ワンピース1149話 フランキーの進化
サンジと並んで麦わらの一味の科学と言えばサイボーグ『フランキー』
最近では百獣海賊団の幹部であるクイーンとの血縁関係も浮上した。前エピソードでは未来島エッグヘッドという事でフランキーの強化イベントが期待されたが目立った動きは無く騒動に紛れてしまった。
2年間の修行期間でもベガパンクの故郷バルジモアを訪れて天才の研究成果にも触れている。
結局は大爆発させてしまったが1番縁があると言っても過言では無い。
少し期待外れだった中で面白い事に天才科学者ベガパンクがエルバフまで同行した。
そしてまるで導かれるかの様に辿り着いたのが3000年経過しているであろう科学研究施設。
ベガパンクはもちろんだかフランキーも興味津々。戦士達の島という事もあり現在の巨人族達に科学的知識は乏しい。やはり解決していくにはフランキーとベガパンクが重要になる。
大混乱のエルバフで一味から別行動しているフランキーが強化出来る様なイベントも来るかもしれない。
自身を改造してここまで強くなってきたフランキーだが天才の科学が加われば大幅な強化も期待出来る。
ワンピース1149話 『サウロ』Dの名前を持つ男
ワンピースにおける謎の家系、一族。そのミドルネーム"D"は世界最大組織『世界政府』より忌み嫌われて来た。変革に関わる様なキャラが多く最終章ではいよいよ革新へと近づいてきた。
最近ではベガパンクの回想が僅かに描かれて旧友のクローバー(博士)がDの忌み名を待つと判明した。
その前は世界会議編でアラバスタの始祖ネフェルタリ家もDだと判明した。
かなり出尽くした感もあるがまだまだ増えていきそうな流れ。
以下が判明しているDの名を持つ者達
Dの名を持つ者達 |
モンキー・D・ルフィ |
モンキー・D・ガープ |
モンキー・D・ドラゴン |
ポートガス・D・エース |
ポートガス・D・ルージュ |
ゴール・D・ロジャー |
マーシャル・D・ティーチ |
ロックス・D・ジーベック |
ハグワール・D・サウロ |
トラファルガー・D・ワーテル・ロー |
トラファルガー・D・ワーテル・ラミ |
ネフェルタリ・D・リリィ |
ネフェルタリ・D・ティティ |
ネフェルタリ・D・コブラ |
ネフェルタリ・D・ビビ |
クラウ・D・クローバー |
家系別にまとめると以下の通り
Dの家系 | |
モンキー | Monkey |
ゴール | Goal |
ポートガス | Portgas |
トラファルガー | Trafalgar |
マーシャル | Marshal |
ハグワール | Jaguar |
ロックス | Rocks |
ネフェルタリ | Nefertari |
クラウ | Kurau |
子孫繁栄の過程で割と多くの家系に派生している。世界政府に淘汰されずに僅かに遺っているのもある程度数がいてこそ。
サウロ
そんな中で少し異質なのが
『ハグワール・D・サウロ』
である。巨人族の中では唯一のラインナップ。異種族としては現状サウロだけである。親族共判明しておらず単独で少し浮いてる様にも感じる。またガープやドラゴンと同じ様にD名を持ちながら海軍へと所属していた。
その名が関係しているとは言えないが、歴史の本文・空白の100年を探究した学者達と関わったことで数奇な運命を辿っている。
サウロはオハラ事件後にその文献や研究成果をオハラへと持ち帰った。歴史を紡ぐ為の大切な役割を担った。
結果論ではあるがDの名を持たせた時点でサウロ生存ルートも確約されていたのかもしれない。
淘汰される一族
これもDの名を持つ者の宿命か。判明キャラの内、約半数がこの世には存在しない。
生きた時代や寿命を考えても仕方ないキャラも多いが事件に関わっている者が目立つ。
そして世界政府や海軍といったDを嫌う者にも関与が見える。
かく言うクローバー博士の兄はDの名前がつくという理由だけで殺されてしまった。(クローバー博士は嘘をついてこれを凌いだ)
ルフィの様に忌み名を全く気にせずに生きる者もいるが世間一般的にはその名前を隠した方が幸せだ。
