3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1157話ネタバレ グロリオーサ(ニョン婆)の恋煩いはロジャーが原因だった?

グロリオーサ(ニョン婆)の恋煩いはロジャーが原因だった?

ロジャー海賊団と九蛇海賊団。世間からの評価も高い実力派チームに意外な接点が発覚。エルバフの過去編でロジャーと歴代の皇帝達が描かれた。

歴代アマゾンリリー皇帝
現代 ハンコック
先代 トリトマ
先々代 シャクヤク
先々々代 グロリオーサ

まずは九蛇海賊団の歴代皇帝について。皇帝は女ヶ島アマゾンリリーを治め海賊団の船長も兼任する。
現代ではご存知、ボア・ハンコックが皇帝を務める。王下七武海としても活躍したが制度撤廃後は再びお尋ね者の海賊となった。
エルバフの過去編ではハンコックより以前の3代に渡る皇帝達にスポットが当たる。

そして皇帝達を語る上で外せないのが『恋煩い』だ。
男子禁制の女ヶ島。戦士達は外海の男子にも負けない力を誇る。そんな美しき強き戦士達の弱点が恋心だ。
歴代の皇帝達は理由もわからぬままに死を遂げる。その死因が『恋焦がれ死に』だ。男子への免疫が無い故に恋心との向き合い方も分からないという‥

特に先代(ハンコックの前)の皇帝トリトマは恋焦がれ死に至っている。SBSで言及されたトリトマだがグロリオーサが皇帝を務めた時代にも幼いながら船に乗っていた。

皇帝達が惚れた男
ハンコック →ルフィ
トリトマ →?
シャクヤク レイリー
グロリオーサ ロジャー

そして過去編では他の2人についても意中の相手が判明した。九蛇海賊団とロジャー海賊団との間に生まれた接点。

グロリオーサ→ロジャー→シャクヤク→レイリー

絶妙に交わる恋心。現代の様子を見るとレイリーとシャクヤクは上手くいった様だ。

シャクヤクに惚れていたロジャーではあるが結局はポートガス・D・ルージュと結ばれてエースが産まれた。

問題はグロリオーサ。こちらは現在も独身に思える。なんだかんだと拗らせて今に至る様だ。

現代のグロリオーサはニョン婆の愛称で親しまれている。アマゾンリリーの長老という立ち位置。

ニョン婆

ここからはあまり想像つかないが若かりしグロリオーサは美しい。皇帝としてアマゾンリリーと九蛇を率いた現役時代はその美しさは世間でも広く知られていた。

ロジャー グロリオーサ ロックス
グロリオーサに想われて嫌な男はいないだろう。
しかしながら後の海賊王ロジャーを射止める事は出来なかった。

ややこしい事にグロリオーサの後に皇帝を務める事になる副船長のシャクヤク。人気はグロリオーサを凌ぐものだった。あまりの美しさにグロリオーサの美は霞みロジャーの目にはシャクヤクしか映らなかった。

シャクヤク

グロリオーサのわかりやすいアタックにも疎ましそうなロジャー。グロリオーサを押し除けてでもシャクヤクを見ようとする始末。
本気でその身柄を奪おうとするほど惚れ込んでいた。

これだけの美貌を誇りながらも恋は叶わなかったグロリオーサ‥なんとも心苦しい‥

ロジャーへの恋が実らなかったグロリオーサはこの後ロックス海賊団へと加入する事になる。38年前のゴッドバレー事件でも他の船員達と共にその様子が描かれていた。

シャクヤクと離れつつ敢えてロジャーとも敵対する道を選んだのだろうか?

『実はわしも同じ病にかかり国を飛びだし…生き長らえた』
ハンコックが病にかかった際には自身の体験を語っていたがグロリオーサは恋が原因で皇帝の座を譲りアマゾンリリーを飛び出した様だ

SBSでも少し匂わされていたが恋煩いを抑える為には外海へ出る事、もしくは恋した相手の側に行く事とされている。
本来ならばロジャー海賊団へ入団出来れば解決なのだが許されずロックス側につく事でロジャーと近づく機会を伺ったのではないか?

