ワンピースネタバレ1166話 ロックスが狙った『2つの悪魔の実』イムを倒す唯一の手段
ワンピース1166話 ロックス海賊団の最後
船長ロックスの異変を受けてメンバーは海賊団を見限り一斉に敗走した。
自分の事は自分で。ある意味清々しい程に各々散っていった。これが寄せ集めとされたロックス海賊団の姿なのだろう。世界最強を誇った一味だが、この時全員でロックスに対処していたならばまた違った結末だったかもしれない。
付き合いが長く、最後まで共に戦ったニューゲートですらも無理を悟り島から脱出を図った。
ゴッドバレー事件のラストとなった1165話では各人の最後が描かれた。意外とそこまで悲壮感は無い。いつか窮地に追い込まれた際の逃げ方も各人覚悟していたのではないだろうか。
| ゴッドバレー事件終了間際 | |
| ニューゲート | ポーロ・グラムに誘われる |
| リンリン | シュトロイゼンと共に脱出 |
| カイドウ | 単独で脱出 |
| グロリオーサ | ロジャー海賊団の船へ |
| ステューシー | ニューゲートを探していた |
| 銀斧(凶) | 船を奪い脱出へ |
| シキ | ロックス海賊団の終焉を告げる |
| ガンズイ | 脱出 |
| ギルバスター | 宝を持って脱出 |

ワンピース1166話 ロックスが狙った2つの悪魔の実
時期尚早‥確かな実力と可能性を秘めていたロックス・D・ジーベック改め『デービー・D・ジーベック』
世界政府から忌み嫌われ800年魔の手から逃れた一族デービー一族の末裔。おそらくロックスでなければイムにここまで迫る事は出来なかった。
56年前に世界会議の舞台で宣戦布告してから着々と準備を整えて来たロックス。イムを打つ算段もあったが事態は急変。故郷ゴッドバレーへ向けられた世界政府の手。妻子を守る為に準備が整う前に世界政府とぶつかってしまった。
ロックスを襲う黒転支配(ドミリバーシ)
イムの力に抗う術は無かった
エリス
ジーベック
その姿‥
敗けたのね‥
ごめんね私達を助ける為に
あいつに会うのまだ早かったよね
エリスの言葉がイム衝突のタイミングが前倒しになった事を物語っている。
おそらくは必要なピースが足りていなかった。その一員がロックスが兼ねてより狙っていた『2つの悪魔の実』だ。
これを手に入れ、ハラルドを仲間に迎えられていれば‥
おそらくは世界会議に乱入した時点でも聖地マリージョアを堕とす算段とその方法を心得ていたのかもしれない。
全く新しい要素『大槌戦団ガレイラ』も気になるが、2つの悪魔の実も気になる。
悪魔の実にマリージョア攻略のヒントがあるならば現代その実を食べた能力者達はポイントになってくる。
その内の1つはエルバフにあると踏んでいたロックス。おそらくはエルバフ編序盤で登場した王家に伝わる『伝説の悪魔の実』を指しているだろう。
ロックスはこれをハラルドに食べて欲しかった。ハラルドが食べてこそ真価を発揮出来る実らしい。ハラルドといえば他の巨人族をも圧倒する様な怪力と体格が特徴的。これは『古代巨人族』ならではであり能力発揮においてアドバンテージになるのだろう。
誰かが食べるでもなく王家に伝わっていた伝説の悪魔の実。14年前にハラルドを殺害したロキがその実を手に入れたとされているがおそらくは違う。ハラルドと共に居合わせたロキやヤルルも嵌められて何者かがこの悪魔の実を持ち去った。
エルバフを陥れようとした者が悪魔の実を食べて現代に蔓延っている可能性が高い。
王家の伝承
悪魔の実の原則として
・悪魔の実を2つ食べる事は出来ない
・悪魔の実を食べるとカナヅチになる
・同じ悪魔の実は同じ時期に存在しない
・能力者が死ねばどこかに悪魔の実が再生する
・永久的な能力特性は該当の能力者でなければ解けない
・動物系の場合は実自体が意思を持っている
などが挙げられる。
初期から登場していながら最終回が迫ったこの段階でもまだまだ謎が多い要素。作品の醍醐味の一つでありこれを解く頃にはラフテル到達も現実的となる。
王家に伝わる伝説の悪魔の実だが基本的に同じ実は同世代には登場しない。長らく巨人族が保持していたとなると原作では過去編含めてまだ登場していない完全新作の可能性が高い。
いつから入手していたかは判らないが前能力者もおそらくは王族。ハラルドの父ではないか?
