ワンピース1150話ネタバレ『黒転支配(ドミ・リバーシ)』 ドリー・ブロギーが悪魔の契約
区切りとなる1150話。1200話までにはエルバフを出航しているだろうか?役者が揃ったと思っていたエルバフに新たに神が乱入。怒りのままにエルバフを支配して見せる。神の騎士団とて決して手こずっていたわけではない。しかし聖地の被害を考えるとこれでも時間がかかり過ぎらしい。もうゲームと言って戯れてはいられない。ここからは一方的な支配が始まる。
アニメではくまの回想編が絶賛放送中。ゴッドバレーの一幕や世界政府の闇がより濃く描かれており強大な敵として印象付いて来た。本編でも神の騎士団に加えて世界のトップがエルバフ降臨。大袈裟でもなんでもなくイムの宣言通り神の支配が披露された。ラスボスに相応しい作品きっての圧倒的な能力。
最終章の伏線回収のスピードは凄まじいが『不死身』という謎に関してもかなり巻いてきている。イムにかかれば意のままに不死身集団を生み出せてしまうのか。
1149話の進展 |
ギャバンが軍子によって陽界から落とされる |
ソマーズがギャバンに胴を斬られる |
軍子とブルックに面識があった |
イムが軍子を通してエルバフに参戦 |
陽界からギャバンが脱落。チョッパーが決死で飛び降り助けに向かった。陽界の現状を冥界に伝える他、ギャバンの救出と不死身攻略のヒントを得る。チョッパーの任務は多く意外とキーマンになりそうだ。
ギャバンに斬られたソマーズも一命はとりとめている。軍子とブルックの過去、ロキのハラルド王殺害と深掘りする内容も多いが描かれる事はあるだろうか。
ここ数話ルフィ達は完全にストーリーから消えている。イムとルフィの接触となれば面白いがルフィが冥界にいる間に陽界は滅ぼされてしまうかもしれない。ナミ達は今だに拘束されており身動きが出来ない。ルフィ達は冥界からイムの気配には気付けないのか‥
世界貴族(天竜人)らしく無理な択を押し付け最終的には自分達の手で故郷エルバフを滅ぼす様に仕向けられたゲーム。子供の達が五芒星を通る事が出来ないので強制的に歩かせて港まで連れて行きその後は船でマリージョアへ連れ帰る算段だった。
強力な巨人族だが戦わずに危険を犯さずにエルバフを堕とす狡猾な手段。
既に図書館と学校に火が放たれて燃え盛る。ここから一気に事態は加速する。
もはやセイウチの学校やフクロウの図書館を守るなど言っていられなくなった。施設どころかエルバフそのものの存在が危機に直面している。
◉◉ワンピース1150話速報 黒転支配 ドミ・リバーシ◉◉
騎士団を差し置いて突如降臨した世界の黒幕『イム』
無駄な問答もほとんどないままに巨人族の故郷エルバフに牙を剥く。
今までほとんど表舞台に登場していなかったのが不思議な程に圧倒的な力を誇示した。
これまで起きた世界政府にとっての不都合もイムがその気になればなんとでも出来たのではないか?読者にとってそう思わせるほどの衝撃回となった。『悪魔』という要素も斬新で興味深い。
速報 |
扉絵。ヤマトの代参もクライマックスへ閻魔神社到着 |
イムが早々にエルバフの巨人達を一蹴。覇王色の覇気? |
ドリー・ブロギー中心に戦うがイムには全く及ばず |
イムがドリー・ブロギーを新国王に任命。悪魔の契約を交わす。 |
エルバフは再び地獄絵図にMMA達が蘇った様な凄惨な状況。取り残されたヤルルは孤軍奮闘 |
聞き覚えの無いワードが当てられたサブタイトル。イムの恐るべき技のネーミング。作品史上類を見ない影響力だ。ルフィのニカをも凌ぐかもしれない。たった1人でエルバフを追い詰めた。
『白舞閻魔堂にて康イエの刀納めて代参完了』
扉絵はヤマトが白舞の閻魔堂へ到着。本編ではゾロと日和が休憩していた場所だ。ヤマトの代参もいよいよ大詰めとなってきた。後は河松と出逢えば大方の任務は完了か。
※今話内で軍子が正気を取り戻す事は無い。ブルックとの過去も掘り下げられる事は無かった。イムが入った状態で最後まで進んだ。ビジュアル、体は軍子ではあるがイムと表現しているので注意。記憶を取り戻しかけたが復帰後はどんな容態になるかも注目だ。
イムの能力 |
精神を乗っ取る(イム) |
テレパシー |
変身(羽、尻尾)動物系能力の様な出立ち |
覇王色の覇気 |
五芒星を描き武器を出現(銃、剣、魔導書) |
悪魔契約(アー・クワール) |
黒転支配(ドミ・リバーシ) |
ようやく子供達の元へ辿り着いた大人達。安堵の表情を浮かべる者もいたがぬか喜びであった。空に浮かぶ異様な女人間族。まるでエッグヘッド事件終盤の一幕。長年封印されて来たジョイボーイの覇気を一気に開放した時の衝撃と似ている。(覇気を結ぶ)