また、元々はロックス海賊団の中に意中の相手がいるのではという予想も多かった。それだけに突如ロジャーの存在が出て来て驚いた読者も多いだろう。

ワンピース1157話 聖地マリージョアが火の海

イム

聖地は今‥火の海だ
確実に戦力を要するのだ

マリージョア 火の海

イムが軍子の体を借りてエルバフに現れたには要因がある。軍子が我に返り記憶を取り戻しかけた事に加えて聖地マリージョアへの対応が急を要する事だ。
少し前に神の騎士団リーダー格であるシャムロックからエルバフへ出戻りしたばかりだがそれでも戦力は足りないらしい。

本来ならば戦力として計算出来る人員は割と多いはずである。天竜人をトップとした世界の縮図ではなんとしても守らなければいけない存在。こういった不足の事態も当然想定しているはずだ。それでも人員不足となっているからには想定を大きく上回ったのだろう。

五老星
神の騎士団
CP0
海軍

エッグヘッドを舞台にその怪物染みた能力を披露した五老星。サターン聖が失脚となり新体制ではあるがここが出動すれば大抵の事件は収束出来るはず。

神の騎士団は人員こそ全容が判らないが最低でもエルバフ参戦メンバー以外に5人はいるのではないか?五芒星による移動術を駆使すれば任務先からも瞬時に戻れる。ここにシャムロックを足せばかなりの戦力として数えられる。

天竜人直属の諜報部員であるCP0(イージスゼロ)は評価もガタ落ちで人員的にも厳しい。先のエッグヘッドではステューシーの裏切りに加えてルッチとカクが重症となった。更に前のワノ国の舞台でも戦力は削がれた。今となってはネームバリューも弱くこの先の見せ場も怪しい。天竜人達からの信頼も失っているだろう。

海軍は動員数を期待出来る。天竜人案件には海軍大将も動くので最前戦で敵と構える役目だろう。とはいえ最近は事件続き。荒れた世界会議に加えてエッグヘッドでは黄猿もメンタルをやられた。くまの襲撃時にはマリージョアに居合わせたサカズキも戻ってしまっただろう。

全体的なここ最近の世界情勢を見ると特にワノ国での四皇世代交代劇から慌ただしくなっている。世界政府としても対応に追われて組織は疲弊している。逆に敵勢力からすれば聖地を襲うなら今がベストなのではないか。

また聖地マリージョアを舞台とする戦いには居住区に住む天竜人達の護衛義務がつきまとう。元々ワガママで常に安全な所に住んでる天竜人達はある意味普通の人間よりも弱い。世界会議でもその一端が見えたが護衛や逃したりするのはかなりの難易度だ。

加えて海軍大将が革命軍の軍隊長とぶつかった時の様に聖地そのものへの危害も考慮する必要がある。強力な能力を持ってしても暴れて聖地を壊してしまってはいけない。アラマキ、イッショウですら苦戦していた。

革命の炎

火の海という表現。聖地マリージョアに火が放たれて相当な範囲に被害を及ぼしていると思われる。
当然、真っ先に思い浮かぶのは『革命軍』の存在だ。

世界政府を直接倒そうとする危険組織というのが元々の触れ込み。
世界各地で暗躍し着々と準備を進めて来た。どこか機を伺っていたドラゴンだが遂にその動きが慌ただしくなってきた。

世界会議(レヴェリー)
奴隷となった同志バーソロミュー・くまを奪還する為にNo.2のサボ、軍隊長達が聖地マリージョアへ潜入。海軍大将との激突を経て見事にくまを取り返した。天竜人の居住区である"神々の地"にて世界貴族のシンボル『天駆ける竜の蹄"を破壊し宣戦布告した。パンゲア城ではサボがコブラ王暗殺に遭遇。五老星、イムの姿を見た。
8カ国革命
反乱の予兆がある12カ国に対して援助を行い王族を討った革命。内8カ国で成功したがルルシア王国は消滅した。
兵糧作戦
8カ国革命と組み合わせた聖地マリージョアへの兵糧攻撃。8カ国が天上金含む物資の上納を経ち、各地に散らばる革命軍も政府の運搬船を襲った。