パンクハザードのスマイリーの様に能力者の死後に能力を回収する原則は存在する。
巨人族がそれを知っていれば門外不出の実となっていたかもしれない。
食べるタイミング、機会がありのか?食べる資格のある者が現れるまで秘宝として守っていたのか?
ヒトヒトの実
『伝説の悪魔の実』と聞くとルフィが食べたヒトヒトの実モデル ニカが思い浮かぶ。
食べるだけではクリアとならず、その後は覚醒の境地まで昇華させる必要がある。
本人の成長に関与してる事もありニカの能力に限っては長らく覚醒していなかったとされる。
ニカの能力の場合は未覚醒においても能力の特性は再現されておりゴムの様な質感はそれだけでも強力であった。しかしながら自由度や影響力においては覚醒後が段違い。非常に興味深く特殊な能力である。
これ以降噂に挙がったのが
他にも別名が付けられていたり、真実が隠されているヒトヒトの実があるんではないか?
という説。
これだけ強力な実であれば対抗勢力になり得る実なんかが複数あってもおかしくない。
今回のエルバフ王家に伝わるものもモデル違いのヒトヒトの実なのではないか?
価値の高い能力
様々な能力が存在するが強い弱い、当たり外れは存在する。
術者との相性有きでもあるが注目度の高い能力をピックアップ
| 価値の高いとされる悪魔の実の能力 |
| ヒトヒトの実モデル ニカ |
| 覚醒してこそ本来の力を発揮する稀少能力。世界政府が別名をつけて隠したほど警戒されていた(ゴムゴムの実)実自身が意思を持ち逃げ回っており、覚醒まで至る者もいなかったが遂にルフィが。 |
| オペオペの実 |
| 究極の悪魔の実との呼び声高く時価50億ベリーで取引されるなど稀少価値が高い。能力を使いこなせる医術に長けた者が食べるという前提ではあるが自由度の高い手術が可能。最上の業である不老手術は術者の命と引き換えに患者に永遠の命を与える。 |
| ウオウオの実 モデル青龍 |
| 貴重な幻獣種であり天候をも左右する様な強力な能力。ゴッドバレーで景品にもなった。元々生身でも強かったカイドウを盤石にした。 |
| ニキュニキュの実 |
| こちらもゴッドバレーの景品になった悪魔の実。痛みや記憶などあらゆる物を弾くチート能力。本人や他人を自身が過去に訪れた任意の場所に飛ばす事が出来る。移動能力としては最強。 |
| ヤミヤミの実 |
| ロックスの息子であり現四皇ティーチが白ひげ海賊団で息を潜めて狙っていた強能力。他には無い特色として対悪魔の実の能力者の実体を正確に吸い寄せる。能力者には絶対の強さを誇る。 |
対人における強さも勿論。稀少価値といった観点からもピックアップ。
能力同士の相性も考えるとニカの能力とヤミヤミは面白い。
他にも自然系、動物系(古代種、幻獣種)はそれだけで貴重な実とされている。あまりハズレといった能力は無く誰が食べても強力である。
これまでは自然系(ロギア)全盛といった環境であったがワノ国で動物系の能力が再評価され始めた。
まだ判明していない五老星達の化け物染みた姿も動物系の能力かもしれない。
この流れでいくならばロキ王子も動物系の幻獣種である可能性が高い?
ワンピース1166話 解放の戦士の出番
イムの能力を悪魔の実だと仮定した場合、これまでのエピソードを振り返ってみても類を見ないほど強力な能力だ。
自然系や超人系で到達し得ないほどの能力。ルフィが食べた幻獣種モデルニカの様なオリジナル性の高い能力ではないか?
