3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ 天竜人嫌いなガープが海軍を辞めない理由

ワンピースネタバレ 天竜人嫌いなガープが海軍を辞めない理由

ガープが海軍を辞めない理由

読者の中には疑問を抱いた者も多いだろう。
天竜人を嫌い世界政府の在り方に反感も多いガープが何故海軍を辞めないのか?

息子のドラゴンはゴッドバレー事件での人間狩りを目の当たりにして海軍を脱退‥その後は革命軍を結成し今や世界政府を直接倒そうと迫っている。

弟子のクザンも頂上戦争後に海軍を脱退。黒ひげ海賊団に転籍しガープとも対峙している。

海軍=正義のイメージは確かに強いが、己の信念に反すれば悪とされようが脱退という道を辿るのも必然だろう。ましてやガープは38年前時点でも中将の役職、その後は昇進に興味を示さず蹴り続けている。あまり軍に固執する理由というのも無さそうだ。

海軍から闇堕ちしたパターンは作品でも何個か例がある。ガープも少しズレていたのなら息子の様な世界線もあったのかもしれない‥

ロジャーを追ってやって来たゴッドバレーの地。そこでガープが目の当たりにしたのは世界貴族(天竜人)が非加盟国の先住民を狩るという非人道的な殺戮ゲームだった。(この時までガープは世界政府の闇を知らなかった)

更には五老星サターン聖に乗り移ったイムと対面。世界の権威の化け物染みた姿を垣間見た。それでもガープは海軍を辞めるという決断には至らなかった。

ライバルであるロジャーの誘いにも乗らずに海軍として守れるものを守るという判断だ。イムの存在を知ったからこそ部下の海兵達に及ぶ危険、市民への危険を重く見て敢えて海軍に残った。

俺が辞めたら誰が海兵達を守る‥何故ガープは海軍に居続けるのだろう。そんな読者の疑問に対してガープの決意はかなり重いものであった。

更に事件後は同期であるセンゴクともぶつかっていた。やはり議題は今後の進退と人間狩りについて。

後に海軍元帥、大目付まで昇進したセンゴクは世界貴族達の人間狩りやその他の暴挙を知りながらも見て見ぬフリをする構え。

世界政府も海軍も超巨大な組織。加盟国の兵含めて軍人は世界に何千万人といる。その行動を全て把握するというのは到底不可能。ならばどんなに上層部のイかれた行動に気付いてもセンゴクは見て見ぬふりを貫く。

およそ海軍の中心人物の意見とは思えないながこれもセンゴクなりの正義なのかもしれない。もちろん全てを見捨てるではなくその地位にて出来る限りを尽くして多くの命を救ってきたはずだ。これまでの描写でも物解りが悪過ぎるとも言えない。

ガープ センゴク

ただガープは当然これを許さない。センゴクを『昇進バカ』と揶揄し殴りかかった。一方でセンゴクもガープを崖の下で吠えてるだけと返す。
日常茶飯事だろうと思われる同期同士の喧嘩ではあるが対照的だった。ガープが海軍を辞めてしまわぬかセンゴクは心配だったがこの喧嘩はここで終わり。

【崖の下でも守れるものがいっぱいある】

海軍の英雄とされ異端であるガープにしか貫けない正義だったのかもしれない。互いに長きに渡って海軍を支えた。老兵と扱われる様にはなったがそれでも尚2人は存在感を放っている。

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