3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1138話ネタバレ シャムロックはシャンクスの兄 最強能力モデル『ケルベロス』

エルバフ編に招かれざる客人。非加盟国に忍び寄る政府の魔の手。何故巨人族達は政府から嫌われているのか?本格的に神の騎士団が最終章に絡んでくる。シャンクスとシャムロックの関係性が明らかに

1136話から3週連続で掲載。年始からは神の騎士団2人で持ちきり。ルフィ達との遭遇もいよいよ時間の問題だ。

エルバフ編の命題と伏線
王家に伝わる伝説の悪魔の実
長居してはならない理由
ギャバン似のシルエット
天界の謎
モサ公の正体
シャンクスが立ち寄った理由

◉◉ワンピース1138話速報 ハーレイ神典◉◉

エルバフに伝わる伝説ハーレイ神典。主人公は太陽の神ニカ‥
翻訳が不完全なだけに戦士達の間に様々な解釈が存在した。

サウロとロビンの力でその真実が明らかに

エルバフの伏線があっという間に回収されていく?

速報
シャンクスとシャムロックは兄弟。シャムロック兄、シャンクス弟
シャムロックはケルベロスの能力
ギャバンがアウルスト城へ
世界は三度目の変革へ、ハーレイ神典の教え

能力の覚醒『矢印』

拘束されて視界も奪われているロキであるがそれを踏まえても軍子にいいようにやられている。予め予告された軌道通りの攻撃は避けられない状況下でロキにとって屈辱であろう。

ロキ
加速つきで右頬を蹴られて
おれが横を向いた所へ
その拳でアゴを殴り上げる
予告ありがとよ

軍子
その矢印は私の未来の確定軌道
避けられぬ暴力の宣言だ
しかしやめる事は可能

矢印で軌道を描きそれに沿って強化した拳、蹴りを叩き込む。相手の心を折りにいく様な制圧ぶりは軍子の性格が現れている。
そして能力自体の完成度、自由性も高い。
体格差をもろともしない程にロキに対してダメージを刻んでいく。

ここまで使いこなしている練度を見れば覚醒している可能性も高いだろう。まるで自然系の様な境地にまで達している。あくまでの能力なので法則や弱点などつけ入る隙はあるはずだがルフィにはすこぶる相性の悪い能力となるだろう。

神の騎士団 フィガーランド•シャムロック

怪しすぎるシャンクス似の風貌。世界会議辺りからシャンクスがキナ臭くなり最終章突入以降は異常なほどに慌ただしくなっている。

そんな中でエルバフに現れた男とガーリング聖については核心的と言えるほどシャンクスに酷似していた。
これは一体何を意味するのか?

1137話では正式にそのプロフィールが描かれた

神の騎士団団長
世界貴族
フィガーランド・シャムロック
(五老星ガーリング星の息子)

シャムロック ワンピース

アウルスト城に現れた時はフードを深く被っていたのでシャンクスと混在していた。もう1人のシャンクスなのか?シャンクス本人なのか?全くの別キャラか?様々な憶測が飛び交ったがフードを脱いで顔全体が披露された。

眼の傷が無い、腕がある、長髪

シャンクスと違いがハッキリと見てとれた。現在ガーリング聖が歳をとり風貌も変わってきているのでシャムロックが1番シャンクスに似ていると言えるだろう。単純にめちゃくちゃかっこいい。

『聖』とは描かれていなかったが世界貴族である事は明記されているので天竜人どあるのは間違い無い。

意見は分かれるだろうビジュアル的には長髪もかなり良い。第一話、もしくは過去編でしか描かれない腕もやはりあった方がしっくりくる。

シャンクスと似ている?

フィガーランド・ガーリング聖

まず世界会議の後編で明らかになったのがガーリング聖のビジュアル。この時点ではフィガーランドという名前以外にシャンクスとは結びつかなかったがエッグヘッド編の最中に描かれたくまの回想編で再登場。

ガーリング聖

遡ること38年前のゴッドバレー。海軍やロジャー海賊団も居合わせた有名なゴッドバレー事件の一端。神の騎士団として兎に見立てた奴隷達を狩る狂気のゲームに参戦していた。若かりしガーリング聖はとにかくその顔立ちがシャンクスに似ていた。

神の騎士団最高司令官という地位まで登り詰め、ルフィ達が関与したエッグヘッド事件終了後には前科学防衛武神サターン聖の後任として五老星の一角へと昇進した。

フィガーランド•シャムロック

こちらはエルバフに降り立ったシャムロック。顔半分だけ見るとまんまシャンクスである。腕と眼の判別要素が隠されているがシャンクスが暗躍していると言われればそう見えなくもないレベル。結局は完全に別の人物。

これだけシャンクスに似通ったキャラが混在するとは予想出来なかった。

兄弟とクローン

普通に考えればこれだけ似ていれば家族という見方が出来る。

ガーリング聖(父)
シャンクスとシャムロック(息子・兄弟)

というのが自然だろう。シャンクスに父と兄弟がいた。この事実だけでもインパクトは十分。

しかしエッグヘッド編で注目度が上がったクローン技術も考えられる。優秀なガーリング聖の血を繁栄させるべくクローン体としてシャムロックやシャンクスが生まれた可能性もあるだろう。

ジャッジを起点にジェルマの組織にもクローン技術は広がっているがやはり1番はステューシー。クローン体1号と明記されているだけに今後も重要なキャラが実はクローンでしたというパターンが差し込まれるだろう。