屈強な巨人族の戦士達が最も簡単に操られて支配されてしまった。拘束力も強く操られている本人はもちろん例え他者でも解除は難しいだろう。
本来ならば能力者本人を叩くのが有効だろうが本人はエルバフにいないと来ている。マリージョアにいながら遠隔でここまで支配してしまうのは恐ろしい。きっと正攻法での攻略も難しいだろう。
そうなると期待出来るのはこの能力の対抗馬となりそうなルフィ(ニカ)ぐらいではないか。正直、イムだけでここまで出来るならば世界政府はあれほどニカの能力覚醒を危惧する必要は無かった。それでも恐れる存在になり得るならばニカなら何とか出来るのではと期待してしまう。
支配的なイムに対して、ルフィのニカは自由がモットー。あらゆる想像を体現する。
そしてもともとの触れ込みも『解放の戦士ニカ』
人々を苦悩から救った伝説の戦士ならばあるいは悪魔との契約をも破棄できるのかもしれない。
ニカ
覚麗はゴムの体に
更なる腕力と“自由”を与える
イム
一定の寿命と引き換えに不死の体と
常ならざる腕力を与える
非なる能力ではあるが腕力という点においては一致している。基本的な出力が上がる事は動物系の恩恵にも似ているだろうか。ルフィはこれで現実離れした空想を実現して見せた。イムも巨人族に力負けしないほどの闘いぶりであった。
ジャンプ巻末煽りでもそれらしきムードが
『ニカの力でイムをぶっ叩け』

これがイム本来の姿かは置いといてニカvsルフィの並びが本誌で見れる日も近いか。今や作品のラスボス候補のイムに届きそうなところまでやってきた。ルフィの力で白色にリバーシ
ワンピース1166話 ガープも聞けた『万物の声』
作品でもお馴染み『万物の声を聞く力』
シャボンディ諸島編でレイリーより語られたロジャーの特殊能力である。
オハラの学者達の頭脳には遠く及ばないながらもロジャー海賊団は歴史の本文の全てを探して最果ての島へと辿り着いた。
その一因となったのがこの能力である。

ロジャーは古代文字の解読が出来ないながらもこの奇妙な能力で歴史の本文を読み解いた。リンリン(ビッグマム)は同等の能力として三つ目族の開眼による特殊能力を挙げているが厳密には違う様だ。
知らない文字を読めるというよりはロジャーが感じとったという表現が正しいだろうか。
現代も過去もこの能力は超稀少。珍しいという位置付けの幻獣種や覇王色の覇気よりも更にだ。ひとつなぎの秘宝、ラフテルといったワードの必須条件とされる古代文字解読。
ロビン(考古学)
プリン(能力)
光月スキヤキ(伝承)
新世界の海でもその身柄が取り合いになるほどだ。
間違いなくロジャーを海賊王に押し上げた一因となっているだろう。
また、混在されているが常人では聞き得ない声を聞く力が描かれている。
本来ならば会話出来ないはずの対象の意思を感じ取っている様な描写だ。
| ①魚人島の海王類 |
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| ロジャー、おでん、しらほし姫、ルフィ |
| ポセイドンと称されるしらほし姫の海王類を操る力に通じる。過去の人魚姫(リュウグウ王国王妃)も代々声を聞く事が出来たのではないか?ロジャー、おでん、ルフィについてはなんとなく声を聞く程度で疎通とまではいかない。 |
| ②ゾウの象主(ズニーシャ) |
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| ロジャー、おでん、ルフィ、モモの助 |
| 象主が自由に動くには命令が不可欠となる。その命令を与える事が出来たのがモモの助だ。これは光月家の血を引く者の中でも限られた人物だけだろう。 |
| ③伝説の鉄の巨人(エメト) |
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| ルフィ |
| エッグヘッドで登場した巨大ロボ。長らく動いていなかったがニカの能力に呼応する様に動力を得て動き出した。ルフィに自覚は無いが掛け合いが出来ている。 |
| ④ロックス(悪魔) |
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| ロジャー、ガープ |
| イムの黒転支配によって悪魔化したロックス。自身では制御出来ずに命令のままに暴れ回った。本来なら聞けない心の叫びを汲み取ったのがロジャーとガープだ。ロックスも2人に限定して発した事で声が届いたのかもしれない。 |
ゴッドバレー事件中に新たに描かれたのが悪魔化したロックスの嘆きをガープが聞き取った事だ。
ロジャーに関しては納得だったがガープは意外という読者も多いのではないか?
