しばらく消えていたルフィ達が遂に登場。友の故郷が侵略されようとしている中で世界政府のトップ格『イム』との激突も気運が高まって来た。果たしてエルバフで大決戦となるのか、聖地マリージョアへと持ち越すのか?
盤面図的には大きな変化は無し。陽界の惨事から少し遡って冥界の様子が描かれた。
冥界にいるメンバー | |
ギャバン | ![]() |
ロキ | ![]() |
新巨兵海賊団 | |
ハイルディン | ![]() |
スタンセン | ![]() |
ゲルズ | ![]() |
ロード | ![]() |
ゴールドバーグ | ![]() |
麦わらの一味 | |
ルフィ | ![]() |
ゾロ | ![]() |
サンジ | ![]() |
チョッパー | ![]() |
ギャバンとロキについては重症。今すぐ陽界に登っても影響があるかもしれない。とはいえ2人とも超人級。加えてチョッパー、ゲルズと医者も揃っているので回復も期待出来る。
ラストシーンは顔役3人が出揃った。
四皇麦わらのルフィ、その傘下で新巨兵海賊団を率いるハイルディン、最強の巨人族ロキ
ハイルディン |
全員リフトに乗れ!!すぐ陽界に戻るぞ!!エルバフが危ない!! |
ルフィ |
チョッパーもういい わかった |
ロキ |
誰だ!?このデタラメな覇気 ドガハハ必要だよな俺の力 |
神の騎士団とイムだけならばまだしも悪魔化したドリー・ブロギー達、MMAが暴れ回っている。これに対処するには規格外の力を持つ3人が共闘する必要があるだろう。
陽界にいるメンバー(敵サイド) | |
イム(軍子) | ![]() |
キリンガム | ![]() |
ソマーズ | ![]() |
ドリー | ![]() |
ブロギー | ![]() |
戦場(プレイボード)はこっちの色とキリンガムが語る様に陽界の戦局は世界政府側に圧倒的有利に傾いている。巨人族総出でもこの牙城を崩すのは容易ではない。
ほとんど堕ちたエルバフではあるがイムは徹底的にエルバフを侵略し心を折る構えだ。エルバフの戦力を二次的に使用する為に巨人族達自身にはそこまで危険が及ばないかもしれないが故郷は助からないだろう。
陽界にいる麦わらの一味 |
![]() |
ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエ、ロビン ※フランキー |
フランキー以外は同じ場所で捕らえられている。ロビンは棘にも躊躇わずに逃げ出そうとしたがまだ進展は無い。 |
動けないまでも友であるドリー・ブロギーの異変は見えている。特にウソップはもどかしそうだ。
最新話より以前の振り返りとポイント
何故非加盟国エルバフが狙われているのか
→ベガパンクのメッセージもあり今後は世界政府を巻き込む大きな戦いへと発展する様相。巨人族を衛兵として支配下におくのが狙い
聖地マリージョアで何が起きているのか
→火の海としか表現されていないが革命軍による兵糧作
戦とそれに伴う混乱を指しているのではないか
何故ルフィ達は冥界にいるのか
→元はロキを解放してシャンクスに関する情報を聞き出すのが目的。それを止める為に新巨兵海賊団のハイルディン達も冥界に降りた
何故手も足も出ないのか
→強力な悪魔の実に加えて、神の騎士団は不死身集団。更には子供達を人質に取られたのが大きい
消えているキャラ
→ベガパンク(リリス)、ボニー、くま、フランキーは登場頻度が少ない
シャムロックの帰還
→先発隊として軍子とドリー共にアウルスト城に侵入したシャムロック(シャンクスの双子の兄)ロキに攻撃を加えた後はマリージョアの緊急事態を受けて急遽出戻るハメに。
ワンピース1152話 モサとロキ
国民から愛されていたハラルド王。そんな父を殺して国民全員から嫌われているはずのロキ王子。圧倒的な力を持ちエルバフそのものを滅ぼすことが出来るロキは恐怖でしかない。
そんなロキの唯一と言ってもいい理解者が『モサ公』だ。横暴な態度や口調に捉われずにロキの本質を見ている様な物言い。
そしてロキもどこかモサに心を許している様に見える。
ロキ
ああ、お前も大分ヒマなんだな
モサ
ご迷惑でしたか?