騒がしい
人質となっている子供達を引き合いに出す事もせずいきなり陽界に衝撃を放った。これまでのゲームは何だったのか?交渉材料になるはずの人質達ごと覇気で気絶させてしまった。これだけの規模となれば下層に届いてもおかしくなさそうだが‥
続々と倒れる巨人族達。エルバフそのものが滅ぼされてしまう勢いだ。現在ピンチに陥っているマリージョアでは流石にこの大技は使えないだろうがあっという間に巨人族達を選別。屈強な戦士達以外はこれで排除されてしまった。
前回のラストシーンで突如入れ替わり読者を震撼させた。軍子の身体を借りているイムだが精神を乗っ取っただけにあらず自在に動き回れる様だ。イムは悪魔の様な姿へと変貌を遂げる。巨大な羽と尻尾を持つ異形の怪物。空を飛び手には三叉槍(さんさそう)の様な武器を携えている。軍子の元々のビジュアルと合わせてサキュバスの様だ。パンゲア城で見た尻尾の様な矢印はこれか?パンツ姿で緊張感無いはずなのに恐ろしく見えてしまう
↓サキュバスに当て嵌めたイメージ。軍子のビジュアルを重ねてみた。ワンピース作品でも既視感はある。マゼラン、キング、ステューシーなど。
そして人質の子供達の指揮をソマーズへと託す。前回ギャバンにこっぴどくやられてはいたがきちんと生きていた。斬られた右手もパキパキと復元。とはいえ痛みはきちんと感じていた。ある程度時間が経ったからか?イムがアシストしたのかは微妙なところ。
ここで捕らえられていた麦わらの一味も事態の深刻さを察知する。ルフィ達が新巨兵海賊団と共に冥界にいる事も共有された。ロビンはトゲが手に刺さるのを躊躇わずに解きにかかった。何かしなきゃ‥このまま捕まってるだけなんて耐えられない
セイウチの学校付近にいるキリンガムともコンタクト。また、キリンガムの能力でまだまだMMAは生み出される様だ。あれだけ必死に倒した化け物はまだまだ増え続け更には再生可能という絶望‥ひとまず連絡口となっている穴を塞がない事にはどうしようもない。
キリンガム
いくつもの
“悪夢穴”(ナイトメアホール)は開きっぱなしゆえ
島中の悪夢から怪物達は生まれ続けています
死の概念のない夢の生物達は
おれの合図で全員いつでも蘇生可能
本腰を入れてエルバフを堕としにかかる。世界を統べる力が披露される。
そして奮起したお頭2人。ブロギーが怒り任せにイムを鷲掴みにする。しかし‥懸賞金18億を誇る猛者でもイムの前ではその力を発揮出来ない。イムは魔導書の様な不思議な本を出現させ中から剣と銃の様な武器を取り出した。ブロギーの左手を刺して銃を撃ち込んだ。これによりブロギーの左手首はソマーズの様に落とされてしまった。頑丈な巨人族の腕がただの銃撃でこうもあっさり‥リトルガーデンで見たやられっぷりよりも酷い。読者としても心痛い。
まるであしらわれるかの様にやられてしまった。ロキ程とはいかずとも相当な怪力を持つドリー・ブロギー。それでもこの有様。単に力技では通用しない事がわかる。
なんとか衝撃に耐えた巨人族達もいる。巨兵海賊団を中心にイムに反撃を試みるがこれは敵いそうにもない。更には空に現れた五芒星の魔法陣。これもアビスか?今までは召喚通路となっていたが今回は攻撃が飛び出して来た。マザーフレイムまでとはいかないが無慈悲に巨人族を襲う。
イム
青鬼のドリー
赤鬼のブロギー
ヌシアらにこの国の支配を命じる
この国の王になれ
陽界の巨人族達を圧倒するイム。ハラルド王の死後空位となっていたエルバフ ウォーランド王国の王について言及。世界政府非加盟国の王位。躊躇する事なくイムが奪いとるのかと思いきや任命されたのはまさかのドリー・ブロギー。ロキを差し置いて新生エルバフの王に相応しいとのお達し。最高齢でエルバフの象徴でもあるヤルルを倒しその首を持って国民をひれ伏させる。
イム
よいかブロギー
これより山ひげのヤルルに会い
その首を斬り落とし空に掲げ
国民共に宣言するのだ
我々がエルバフの王だと
そのままでとは言わぬ
悪の力を授ける
ヌシアの一定の寿命と引き換えに不死の体と
常ならざる腕力を与える
常識と理性はヌシアを縛らぬ
悪魔こそ生命のあるべき姿
2人の寿命を奪う代わりに文字通り悪魔的な契約を強制。『悪魔契約(アー・クワール)』不死身の悪魔へと変えてしまった。元々のサイズよりも遥かにデカいサイズで生まれ変わり‥世界政府達と戦う上で問題となっていた『不死』についてもこの契約が起因しているのだろうか?