これがシャンクス達に当て嵌まってもおかしくはない。

ネーミングの由来

シャンクス+ロックス→シャムロックなんて面白い意見もあった。

『SHAMROCK』世代の人はUVERworldの曲なんかを思い浮かべたろうか?軍子という和名の様なネーミングに対してこちらは横文字。シャムロック。
三つ葉のクローバーという意味合いを持つ。三位一体を表しているとの説もある。今のところエルバフに降り立っているのは2人だがトリオの様な単位で任務を行っているのかもしれない。

騎士団の構成

ドラゴンの脳裏に浮かんだシルエットでは騎士団員は複数いた。ガーリング聖は五老星へと昇格した事で事実上の実務を外れた形。というよりは更に大きな権力を手にしたと言えるだろう。

ガーリング聖→最高司令官
シャムロック→騎士団団長

ガーリング聖の後任をシャムロックが継ぐのかと思えば現状の肩書きには違いがあった。実務を担うリーダー格が団長で更にその上の統括に司令官が存在するのだろう。
今だにシャムロックがトップではないところを見ると他に後任の司令官がいるか、現在もガーリング聖が兼任しているのだろう。

もう1人のシャンクス

①世界会議中にパンゲア城に現れたシャンクス『ある海賊について』

②1121話『時代のうねり』にてラストシーンの顔役達の中にいたシャンクス似のシルエット

③エルバフ編ウォーランド王国アウルスト城に現れたシャンクス似のシルエット(シャムロック確定)

シャンクス複数人

もう1人シャンクスがいる。シャンクスが2人。双子。クローン‥様々な考察が飛び交ったが今回である程度まとまりそうだ。
②については完全に真っ黒なシルエットでその形と剣のビジュアルからシャンクス似とされていた。同じページ内でシャンクスとガーリング聖も描かれていたのでこれもシャムロックと見て良い。

①、③はどちらもフードを深く被り画角も同じ。君は政治に関わるべきではないとのセリフも海賊であるシャンクスの立場を指すのではなく、実行部隊である神の騎士団の立場を指していると思われる。よってパンゲア城のシャンクス似もシャムロックだと見て良い。

混在はしていたが全てが神の騎士団シャムロックと言えるだろう。ここからは四皇赤髪海賊団のシャンクスとはしっかり差別化して描かれる事だろう。

実現するかは微妙だがシャンクスvsシャムロックの図式も面白い。

エルバフを世界政府加盟国へ

現在、エルバフ島ウォーランド王国は世界政府非加盟国であると判明している。

自国の力で独立した生活を送り強国故にそれを脅かす存在もあまり居なかったのだろう。

しかしながら外交を拒んだ事によるデメリットも大きい。世界情勢についても疎く、文化の発展は乏しい。唯一の進化が外海へと繰り出した巨兵海賊団達の土産だ。

戦士の国、戦いの国の限界を知った前ハラルド王は早くから方向転換を図り外交政策へと乗り出した。俗に言う開国という形に近いだろう。徐々にその政策は根付きハラルドの亡き今も浸透しつつある。言わば生まれ変わりの最中だ。

そんなエルバフを取り込もうとするのが世界政府である。腫れ物の様な存在だったエルバフを指揮下に置こうと企てている様だ。エルバフの世界政府加盟は各地に与える影響も大きいだろう。強国が屈した図式はどうしても拭いきれない。

シャムロック
大昔この新世界を制圧した凶暴なエルバフの戦士達は必ずや我々世界政府の指揮下に置かせてもらう

エッグヘッド事件後。政府の中にも大きな政権交代が起きた後にいち早く神の騎士団が動いた。四皇麦わらのルフィや特別懸賞金首のロキ、ドリー・ブロギーといった大物がひしめくエルバフにたった2人で団員が乗り込んで来た。
当初の予定であるロキの団員勧誘は頓挫しそうだが今回の任務において必ずエルバフを手に入れるつもりの様だ。

『大昔』というのはやはり900年前、800年前の歴史を指しているだろう。世界に変革が起き現在の世界政府が誕生した頃だ。
今でこそ世界を牛耳る世界政府ではあるが、当時新世界を席巻していたのはエルバフの戦士達らしい。

これだけの戦闘力を持っている事を考えれば至極当然の流れだろう。今でこそ科学力や悪魔の実で渡り合っているが単純な力では人間族は到底及ばない。サターン聖、ウォーキュリー聖は巨人族達を因縁深きもの達と称し世界の歴史から消し去りたいとしていた。やはり巨人族はジョイボーイ同様、世界政府の末裔に被害を与えている。

ニカの存在

世界政府にとって最大の障壁となったニカの存在。
エルバフでも信仰は厚く、これだけ歴史が根絶やしにされてきた現状でも語り継がれてきた。これは世界政府非加盟を貫いてきた功績と言える。

むしろニカの伝説を絶やさぬ為に世界政府を拒み続けてきたのかもしれない。

先のエッグヘッド編で話題となったジョイボーイ、バッカニア族、ニカ‥

これらのワードもかなり煮詰まっておりエルバフ編では更なる進展も期待出来る。

エルバフという戦力

古代兵器の存在が世に明るみとなってしまったが、それでも白兵戦における巨人族達の戦闘力は偉大である。
かつては四皇ビッグマムがその戦力を手に入れ様と企てていたが世界を統べる上ではかなりの近見と言える。

とはいえ実際に取り入るのは難しいのが現状。王族に縁談を持ちかけたビッグマムはかなり賢い。普通に考えれば下につくとは考えにくい猛者達だ。

それを世界政府は半ば強引に奪いに来た。
ここ最近で起きたエッグヘッド事件、ニカの覚醒、8カ国革命(革命軍)、クロスギルドの台頭。他にも赤髪海賊団、黒ひげ海賊団の動きも活発だ。

