3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ1163話 ロックスとイムの『約束』全員攻撃を無にする最強能力

突発的な休載と定期の休載挟み少しペースは落ちてしまったがゴッドバレー事件を巡る過去編は最高潮。世界のトップイムが降臨しまさにピークを迎えている。

11月4日(火)にはコミックス最新113巻が発売
本誌はすっかりゴッドバレームードだがコミックスは少し前。現代編のエルバフ。世界政府の魔の手が迫り徐々に巨人族の故郷を蝕み始める。公式では発売に先駆けて表紙が公開された。シャムロック、軍子、ソマーズ、キリンガム。神の騎士団4人のカラービジュアルが判明。

 

ワンピース 1163

特にソマーズ聖の紫が良い味を出している。
軍子は金髪のイメージがあったが紺色の様なカラー。イムが乗り移るとまた違ってくるのだろうか?
SBSも世界政府に言及されるので注目だ。

前回の振り返り

前回の振り返り
ロックス、エリス、ティーチがゴッドバレーの土地で再会を果たす。死地を乗り越えて『ルルシア』で落ち合う事を誓う。
ロックスの家族達が悪魔化。ロックスが滅ぼす。
ロックスがガーリング聖達を撃退。不死身ではあるが回復には時間を要する。
ゴッドバレーの土地にイム降臨。サターン聖の身体を借りている。
ドラゴンがリンリンからウオウオの実を奪って食べる。早速青龍の姿を披露する。
ガープは人間狩りゲームについて知らなかった

サターン聖に乗り移るかの様にゴッドバレーに降臨。明らかに異様な気配に猛者達は警戒心を強める。既に過去の世界会議の舞台では対面しているロックスとイム。これが『世界』そのもの

ロックスが正々堂々正面からの勝負で負けるパターンは読者としても微妙な感情だ。黒幕としてイムの強さを印象付けつつもロックスの評価を落とさない展開としては『悪魔契約』『黒転支配』は面白いパターンではないか?

運命の地でいよいよ勝者と敗者が分かれる。ロックスは本当に散ってしまったのか?

1163話タイトル『約束』

イム降臨で荒れるゴッドバレーの地。確実に終焉に向かう中で遂にロックスのコントロールが奪われた?
現代エルバフを悪夢へと誘った黒転支配、38年前ゴッドバレーでも猛威を奮う。

先に現代エルバフでドリー・ブロギー達を襲ったイムの能力。これが悪魔の実でないのなら一体?ニカ以上に不思議な力。38年前のゴッドバレーでもロックス達を苦しめる事となった。

イムの能力『エルバフ編』
魔導書より武器を出現
悪魔契約にて対象の足元に五芒星(アビス)を出現
黒転支配によって五芒星に呑み込まれた対象を悪魔化
悪魔2体の直線上に挟まれるとその対象も悪魔化、感染の様に増えていく

ロックスのここまでの活躍も全てはイムのお膳立てに過ぎなかった‥現代でも活躍した四皇達、伝説の海兵ガープ、海賊王。束になってもイムには及ばなかった。

ヤマトの金稲荷代参シリーズは前回で最終回
今回は読者リクエストが描かれた。
ビルの聳え立つ街中をルフィと2匹の猿がパルクールで駆け回る。次のシリーズはおそらくベガパンクのサテライト達ではないか?それまではリクエストが続きそう。

デービー・ジョーンズ

前回のラストでゴッドバレーの地にサターンの身体を借りて降り立ったイム。

騒つく周囲に対して目障り‥と一言。エルバフの陽界でも似たシチュエーションで覇王色で黙らせた。海兵達でさえサターン聖の蜘蛛の姿を見るのは初めて。加えてイムが降りたわけだから整理が出来ないのは当たり前だ。

海賊、海兵関係なく無差別に攻撃。蜘蛛の姿のまま毒脚で敵味方を貫く。確かにイムからすれば人間など虫同然。この暴挙で戦局は更に混沌を増した。

サターン聖の上にチンアナゴがついた様な面白いシルエット。しかしながら暴れ回るとさながら怪物。サターン単体よりも獰猛に見える。現代ではサターン聖が消滅してしまったのでもうみれない合体シルエットだ。

サターン イム

そして早速イムとロックスの対峙
デービー・ジョーンズを崇拝する者‥
56年前の世界会議の舞台
マリージョア最深部であるパンゲア城、花の部屋へと侵入したロックスがイムへと放った自己紹介

