ワンピース エッグヘッド終了後の宴は巨兵海賊団と合同で
1123話で五老星と海軍を振り切り無事にエッグヘッドを出航。干からびていたルフィも復活し1124話で改めて乾杯。エピソード終了後はお決まりの宴。連載期間は約2年間。途中は世界会議編や世界情勢を挟んだ事もあり思ったよりも現実時間では長く感じませんでした。
前振りも長かったワノ国編と比べると宴の達成感は少し劣るかもしれません‥難敵カイドウとオロチを跳ね除けて国民を巻き込んで騒いだ宴は今考えても盛大でした。
とはいえ、エッグヘッド編も見どころ十分。
エッグヘッドの重要キャラ達
ベガパンク→7体中6体が世界政府から狙われた。自身の命と引き換えに世界に向けてメッセージを発信。世界政府が知られたくない事実を暴露した。
くま→悲運に見舞われた半生。人格を失う事と引き換えに娘ボニーの難病を治療した。2年前時点でルフィに世界を託す程の希望を抱いていた。
ボニー→くまとジニーの愛に育まれるもサターン聖に絡め取られた人生。最後まで世界政府に狙われるもニカを体現してルフィと共に戦った。
戦桃丸→シャボンディ諸島船出以来の再会。また会いそうな気がする発言を回収して共闘した。事件後は無事にエッグヘッドを脱出。
特に世界政府へのヘイトを考えると過去一だったのではないでしょうか?解放感、達成感は意外と大きいはず。そして忘れてはいけないのが巨人族の存在。エピソード開始時は全くその影はありませんでしたが第三の勢力として規格外の助け立ちとなりました。
感動の再会に浸る暇も無く、激化したエッグヘッドの戦局に呑み込まれましたが無事に死線を乗り越えて改めて麦わらの一味とドリー・ブロギーの再会となりました。実に偉大なる航路(グランドライン)突入直後以来の再会。現実では25年近くの期間が経っていました。いつかは巨人族の故郷エルバフへ。ルフィとウソップのみならず読者にとっての悲願でもありました。
まさかエッグヘッド到達前に再会してしまいとは‥本来であればエルバフの冒険後に全員で祝杯なんて流れが通例ですが、エッグヘッドでの共闘を経て途中の航路で宴が行われました。
ボニーやベガパンクはどちらかと言えば宴のムードには合わないだけにドリー、ブロギー、その他巨兵海賊団の存在は今回の宴で際立っていました。宴シーンは大体1話内で収まるものですが珍しく今回は2話に跨っての掲載となりました。
乾杯も2回行われているあたりも面白い。
友人達との再会に乾杯だギア5乱用で完全にエネルギー切れのルフィ。本来ならばすぐさま飲み食いしたいところですが動く事も出来ず‥それでも強引に掲げられ参戦。
なんとか葡萄5房をかき込んで体力回復を図るルフィですが本調子とはいかず‥やはり助けを求めてきたベガパンクを守り抜く事が出来なかった事に責任を感じている様です。
これは巨兵海賊団の船にあったものですが葡萄の規格外サイズがなんとも巨人族らしい。常人では食べきれないほどの葡萄をメソメソしながら頬張るルフィもまた面白い。しかしリリスから『ベガパンクは生きている』と聞かされて元気を取り戻したルフィ。
ひとつなぎの大秘宝、海賊王という言葉が飛び交う中で改めて乾杯。
たとえお前らが敵でもおれがなるに決まってんだろ(海賊王)リトルガーデンではきちんとした宴はなかったのでドリー、ブロギー2人の親方とはこれが初。
一方でオイモ、カーシーとはウォーターセブンの宴以来となった。やはり巨人族は酒呑みも豪快。これを0次会としてエルバフの冒険後には改めて盛り上がって欲しい。
気掛かりなのは『エルバフにいかないルートもあった』という尾田先生のコメント。ここでエルバフに寄ることで予定よりも話数が嵩んでしまうという事情もあったかもしれません。もともとの最終章構想ではエルバフ未踏のパターンもあった様です。
それを考えると巨人族の方からやってきたというのも納得でしょうか?ここで再会を果たしてエルバフ上陸お預けなんて展開だったかもしれません。
だとするとエルバフの冒険はヒノキズやポーネグリフ関連だけで表立ったボスキャラは現れずなんて事も。そうなると死線を乗り越えた後の宴が無くなる懸念も出てきます。
オマケ
エッグヘッド〜エルバフの宴
麦わらの一味カット
+ボニー、リリス
巨人族達を抜くとこんな感じです。
海賊団の始祖3人
ルフィ、ゾロ、ナミ
東の海の前半部分。古株3人のカット。
こちらは物議を醸したゾロのカット
みっともねぇなあの野朗
四皇にもなって
ジジィ一人死なせたくれぇで
ワノ国終了後のサニー号の船内。ビビの訃報を受けて助けに行こうと慌てる一味を制するシーンは好印象でしたがこちらはなんとも‥