セラフィムなどの対抗勢力もあるがやはり盤石では無い。より確固たる政治、支配を行う為にもエルバフの戦力を手に入れる意味は大きい。

ハラルド王は古代巨人族

アウルスト城に潜入したのはルフィ、ゾロ、ナミ、ロード達。
宴で盛り上がる国内だがロキの手錠の鍵を探す名目と宝を奪う名目で別行動をとる面々。比較的穏やかに進んでいた序盤からトラブルへと発展していく流れだ。

エスコートするのはルフィ達をブロックの世界へと閉じ込めたロード。打ち解けるのは難しそうではあったがナミの下僕という新たな関係性を築いた。

今後のエルバフ編では大いに活躍してくれそうだ。

王城の異変

一同が辿り着いたのはアウルスト城
少し前に軍子達神の騎士団が現れ門番を手にかけた場所だ。ウォーランドの王城でハラルド王の根城でもあった。一同は正門が壊されている事に気付く。

しかも壊されたのは中から。閉じ込めていた囚人が脱走するなどのケースを除き普通ではあり得ない事態。
既に侵入者(神の騎士団のシャムロック・軍子)は去った後ではあるが今後ルフィ達と激突は必死。
果たしてシャンクスに似たシャムロックを見てどんな反応をするだろうか?

古代巨人族

オーズの件で注目された古代巨人族
他の巨人族とは一線を画してもその起源を辿ると当然エルバフへと繋がる。

特にオーズに至っては故郷のエルバフ国内でも伝説となっている。ハラルド王もその血を引く末裔だった様だ。

でかい骨は古代巨人族の血を引く戦士の物
純血はもういないがその血を引く者達はまだいるでござる

一般の巨人族と比べて3倍にも及ぶ巨体が目を惹くが加えて特徴的なのは角。
ヤルル、ヨルルにも角が見られたがこれが古代巨人族の名残(なごり)らしい。角や髭など既に登場しているカイドウにも良く似ている

戦士にとっての誇りともなるこの角をハラルド王は自ら引きちぎった。
古代巨人族が戦争の時代を想起させてしまうから
という理由らしい。

ハラルド王 肖像画

アウルスト城にはハラルドの肖像画が飾られている。威厳、風格の備わった面持ちでまさに強国の王にはピッタリだ。頭には角がちぎられた傷跡が残っており痛々しい。しかしながら相当に強い覚悟が見て取れる。
ルフィやゾロも圧巻のハラルド王であった。

ハラルド王への支持

同族からこれでもかと嫌われているロキ。犯した罪を思えば当然だが、反対に父であるハラルドへの支持は非常に高い。亡き今も死を悲しみ惜しむ声が多くエルバフの光であったと言える。

ロード
あれはハラルド王の肖像
平和を愛し世界中の国々とエルバフを繋ごうとしたエルバフ史上最高の王と称される男

ロキも怪物でござるがハラルド王もまた大戦士として名を馳せた男

門番
エルバフの歴史上最も偉大な王ハラルド様

巨人族
恐れられる戦士の国エルバフと世界の国々を繋ごうとした心優しい光輝の王だった

アンジェ
この国を改革しようとした偉大な国王

リプリー
明君ハラルド王は言った。戦いより他国との貿易を

様々な巨人族がハラルドを語るが悪評は出てこない。外交を目指したハラルド王が生きていればエルバフの地は世界政府へと加盟していただろう。

問題児であり扱いの難しいロードまでもがハラルドに対して敬意を表している。ロキを例外としてウォーランド国内では全員に好かれていると言っても過言ではない。

14年前

ハラルド王の死から14年
この城には誰も寄りつかないのでござる

当然城には大勢の兵士もいたわけで
あの日100人を超える戦士達がロキに殺され生き残ったのはヤルル様とロキのみ
凄惨な事件過ぎた為その後この城は一切の立ち入りを禁じられている
やはり怨霊の巣窟なのでは

ハラルド王がロキに殺害された時系列が判明した。
犯行場所はアウルスト王城。居合わせたのがヤルル
この事件でロキは伝説の悪魔の実を入手。
国内ではイレギュラーな政権交代劇は認められず正統な王族であるロキは全国民から重罪を問われた。

作品における14年前の時系列
・トムが海列車パッフィング・トムを完成させる
・コラソンがローの珀鉛病の治療法を模索
・ベポが兄のゼポを探しにゾウを飛び出す

これまでのワンピース史でも14年前の出来事にエルバフに関与するものは無さそうだ。

以下、ロキが生まれてからのエルバフ関連の出来事。

63年前
ロキ、ロード、ゴールドバーグ誕生
冬至祭にてリンリン(ビッグマム)が暴れ、ヨルルを殺してしまう
52年前
オイモ・カーシーがドリー・ブロギーを探しに海に出るも捕まってしまい以後はエニエスロビーの門番へ
22年前
オハラ事件。サウロが文献をエルバフへと持ち帰り、その後ベガパンクもエルバフを訪れた
14年前
ロキがハラルドを殺害
6年前
シャンクスがロキを捕まえる、一度は脱走

14年前〜6年前
ハラルド王の死後、ロキがシャンクスに捕まるまでは8年を要している。どのタイミングで海に出たのかはわからないが大きな事件を引き起こしていてもおかしくはない。

神の騎士団

比較的新しいワード『神の騎士団』
天竜人で組織された特別部隊であると見られている。

神の騎士団

これがドラゴンのセリフ中に描かれた神の騎士団のシルエット。この時からセンターのシルエットがシャンクスに似ていると話題になっていた。

最低でも5人はいるものとみられる。比較的ブサイクなビジュアルの天竜人が多いがシルエットだけでも凛々しい印象を受ける。

ミョスガルド聖の断罪
革命軍の鎮圧
ゴッドバレー事件の奴隷狩りゲーム

神の騎士団の動きは大きく分けて3つ。
まずはゴッドバレー事件。ロジャー海賊団、ロックス海賊団、海軍、世界政府と様々な勢力が集結し最終的に歴史的な大事件となった。
この時問題視された兎狩りゲーム。胸糞悪い話だが奴隷の人間達を兎と称してターゲットにした殺戮ゲーム。これが余興として行われた黒歴史で、海軍のガープも認識を改める事態となった。