ロキ
いやぁ、こっちもいいヒマ潰しだ
いくらでも時間があるからよ
前に話してた恐怖体験はまだ引きずってんのか?
モサ
はい今でも思い出すと震えが止まりません
ロキ
おれももどかしかったさ
見た事と会った事もねぇけどよ
何の因果かお前とは長ぇこと友達
おれがその現場にいたらお前に代わって
そこら一帯を廃墟にし皆殺しにしてた
モサ
そこまでは望んでません
ロキ
それが甘いっつってんだよモサ公
いいか一度取り逃したバカは再起不能にしねぇと復讐に来るんだ
モサ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
ロキ
おい虫唾が走るぜ
極めて心外だ
調子に乗るなよテメェ
やさしさだ!?二度と口にするな
モサ
大きな声はおやめください
ロキ
黙れモサ公
錠が外れたら覚えてろよ
まだこれはエピソード序盤のやり取り。捕らわれており自由が効かないロキの協力者の様な存在の登場が話題となった。
2人の関係は友人に近い様だ。親友とまではいかないもののモサの身に何かがあれば助けに行く様な間柄だと推測される。
潜ませた電伝虫を使っての密談。そしてここからしばらくして1151話にて進展があった。まるでこれが遺言になるかの様。モサには危機が迫っており死ぬかもしれないと覚悟している様にも感じる。全てを言わずとも深刻さは伝わる。ロキとしもスッキリはしないだろう。
モサ
もしもしロキさん
すぐ終わります
こちらも立て込んでて…
一言だけ
先程…言えなかったのですが
実は当分電伝虫をかける事ができなくなりそうで…
最初は恐かったけど
あなたとのお話の時間が
いつの間にか何ものにも代えがたい
安らぎの時間になっていました
だから一言だけお礼を
大丈夫です
心配しないで…
今まで本当にありがとうございました
騎士団にこっぴどくやられた後で看病の為に周りには新巨兵海賊団の面々も集まっていた。存在がバレては困ると取り繕っていたが皆ある程度知っている様だ。ゲルズはロキの事を茶化していた。
ゲルズ
淋しい冥界で友達がいてよかったわね
安らぎの人
だいぶ小っ恥ずかしそうにしているロキが印象的。この様子だと友人の存在は周知なのだろうか。この状況でも特に咎める様子は無さそう。
電伝虫の範囲を考えればモサ公が外海から連絡している事も考えられる。エルバフ編序盤の盤面図ならば捕らわれのロキを外海からモサが助けにやってくる展開も予想出来たが外敵である世界政府が侵略して来た今はモサがエルバフ内にいる可能性が高いのではないか?
陽界にいるモサが窮地に陥ってそれを助ける為にロキが奮い立つ展開も面白いのではないか?既に神の騎士団との間に因縁はあるが新しい動機ともなり得る。
ワンピース1152話 ルフィの見聞色
あまり目立っていなかったがエルバフ編でのルフィは見聞色が特徴的だ。
最初にロキに会いに行った時もただならぬ気配を感じての事だった。
更に冥界ではチョッパーが陽界から落ちてきたのを察知出来た。大前提ではあるが巨人族の地エルバフはルフィ達人間を基準にするととてつもなく広大である。高さ自体も相当あるので全容を見聞色だけて把握するというのはかなりの離れ技になるだろう。実際に同じ状況下でゾロとサンジは察知出来ていなかった。
ルフィ本人も視界に捉える事なく察知出来た事については不思議がっていた。
ルフィ
おい
今チョッパーが落ちてきた
ゾロ
は?何か音はしたが見えたのか?
ルフィ
いや
ん?何でおれチョッパーってわかったんだ?