本来であれば聖地マリージョアへ乗り込むだけでも困難だが革命軍は少数精鋭部隊で潜入して見せた。更には物資を断つ事で間接的に聖地を混乱に陥れた。
兵糧作戦の効果はてきめん。普段より裕福な暮らしが当たり前となっている天竜人は少し程度の我慢でも地獄の苦しみだろう。食べたい物を食べれないだけで不満は爆発してその怒りの矛先は海軍にまで向いている。

天竜人は確実に衰弱している。これを守ろうとすれば相当の人員が割かれるだろう。

火を放つとなれば残虐な行為に思える。読者的には比較的ヒーローの立ち位置にある革命軍ではあるが世界会議の舞台で既に予兆はあった。

天竜人 竜の蹄 革命軍

革命軍からすれば聖地をどれだけ破壊出来るかも任務の成功に関わってくる。より混乱が広がる様に派手に破壊されているのではないか?
消火は勿論だが革命軍という戦力を抑える為には世界政府としてもそのほとんどを集結させなければいけない。イムが焦るのも納得だ。

聖地マリージョアへの襲撃

800年以上世界の中枢として赤い土の大陸(レッドライン)の上に聳え立って来た神の地『聖地マリージョア』
断崖のレッドラインを越えての上陸は難しく正規ルート以外では侵入すらも難しい。海面から見れば雲で上が見えないほど圧巻の高さ。
しかしながら陥落こそ無かったがこの聖地でも事件は勃発している。

聖地マリージョアに激震が走った事件
200年前 伝説の鉄の巨人『エメト』による襲撃
15年前 フィッシャー・タイガーによる奴隷解放
現代 世界会議で革命軍による襲撃
現代 バーソロミュー・くまによる襲撃

面白いのはいずれの襲撃においても世界政府は捕えられず逃している。

まずは200年前
伝説の鉄の巨人エメトによる襲撃

伝説の鉄の巨人

この時エメトはどこからともなく現れてマリージョアで暴れた。結局は動力不足で未遂に終わりその後はスクラップとしてエッグヘッドで眠っていた。

次に15年前

フィッシャー・タイガー マリージョア

魚人フィッシャー・タイガーは当時奴隷としてマリージョアで飼われていたが脱走。自身が逃げるだけではなく再度聖地に戻り同じく捕えられている奴隷を種族の分け隔てなく解放した。一部からは英雄と讃えられ、解放の戦士ニカにも似たムーブだ。赤い土の大陸を素手でよじ登って侵入した。

続いて現代の世界会議の舞台

革命軍の軍隊長達、サボが潜入し暴れ回った。組織としての襲撃は現状この事件のみである。計画的な犯行であり食糧庫の破壊、シンボルの破壊など後に繋がる様な打撃を与えている。

そして時系列的につい最近の出来事。

くま マリージョア
エッグヘッド事件にも関与したバーソロミュー・くまによる襲撃。タイガーと同じ様に素手でレッドラインをよじ登り聖地で暴れ回った。サカズキと交戦した後に能力でエッグヘッドへと向かった。おそらくはカマバッカ王国からエッグヘッドの飛行で赤い土の大陸にぶつかってしまう為に一度よじ登ったのではと思われる。

ワンピース1157話 巨人族の笑い声まとめ

巨軀だけでなく笑い方も豪快な巨人族達。リトルガーデン登場のドリー・ブロギーに続いて様々な巨人族が出て来たが特徴的な笑いのキャラが多い。

ほぼ男性キャラとなっているが女性の巨人族も続々と登場しているので面白い笑い方をするキャラが出てくるかもしれない。

巨人族の笑い声
ハラルド バラハハハ
ロキ ドガハハハ
ロード デフフ
門番 ダギャギャ
ヤルル ボジャジャ
サウロ デレシシ
ハイルディン ディガガ
ドリー ゲギャギャ
ブロギー ガバババ
オイモ イギャギャ
カーシー ウバババ
ゴールドバーグ デギャギャギャギャ
ヨルル ザババババ