兎を狩る側として参戦していたのが当時まだリーダーではなく騎士団の一員として活躍していたガーリング聖。丹精な顔立ちでシャンクスにそっくりな外見。まだ若いながら同族からの人気を集めていた。この頃から才気に溢れている。

次が世界会議開催にあたって発生した事件。天竜人のドンキホーテ・ミョスガルド聖がレオやサイ、しらほし姫を庇ったことで同族から怒りを買った。天竜人の罪という異例の事態。本来であれば裁かれる人種ではない位の世界貴族ではあるが断罪にあたったのが神の騎士団リーダーのガーリング聖。

有事ともなれば特別な権限を持っている様だ。天竜人を裁けるのは世界中でイム様、五老星、神の騎士団くらいだろう。序列ともなれば3番目ではあるがエッグヘッド事件後に進展があった。
異例の人事。五老星の交替。もちろんイム様の勅令によるものだ。エッグヘッドでの失態、ジョイボーイを逃した事を重く受けイム様は科学防衛武神のジェイガルシア・サターン聖を消し去った。

サターン聖失脚の後の人事。新しくその椅子に座ったのがガーリング聖である。

神の騎士団元リーダーともあって実行力はお墨付き。加えて最高峰の権力を手に入れ古株の4人よりも注目されつつある。

最後に現在進行中の革命軍への対処について。
もともと世界政府を滅ぼさんと企てる危険思想を持つ組織。これまでにも秘密裏に各地で準備を進めてきた。
最終章付近で革命軍の動きはいよいよ大きくなる。

世界会議の舞台ではマリージョアへ乗り込みくまを奪還。革命軍の軍隊長らが海軍大将と激突した。その際にサボはパンゲア城でコブラ王の暗殺も目の当たりにしている。

同じくしてマリージョア自体を攻撃すべく兵糧作戦を仕掛ける。8カ国革命と呼ばれる運動は食糧などの物資を断つことでマリージョアを飢餓へと追い込む。普段我慢などしない天竜人にとっては屈辱であるとともに耐えがたい苦しみ。効果てきめん。
これを鎮静しようと動くのが神の騎士団。
革命軍vs神の騎士団の図式がいよいよ高まってきた。

カイドウとヤマトも古代巨人族?

ハラルド王のビジュアルが判明したがあまりにもカイドウに似ていると話題になっている。

純粋な巨人族とはいえなくともバッカニア族の様に巨人族との混血というパターンもあり得る。
巨体、角という要素だけでも連想するには十分か?

ハラルド王は古代巨人族の血を引いている
角は古代巨人族の証
オーズ、リトルオーズJr.が古代巨人族だと判明している
パンクハザードでは古代巨人族が造られたが失敗してナンバーズとなり百獣海賊団の戦力に

オーズ

圧巻だったのはスリラーバークで登場したオーズ(ゾンビ)とマリンフォードに登場したリトルオーズjrどちらも結局は倒されてしまったがその巨軀は凄まじい存在感であった。

オーズの系譜も元を辿ればオーズの血も当然エルバフにある。これまで登場した2人は古代巨人族という括りになる。

オーズ
→国引きオーズ、魔人の異名を持つ伝説の怪物。スリラーバーク編ではオーズのゾンビ(肉体)にルフィの影が入り込み暴れ回った。討ち取った国を引きずって持ち帰り国を作ったとの伝説が有名

リトルオーズJr
→オーズの子孫。白ひげ海賊団の傘下でリトル海賊団を船長として率いている。エースとも縁がありマリンフォードの地では決死の思いで戦った

オーズ67m、リトルオーズjr60mとワンピース作品でも屈指の巨体を誇る一族。ドリー・ブロギーが22m程度なのでおよそ3倍。

勇ましいキャプテン・ウソップの冒険談
『そうさ、お前らの3倍はある巨体にトドメを刺したのが俺だ』

嘘半分の武勇伝だが巨人族達にはウケている
『おい、オーズは巨人族に伝わる凶悪な戦士だぞ』

カイドウの特徴

ウオッカ王国で生まれたカイドウ。『ウオウオの実』を食べたのが21歳の時だが10歳の時の描写では角が描かれていた。青龍の能力に関係なく種族柄の様だ。

当然ではあるが角に関しては息子(娘)のヤマトにも受け継がれている。しっかりと遺伝する様だ。

また巨大な身体もカイドウの特徴の一つ人型において710cmの身長を誇る。印象的にはもっと大きい様にも見えるが意外にもビッグマムより小さい。
巨人族の血を引くくまが689センチなので混血の可能性もあり得る。

最後にカイドウの強みであるタフネス。強靭な身体は新世代の攻撃を正面から受け止めてみせた。こちらもビッグマムのせいで印象は薄れるが常人ならあり得ない程のタフネスだ。

ナンバーズ

ワノ国の鬼ヶ島決戦で登場した百獣海賊団の秘密兵器的な存在『ナンバーズ』

一美(インビ)
二牙(フーガ)
三鬼(ザンギ)
四鬼(ジャキ)
五鬼(ゴーキ)
六鬼(ロッキ)
七鬼(ナンギ)
八茶(ハッチャ)
九忍(クニュン)
十鬼(ジューキ)

10匹で構成される怪物達。飛び六胞やその他の幹部達と比べると少しインパクトは弱く戦局に大きく関わったかと言えば微妙なところ。数が多くて興味が分散してしまったのも一因だ。

混戦の中で流されてしまったがナンバーズは『人造古代巨人族の失敗作』という点はエルバフ編でもヒントになるかもしれない。パンクハザードの施設で古代巨人族を造ろうとしたが完成には至らず20年前にカイドウがそれを買い取ったらしい。

生物の実験で重要なのは被験体の血統因子だ。カイドウが古代巨人族だとしたらカイドウの血統因子を用いてナンバーズが生成されたのかもしれない。

角の生えているキャラクター
ハラルド
カイドウ
ヤマト
デリンジャー
フーズフー
シーザー
アトモス
ピサロ
ウシアーノ
うるティ
ササキ
サルデス
ジャック
ヨルル
ヤルル
ロキ

シャンクスはどこまで知っているのか?

