ワンピース『しがない科学者』ベガパンクは死がない?
今回はワンピース考察。天才科学者、世界一と称されるDr.ベガパンクについて。
『イベル平和賞』という栄誉ある賞を受賞し世界の権威である五老星との謁見も適ったベガパンク。
世界政府、海軍からもその頭脳は評価されており、シーザー、クイーン、ジャッジといった同僚の科学者達も心のどこかではベガパンクが1番だという事を理解している。
全ての学問に通じ、あまりにも飛び抜けた発明品の数々。世界文化の発展に与えた影響は計り知れない。
しかしながら科学者の性でもある『興味』から世界のタブーとなっている空白の100年の歴史の探求へと進んでしまう‥
泣き友クローバーの影響もあったが、あまりにも歴史に近づいてしまった。
どれだけ価値のある男だとしても政府はベガパンクの抹殺を決行。
発明品が数多く並ぶエッグヘッドも甚大な被害を受けた。
しかしながら、ただでは死なないと世界に向けて空白の100年を吐露する様なメッセージ発信を行った。
頭が良い故の独特の言い回しがベガパンクらしい。特に気になったのが『しがない』という表現。
取るに足らない‥つまらない‥といった意味合い。
天才には似つかわしくない。
しがない科学者
サターン聖がベカパンクを揶揄した言葉
『しがない科学者』 | |
サターン聖 | 口答えするな
雇われのしがない科学者よ |
ベカパンク | すまんな私がしがない雇われの科学者で |
どれだけ天才的な頭脳を持ち、世界一の科学力を誇るとしても世界の権威の前ではただの雇われの科学者。意見する事も許されずただ命令を実行するのみ。
くまの記憶を辿ったボニーに対してベカパンクが謝罪した際にもサターン聖から受けた言葉を使っていました。
更に世界へ向けたスピーチの中にも『しがない天才科学者』という言葉が使われていました。
しがない雇われ科学者→しがない天才科学者への変化。サターン聖に嘲笑われた事を華麗にブーメラン。たとえしがなくとも天才。偉いだけの権威よりも確かに頭脳が上。だからこそ警戒されるなかで味方の裏切りを察知して世界政府をも手玉に取って見せた。
ルフィもこれまでに政府に対してダメージを与えてはいるがそれとは違いなんともベガパンクらしい。
しがないを言い換えて『死がない』という説も見かける。何を持って死とするか。結局のところベガパンクは死んでいない。その頭脳は生き続け未来の人類が同じ境地に辿り着くのを待っている。
500年先の未来は無事にやってくるのか?