もう1人いるな弱ってんの
普段から共に過ごしているとはいえチョッパーだと断定、更には一緒にいるギャバンが弱ってるのも察知していた。もはやドラゴンボールで言うところの『気』に近いのではないか?
また、同じエルバフでこれに近い様なレベルの見聞色をギャバンが見せている。侵入者がアウルスト城に現れた事や世界政府側である事に加えて人数までも察知していた。
見聞色の覇気と言えばホールケーキアイランド編で遭遇した達人、シャーロット・カタクリが思い浮かぶ。ビッグマム海賊団のNo.2格で当時はルフィより明らかに格上であった。
鍛え上げた見聞色は数秒先の未来をも見通す。
バトル系の漫画ではかなりのチート能力だが戦いの中でルフィもカタクリに近いレベルまで昇華している。カタクリの専売特許かと思いきやルフィに続いて続々と判明している。
未来視習得キャラ |
シャンクス |
カイドウ |
ギャバン |
現在までに5人。覇王色習得者よりも少ない。
更に鍛えていけばより先の未来を見通せるかもしれないが忘れてはいけないのは未来視は無効化出来てしまう事。この使い手がシャンクスだ。
猛者相手には見聞色による未来視も通用しないのが当たり前になってくるかもしれない。
そんな中で純粋に察知する範囲を広げたり、精度を高めてより正確な情報まで汲み取れる様にする発想は面白い。ルフィも今のところは自覚が無いがこれは『覇王色』を開花したばかりの頃と同じだろう。
海賊王の右腕レイリーと左腕ギャバンに覇気を教わる様なストーリーも面白いのではないか。
不死身攻略のヒントも見聞色にあったり?
そして更にイムが放った爆発的な覇気から全てを察する場面もあった。
必死になって説明するチョッパー。ギャバンが瀕死なので唯一陽界の状況を知るメンバーだ。
チョッパー
とにかく”上”が大変なんだよ
ルフィ、みんな
子供達を人質に取られて
たった数人の敵にみんな手も足も出せない
でっかい怪物も暴れ回って
しかしこれをルフィが遮って、もういいわかったと制した。
敵の力量やそれによってどの様な被害が起きているかも察している様に見えた。
ワンピース1152話 ハラルド王のしくじり
心優しき光輝の王であり新生エルバフの象徴
ロキ(息子)=悪
ハラルド(父)=正義
これがエルバフ編の序盤で読者に印象づけられた2人のイメージ。
しかしながらまるでミスリードであるかの様に世界政府の上層達がハラルドの失態を語る。
ソマーズ『ハラルドの野郎しくじりやがって』
イム『あの時ハラルドがしくじらなければ』
大前提としてエルバフは世界政府非加盟国である。強国故に他者から干渉されない立ち位置であったが戦いに全振りしたスタイル故に教育や文化の発展には弊害が生じていた。
これを方向転換しようとしたのがハラルドだ。亡き今もその教えは根付きエルバフは着実に生まれ変わろうとしていた。
しかしイムとソマーズの発言から連想してしまうのは世界政府とエルバフの癒着。なんらかの取引であったり策略を施行したがハラルドが失敗した様な物言いだ。
・ハラルドが世界政府加盟を望み次世代を担う子供達から戦闘や暴力を排除していわゆる牙抜きを行った。
・今回の侵略の様に人質をとられて仕方なく協力した。
・悪魔契約、黒転支配で強制的に操られた
いくつかパターンは考えられるがハラルドが私利私欲の為にエルバフを売るというのはしっくりこない。やはり世界政府側からの介入でエルバフの国政に影響を及ぼしたのではないか。
『しくじり』と言われる様にハラルドは何やら失態を犯して、世界政府はエルバフを支配し損ねている。
やはり思い浮かぶのは14年前にアウルスト城で起こった惨劇。正統な王子が王を手にかけ国民中が震撼した事件だ。
政府の言うところのしくじりがこの事件を指しているのではないか?