シャンクスが神出鬼没であちこちに顔を出す不思議な状況。移動系の能力やトキトキの実などこれまでに複数の説が飛び交った。今となってはガーリング聖、シャムロックが登場して複数人説がほぼ決定的に。
とは言っても本当にシャンクスが存在するわけではなく外見が似ているというのが正しい表現。

これに似た状況は既にヴィンスモーク家が登場したホールケーキアイランド編で発生している。
サンジのそっくりさんが続々と登場。異性のレイジュ含めてこぞって家族が登場し話題となった。幼少期の確執もあり絶縁状態のサンジだったが政略結婚の為に再会となった。何もなければこのまま家族と顔を合わす事なく生きて行きたかったはずだ。結局エピソードはサンジの優しさが溢れハッピーエンドとなった。

さて、シャンクスの場合はどうだろうか?

世界政府(ガーリング、シャムロック)
海賊・四皇(シャンクス)

両者は敵対勢力にあり互いにトップに近い位置で活躍している。もし戦うのであれば世界中を巻き込みかねない大きな規模になるのは必至。それこそエース処刑時の頂上戦争にも匹敵する戦いだろう。

考え難いが手を組むパターンや、実は裏で繋がっていましたというパターンもバツが悪い。傘下含めて赤髪海賊団と世界政府の結託となれば一躍最強勢力となってしまう。
革命軍、クロスギルド、麦わら大船団、黒ひげ海賊団‥ここら辺のトップどころも単騎では敵わないレベルで差が開いてしまう。

世界政府側から見たシャンクス

海賊でありながらも一定の信頼と人望があるシャンクス。当時は元帥のセンゴクも意見に耳を貸すほどシャンクスを買っていた。
そして世界政府側もシャンクスの生い立ちを理解している。『フィガーランド家』というワードが初めて飛び出したFILM REDではシャンクスにウタという娘がいると判明した時に五老星達が特別に警戒を示した。
フィガーランドの血筋が広がっていることを気にかけたわけだがシャンクスがフィガーランド家の生まれという決定打でもあり、マリージョアでは周知の事実の様だ。

現在まどの情報を集約するとガーリング聖がシャンクスの父親である可能性が高い。ガーリング聖の才気を考えればシャンクスがここまで同格を表すのも容易に想像出来る。それでも四皇に上り詰めるまで対処出来なかったのはロジャーという後ろ盾とシャンクス自身が若き頃から才能を開花させていたからだろう。

今では本腰をいれて大損害を覚悟しなければ渡り合えない存在となってしまった。

シャンクスから見た世界政府

シャンクスの生い立ちを辿って行くとおそらくはマリージョアの地へと着くはず。
しかしながらロジャー海賊団の見習いとして世界を旅し、現在に至るまで海賊を貫いている。
ドンキホーテファミリーの様にマリージョアを捨てて下界に渡る天竜人も例外として存在するがシャンクスの場合は物心ついた時点でマリージョアとは切り離されていた。

遡る事38年前
ファンの間でも関心の大きい『ゴッドバレー事件』
ロジャーの処刑、白ひげの戦死にも匹敵するほどの変革のきっかけとなる事件だ。本誌ではその全貌が語られていないがシャンクスはこの時に景品として用意された宝箱に入っており(当時は赤ん坊)それをロジャー海賊団が入手した。
ロジャーに捨てられる事なく海賊船で育てられ今に至る。

シャンクスは捨てられた、もしくは誘拐されて宝箱に紛れていた可能性が高い。出生についてはFILM REDの付録本で言及されており本人が自覚しているかは判断が難しい。

しかしながら25年前にラフテルから帰ったロジャーにシャンクスがある質問をして『泣いていた』との情報もある。加えてロジャー処刑時のローグタウンではバギーに対して『気が変わった』『ラフテルへは行かない』とも語っている。
これらの行動から、シャンクスは大海賊時代突入時点で出生に関する秘密『自身が天竜人の血を引く世界貴族である事』を認識していたとの見方も多い。

現在のシャンクスは『ひとつなぎの大秘宝獲り』を明言している。これまでは他の四皇達に比べて動きが少なかったが自身が最古参となった時点で明らかにギアを上げた。ルフィのニカ覚醒を待っていたのかは判らないがやはりゴールへ最も近いのはシャンクスだろう。

自身のやるべき事、ひとつなぎの大秘宝へ必要なタスクをしっかりと把握している。当然、現在のシャンクスは自身の生い立ちと血筋を受け入れた上で行動しているはずだ。
何かと黒い噂は絶えないが、最後はルフィ達側に並んで欲しい。

ゴムゴムの実強奪

シャンクスの行動の中でも奇妙だったのがゴムゴムの実の強奪。

事件は12年前
当時CP9のフーズフーがゴムゴムの実護送任務を行なっていたがシャンクスがこれを襲撃してゴムゴムの実を奪った。
まだ四皇と呼ばれる前の出来事である。

護送にあたったフーズフーもゴムゴムの実と隠し名がつけられたニカの能力の価値を知らなかったがシャンクスは確信を持って襲っているとみられる

もし今現在、世界政府と繋がっているならば考えにくい行動であり、政府の手から悪魔の実を守ってる様にすら感じる。

ロキの狙い

囚われの王子。視力を奪われて海楼石でガチガチに固められている状態。本来ならば力も入らずここで心が折れてしまっても不思議ではない。
しかしながら屈する様子は無く自分を貫き通す態度はやはり大物感漂う。

一応はルフィに鍵の解放を頼んでいたが取引するまでもなくその気になればいつでも逃げ出せるのではないか?余裕にも似た強気な態度だ。

一貫したロキの言動ではあるが本当の狙いはどこにあるのだろうか?

