ワンピース1155話 悪魔
人間を超越した存在。予想考察の定番ネタではあるがイムが登場したことでより気運も高まって来た。ここでワンピース作品における『悪魔』について振り返ってみる。
悪魔の実
悪魔と言えば当然外せないのがこの要素。
海洋ロマン、海賊漫画という新しいスタイルで話題を呼んだ作品だが初回から登場しているのが『悪魔の実』
その果実を食べる事で特殊な能力を手にする代わりに海賊として致命的なカナヅチという弱点を背負ってしまう。
主人公ルフィはもちろん登場する敵キャラも殆どが悪魔の実の能力者。キャラの個性ともなっており作品の醍醐味でもある。
不思議な現象や力も基本的には悪魔の実で説明出来る。
名前だけではなく本当に悪魔が作った果実なのでは?とも囁かれている。
ブルック
麦わらの一味加入直後にシャボンディ諸島で直面した一味壊滅の危機。くまの能力によってブルックは偉大なる航路ナマクラ島ハラヘッターニャへと飛ばされた。間が悪く飛ばされた場所は悪魔召喚儀式の真っ最中であった。あまりのタイミングと元々のガイコツ容姿が相待ってブルックは『悪魔王サタン』と崇められた。
一度は国を救ったが捕らえた手長族に逆に捕らえられてしまう一幕もあった。
2年間の修行期間においてはブルックはアーティストとしての音楽活動のイメージが大きい。しかしながらこの時のハラヘッターニャの描写も後に大きな伏線になるのではと期待されてきた。
この時の魔法陣は世界政府が操る召喚術式の五芒星アビスとも似ている。エルバフ編では軍子という切り口から意外にもブルックの過去に注目が集まっているが進展はあるか?
ロビン
悪魔の子の異名を持つニコ・ロビン
ワノ国の鬼ヶ島決戦ではブラックマリアとの決闘にて本当の悪魔と見間違うほどの変貌を遂げた。
悪魔咲き『デモニオフルール』
美しさの中にある悪魔が顔を出した技。これにて悪女対決を制した。
サンジ
エニエスロビーの司法の塔でジャブラと繰り広げた死闘以降にサンジの代名詞となった蹴り技が悪魔風脚(ディアブルジャンブ)
熱を帯び光を放つ蹴りで威力を増す。
ここから魔神風(イフリート)と昇華されたがやはり悪魔のイメージが強い。
ウタ
こちらは悪魔と同列かと言えば微妙なジャンル。
2022年公開の映画FILM REDにおいてヒロインのウタが披露したウタウタの実の能力の一端だ。
トットムジカの歌唱に呼応して出現し成長していく歌の魔王。呪われた楽譜なんて要素は良くありがちだがワンピースの超人系能力の中ではかなり異質な技だ。
ルナリーア族
歴史の中で淘汰されてきた絶滅危惧種。
元は赤い土の大陸の上に住んでいたとされており世界政府との因縁も根深いと見える。
炎や髪色など細かなビジュアルは違えどイムが見せた悪魔に大まかに似ている。
マゼラン
軍子の身体と服装だからというのもあるがイメージはかなりマゼランに近い。
尻尾こそないが看守服と羽、マントはエルバフで変貌したイムとも割と重なる。言及されてはいないがマゼランの羽は装飾(コスプレ)にも思える。
他にもサルデスやサディなどインペルダウンの看守達はこのスタイルに近い
ステューシー
エッグヘッドで正体を現したミス・バッキンガム・ステューシーのクローン
モデルは判明していないがドラキュラ、吸血鬼、サキュバスといったところ。バットバットの実であることは判明している。
ワンピース1155話 エルバフとシャンクス
14年前にエルバフを訪れたシャンクスと既にエルバフに移住してリプリーと生活していたギャバンとのやり取り
お互いリラックスムードではあるがかなり興味深い情報が詰まっている。
ギャバン
お前と湯船につかるなんて
久しぶりだ‥
3、4年ぶりか?
ロジャー海賊団時代はNo.3格と見習いという圧倒的な立場の差があった。しかしながらこの時点ではある程度同格の様な口調である。
シャンクス
んなバカな‥
船長が死んでもう10年だぞ
ギャバン
そんなに経つか
特にお前にゃ長い年月だったろう‥
シャンクスにとっては長く感じる年月というのも引っかかる。天竜人というのは巨人族と人間族の様な歳の取り方に違いがあるのか?