世界政府の言いなりになってエルバフを転覆させようとしたハラルドをロキだけが察知して罪を被った形か。
イムの能力が明らかになった今ではそれこそ黒転支配で悪魔化されたハラルドが操られていたのかもしれない
ワンピース1152話 キリンガムの人獣型披露
悪魔の実の能力とはいえ謎が多く不思議な技を操る神の騎士団員達。しっかりと能力名が言及されている者だけでもこれまでとは違う奇妙な能力に見える。
今回のエルバフ侵略において子供達を眠らせるだけでなくその夢から恐怖を具現化したキリンガム。能力を波及する対象も広範囲で誘拐事件の重要人物だった。
そんなキリンガムは登場からどこか少し抜けている様なビジュアルと態度だった。世界貴族にしては他人の趣味に理解を示したりと変わった一面も見せた。
しかし1151話で披露された『人獣型』ではそんなイメージを払拭するかの様な姿であった。
ハッキリとした顔立ちに独特の鋭い目付き。決して優しくはなさそうだ。
あくまで今までは獣型でこちらが素顔。世界貴族に相応しいビジュアルでキャラも立っている。
こちらが最初に登場した時の形態
意外にも獣型の方が棘が無く丸く見える。見方によっては可愛らしい?
人獣型では下半身が聖獣麒麟で上半身が人間といったケンタウロスの様な姿になっている。百獣海賊団にもこのビジュアルは登場したがキリンガムが1番カッコいい。
また、見た目だけでなく性格に関しても世界貴族らしさが滲み出ていた。エルバフを駆逐せんとする勢いは怖さも覚える。
こちらがキリンガム本来の人間性なのだろう。
キリンガム
盛り上がってきたな
あの方が来たんなら手加減はいらねェ
好きなだけ暴れ続けろ「MMA」
お前らが生んだ怪物達だエルバフ
立ち上がれお前達(MMA)に死などない
そうだ起きろ
生まれろ
エルバフの悪夢は覚めねェ
イムが降臨した事でより攻勢に転じた。かなり饒舌で興奮している様なテンション。
序盤は自らの手を汚す事なくMMAに任せっきりではあったが、当然本人の戦闘能力も高いだろう。並の巨人達では太刀打ち出来ない。
そして特徴は角笛。
この角笛を使ってMMA達を操る。ナイトメアホールがMMA達の通り口となり続々とエルバフへ押し寄せた。
独自の異次元空間を作り出せる能力者が存在するがキリンガムもそれに近いだろう。
ワンピース1152話 黒転支配と悪意
巨人達を巨大な悪魔へと変貌させるイムの黒転支配(ドミ・リバーシ)
最初は2人。ドリー・ブロギーだけであったがそこから起点となり次々と犠牲者が増えた。
ネーミング通りオセロ(リバーシ)の様に黒に挟まれる事で間の白も反転して悪魔化してしまう。
ただでさえ大きな巨人族がさらに巨大化。
これに位置関係も気にしながら戦うとなればかなり厳しい。
悪魔化したとはいえ同胞相手にどうしても躊躇してしまい後退りするしかなかった。
きっかけは一つの技ではあるがイム1人でここまで盤面を支配してしまうとは‥
そして見た目だけでなく内面も変わってしまうのがこの技の怖いところ。
これまで巨兵海賊団を率いて来た船長2人とは思えない言動。いくらイムのコントロールがあるとはいえ英雄の様な存在であるヤルルの首を狙い、故郷を支配しようとする様は見ていて辛くなる展開だ。
黒転支配は対象者の深層心理にある悪を利用した技にも見える。ドリー・ブロギーとはいえど海賊団のみならずエルバフそのものの頂点に立ちたいという邪神が潜んでいたのではないか?