・この怒りを食らっておれは世界を滅ぼしてやる
・おれは世界を終わらせる太陽の神ロキ

向けられた怒りはエルバフは愚か世界全体に対するものだ。このスケールはジョーカー(ドフラミンゴ)と共に世界へ戦いを仕掛けようとしたカイドウをも思わせる。
カイドウも圧倒的な個の力でのし上がったが最後は若き力に負けてしまった。

ロキに至ってはその実力を疑う余地はないが既に6年前にシャンクスに敗北している点は気になるところだ。捕えられていた期間に成長するかと言えば微妙だ。
シャンクスに負けたままの状態で海に出たところで勝ち目は薄くそれどころかルフィやティーチにも屈してしまうだろう。6年前に出会した際にも既に伝説の悪魔の実は食べていたであろうし伸び代は少ない。

太陽の神ニカに倣って世界を破壊して再生しようとする指針はわかるが実際のところどこまで強いのか?

昔の大きな戦い

エルバフ島 ウォーランド王国
訳.war『争い、戦い、戦争』

ルフィ達が辿り着いた巨人族達の故郷はかなり穏やかな印象を受けるが確かにこの地には戦いに明け暮れた過去がある。ネーミングを見ても戦いを象徴している国家であるのは明らかだ。当初は巨兵海賊団の脅威と凶暴性が挙げられてきたがそれはどちらかと言えば外海に対するもの。
エルバフの歴史を紐解くと確かにウォーランド王国では戦いが繰り広げられてきた様だ。これまでエルバフの過去と言えばリンリン(ビッグマム)のエピソードが描かれた63年前の時系列が最も古い。この時点ではエルバフの村では穏やかな暮らしが描かれ戦いというイメージは既に少なかった。もちろんマザーカルメルの教えも多少は影響しているのかもしれない。

2006年頃に描かれたウォーターセブン〜エニエスロビー編の一幕。作品全体では中盤にあたるのかもしれないがかなり前の事に感じる。この時点でエルバフに関する構想が出来上がっていたのだろうか。宝樹アダムとアダムが存在する国について語るのはフランキー。

フランキー談
ある戦争を繰り返す島‥
たとえ島に住む人間が砲弾の降り注ぐ戦争を始めようが
島中の人間が死に町が死に廃墟と化そうが‥
ものともせず立ち続ける巨大な樹
何が起きても倒れねぇ
人はまたその樹に寄り町を‥国を作る

エルバフ序盤でアダムがエルバフに生えていると明らかになった。世界に幾つか存在する事も分かったが樹齢が長く最も有名で大きなものがエルバフに生える宝樹アダム。これによりフランキーの触れ込みもエルバフを指す特徴と見て良い。

戦争を繰り返す島とあるが外界かが攻め込んで来たというよりはエルバフ内の内戦を意味している様な言い方だ。戦いが終結してまた繰り返し、何度も廃れてきた国はアダムに寄り添い復国してきた様だ。
アダムの耐久性にも驚きではあるがそこまで内戦を繰り返すという国民性も酷い。
戦士の国という特性がそうさせているのだろう。意見が食い違えば話し合いではなくあくまで戦いで決めるスタイル。

ロキ談
ここはエルバフの戦士の王国ウォーランド
かつて戦争に明け暮れた世界最強の王国

こちらは本来ならば正統な王の人生を歩んでいたはずのロキ王子が語るエルバフ。世界最強を自負しているが国家間の戦いであればエルバフに敵う国は無いだろう。
それを象徴するかの様なロキの唯ならぬ風貌。
『かつて』という表現は現在は終戦、休戦している事を意味する。これに関与しているのがロキの父ハラルド王と思われる。

凶暴な戦士が集まれば戦いは必至であるが果たして単純に理由は意見の食い違いなのだろうか?
エルバフ内に存在した複数の勢力とその戦いが今後描かれるだろう。

長居してはならない

リトルガーデンのプロローグで描かれた探検家ルイ・アーノートの文言
彼の冒険記はオハラの学者達が紡ぎ、本好きのナミも読んでいる

あの時と同じ様にエルバフ編の序章となる1132話でアーノートからの警鐘が鳴らされた。ようやく麦わらの一味がエルバフの集落へと辿り着いた矢先の出来事だ。この不安を掻き立てるようなナレーションは読者としてもワクワクする。いよいよラフテルへの軌跡も見えて来た中でこういった王道の冒険ストーリーはこれが最後になるかもしれない。

冒険者達よ返却されぬ去し時を悔いる事なかれ

しかし全てが大らかなる神秘の土地エルバフについて私がここに一つだけ書き記すとするならば心の片隅にこの言葉を留めておいてほしい

この地に長居してはならない

おそらくは同じ冒険記Brag Men ブラッグメンの本からの抜粋だろう。うそつき達という直訳ではあるが実際にリトルガーデンでは彼の言葉通りの展開が待ち受けていた。今回も彼の言葉にヒントが隠されているかもしれない。