シャンクス
人生は一変した
本当はバギーと気楽な海賊をやるつもりだったから‥
このエルバフでもまだまだ知りたい事があるんだ‥
ロジャー処刑後のローグタウンでの一幕は既に描かれているが、シャンクスはバギーと海賊をやりたかった様だ。
しかしながら突如の『ラフテルへは行かねぇ』がきっかけでバギーとは仲違いに近い関係に。もともとシャンクスの才能に嫉妬していたバギーはシャンクスこそロジャーの次代の王だと信じていた様だ。
ギャバン
お前は運命の子だな
今日は小難しい事は考えるなシャンクス
ハラルドを知ってんのか?
エルバフじゃ神の様に崇められている王だ
リトルガーデンを覚えてるか?
ドリーとブロギーに会った島だ
シャンクス
ああ
マリージョアで会って‥
少し仲良くしてた
聖地じゃ話せねぇ事もあって
この国に帰ってるんなら
会って話したい
手遅れになる前に
そして14年前時点でシャンクスは自分の血筋について理解している。
もともとは宝箱に紛れていたところをロジャー海賊団に拾われた形。アクシデントが無ければ兄のシャムロックの様に神の騎士団として活躍していた世界線もあったかもしれない。
そして一度はマリージョアを降りた形となったが『聖地マリージョア』には出入りを許されている様だ。
弟について語るシャムロック
その海賊は生き別れた私の双子の弟だ‥
一度は聖地に戻ったのだがこのウス汚れた
“下界”が好きらしい‥
ロジャー海賊団解散後から14年前の時系列でマリージョアへ戻っている。滞在と言うほどの期間かはわからないが短期であろう。
この時に世界政府の核心にも触れていたかもしれない。
併せてエルバフ ウォーランドの国王ハラルドにも会っていた様だ。
そして世界政府の手がハラルドに及ぶのを察知し食い止めようともしていた。
ルフィ達がワノ国を出航した後の時系列では赤髪海賊団はエルバフへと立ち寄っていた。ドリー、ブロギーとも友好関係を築いており、その後エピソードが本格的にスタートしてからも6年前にロキを捕まえるなどエルバフとの関与が明らかになったが思った以上にズブズブの様だ。
ワンピース1155話 エルバフへは行かないルート
2023年末に開催されたジャンプフェスタ2024にて尾田先生より来年を占う恒例のコメントが発信された。
コメント抜粋
ルフィ達がもし無事にエッグヘッドを出られたら‥行きますかねーあの島。行かないルートも考えたんですが‥ルフィは止められないかな。
そうなってくるともうアレの奪い合いになりますね。
ワノ国以降の最終章。まとまった休載も何度か挟み原作の構想を練り直したりもしている尾田先生。ここまで来れば着地点はある程度見えて来ているだろうがどの様に広げた風呂敷を畳むかは模索している様だ。
その中の1つが『エルバフ編』読者としても待望のエピソード。期待感が高まっていただけに行かないルートもあり得たというのも驚き。
結局はエッグヘッドの死地を乗り越えて2024年中にエルバフへ到達している。宣言通り。
現在エルバフ編を絶賛連載中ではあるが『行かないルート』というのも気になる。裏返せばエルバフを飛ばしてでもラフテル到達、ひとつなぎの大秘宝獲得、ルフィの夢の果ての実現は成し得たわけだ。
しかしながらサウロとロビンの再会という屈指のエピソードはもちろん秘された壁画や科学施設などエルバフに残された歴史はルフィ達が解かなければ『空白の100年』の大きなヒントとなっている。
ここまで見てもエルバフに立ち寄った意味は大きいだろう。
ワンピース1155話 ロジャー海賊団『メンバー一覧
世界で唯一、偉大なる航路(グランドライン)制覇を成し遂げた伝説の海賊団。
最後の島ラフテルへ到達、その過程で世界の秘密を知ったとされる。
当然メンバーも猛者揃い。過去編含めて続々と在籍メンバーが判明している。
ゴール・D・ロジャー
船長
懸賞金 55億6480万ベリー
ガープ、センゴク、シキ、ニューゲート名だたる強敵と渡り合い海賊王の称号を得た。
海賊団解散後は自首し公の場で処刑された。死に際に放った一言で世界中に影響を与え大海賊時代幕開けへ導いた張本人。
死して尚、その名は轟いている。
悪魔の実は食べておらず生身。覇気と剣術で世界を制した。
シルバーズ・レイリー
副船長
通称『冥王』
海賊王の右腕と称された。隠居してコーティング家を営んでいるが実力は健在。時代の狭間となった頂上戦争間際で登場しルフィの2年間の修行の手助けも行った。最終章ではアマゾン・リリーに顔を出してティーチの魔の手からハンコックらを救った。
スコッパー・ギャバン
航海士
通称『山喰らい』
海賊王の左腕と称されるNo.3格。本人はNo.2だと言い張っている。巨人族のリプリーと結婚しエルバフへと移住。2本の斧を使った斬撃は山を裸にしてしまうほど。覇気も高次元で使いこなす。
ムーン・アイザックJr.