ワンピース1152話 海賊王の両翼
どこかで聞き覚えのあるセリフ『海賊王の両翼』
エルバフ編でも絶賛活躍中のロビンがワノ国で発したものである。
難敵ブラック・マリアとの勝負中にサンジをフォロー。ここからロビンは怒りを通り越して悪魔へと変貌していった。イムの能力とはまた違った怖さが滲み出ていた。
ロビン
サンジが私を頼ってくれた意味を
あなたが知る必要はない…
彼こそ海賊王の両翼に相応しい男
もちろん海賊王はルフィ、両翼はゾロとサンジを指している。
この時のフレーズは後に描かれたゾロvsキング、サンジvsクイーンが収録されたコミックスでも使われていて読者にも浸透していた。
そしてエルバフ編で登場した元ロジャー海賊団のスコッパー・ギャバン。
通称『海賊王の左腕』。右腕はよく聞くが左腕という表現も面白い。
冥王レイリーと並び海賊王の両翼と呼ばれてた
おそらく実力はNo.3
ギャバンの正体を知らない麦わらの一味にハイルディンが説明。本当にロジャーを海賊王まで押し上げた立役者ともあって驚きを隠せない。
未来の海賊王の両翼はこれを受けてどう思っただろうか。
読者の予想通り立ち位置的にはNo.3格。何かとサンジと比較されたりもして来た。とはいえ本人は全く納得している様子は無い。かなりの重症ながらも必死に手を上げて2本指を立てた『ナンバー‥2』とレイリーには決して負けていないとアピール。
このあたりはサンジとゾロの関係性にも似ているだろうか?互いに認めている部分はあれど譲れないものがある。
ワンピース1152話 最終決戦はマリージョア ルフィと政府の火種
最終回に大分近づいてきたワンピース。
エッグヘッド編では世界政府の闇が浮き彫りになりこれまでラスボス候補だったシャンクスやティーチなどを抑えてルフィの前に立ちはだかる図式が強くなってきた。
エニエスロビー |
諜報部員CP達と全面対決、司法の島をめちゃくちゃにしてバスターコールをも発動させた。連行された罪人ロビン・フランキーを取り返し世界政府へ風穴を空けた。ルフィの悪名を一気に轟かせ単なるルーキーから脱却した事件 |
ワノ国 |
世界政府側の失態とも言えるが特別警戒していたニカの能力覚醒を許してしまう。歯止めが効かない事態へ |
エッグヘッド |
抹殺指令の下ったベカパンクを守る為に世界権力のトップ5人と真っ向から対決。公になってはいないがベカパンクを救出した形。世界政府にとっての禁忌と言える内容が世間に流布した。 |
世界政府が無能に写るほどにルフィにはここまでいい様にやられている。とはいえ革命軍の様にルフィの方から世界政府を潰しに行くという動機は今のところない。
特に肝になりそうなのはビビぐらいであったがエルバフで面白い火種が新たに発生しそうだ。ポイントは『エルバフの子供達』
世界政府がエルバフ支配を目論んで子供達をマリージョアへ誘拐しようとしている。
ドリー・ブロギーとは友人関係 |
ハイルディン含む新巨兵海賊団は傘下 |
オイモ、カーシーとも死線を共に超えた仲 |
エルバフで出逢った巨人族達も麦わらの一味を歓迎してくれた |
子供達とは絡みがあったが乱暴な行いを指摘された程度、コロンとは挨拶代わりの交戦 |
子供達との交流こそ少ないがコロンの攻撃とギア3で反撃したあの下りが生きてくるかもしれない。鍵をくれた
(奪った)ギャバンの息子でもある。助けるという動機としてもこじ付けられそうだ。
何よりも巨人族とルフィ達の絆は深い。エピソード序盤ながらも魚人島編を凌ぐほどに異種族に歓迎されている。その子供達であれば十分助けるに値する。
また、他にも火種になりそうな事項がある。
マリージョアに攫われそうな人物 |
ブルック(軍子の音楽奴隷) |
ロビン(世界政府にとっての重要人物) |
ギャバン(エルバフの子供達と同価値) |
各々がある程度の実力を持つ。四皇海賊団の幹部格以上という事もあり簡単に連れ攫われてしまう様なタマではない。