この時点から因縁が激突する未来が決まっていたかもしれない。
18年の時を経て『デービー一族』が繁栄するゴッドバレーの地で世界政府が一族を根絶やしにせんと蹂躙する。

まさかお前がデービー・ジョーンズだったとは‥

ロックスをジョーンズと重ねるイム。しかしあくまで先祖、ロックス自身は会ったこともない男。今回は忌み嫌われる一族についてこれ以上の言及は無かった。ほとんどのデービーは朽ちて、残りはロックスとティーチのみとなる。

ポイント

ゴッドバレーには様々な勢力、メンツが存在するが今話通してイムが照準を当てたのはロックスのみ。他には目もくれていなかった。それだけデービー一族に対して遺恨があるという事だろう。奴隷にして生き地獄を味合わせるでもなく根絶やしにしようとしている。

約束

イムとロックスが語る約束。今回1163話のサブタイトルでもある。

約束は守るべきだと‥

ドブネズミの王
デービー・ジョーンズ
と違いを呼び合う両者。

約束は果たされるべきだと語るロックス。
対してイムはたがらこそデービー一族達を歴史から消さなくてはならないと語る。

ムーの世界はまだ未完成である

脚爪でロックスを襲うがロックスは難なくかわして斬り落として見せた。ここまでハッキリとイムを攻撃するのはロックスが初めてだろうか?何も出来なかった56年前とは一味違う。

意味深な問答ではあったがデービー一族(ロックス)とイムの約束が何かはハッキリと言及されなかった。

イム ロックス

単純に56年前に花の部屋で一方的にロックスが語った宣誓を指しているのかもしれない。あくまでもロックスが目指すのは聖地マリージョア。ゴッドバレーで潰えるつもりもないしイムと再会する予定も無かった。
また、ゴッドバレーにやって来たイムが本体にあらずというのも感じていたのかもしれない。

ガープとロジャー

身の振り方が気になる2人。特にガープは世界政府を援護するのが筋だ。
しかしながら世界政府最高権力をウジ虫、害虫と揶揄しあろう事か海賊であるロックスを援護しようとしてた。少将含め他の海兵達もガープの失言にヒヤヒヤ。自分達にもも襲いかかってくるだけにどう援護して良いか迷っている。そんな部下を差し置いてロックスへの援護へ意気揚々と出撃するガープ。

一方でロジャーもイムを獲物として定めこの戦いに参戦した。これによりイムvs全員の図式が出来上がっていった。

先に判明していた情報ではやむなく海賊(ロジャー)と手を組んだとされていたガープ。ロジャーどころかロックスともしっかり共闘していた。もしここでガープが海軍としてあるべき行動をとっていたらロジャーもガープも仕留められていたかもしれない。
息子ドラゴンと同様に自身が目で見て判断した正義に従い、しっかりと討つべき敵を見定めた。

一時は天竜人の人間狩りを知りながら無視していたのではという憶測も飛び交ったがガープはやはり健在だ。38年前時点でも読者の中の理想像である。

結局、世界政府のイムに直接攻撃を仕掛けるという暴挙に出るがそれでもその後に海軍に居続けているのが凄い。やはり名声と影響力があっての事だろう。

ジキジキの実

今回はこれまで情報の少なかったロックスメンバーについてもスポットが当たった。特に気になるのはジョンとガンズイだ。

戦闘シーンである程度予想されていたがキャプテン・ジョンの能力が判明した。
現代ではユースタス・キッドが口にした悪魔の実『ジキジキの実』の様だ。キッドは覚醒の段階まで能力を昇華しているので一概には言えないがジョンもかなり使いこなしている。乱戦ではかなり強力だ。
その磁力を利用してゴッドバレー中の財宝を集めようとした。

暴贖握磁気
ビッグイーター

財宝の他にも金属を身につけている者達も引き寄せられていった。『さらばロックス海賊団』既にジョンは逃亡の準備、財宝の運搬準備をしておりロックス海賊団からも脱退する覚悟だった様だ。

結局ジョンは最終的に部下に裏切られてしまうがこれは先の話。今回の宝箱を巡った件は先に出ていた情報のロックス海賊団像に当て嵌まる。チーム内でも出し抜き、横取り、独り占め。ある意味シャッキーが奪われてしまった事でそこから更に激化してしまったかもしれない。

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