同種族ということもあり似たり寄ったりのビジュアルも多い中で一つの個性にもなっている。エニエスロビーでの一幕では世界政府に騙されて門番をしていたオイモとカーシーにその嘘を確かめる証拠としてウソップがドリー・ブロギーの笑いを引き合いに出した。

ワンピース1157話 最終決戦はマリージョア ルフィと政府の火種

最終回に大分近づいてきたワンピース。
エッグヘッド編では世界政府の闇が浮き彫りになりこれまでラスボス候補だったシャンクスやティーチなどを抑えてルフィの前に立ちはだかる図式が強くなってきた。

エニエスロビー
諜報部員CP達と全面対決、司法の島をめちゃくちゃにしてバスターコールをも発動させた。連行された罪人ロビン・フランキーを取り返し世界政府へ風穴を空けた。ルフィの悪名を一気に轟かせ単なるルーキーから脱却した事件
ワノ国
世界政府側の失態とも言えるが特別警戒していたニカの能力覚醒を許してしまう。歯止めが効かない事態へ
エッグヘッド
抹殺指令の下ったベカパンクを守る為に世界権力のトップ5人と真っ向から対決。公になってはいないがベカパンクを救出した形。世界政府にとっての禁忌と言える内容が世間に流布した。

世界政府が無能に写るほどにルフィにはここまでいい様にやられている。とはいえ革命軍の様にルフィの方から世界政府を潰しに行くという動機は今のところない。

特に肝になりそうなのはビビぐらいであったがエルバフで面白い火種が新たに発生しそうだ。ポイントは『エルバフの子供達』
世界政府がエルバフ支配を目論んで子供達をマリージョアへ誘拐しようとしている。

ドリー・ブロギーとは友人関係
ハイルディン含む新巨兵海賊団は傘下
オイモ、カーシーとも死線を共に超えた仲
エルバフで出逢った巨人族達も麦わらの一味を歓迎してくれた
子供達とは絡みがあったが乱暴な行いを指摘された程度、コロンとは挨拶代わりの交戦

子供達との交流こそ少ないがコロンの攻撃とギア3で反撃したあの下りが生きてくるかもしれない。鍵をくれた
(奪った)ギャバンの息子でもある。助けるという動機としてもこじ付けられそうだ。

何よりも巨人族とルフィ達の絆は深い。エピソード序盤ながらも魚人島編を凌ぐほどに異種族に歓迎されている。その子供達であれば十分助けるに値する。

また、他にも火種になりそうな事項がある。

マリージョアに攫われそうな人物
ブルック(軍子の音楽奴隷)
ロビン(世界政府にとっての重要人物)
ギャバン(エルバフの子供達と同価値)

各々がある程度の実力を持つ。四皇海賊団の幹部格以上という事もあり簡単に連れ攫われてしまう様なタマではない。
それでも騎士団が相手と考えると最悪の事態に発展する可能性は十分にあり得る。

意外な線がブルック。軍子にアーティストとしての利用価値を見出され生涯音楽奴隷の条件を提示された。ルフィへの忠誠もあり一度は断ったが強引に連れ攫われる可能性も。

ロビンは言わずもがな。麦わらの一味の中でも特に世界政府へと狙われてきた重要人物。ベガパンクのメッセージ発信で世界へと禁忌が漏れてしまったが古代文字解読という稀有な能力は狙われるに値する。

エルバフで突如現れたロジャー海賊団のNo.3格スコッパー・ギャバン。息子であるコロンが窮地に立たされており騎士団に立ち向かっている。巨人達とも繋がりが深いだけに人質として子供達と同価値を見出されるかもしれない。

実際にマリージョアとなれば過去最高の難易度が予想される。エニエスロビーのロビン、インペルダウンとマリンフォードのエース、ホールケーキアイランドのサンジ‥これまで高難易度の救出作戦を敢行してきたルフィだが文字通り世界を相手にしなくてはいけないスケール

かつてあのドラゴンでもジニーが聖地マリージョアに攫われた際にうかつに手は出せなかった。やはりマリージョアには何かがある。

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