麦わらの一味とバーソロミュー・くま【仲間入り】
スリラーバークで登場以降は麦わらの一味に対して常に手助けする様なムーブを見せていたくま。
【革命軍総司令官ドラゴンの息子】という大前提もあるがそれにしても肩入れし過ぎている様に感じます。
何故ここまで麦わらの一味に入れ込むのか?そして人格を失った今、これからの絡みは期待出来るのか?
これだけ悲惨な過去が描かれているからこそルフィ達にはくまの想いを汲んで欲しいし、元凶を倒して欲しいという願いも強まってきました。
そういえば新世界突入辺りで賑わったニキュニキュ(2929)語呂合わせによる一味加入説もありましたね‥仲間とまではいかないまでも予想以上にスポットが当たりこれからの一味との絡みも期待が出てきました。
ニカの存在
ドラゴンへの信頼に等しいのがニカへの期待。
バッカニア族代々継がれてきた解放の戦士の伝説
どこかにいる、いつか現れると信じて心の拠り所としてきました。
あまりに執拗に描かれているのでニカと出会う事でイベントが発展するんでは?と期待も高いです。
本来ならばヒトヒトの実モデル【ニカ】と言うのは世間一般には知られていない事項。悪魔の実図鑑ごと書き換えているとすれば知っているのはごく少数と言えます。
【ゴムゴムの実】というのが通り名であり歴代の能力者がいたとしても覚醒者はジョイボーイぐらいだったと思われます。
もしくまがこの情報、ゴムゴムの実の能力の本当の価値を知っていたのであればルフィの覚醒を信じて手を貸していた事も頷けます。
そして回想編ではこれでまだボニーやくまの仲間入り説が盛り上がった。
娘ボニーはともかく、くまはルフィにも未来を託そうとしていた様だ。一概にドラゴンの息子だからという理由ではなく解放の戦士として可能性を感じていた事も要因
改造手術完了前の一幕。
ドラゴン、イワちゃん
何も言わず消えゆくおれを許してくれ
おれがこの世を生きた証はひっそりと残していく
ボニー、そしてこの少年の未来の中に
自我を消す日になってベカパンクに語るルフィへの期待
プログラムして欲しい任務がある
船員が一人帰って来るまで彼らの家を死守したい
おれはもう彼らの成長を見る事はできないが彼が取る行動に心震えるんだ
ニカはただの伝説だ
でもおれはボニーに教えた‥
解放のリズムに乗って人々を笑顔にする戦士がいると
もしこの海を大きく変えるヒーローが現れるとしたら
おれは彼だと思う
革命軍が海賊に賭けたかと笑い飛ばすベカパンク。しかしくまは見事に賭けに勝ったと言える日が来て欲しい。
スリラーバーク編でのくま
当時はゲッコー・モリアがクロコダイルに続いての王下七武海の陥落。世界政府はこの汚点を包み隠すべく早々にバーソロミュー・くまを投入した。
既にモリア討伐に全力を注いだ麦わらの一味は虫の息。船長ルフィに至っては完全に疲れ切ってダウンしている。
交戦後すぐに格の違いを見せつけられた一味。
引用.ワンピース484話より
熊の衝撃【ウルススショック】
でローラ達含めて壊滅的な被害を受けました。
その後はNo.2であるゾロの申出でをくまが呑む形で終結。
ルフィが溜め込んだ痛みをニキュニキュで抽出しそれを試練として受け止めました。後に判明しますがくまも人々を助ける為にこの試練を経験済みでした。
この時点では政府の勅令で麦わらの一味を消そうとしています。クザンの様に男気に免じて見逃したという形。言うまでもなくその気になればここで終わらせる事もできました。恥云々でなく政府から叱咤される事を考えれば仕留めても良かったはず。
麦わらの一味を図りに来たのか?ドラゴンの息子だから手心を加えたのか?