何でもできそうだ何だこの高揚感本人もその信じられない力に心躍る様だ。初めてギア5、ニカへと変化した時のルフィを思い出す。そして斬り落とされた手も不自然にくっついている。一度たりとも仲間に手を上げた事がないブロギーが同胞に対して斧を振り払った。さらにこの契約は伝染する。2人を結んだ直線上に入った巨人族達が続々と悪魔化
ルフィ達との感動の再会からまだ1年余り‥故郷へ友を招き入れ祝杯を交わしたが思わぬ外敵にその身を奪われてしまった。悲しいがルフィ達がマリージョアへ乗り込むには十分な動機となってしまった。際限なく不死身の怪物を生み出せるとなればかなり盤石のチート。ニカの様にオリジナルの動物系幻獣種だろうか。もともと軍子はアロアロの実の能力者。媒体とは言え更に別の力を使えるのは凄まじい。
ラストシーンは悲壮感漂うエルバフ。イムの能力で悪魔へと変貌した巨人達。子供達の夢から生み出された『こわいもの(MMA)』をも上回る大きさの怪物達が埋め尽くす。これを全てイムが指揮するとなると恐ろしい。強引な王座交替。強国をものの見事に堕としいれようとしている。エルバフももはやニカの救済に頼るしかない状況か。僅か1話で国家転覆に近い程追い込まれてしまった。悪くないイムもエルバフの戦闘力に御満悦。残された光はヤルルのみとなってしまった。他の巨人族が避難を促すがこの窮地にもヤルルは退く様子はない。戦士に逃げろなんて言うもんじゃない徹底抗戦の構えだ。まだ冥界に望みはあるがここで食い止めたいところ。さすがに荷が重いか。
イム
悪くないな
これがエルバフの力か
滅ぼしはせぬ
統治する国だ
しかしこいつらがいかに戦争で役に立つか少し見ておこう
イムによれば聖地マリージョアはすでに火の海。更にはベガパンクのメッセージが原因で世界を巻き込む様な大きな戦いが待ち受けている。この怪物集団が世界政府側で投入されれば相当な戦力になりそう。
エルバフに伝わる壁画にも興味深いシルエットがいくつも登場していたがその中でも話題となったこの異様なキャラクター。手にはマザーフレイム?太陽の様な光が見える。このキャラも今となっては悪魔を示唆していた様にも思える。
他にも五老星そのものがイムから生み出された悪魔という様な説もあったが、あながちこれも間違いでは無さそうだ。サターン聖を遠隔であっさり消失させてしまったあたりも元々が人間でないならば納得もいく。他の四皇海賊団や革命軍はこの世界政府の闇をどこまで知っているのだろうか。
エッグヘッド編で活躍のピークが来た様に見えたドリー・ブロギー2人のお頭がこういう扱いになってしまうのは正直残念だ。巨兵海賊団の最高戦力があっさりと世界政府に堕ちてしまった。完全にイムの引き立て役。
あまりにも見事な支配力。天竜人ですらもイムの前では奴隷に過ぎないのではないか?気になるのは寿命の操作。ビッグマム(ソルソルの実)も対象の寿命を奪うチート能力ではあったがイムのものはまた異質だ。寿命を差し出す事を契約の代償としている。巨人族は人間の3倍の寿命があるとはいえ代償は大きい。それだけに見返りのある契約なのだろう。
麦わらの一味はほぼフェードアウト状態。特にルフィ達はここまで友が窮地に陥っているとは思いもよらぬだろう。果たして居合わせたところで止める事は出来たのか?ニカを持ってしても難しそうなほど強大な敵であった。