特に気になるのは『長居してはならない』

通例であれば記録(ログ)が溜めるまでその島に居座るのが偉大なる航路の冒険。最近だとあまり触れられなくなってきた要素ではあるがログを溜めるには最低でも立ち寄るではなく『滞在』と呼べる時間経過が必要である。アーノートの言葉はそれを許さぬ様な警告だ。

時間的な制限がある。長期滞在で身体に何らかの影響がある。
時間の流れが違う。寿命に準えて3倍の早さで歳をとる。
物理的に出航出来なくなる。

アーノートの言葉は当然『人間族』に宛てられたものだ。この地に暮らしている巨人族達には当て嵌まらない、もしくは克服出来るのだろう。
巨人族と人間の違いは大きさ、力、寿命といったポイントが挙げられる。長く滞在して大きくなるというのはそこまで弊害にはならないだろうし、寿命が関わってくるのだろうか?

様々なパターンが考えられるがルフィ達はもれなくそのルートに乗っかってしまうだろう。トラブルに巻き込まれるのは通例で早期出航などイメージが沸かない。
短期エピソードかと思いきや下手すればエッグヘッド編よりも長くなるのかもしれない。

消される前のサターン聖。取り逃したルフィ、ドリー・ブロギー達をエルバフまで追いかけようとする海軍中将を制した。『エルバフはやめておけ』

単純に中将達の戦闘力で相手をするには役不足なだけかと思っていたがエルバフの地特有の危険性を示唆していたのかもしれない

腹違いの王子ハイルディン

一応は王の血を引く王子。麦わら大船団の傘下でもあるハイルディンを取り巻くのは同じ巨人族同士の差別であった。ハラルド王とエルバフ以外の女性との間にハイルディンが産まれたが国内ではハイルディンを正統な王子と認める声は無かった様だ。
腹違いの王子というレッテルを貼られながらも今やエルバフの主戦『新巨兵海賊団』を率いるまでに躍進した

国王の死はみんなを絶望させたが
1番悲しくてロキを恨んでるのはもう1人のハラルド王の息子ハイルディンでござる

腹違いでござる
王妃と結婚する前に別の女人との間に生まれたのがハイルディン
しかしエルバフはハイルディンの母親が王妃になる事を許さなかった

他の巨人国の生まれだったからでござる

おぬしらも同じ人間族で土地を奪い合ったりしているでござろう
他の土地の巨人の地などエルバフの血が汚れるでござる

作品の中では世界政府に加盟している王国こそ沢山登場しているが大々的に『王子』と名の付くキャラは意外と少なく感じる。

丹精な顔立ちであったり品行方正で天竜人とは違った貴族らしさ、気品を感じる。

参照.作品に登場した王子
プリンス・グルス SWORD
フカボシ リュウグウ王国
リュウボシ リュウグウ王国
キャベンディッシュ ブルジョア王国

国を治める長の直系の子孫を指し、女性の場合は『王女』と呼ばれる。(ビビ王女、しらほし王女)
ワノ国は王国では無いので『将軍』という呼び方をしているが括り的にはモモの助も王子の様なもの。

父の死や正式な継承を経て政権交代となるがワンピースに登場する王子にはあまり似つかわしくない様だ。

エルバフで登場した王子は2人

1.ロキ王子(正式な王の子)
2.ハイルディン王子(一応王の子)

年齢は

ロキ→63歳
ハイルディン→81歳

巨人族の中では若造と呼ばれる年齢。ハイルディンの方が歳上ではあるが『同世代』という括りであろう。

2人の父は同じ『ハラルド』だと仮定してみる。(大方の予想だとハイルディンの父はライディーン)

王ハラルド
正妻 別妻
ロキ ハイルディン

しかしながら別々の女性が母となっている。
正妻の子がロキで腹違いの子がハイルディンといったイメージ。
苦しくも正妻の子が生まれる前に別妻との間にハイルディンが生まれてしまった様だ。

ハイルディンが兄貴分でロキが弟分といったところだろうが実際の関係性はもっと複雑なものだろう。

2人とも同じ母、父の元に産まれた兄弟というパターンも考えられるが余程の事が無い限りは基本的に長男が正式な系統者になるはず。

『アレも一応王の子だ 乱暴なクソガキだったがな』

ハイルディンを話題にする巨人族達のセリフを考えれば腹違いの可能性の方が高いのではないだろうか?

いずれにせよロキとハイルディンの関係性は険悪であろう

ロードとハイルディンの絆 意外な忠誠心

散々麦わらの一味にちょっかいを出したロードだが今となってはナミの下僕として落ち着いている。
卑屈な精神、オタク気質、変態‥
ロキに負けじとエルバフで嫌われているポジションだが、やはり幼少期の頃からその前ぶれはあった様だ。

気味が悪いオタクと罵られ虐められていたか過去。
周りと打ち解ける事が出来ずにいじめられている様だ。泣き出してしまうロードは独りぼっち‥

そんなロードを救ったのは他でもないハイルディンであった。今や新巨兵海賊団の船長と航海士の関係ではあるがそのルーツは幼少期の出会い。

ハイルディン
お前すげぇな
海図書けるのか
おれにも教えてくれよ
友達になってくれ

分け隔てなく接するハイルディン。ロードに偏見もなくむしろ航海術を褒め称えている。ロードにとっては眩しく映った事だろう。どこかルフィをも思わせる様な振る舞いだ。人を率いる資質は確かに持っている。
自身の生い立ちを恨む事なく前向きなハイルディン。やがて友の想いに賛同したロードは一緒にその夢を叶えたいと思うようになった。

ゾロ
じゃあ何で汚れた血のハイルディンの船に乗ってんだ?