これまでは一部の人間しか知り得ぬ情報だったが、エッグヘッド事件でベガパンクが世界に向けたメッセージのせいで世間一般にも『D』の名が広がってしまった。
最後に一つ伝言をさせてくれ
世界中に点在しているDの名を持つ者達へ
お前さん達の中にも‥
25年前
海賊ゴール・D・ロジャーはついに前人未到の世界一周を達成した
特に大罪人とされているロジャーと同じ名前というのは見方によっては汚点となりかねない。これからはより生きづらくなってしまった。
ワンピース1149話 ロキ王子から求婚のローラへプロポーズ
エルバフ編で回収されるであろう伏線
『ロキからローラへのプロポーズの真実』について
事前情報では
エルバフのロキ王子はシャーロット・ローラに一目惚れしたとある。シャーロット・リンリン(ビッグマム)を通して縁談を持ちかけたが結婚式の当日にマリッジブルーのローラが逃亡。代わりに双子であるシャーロット・シフォンが差し出されたがロキはこれを見破った。
これにて縁談は破談となった。
ビッグマム海賊団の勢力拡大と万国(トットランド)完成の為には是が非でも実現させたかった縁談。タラレバではあるがこの縁談が成立していればビッグマムが海賊王になっていたかもしれない。
家族構成 | |
母 | リンリン |
父 | パウンド |
姉 | シフォン |
妹 | ローラ |
シャーロット家の22女シフォン、23女ローラ
完全に妻のリンリンが優位の関係性。リンリンは様々な夫と子を授かり、用済みとなった夫は酷い扱いを受けている。
ローラの父であるパウンドも放り出されてしまったがその後のドレスローザにて感動の再会を果たしている。
現在の姉妹 | |
シフォン | カポネ・ベッジと結婚 |
ローラ | ゴッティと結婚 |
紆余曲折あったが現在は2人ともファイアタンク海賊団のメンバーと結婚し幸せに暮らしている模様。こちらも扉絵にて掲載された。
これにてローラとロキの結婚という路線は完全に潰えた。
エルバフ編でもこの遺恨が生きてくるのかもしれないし、ビッグマムやローラが再登場となれば新しい情報も出るのかもしれない。
さて、気になるのは破談となったローラとの結婚がロキにどの程度の影響を与えたのかという事。
ローラの年齢は26歳という事でおそらくはここ10年ぐらいの時系列で起こった出来事。
結果的にはローラが結婚を拒んだ、プロポーズを断ったという形だ。
ローラはもともと親の決めた路線、いわゆる政略結婚を良しとしていない節がある。これだけ絶対的な力を持つ母の意見に反してでも自分で結婚相手を決めたかった様だ。
つまりはロキ側にだけ問題があって断ったとも言い切れない様だ。単純にロキが嫌と言うよりもリンリンが決めた相手が嫌というパターンかもしれない。
『求婚のローラ』の異名の通りローラは誰彼構わずに手当たり次第に結婚を申し出ている。麦わらの一味だけでもルフィとフランキーが餌食になるほどだ。
結婚までに要したプロポーズは4447回(ワンピースパーティをカウントすると+1で4448回)と度を超えている。
決して美形とは言えぬ風貌。本来ならばロキの方から気に入って湧いた縁談を断る理由がないのだ。
よっぽどロキの素行が嫌だったか、リンリンの干渉を嫌ったかどちらかだろう。
もしかするとウォーランドを震撼させた父親(ハラルド)殺しや伝説の悪魔の実の掠奪も恋に敗れたことが原因になっているかもしれない。
ワンピース1149話 ズボンを履いた軍子
通常であれば女性キャラの薄着シーンなどに男性読者が掻き立てられるものだが軍子に至っては真逆。
まるでフランキーかの様にパンツだけで過ごしている。女性キャラとは思えない服装だ。それでいて独特のビジュアルだからこそ見慣れてしまうという‥
これまでの世界政府側のキャラでは抜群にビジュアルが良く既に人気を獲得している。
そんな軍子の服装だがズボンを履いていない理由としてブルック(ソウルキング)が挙げられる。軍子は人間族を見下しながらもソウルキングの音楽を評価し楽曲に聴き入っている。
特にお気に入りのNEW WORLDの中にはブルックの謳い文句、パンツ見せて貰って‥も盛り込まれている。曲の歌詞に影響されてこそこの格好なのかもしれない。