参謀
鼻が長いのが特徴。
クロッカス
船医
双子岬でラブーンと共に暮らすクロッカス。
船医として同行した。
偉大なる航路突入時の麦わらの一味とも遭遇している他、過去にはブルックが在籍したルンバー海賊団とも親睦を深めた。
ドンキーノ
操舵手
大柄の上半身と細い下半身が特徴
ミレ・パイン
拷問係
立派に蓄えた髭が特徴。角は片側だけ折れている。
ローウィング
学者
探検家の様な服装が話題となっていたが役職は学者
エリオ
情報屋
あまり海賊らしくないビジュアル
スペンサー
諜報部員
結えた髪と携えた剣
役職は諜報部員ながら戦闘も得意そうだ。
ピータームー
砲手
少しずんぐりむっくりな狙撃手
ジャクソンバナー
音楽家
ルフィのニカを思わせる様な白くて雲の様な髪
ブルマリン
船大工
どこかパティに雰囲気が似ている
シャンクス
見習い
ゴッドバレー事件でロジャー達が手に入れた宝箱に紛れていた。天竜人の血を引く赤ん坊が海賊に育てられ今や四皇の一角に。
バギーと共に見習いとして在籍していたが期待度はバギーより高かった様だ。ラフテル到達寸前で離脱している。
バギー
見習い
寵愛を受けるシャンクスを横目に見習いとして下積み時代を送ったバギー。現状ほとんどが生身の海賊団において悪魔の実の能力者である(バラバラの実)
ラフテル到達寸前で熱が出て離脱。解散後はシャンクスの誘いを断り自身の海賊を作り上げた。今や四皇の一角となり肩を並べる。
ワンピース1155話 ロキ王子の冤罪
エルバフの正統な王子ロキ。本来であれば前国王からその座を継承される存在。
しかしながら国内で継承は認められず、同族達から大罪を犯した反逆者として磔にされている。『エルバフの恥』と称される極悪人の初登場時のインパクトは凄まじかった。
ロキが悪とされルフィ達の前に立ちはだかる順当なルートも描いたがどうもエルバフの情勢は難しそうだ。
前国王ハラルドが目指したのは『戦いより他国との貿易を』
おおよそこれまでのエルバフとは真逆の思想だ。
このまま戦いに明け暮れていては未来は無いと先見し大幅に舵を切ったのかもしれない。
先のワノ国では『鎖国』として外交を中止して世界政府にも加盟していなかった。世界を滅ぼしかねない古代兵器プルトンの存在が明らかになりその理由も納得だ。外敵となるべく存在を寄せ付けずに来る時までプルトンを守ろうとした結果。亡きおでんはワノ国を開国せよとの言葉を残した。
エルバフにおいても屈指の強国。圧倒的に強いが故に外交に頼るという事はしなかったのかもしれない。掠奪さ戦う事で発展して来た国家。ハラルド王の思想も古代兵器の様に何か守り続けてきたというパターンもあるがワノ国との違いは武を取り上げている点。
戦いにこそ特化した戦士達だがそのアイデンティティを奪ってしまえば取り柄のない木偶の坊にもなりかねない。新巨兵海賊団のメンバーをみると船医や航海士がいたりと様々な分野に通ずるスペシャリストがいる様だが他の発展国から見れば外交を軽んじてきたエルバフの文化は見劣りする。
大袈裟かもしれないがエルバフがイメージチェンジするには一度『弱体化』する必要があると言ってもいい。人間より恐れられてきた歴史は簡単に覆せるものでもない。完全に戦いを捨てて世間に受け入れられる必要がある。当然ながら世界政府への加盟も絶対条件だ。
さて、話題はロキが犯した反逆に戻る。現在までの情報を整理すると『王家に伝わる伝説の悪魔の実を手に入れる為にロキが父のハラルド王を殺した』とされている。当然イメージとしては悪だが実際のところロキは悪魔の実よりも他の所に目的があったのではないだろうか?