ロード
あいつは本当に‥拙者と違いまっすぐな男‥
父が王でも城に住めず母が他所者と虐げられてもぐっと耐えこんな事を言い出した
『世界中の全巨人族を統一したい』と
拙者あいつの夢を叶えたいのでござる

他の巨人族(エルバフ出身意外)の血を嫌ったり、人間族もどこか見下してるロード。差別的な態度は褒められたものではないがハイルディンについてはそんな事を超越した思いがあるらしい。(ちなみに前国王のハラルドにも尊敬の意を表している。)

ゾロはこれを聞いてロードの事を『話せばわかるやつ』と認めていた。
最初こそ害悪に思えた行動もどこか憎めないキャラ性は読者にも定着しつつある。
戦闘力に関しては決して強いとは言えないがエルバフ編で大きな役割を果たすのではないか?

ある海賊について→ロキ

ホールケーキアイランド編にて四皇の一角であるビッグマム海賊団に風穴を空けたのが麦わらのルフィ。モルガンズによって5人目の皇帝と報じられ一気にトップ戦線に躍り出た。今となっては順調に新世界を駆け上がりカイドウとビッグマムを引き摺り下ろして見せた。

当時はビッグマムがルフィ達を追いかけてワノ国へと向かう展開。そんな中で描かれたのが待望の世界会議編だった。世界各国から加盟国の王が集まる会議は波乱の展開へ。

特に読者を驚かせたのは序盤のパンゲア城の一幕であった。

世界最高権威 五老星の前に現れたのは深くフードを被ったシャンクス

海賊であるはずのシャンクスが五老星に謁見とは本来ならば許されぬ事態。(多大な貢献を果たしたDr.ベガパンクでさえも実際に会ったのは数度。)
そして発言内容は短いながらも読者達を惑わせるには十分なインパクトだった。

ある海賊=ルフィ

ええ
感謝します
ある海賊について話が‥

当たり前であるがきちんと五老星を立てている。
寧ろ協力的で忠誠心すら感じる振る舞い。
革命軍など直接的な敵対勢力はもちろんだが本来海賊ならばここまで取り入る事など出来ない。

『ある海賊』も物議を醸した。
大ニュースの渦中にあった麦わらのルフィ、ルフィよりも悪名を轟かせたティーチ。この2人が筆頭だっただろう。

直後のエピソード、ワノ国編では五老星がルフィの対応に不覚をとる形が描かれた。何が何でも世界政府が阻止したかったニカの能力の覚醒を許してしまった。シャンクスの提言もルフィの能力覚醒を示唆していたのでは?との見方も多かっただろう。

君だから時間をとった

ただでさえ慌ただしい世界会議開催期間
4年間で1番、聖地マリージョアがざわつく時だとも言える
それでも五老星が謁見の機会を作ったのはシャンクスだから。

以前から囁かれていた天竜人説が濃厚となり特別な権力を持つ一族『フィガーランド家』との繋がりも決定的だ。シャンクスの意見に耳を貸さざる得ないほどその影響力を買われているのだろう。

加えて『政治に関わるべきではない』
進言しようとするシャンクスに釘を刺した形ではあるが当時は海賊という立場を指していると考えられていた。

答え『シャムロック』

様々な考察が飛び交い徐々にシャンクス本人ではないとの声が目立つ様になった。
黒い噂の絶えないシャンクス、どこかミスリードにも感じる様な描写もあるが読者としてはやはりルフィ寄りでいて欲しいというのが願望。神出鬼没なシャンクスがニキュニキュの実の能力の様な移動系の能力者であるという説もあったがしっくりこない。

やはり別物と考えるのが妥当だ。

複数人存在する(悪魔の実の能力起因)
兄弟、双子
クローン(ガーリング聖、シャンクス)

ここら辺が候補。
そしてエルバフ編で大きな進展とヒントがあった。
『フィガーランド・シャムロック』の登場だ。
現神の騎士団団長でガーリング聖の息子である。

双子やクローンと直感してしまう程のビジュアル。
ゴッドバレー事件で描かれたガーリング聖よりもシャンクスに酷似している。
フードもパンゲア城に現れた時の描写と一致。

当初は想像を掻き立てる為に見分けるポイントである目の3本傷と腕の欠損が上手く隠されていたが、シャムロックとシャンクスの差別化がしっかりと描かれた。

五老星の前に現れたシャンクス
→シャムロック

君だから時間を取った
→神の騎士団という立場

政治に関わるべきでない
→神の騎士団はあくまで実行部隊

ある海賊について
→エルバフのロキ王子

シャムロックを起点に考えた場合も一つ一つの言動には一応説明がつく。ロキ→海賊というとあまりしっくりこないがハラルド王殺害後のロキは海で暴れ回っていた。

まだ世代交代が起きる前の出来事、世界会議での決定事項が打ち出される前の時系列。混沌とする局面を見据えて強力な戦力であるロキ王子に狙いを定めていたのかもしれない。ロキを手中におくことで脅威となるエルバフの巨人族達をコントロールし白兵戦最強の部隊が出来上がる。

特に神の騎士団にとっての難敵はドラゴン率いる革命軍だ。実際に動きが激化したのは世界会議以降ではあるが兼ねてより対峙の図式は出来上がっていたはず。組織力が読みづらく民衆をも味方につけかねない危険組織の対抗勢力としては巨人族達はうってつけだ。

シャムロックがマリージョアにいたシャンクス似の男という可能性は非常に高くなったがそれだけではない。神の騎士団は魔法陣による移動術も使いこなす。これまでシャンクスが成したとされる行動も実はシャムロックだったなんてパターンが他にもあるのかもしれない。

-3.ワンピース『ONE PIECE』