたルッチからすればしてやったりでしょうか。
しかしまだステューシーの見せ場は残っていそう。言及されていない能力も気になりますしこれだけ献身的な動きを見ればベガパンク脱出の切り札として期待出来そうですね。過去編でもチラッと出た事でより期待が高まってきました。
記憶の重さ
【記憶の重さ】1072話のタイトル
人は死後21gの質量を失う
つまりそれが人の魂の重さ
見える筈のない痛みを存在させ
他人にそれを押し付ける
なんとも意味深。いやよくわからない‥天才ベカパンクの行き過ぎた科学力。
ここでくまの記憶を取り出す事を懇願し、実際にそれは保存されていました。それをボニーが見つけてしまった事で物語は進展したのですが、ベカパンクの語る【21g】がなんとも重要な意味を持つと推測出来ます。
並外れた抽出力を誇るニキュニキュの実であれば自身の脳を取り出すというオペに近い様な所業も可能なのではないでしょうか?
加えて執刀医は世界最高峰のベカパンク。どうしても期待せずにはいられない。やはり最初からくまは助かる手筈だったのではないでしょうか?
また、エッグヘッド島にはパンクレコーズなる巨大かつ無限のデータバンクがあります。
容量自体も驚きではありますがあくまで悪魔の実によるもの、注目は脳と本体を切り離せる技術。
医学と科学をどちらも極めていないと体現できない成果でしょう。
【脳はいつか人類で共有出来る】
と未来の展望も話してくれたベガパンク。
これらを考慮すると改造手術によって失われたくまの人格も何処かに保存されているのではないでしょうか?
6体のサテライトについても性格を分離していますしエッグヘッド島内にあってもおかしくはありませんね。
一時的に人格を失くしたのも世界政府や海軍を欺く為?
【くまお前は一体何を見てきた?】
一見悲しく思えるドラゴンの問いかけですがマリージョア深部で見てきた天竜人の様子やそれを警護する海軍の情報なんかもバッチリと送信されてエッグヘッドに集約されているかもしれません。(セラフィムや旧パシフィスタも映像情報収集のギミックが詰まってるのではないでしょうか?)