好戦的なロキとしては弱いエルバフへ向かう未来など受け入れられず父ハラルドと対立した。誇り高きエルバフの戦士としてはこっちの方がよっぽどらしい。
そして。もしかすると悪王はロキではなくハラルドの方だったのかもしれない。強国故に目の上のタンコブの様な存在だったエルバフが弱体化したとなれば他の海賊や世界政府など喜ぶ者も少なくない。
それこそ裏で世界政府が取引を持ち掛けエルバフの国家転覆を目論んでいたのかもしれない。
これに唯一気付いたロキ。誰からも理解される事なく汚名を被ってまでエルバフを守ったのではないだろうか?
【そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました】
モサ公が語るロキ談も実際にロキが善人である様な言い方だが果たして‥
ちなみにビッグマム(リンリン)の幼少期が描かれた過去編では63年前時点でエルバフを訪れたカルメルによって『略奪より交易』という教えも村にあった。しかしながら根っからの戦闘種族ともあってまだきちんと根付いてはいなかった様だ。もしかするとハラルドもカルメルに入れ知恵をされたか、共感して国を変えようとしていったのかもしれない。
ワンピース1155話 天界
その名前と存在が明らかになってから進展が無いエルバフの『天界』
極寒の監獄『冥界』には巨人族をも凌駕するほどのサイズの猛獣達が存在する。エルバフに拒絶された人間の海賊達が彷徨い、ロキ王子が幽閉されていたのもこの階層だ。外海の海面とも同じ高さにありエルバフの中枢に向かうには避けては通れない。
巨人族達の居住区『陽界』には複数の村が存在する。セイウチの学校、フクロウの図書館といった施設があるのも陽界だ。宝樹アダムに寄り添う形で村が建設されエルバフの巨人族のほとんどが陽界に住んでいる。ウォーランド王国の王城であるアウルスト城も陽界。
エルバフで最も高い階層に存在するのが『天界』
雲にと届きそうな程の標高である。特殊な気候条件が重なるエルバフだが天界に限ってはより空島に近いかもしれない。太陽石(ペインター)で虹を描いて渡れば船を使っても到達出来そうだ。ベガパンクのメッセージで世界が沈んでしまうと警鐘が鳴らされた中で標高の高い土地の存在意義も大きくなっている。面積的には他の二階層よりは狭いがエルバフ最大の謎が潜んでいそうだ。
ワンピース1155話 サウロの火傷と右脚の義足『火の傷の男』
元同胞達から受けた攻撃、最後は友であるクザンに凍らされたサウロ
絶対絶命かと思いきや砲撃の炎で氷は溶かされて気づいた時には海で溺れていた。一命は取り留めたサウロだがその後遺症は痛々しい。
ベガパンクのセリフの中で描かれていたサウロは包帯だらけであったが、やはり重度の火傷が見られる。
更に右脚は義足とっている。こちらに関してはクザンに凍らされた影響が多いのではないか?