以下、神の騎士団のコスチュームをモチーフにしたイメージ。軍子のズボン着用イラスト
ワンピース1149話 素顔の軍子
下半身こそパンツ丸出しでズボンを履いていない軍子だが、これでも他は露出が少ない。
深く被った軍帽はトレードマーク
オッドアイがコンプレックスなのか片眼を隠す描写も多い
そして能力の源となる包帯は顔を含めて全身に巻き付いている
やり過ぎるとただのミイラ女になりかねないが絶妙なバランスだ。
完全な姿が披露されるのはまだ先だろうがビジュアル的にも似ているジニーに寄せたイメージがこちら
↓
ワンピース1149話 エルバフで登場眼帯の海賊
時は遡り2007年の事。今から約17年も前。
エピソードはスリラーバークが描かれていた頃か。
カラーワークの中で紹介されたコメントには『眼帯の海賊』というパワーワードが散りばめられていた。
ポピュラーなイメージ像ながらもワンピース作品には一般的な海賊、眼帯をつけて片手がフックの様なキャラクターはこれまで登場していない。
尾田先生が敢えて描かずに温めてきた様だ。そしてその枠は既に決まっており、後にも先にも1人限定との構想だ。
まだマリンフォードの頂上戦争に突入する前なので1つの山場を迎える前。ここから様々なキャラクターが予想されて来た。
尾田先生より
さて、ここで、お気づきでしょうか!?…まあ、気づかないでしょうが。
ONEPIECEには実は今まで、本編において、たった1人も眼帯の海賊が登場していないんです!!うん.どうでもいいでしょうか。
実はこれが僕のささやかな裏ポリシーです。…「何も海賊がみんな眼帯してるわけじゃないんだぞ!! 別に眼帯使わなくても海賊は描けるんだぞ!!」こんな気持ちで、見た目何でもないただの少年の海洋冒険は始まりました。
つまり、みんなの頭に固まった海賊のイメージがあるのなら.僕は少年が、そこへ行きつくプロセスを描いてやろうと思ったわけです。
とはいえ。別に僕が眼帯ギライというわけじゃないので、ONEPIECEという物語の大きな終盤、一度だけまさに"眼帯の海賊"が登場します。はやくそいつを描きたくてウズウズしてます。
新世界前からあった構想。そして今がまさしく終盤(最終章)そろそろ登場してもおかしくはない。全くの新キャラというパターンもあり得るが名前だけ判明していてビジュアルのヒントが少ないキャラが当て嵌まるのではないか。
特に期待されるのが
世界で最初の海賊ジョイボーイ
伝説の海賊ロック・D・ジーベック
この2人ではないか。
ジョイボーイにおいてはベカパンクから世界に向けて名前が紹介されシチュエーション的にもおあつらえ向き。
ロックスもロキの回想でチラッと片方の目元が写り怪しくなって来た。
いずれも現存はしておらず死んだとされるキャラ。ロックスの場合は寿命的に生きてる可能性も僅かにあり得るが厳しい。
もし描かれるとなれば過去回想編となるはずだ。
ジョイボーイは900年前〜800年前
ロックスは40年前付近
共に違う時代を生きた大物であるが、可能性が高いのはやはりジョイボーイではないか。
まるでジョイボーイの生まれ変わりの様な言動のルフィ。ビジュアルもそっくりで眼帯がトレードマークとなるのではないか?
ワンピース1149話 世界を夜明けに導く男
破戒的な言動が目立つロキ王子、巨人族の触れ込みを見ると確かにそれだけの実力を備えている様だ。
エルバフ中の巨人族が総出で取り押さえなくてはならない程の圧倒的な武力。
世界を終焉に導くと豪語する破壊神はカイドウとも遜色ない存在感
本来ならば関わらずにいたい程の危険性を感じる。
もし拘束を解けばエルバフどころかルフィ達にも危険が及ぶであろう。
しかしながらこれだけ同族に忌み嫌われる王子であるからこそ重要な血筋である可能性も高い。
父ハラルド殺しの大罪を犯したロキは正統な王族である事は間違いない。
このウォーランドを治めてきた一族だ。
既に『王家に伝わる伝説の悪魔の実』を食している事が明らかになったが、これこそルフィのニカの能力の様に世界を夜明けに導く者と関係あるのではないか?