面白いのがこの勅令の声。アニメ版ではサターン聖の声優と同じである。この頃はあまり五老星の区別が出来ていませんでしたが当時から張り巡らされていたとしたら面白い。
↓さて‥実際には回想にてくま視点でトレースされました。
遂に麦わらの一味との出会いまで追いついて来たストーリー。
スリラーバークのモリア討伐直後。この時ルフィはダウンしておりくまとは会っていないが、くまからすれば久しぶりにルフィの成長が見れたといったところ。
話題となった痛みの試練。
ルフィからニキュニキュの実の能力で取り出したダメージを肉球に閉じ込め、一味を見逃して貰うことを条件にゾロが一手にこれを受けた。
『これはおれでも気を失うかもな』
クールに見えたくまですが実際にはこんな事を思っていたらしい。教会で治療を行なっていた頃に自身でも体験済みの痛み。
改めてゾロがこれを乗り越えたのは賞賛に値する。
くまの匙加減一つではありますがこれで一味の旅が潰えていてもおかしくなかった。
詳細は明らかではありませんかバッカニア族の体躯を考えれば通常の人間のゾロよりも耐久性は高いはず。くまを持ってしてもキツイ試練をゾロが乗り切ったことになる。ルフィ以上にいろんなエピソードでボロボロになっているゾロですが恐ろしいタフネス。
そしてこれがリタイア説を助長する一因でもあります。
パシフィスタお披露目とくま
回想編にて
場面は新世界エッグヘッド
くまがスリラーバークの麦わらの一味の前に姿を現す前の時系列
ベカパンクとくまの話題はエニエスロビーで世界政府に宣戦布告した少年の話
いずれ記憶を見られればバレる事だと、くまはこの少年がドラゴンの息子『ルフィ』だとベカパンクに明かします。
何の因果かゴムの能力で政府に歯向かう男
まるでおれの憧れ『ニカ』の様だ
やはり。と言って良いのか。この時点でくまはルフィにニカの可能性を感じていたのではないでしょうか?確信に変わるのはシャボンディですがスリラーバークでも僅かばかり手心は加わったと推測されます。
そしてマリンフォードの頂上戦争で本格的に導入されたパシフィスタのお披露目。
くまをモデルとしたクローンを前に『気味が悪い』と語るのも納得。この時点で完成間近といったところ。
シャボンディ諸島でのくま
一つ前のスリラーバーク編においては敵として現れ島中の人々を半壊に追いやったともあってこの行動は不思議でならない。
シャボンディ諸島編でルフィ達のピンチに再登場したバーソロミュー・くま
頂上戦争前の慌ただしい時期。海軍側の主力でもある七武海は本来ならば招集命令を受けているはず。
現れるやいなや麦わらの一味を苦しめるPX-1(パシフィスタ旧モデル)を【ニキュニキュの実】の能力で弾き飛ばした。
更には麦わらの一味も続々と弾き飛ばされる。後にわかったことではあるがそれぞれ別の島。尚且つ今必要な力を得る為に最適な島へと飛ばされている。当然適当に飛ばしているわけではなく能力者本人のくまの意志で選択している。
戦桃丸
あいつの肉球で弾かれた人間は、ウソか本当か三日三晩空を飛ぶらしい。どこへ行ったのかは飛ばした本人しかわからねぇが、少なくともすぐに会えるような場所じゃねェさ。海の裏側かもな
七武海の職務を全うし海賊麦わらの一味を排除したという見方も出来るがやはり助けたというのが濃厚。
この時に黄猿を食い止めていた冥王レイリーにも耳打ちし状況を説明している。
くま
信じるかどうかは貴様の自由だ。おれも立場を危ぶめている
ルフィがチャルロス聖に暴行。これにより出動した海軍大将黄猿。この事件は最終的にくまが麦わらの一味を全員飛ばした事でうやむやになった。
ルフィ→女ヶ島 アマゾン・リリー |
ゾロ→シッケアール王国跡地 |
ナミ→空島ウェザリア |
ウソップ→ボーイン列島 |
サンジ→カマバッカ王国 |
チョッパー→トリノ王国 |
ロビン→テキーラウルフ |
フランキー→科学島パルジモア |
ブルック→ナマクラ島 |
ちなみにこれらの島はくまが海賊時代に訪れた島々がメインとなっていると思われます。くまの回想編でもその様子が見えました。娘ボニーの治療方法を模索する中で訪れた地。結果的に一味は政府や海軍の手を逃れて各々が成長できました。
そして2年後。再会のシャボンディ諸島。
置き去りのサニー号を守り抜いたのがくま。
最後の改造手術直前。PX-0へと生まれ変わる前に執刀医ベガパンクと交わした密約
プログラム