ちなみクザンは現在左脚が無い。奇しくも親友同士片足ずつ義足となっている。
一時は海兵として海を駆け回って海賊の相手をしていたサウロ。ブルーグラスなど元同僚からも強いと評価を受けているほど武に長けていた。現在はエルバフで身を隠す様にひっそりと暮らしているサウロ。もちろん義足の不自由さはあるだろうがそこまで影響は無いのかもしれない。
そして1番気になるのは痛々しい火傷跡だろう。
最終章直後に打ち出された新ワード『火ノ傷の男』
火の傷→火傷という単純な連想ではあるがしっくりくる。様々なキャラが予想されているが筆頭はこの男『ハグワール・D・サウロ』だ。
全くの新キャラというパターンを除外するならば、サウロ以外は考えられないほどのシチュエーションになってきた。
そもそも何故火ノ傷の男が重要とされているかというとラフテル到達に関する重要な鍵を握っているからである。最終章の戦局も大分煮詰まってきており主人公ルフィのチームはロードポーネグリフ3つを揃えてラフテルへとリーチがかかっているがこの謎を解かなくては辿り着けないとされる。
ラフテルへの条件
最終章の醍醐味の1つであるロードポーネグリフ争奪戦
ロードポーネグリフ4つという条件はゾウ編で登場した要素
・ロードポーネグリフそれぞれがある地点を指している
・その地点を知り地図上で4つの点を結んだ時にラフテルが浮かび上がる
3つでも足りるなんて説や上空や海中にあるなんて説もあるが実際にラフテルに到達できる唯一の方法
4つ点在するロードポーネグリフ | |
1 | ゾウ |
2 | ビッグマム所有【HCI】 |
3 | カイドウ所有【ワノ国】 |
4 | 未解明 |
作中では点在する4つのうち3つまでの在り方が判明。
今思うと登場も意外と早く、より最後の1つが重要になってくる。
他のポーネグリフとは違う特徴はその色で真っ赤な巨大石。集めるという表現だがイメージ的にはスタンプラリー。魚拓の様にその写しを集めるのが一般的。
非常に頑丈で加工すら難しい特殊な石で壊す事はもちろん動かすのも難しい。
古代文字解読
ポーネグリフ表面に掘られているのは古代文字。これがある種のメッセージとなっている。
ポーネグリフを見つけるだけでは成果は半分。古代文字が解読できポーネグリフを読める者がいてこそ意味を成す。
古代文字解読可能者 | |
1 | 光月スキヤキ |
2 | ニコ・ロビン |
3 | シャーロット・プリン |
現在、古代文字を解読できるのは3人
政には関わらずひっそりと生きていたスキヤキは今後表に出る事はないだろう。生存を知る者も少なくバレてしまえば危険が及ぶ可能性も。
他の2人はそれぞれ四皇の囲い
ニコ・ロビン→麦わらの一味
プリン→ビッグマムの娘だが黒ひげ海賊団が誘拐
そう易々と2人の身柄を奪えないとなれば意外とスキヤキの重要性が増す可能性も。
ちなみにプリンについては曖昧な部分もある。
三つ目族が真の開眼を果たせば古代文字が読める→(判明済み)
プリン自身が開眼を果たしているかは未判明。ただ可能性として非常に高い。ロビンやスキヤキは学びによって身につけたのに対して三つ目族の方は多少運も必要
レース展望
こちらはワノ国終了時点のロードポーネグリフ写し所持者分布
ワノ国にあったカイドウ所有分は3船長で分配。
麦わらの一味 | |
ゾウ | 3つ確定。加えて解読者のロビンもいる |
ビッグマム分 | |
カイドウ分 |
ハートの海賊団 | |
ゾウ | ビッグマム分をルフィ達から分配されてるかは不明 |
カイドウ分 |
キッド海賊団 | |
ビッグマム分 | ビッグマム分は自力で奪取している |
カイドウ分 |
この時点では全体的にみてもルフィ達の圧倒的優位
ロードポーネグリフ3つとロビンのカードは凄い。
そしてエルバフと勝者島の闘いを経て
キッド海賊団→赤髪海賊団
ハートの海賊団→黒ひげ海賊団
とロードポーネグリフが移動
もう1人の四皇バギーが率いるクロスギルドについてはあまりロードポーネグリフ集めに意欲的では無さそう。
しかしながらやはりロジャー海賊団として旅をしていた経験は否めない。単純に戦闘で奪うというよりも盗むという手段に出られると怖い。
そして同様に海賊王の一味であったシャンクス。ワノ国で起きた番狂わせと世代交代を皮切りに最終章ではその動きが目立っている。
ワンピース獲りも宣言しいよいよ本腰を入れる構え。一体赤髪海賊団はどのくらいピースが揃っているのか?