ルフィがこの力に長けているという事を考えると血筋によるところが大きいだろうか。
万物の声を聞く力は家系、血筋で伝承する可能性が高い。
また歴史の本文、つまりは古代文字の解読をナチュラルに出来るのは現状ロジャーだけだ。おでんに関しては伝承によるものなので別枠。流石にルフィやモモの助も古代文字を読み解くレベルまではいかないのではないか?
ワンピース1166話 ロジャーの語る『覇気の質量』
覇気こそが全てを凌駕する。最強クラスの動物系悪魔の実を食べて、若くから並いる猛者と渡り合ってきたカイドウが行き着いた答え。
2年後の新世界からはとにかく注目されてきた覇気ではあるがやはり最後まで重要性は変わらない。むしろ世界の権威である五老星、イム、神の騎士団といった怪物達が登場してからは更に増している様だ。
ロックス海賊団とハラルドにスポットが当たったエルバフの過去編においては特に『覇王色』の覇気の衝突が際立っていた。
| エルバフ過去編における主な覇王色使い |
| ハラルド |
| ロックス |
| イム |
| ロジャー |
| レイリー |
| ギャバン |
| ガープ |
| ニューゲート |
| リンリン |
| カイドウ |
見開きで大々的に描かれるシーンは大迫力。猛者が一同に登場した事で世界観もおかしく感じる程であった。
そんな中でゴッドバレー事件後の海で世界を制したロジャーとガープより『覇気の質量』というワードが飛び出した。
ロジャー
つまり質量だと思わねぇかガープ
そもそも「武装色」は“悪魔の実”の能力にも
屈しねェ力
ましてやこっちは「覇王色」まとってんだ
効いてねェ筈はねェんだ
ガープ
そりゃお前あっちも「覇王色」でガードしてんだ
相殺するに決まって‥
ロジャー
だからよ!!
それを超えなきゃダメージは通らねェ!!
お互いに体力削りあってちゃいつか負ける
あの化物に体力で敵うハズがねェ
ガープ
それで最大質量で「覇王色」をブチ込もうってのか!?
相手は悪魔化したロックス。ダメージが通らずにジリ貧の展開‥既に消耗していた2人。ガープがロジャーの提案に乗りありったけの体力を使って最大量の覇気を技に乗せた。

これが功を奏し最強の化け物を倒すに至った。
これで黒転支配にかかった悪魔に対しても覇王色は有効だと判明した。それは対象がロックスの様な猛者でも変わらない様だ。
ただロックスは通常状態で覇王色を使いこなす熟練者。悪魔化して意識が朦朧としながらも『覇王色を纏い』攻撃をガードしていた様だ。
つまりロックスの覇王色を上回らないとダメージを与える事は出来ない。単騎では特に厳しい条件だがガープとロジャーは残り体力を全て賭けて覇王色をふり絞った。
結果的にロックスの『覇王色の質量』を超えて倒す事が出来た。
質量と言えば少し難しい言い回しではあるが単純に覇気の量だと考えればよい。各人毎に熟練度合いによって覇気の量は違う。熟練者になるほど扱える(放出)覇気は多い。
特に武器や拳などに纏って放った場合、覇王色使い同士がぶつかると差が顕著に出る。
現代の新世界で活躍しているメンバーであればシャンクスやルフィが覇王色使いの筆頭だ。世界政府の化け物達を倒す為にはどれだけ集約して『覇気の質量』を高めれるかが鍵となる。
ロックスを倒す為にロジャー、ガープが手を組んだ様にイムや五老星クラスとなると単体で倒すのは難しいのかもしれない。