“麦わらの一味”の誰かが再び船に戻って来る日まで海賊船を死守せよ
これをプログラムとして組み込む事。
フランキーが到着するまでこのプログラムは忠実に実行された。ボロボロになってもなお【麦わらの一味の船】を守り続けてその任務を果たした。当時はエニエスロビー、インペルダウン、マリンフォードと政府機関で大暴れをした麦わらのルフィを討とうとする海賊達も多かったでしょう。海軍も然り。そういった外敵からくまがサニー号を守り抜いた。
スリラーバークの件はゾロの心意気だとしてもシャボンディでは簡単に片付けられない。
実際にくまの登場がなければ黄猿が事を収めていたし、麦わらの一味も詰んでいた。
レイリーの助けはあったが覇気を扱えないこの時点の一味なら潰えてた可能性が高い。
サニー号の件も含めて明らかにくまは麦わらの一味を助けている。
↓↓以下、回想編でのシャボンディ諸島トレース
スリラーバークから間も無くシャボンディ諸島近海にも姿を現したくま。
本部からの通信ではマリンフォードへの招集がかかっています。そこまで称号に固執していないだろうくまにとっては脅しにはなりませんが参戦する事を約束していました。ご存知の通りくまのクローンとして生み出されたパシフィスタも大量に投入されます。
王下七武海強制招集だ
断れば称号剥奪
新時代の旗手【ポートガス・D・エース】の公開処刑が確定した
これはつまり白ひげ海賊団との戦争を意味する
黄猿と戦桃丸によって麦わらの一味が一網打尽、壊滅させられそうになったピンチを救ったのが当時七武海のくまでした。
スリラーバークで牙を剥いたはずの敵がどうして‥
結果的に一味はバラバラになったものの、各々に足りない要素を補う最適な島に分散。
2年の修行を経て再集結しました。
どうやらくまはルフィを追ってきたというわけでは無さそう。たまたま居合わせてルフィの天竜人の暴挙を耳にして助けようと決意した様だ。
人間屋‥
誰が?天竜人に何をした?
それは世界のタブーだ
ここは海軍本部に近い
自殺行為だ
また!!麦わらの一味‥
まさか魚人族を庇って!?
おい麦わらのルフィ
これはおそらく何百年もの間
誰一人やれなかった
大事件だぞ
誰も声を上げれない、逆らう事などできない天竜人の暴挙。ましてやマリンフォード付近、即大将出動の状況で手を出すなど考えられない。モリアを倒す実力こそあれど大将には遠く及ばぬこの時期の一味の実力はスリラーバークで確認済み。
それでも後先考えずに侵した禁忌はくまの心を動かすには十分な理由だった。エニエスロビーに続く政府への反逆は革命軍の様なムーブ。
しかし新世界の壁に阻まれ壊滅間近の麦わらの一味。
仲間一人も救えない
ルフィの悲痛の叫びに声にならぬエールを送ったくま。
これは当時のシャボンディ諸島の描写では明らかになっていませんでした。
そんなことはない
ただ、これが新世界のレベルだ
お前たちにはまだ早い
まだ来るな
お前はいつか‥
世界を救う男だ
ルフィこそは‥くまが想いを託すに値する男に成長していたルーキー。興味を持った入り口こそドラゴンの息子という理由ですがここまで来るとルフィを一人の男として評価している様でした。
エッグヘッド登場までのくま
ここからはひたすら衰退の一途を辿ります。自我を無くしたくまはスクラップと呼べる様なボロボロの容態。
かつて国王だった威厳は無く天竜人の奴隷に成り下がりました。
【無敵奴隷くま】として天竜人たちの良いおもちゃに‥ジニーと同じ様に二度目の奴隷生活をスタートさせてしまいますた。
そんなくまを危険を冒してまで救出したのが革命軍の同胞達。大将達と交戦し、他の任務も遂行しながらくまの身柄を奪還しました。
バルディゴより移した本拠地カマバッカ王国へと連れ帰られたくま。その姿に一同唖然。
見かねたドラゴンが優しく気遣いますが、ここで突如走り出したくま。せっかく助かったのも束の間あろう事かマリージョアへと舞い戻るという‥
赤い土の大陸をひた登り聖地を襲撃し天竜人の居住区にまで被害が広がる勢い。これを止めようと出撃した元帥サカズキ容赦なくマグマを浴びせますがギリギリのところでくまがエスケープ。
またもや姿を消しましたところが最後の出番となっています。
新世界でのくまは直接的に麦わらの一味に加担する動きはありません。最後の改造手術時点でのプログラムが最後。その後の行動はどちらかと言えば革命軍の為に繋がる様な動きに見れます。