ルフィのニカの能力は象主やエメトを導き『ジョイボーイ認定』の手形となった。
ワンピース1149話 能力の解除
作品の醍醐味でもある『悪魔の実の能力』
海賊では致命的になるカナヅチも中盤以降はほとんどデメリットとして描かれていない
その波及効果は絶大であり覚醒する事でより強力になると思われる。
今回麦わらの一味やエルバフの巨人族達が苦しめられているのは神の騎士団3人の能力である。
・軍子(アロアロの実)
対象のをコントロールする、包帯を通じて拘束する
・キリンガム(リュウリュウの実麒麟)
対象を眠らせる、夢を具現化して取り出す
・ソマーズ(イバイバの実)
荊を操る、ステルス化も可能
これらを巧みに組み合わせて子供達を人質にゲームを仕掛けた。ゲームに居合わている麦わらの一味も苦戦。
ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエが軍子のアロアロの実で拘束されており、ロビンも荊に巻きつかれている。
ロビン『タメだわ、ナイフでも切れない』
ジンベエ『これもあの女能力者を叩かねば解けんのか』
ロビンが4人を助けようとしたがソマーズが現れて全員が一網打尽となった。
包帯といえば刃物で切れそうなものだがナイフでも難しいとなると正攻法では難しそう。おそらくは荊も道具で切れるものではないだろう。手っ取り早いのはジンベエの言う通り『能力者を叩く事』だ。
気絶
わかりやすいのはドレスローザ編。ドンキホーテファミリーの一員であるシュガーのホビホビの実が猛威を奮った。屈強な海賊達が一様に能力の毒牙にかかりおもちゃに。意識あれど身体はついてこない。多くの被害者を救ったのがウソップだった。シュガーを気絶させ能力を受けていた被害者が一気に解放された。
ちなみにドレスローザ編のボス『ドフラミンゴ』がイトイトの実で作り出した鳥カゴも能力者を倒す事で解除された。
半永久的に効果を及ぼす技は能力者本人を倒すことが一つの打開策だ。
一方で扱いが難しいのが倒しても解除されない能力(技)だ。
スリラーバークでのモリアのカゲカゲの能力。強敵モリアを倒しても自動的に持ち主の元へ影が戻る事は無かった。
モリアの口から命令するという条件が必須で結局エピソード内でその様なシーンは描かれずにうやむやとなった。他にも塩が有効だったがこれで影が戻るかはわからない。
またホールケーキアイランド編 ブリュレのミロワールドもその一つ。
ブリュレが気絶したシーンが描かれていてもミロワールド、鏡の世界は持続したままであった。
そして最たる例はハンコックのメロメロの実だろう。対象を魅惑して石化させる単純な技ではあるが持続性という点では最強クラス。モリアと同じ様に能力者本人の意思でしか石化は解除されず、例えハンコックが死んだとしても解除される事は無い。更にはハンコックの死後に誰かがメロメロの実を食べた場合、次代の能力者であってもハンコックが石化した対象は解除出来ない。
この持続性を逆手にとってティーチに追い詰められた状況でも必死に争ったハンコック。だった。
いずれも超人系(パラミシア)であるが能力の持続性については論議が絶えない。単純に能力者の実力や練度というわけでも無さそうだ。しかしながら気絶して解除される能力、されない能力は区別されている。
今回はジンベエの口から『能力者を叩く』というヒントが飛び出している事からも単純にソマーズ、軍子を倒す事で能力解除となりそうだ。
有効圏外
ソマーズ
つまりおれを下へ落とせば
カキ共が能力圏外になると踏んだわけか
かしこい女め
事前にサウロから神の騎士団が不死身だと聞かされていたロビンは真正面から立ち向かっても勝てないと踏んでソマーズを落とす作戦に出た。
高低差のあるエルバフの地形を利用した面白い作戦だったがソマーズは荊で命綱を張り、簡単に自身を吊り上げてみせた。
失敗こそしたが能力が波及しない圏外まで出てしまうというのは有効なのだろうか?
例えば最初の能力発動時は対象が見えてなくてはならない。ビッグマムを例にとればソルソルの実の能力で魂(ソウル)を対象物へ注入する。
問題は能力が発動してから。ビッグマムは本拠地ホールケーキアイランドを離れワノ国へと出向いたがそれでも能力が解除されたとは考え難い。一度発動してしまえば術者が離れていようが能力が持続する代表的な例だろう。
他にもイワンコフのホルホルの実なんかが挙げられる。手術を受けた対象者はイワンコフが離れていようがそのままだろう。
ソマーズのイバイバの実も半ばオートで発動する様な利便性がある。そもそも見えない事に加えて触れれば荊を実感出来る。一度発動したからには子供達にまとわりついて追従していくのではないだろうか。