ゾウのポーネグリフを持っていたかは微妙だが最低2つと考えても怖い存在。【火ノ傷の男】に関与していそうなエルバフへ滞在していた点も軽視できない。
ロードポーネグリフ争奪戦が繰り広げられる中で
・長い間見つけられていない残り1つ
・火ノ傷の男へのヒント
をエルバフで得たの可能性も高い。ルフィ達はシャンクスの軌跡を辿る形ではあるが後発でも追いつけるのか?
最後に黒ひげ海賊団。こちらはローから奪ったポーネグリフに加えてプリンという好カードも所持している。クザン加入時点ではゾウのロードポーネグリフの在り方を得ていなかったがこれでクリア。ルフィ達との差もほとんど無くなったと言って良い。こうやってみると上手いこと分散されている
最重要 火ノ傷の男
【火ノ傷の男】
ロードポーネグリフ4つに加えて途方もないこの謎を解かねばならない。読者の間でも論争が繰り広げられたがかなり面白い謎かけ。
ヒノキズではなく火ノ傷表記 |
キッドとキラーはワードしか知らない |
ローとロビンは何か知っていそう |
順当に行くならば【火の傷=ヤケド】となるが服を着て見える位置に火傷を負っている者は少数。いずれもラフテルヘのキーになるとは考えにくい。
革命軍 ドラゴン |
革命軍 サボ |
サウロ |
この3人がよく予想に挙がる。そんな中でも筆頭がサウロ。
火ノ傷の男=サウロという説が現実味を帯びてきた。
更に黒ひげ海賊団が掴んでいるヒント
ティーチ | その内の1つはヒノキズのら男が持ってると言われている |
ラフィット | その男は真っ黒い船にのり近づくと巨大な渦で敵船を飲み込んだとか…能力者かもしれない |
シリュウ | おれは政府の人間と踏んでるがな 実際世界政府は闇が深い。石1つ持っておけば海賊達がひとつなぎの大秘宝に辿り着けない |
ちなみにこの後のやりとりでクザンが【親友サウロ】について匂わせている。
→ヒノキズの男は真っ黒い船にのり近づくと巨大な渦で敵船を飲み込んだ。おそらくは能力者?
ヒントになりそうだけど余計に謎かけが難しくなり想像しにくい。
黒い船と言えばこのシーンが思い出されるは革命軍だろうか。シモツキ村に停泊する革命軍の船。重症のサボを拾ったり、くいなやゾロのシルエットが映っていたりと何かと話題になった。
当時はワノ国の情報があまり無い中で【鎖国】というワードが先立ち、黒船という事でドラゴンがペリーの様な存在になるのでは?なんて説も散見していた。
とはいえドラゴンもヒノキズの男有力候補。革命軍が抑えていたとしても不思議ではない。
→世界政府が最後の1つを所持しておくことでラフテル到達を阻んでいる。
こちらは確かに効率的。個人的には新世界で大きな動きをせずに機を覗っていたシャンクスがこれに近い様な対策をしていると予想していた。壊れない石という事で流石に消す事は出来ずとも隠す方法はある。ロードポーネグリフ自体動かずとも周りに何かを建ててしまえば良い目眩しに。
ワンピース1155話 ロキ王子から求婚のローラへプロポーズ
エルバフ編で回収されるであろう伏線
『ロキからローラへのプロポーズの真実』について
事前情報では
エルバフのロキ王子はシャーロット・ローラに一目惚れしたとある。シャーロット・リンリン(ビッグマム)を通して縁談を持ちかけたが結婚式の当日にマリッジブルーのローラが逃亡。代わりに双子であるシャーロット・シフォンが差し出されたがロキはこれを見破った。
これにて縁談は破談となった。
ビッグマム海賊団の勢力拡大と万国(トットランド)完成の為には是が非でも実現させたかった縁談。タラレバではあるがこの縁談が成立していればビッグマムが海賊王になっていたかもしれない。
家族構成 | |
母 | リンリン |
父 | パウンド |
姉 | シフォン |
妹 | ローラ |
シャーロット家の22女シフォン、23女ローラ