それでも騎士団が相手と考えると最悪の事態に発展する可能性は十分にあり得る。
意外な線がブルック。軍子にアーティストとしての利用価値を見出され生涯音楽奴隷の条件を提示された。ルフィへの忠誠もあり一度は断ったが強引に連れ攫われる可能性も。
ロビンは言わずもがな。麦わらの一味の中でも特に世界政府へと狙われてきた重要人物。ベガパンクのメッセージ発信で世界へと禁忌が漏れてしまったが古代文字解読という稀有な能力は狙われるに値する。
エルバフで突如現れたロジャー海賊団のNo.3格スコッパー・ギャバン。息子であるコロンが窮地に立たされており騎士団に立ち向かっている。巨人達とも繋がりが深いだけに人質として子供達と同価値を見出されるかもしれない。
実際にマリージョアとなれば過去最高の難易度が予想される。エニエスロビーのロビン、インペルダウンとマリンフォードのエース、ホールケーキアイランドのサンジ‥これまで高難易度の救出作戦を敢行してきたルフィだが文字通り世界を相手にしなくてはいけないスケール
かつてあのドラゴンでもジニーが聖地マリージョアに攫われた際にうかつに手は出せなかった。やはりマリージョアには何かがある。
ワンピース1152話 ベガパンク(悪)リリスの生存
エッグヘッド事件後にエルバフへと侵略して来た神の騎士団。子供達を攫いエルバフそのものを手に入れて兵力にしようとしている。
そんな中で世界政府側(神の騎士団)が知り得なかった情報が露呈してしまった。
一つ目はオハラ事件で死んだとされている元海軍中将ハグワール・D・サウロが生きていた事。
そしてまだバレてはいないがこのまま展開が進めば危険なのがDr.ベガパンクの生存がバレてしまう事だ。
エッグヘッド事件では世界へとメッセージを発信したベガパンクだが本体(ステラ)は黄猿とサターン聖に致命傷を負わされて心配停止となっている。
裏切り者である欲(ヨーク)以外の猫(サテライト)も死んだとされている。
しかし実際には悪(リリス)が生きており麦わらの一味と共にエッグヘッドへと向かっている。
本体(ステラ)の完全版となるクローンも持ち出し事実上はエッグヘッド事件前に近い状況まで修復可能だ。
これらの情報は直前にパンクレコーズ(脳)による同期を切り離した事で欲(ヨーク)側にもバレていないはずだ。
想(エジソン)達、猫(サテライト)が生きている事は欲(ヨーク)も察知してはいるがせいぜいここまでの情報だろう。
研究層(ラボフェーズ)は欲(ヨーク)
パンクレコーズは他のサテライトへ
ベガパンクの研究施設と脳は各陣営に別れた状態ではあるが本体(ステラ)のクローンに関する情報についてはおそらく世界政府側にも伝わってはいない。ましてやエルバフには騎士団に加えてイムまでも降臨してしまった。
今回エルバフに侵入している騎士団達に悪(リリス)の存在がバレてしまえばエッグヘッドに続いて再びベガパンクに危機が及ぶ。
空白の100年の研究に基づいた世界の秘密は既に世間へと漏れてしまった後ではあるがそれでも天才の頭脳と科学力は価値が高い。
本体(ステラ)ともあってサテライトの基となるオリジナル個体でもある。
リリスとしてクローン復活に向けてエルバフでひっそりと滞在する予定だったが、アテが外れてしまうかもしれない。
ワンピース1152話 ロキは四皇だった?
特別懸賞金額26億、伝説の悪魔の実が先行していたがロキの実力と恐ろしさ。呪われた王子は6年前の新世界において四皇に位置付けられていた猛者?金額だけを比べるのであれば近代の四皇達には及ばないがシャンクスが四皇に数えられる様になった評価に少なからず関わっていた様だ。
俗に言う四天王の様な存在。数多いる海賊におけるトップ4が四皇にあたると言っていい。無名の海賊からスタートした我らが主人公モンキー・D・ルフィも遂に四皇に数えられるまでに躍進した。
ガープ中将の語る四皇の定義
“偉大なる航路”の後半の海に まるで“皇帝”の様に君臨するそやつらを 世に『四皇』と呼ぶ!!!