完全に妻のリンリンが優位の関係性。リンリンは様々な夫と子を授かり、用済みとなった夫は酷い扱いを受けている。
ローラの父であるパウンドも放り出されてしまったがその後のドレスローザにて感動の再会を果たしている。
現在の姉妹 | |
シフォン | カポネ・ベッジと結婚 |
ローラ | ゴッティと結婚 |
紆余曲折あったが現在は2人ともファイアタンク海賊団のメンバーと結婚し幸せに暮らしている模様。こちらも扉絵にて掲載された。
これにてローラとロキの結婚という路線は完全に潰えた。
エルバフ編でもこの遺恨が生きてくるのかもしれないし、ビッグマムやローラが再登場となれば新しい情報も出るのかもしれない。
さて、気になるのは破談となったローラとの結婚がロキにどの程度の影響を与えたのかという事。
ローラの年齢は26歳という事でおそらくはここ10年ぐらいの時系列で起こった出来事。
結果的にはローラが結婚を拒んだ、プロポーズを断ったという形だ。
ローラはもともと親の決めた路線、いわゆる政略結婚を良しとしていない節がある。これだけ絶対的な力を持つ母の意見に反してでも自分で結婚相手を決めたかった様だ。
つまりはロキ側にだけ問題があって断ったとも言い切れない様だ。単純にロキが嫌と言うよりもリンリンが決めた相手が嫌というパターンかもしれない。
『求婚のローラ』の異名の通りローラは誰彼構わずに手当たり次第に結婚を申し出ている。麦わらの一味だけでもルフィとフランキーが餌食になるほどだ。
結婚までに要したプロポーズは4447回(ワンピースパーティをカウントすると+1で4448回)と度を超えている。
決して美形とは言えぬ風貌。本来ならばロキの方から気に入って湧いた縁談を断る理由がないのだ。
よっぽどロキの素行が嫌だったか、リンリンの干渉を嫌ったかどちらかだろう。
もしかするとウォーランドを震撼させた父親(ハラルド)殺しや伝説の悪魔の実の掠奪も恋に敗れたことが原因になっているかもしれない。
ワンピース1155話 ドリーとブロギーが死ぬ?
故郷に戻ってきたお頭2人。
キッド海賊団に放った覇国は圧巻、先のエッグヘッドでも得体の知れない五老星相手に躍動した。
懸賞金1億が先行して実力評価が難しかった2人。読者達の間で様々な論議がなされてきたがエルバフ編で改めて懸賞金が設定
その評価額は18億ベリーとなった。
2人合わせてではなくそれぞれ個人にかけられた点にも注目。単純にトータルバウンティの方式で言えば2人が共闘した場合36億ベリー相当になる。
もちろんそう簡単な話ではないが、共闘スタイルのキャラに各々ついた懸賞金額としては破格と言える。
普通はこれだけの猛者が複数人揃ってもコンビネーションは難しい。しかしながらドリー・ブロギーは幾多もの決闘で互いをよく知るライバル。作品中でもトップクラスと言えよう。
懸賞金判明は嬉しい限りだが誰かの踏み台になってしまうのでは?という懸念もあった。評価が妥当かはさておき
ワノ国後にはローとキッドに30億の高額懸賞金がかけられたが更に高額のティーチとシャンクスに敗れ散っている。
エルバフ編突入前に十分過ぎるほど活躍したドリー・ブロギーだけに正直なところ戦闘に限ってはこれ以上のサプライズは難しい。
むしろ巨兵海賊団の現役のお頭が敗れたという展開のほうがインパクトがあるだろう。
そして危惧していた事態が‥
もし負けるならば神の騎士団と予想していたが更にその上の上『イム』が降臨。
突然現れた世界の黒幕という外敵に立ち向かうもなす術なくかわされてしまった。
更には寿命が奪われてその肉体もコントロールされる始末。良いようにやられ故郷を蹂躙されている。不死身となり死ぬ事は無いが元に戻れる事はなく本当のドリーとブロギーは死んでしまったと言えるかもしれない。
近くにいながら友を救えなかった屈辱はルフィ達の怒りに火を着けてマリージョアへ乗り込み全面的に構える動機にもなるだろう。