初めてその称号が判明したのが2006年頃の話。エニエスロビーで世界政府相手に勝利したルフィ達がウォーターセブンへと帰還。その際にルフィ達の元にやって来たガープ中将の口より説明があった。ドラゴンがルフィの父である事など含めて重要な情報が飛び交った巻でもある。
四皇と呼ばれる海賊達は個々の力はもちろんの事だが組織単位で見た時の力も凄まじい。本隊のみならず傘下の海賊団まで数えれば相当な戦力となる。マリンフォードの頂上戦争においては『白ひげ海賊団(傘下含む)』で海軍と王下七武海の連合軍と渡り合った。
四皇が牽引する組織 | |
白ひげ海賊団 | ニューゲート |
百獣海賊団 | カイドウ |
ビッグマム海賊団 | リンリン |
赤髪海賊団 | シャンクス |
黒ひげ海賊団 | ティーチ |
クロスギルド | バギー |
麦わら大船団 | ルフィ |
有事に傘下達が集まれば国家戦力並の力に匹敵するだろう。
また、そのネームによる影響力も絶大。ナワバリとして領地拡大をする海賊達だが白ひげはその名前で魚人島を守ったり、ビッグマムは見返りを求めて魚人島に名が貸ししたりと様々である。その影響力故に陥落後はナワバリが混乱する事必至。領地は他の海賊達から狙われ危険に晒されれる。
6年前まで時点。作品における最も古い四皇の情勢図。エルバフのロキ王子がこの時代の四皇に位置付け、もしくは相応の評価を受けていたはず。他の3人についてはあくまで候補としているが確定と考えて問題ない。
6年前までの四皇候補 |
白ひげ(ニューゲート) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
ロキ |
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ロキが6年前シャンクスに捕らえられた事が判明。シャンクスが四皇になっていた時期については既にブランニュー中将より説明があった。一角のロキが崩れて6年前よりこの4人が時代を築く。作品で初めて『四皇』というワードが出てきた時もこのメンバーであった。
ロキ陥落後~2年前 |
白ひげ(ニューゲート) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
シャンクス |
![]() |
頂上戦争で白ひげ陥落。マリンフォードにおける頂上戦争にて当時のNo.1格であったニューゲートが散る。その直接的な原因を作り最後に手にかけたのが黒ひげことマーシャル・D・ティーチ。約1年前に四皇へ
頂上戦争後(1年前) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
シャンクス |
黒ひげ(ティーチ) |
![]() |
ワノ国でビッグマムとカイドウが陥落。一気に2人の四皇が陥落するという異常事態。カイドウを倒したルフィ、クロスギルドを立ち上げミホークとクロコダイルを手下につけたとされるバギーが新たに四皇に加わった。
ワノ国での世代交代後 |
シャンクス |
黒ひげ(ティーチ) |
バギー |
ルフィ |
![]() |
ブランニュー中将の説明を元に四皇になった時期がわかる。
957話ultimate。大物達の懸賞金が判明し作品における分岐点ともなった神回にて海軍内部はおろか読者にも非常にわかりやすく振り返ってくれるブランニュー中将。
変動もあったが各々最高到達点での比較。ロジャーは歴代最高額として参考に。
ニューゲート、カイドウ、ビッグマムと上位は陥落、死亡している。シャンクス以下が現代の四皇達。
歴代四皇メンバーの懸賞金額 | |
白ひげ | 50億4600万 |
カイドウ | 46億1110万 |
ビッグマム | 43億8800万 |
シャンクス | 40億4890万 |
ティーチ | 39億9600万 |
バギー | 31億8900万 |
ルフィ | 30億 |
ロキ | 26億 |
ロキは当時の懸賞金額を参考にすると最下位。現在は巨人族達からも見放されており戦いを挑むとしても単騎に近い。巨人族の統率力が無いとすれば少し評価額は下がるかもしれない。