ワンピース1148話 内通者モサ公
同族からこぞって嫌われても当然の大罪を犯したロキ王子。ルフィへと鍵を託して大人しく待っているのかと思いきや、あろう事か電伝虫で誰かと会話をしている
『モサ公』と呼ばれる電話の向こうの相手。シルエットすら登場は無く性別も判らない。口調だけをみれば女キャラの様な印象も受ける。
〜〜公
先公、犬公、エテ公、ポリ公など現代日本語ではどちらかと言えば蔑む様な意味合いで使われてきた。
モサ公とロキの電伝虫での密談
ああ、お前も大分ヒマなんだな
ご迷惑でしたか?
いやぁ、こっちもいいヒマ潰しだ
いくらでも時間があるからよ
前に話してた恐怖体験はまだ引きずってんのか?
はい今でも思い出すと震えが止まりません
おれももどかしかったさ
見た事と会った事もねぇけどよ
何の因果かお前とは長ぇこと友達
おれがその現場にいたらお前に代わって
そこら一帯を廃墟にし皆殺しにしてた
そこまでは望んでません
それが甘いっつってんだよモサ公
いいか一度取り逃したバカは再起不能にしねぇと復讐に来るんだ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
おい虫唾が走るぜ
極めて心外だ
調子に乗るなよテメェ
やさしさだ!?二度と口にするな
大きな声はおやめください
黙れモサ公
錠が外れたら覚えてろよ
囚われたロキの協力者なる存在の様だ。上下関係としては完全にロキが上。たまにこういったキャラが主人格より強いパターンはあるがモサ公の場合は違うだろう。
ワンピース1148話 ロキは四皇だった?
特別懸賞金額26億、伝説の悪魔の実が先行していたがロキの実力と恐ろしさ。呪われた王子は6年前の新世界において四皇に位置付けられていた猛者?金額だけを比べるのであれば近代の四皇達には及ばないがシャンクスが四皇に数えられる様になった評価に少なからず関わっていた様だ。
俗に言う四天王の様な存在。数多いる海賊におけるトップ4が四皇にあたると言っていい。無名の海賊からスタートした我らが主人公モンキー・D・ルフィも遂に四皇に数えられるまでに躍進した。
ガープ中将の語る四皇の定義
“偉大なる航路”の後半の海に まるで“皇帝”の様に君臨するそやつらを 世に『四皇』と呼ぶ!!!
初めてその称号が判明したのが2006年頃の話。エニエスロビーで世界政府相手に勝利したルフィ達がウォーターセブンへと帰還。その際にルフィ達の元にやって来たガープ中将の口より説明があった。ドラゴンがルフィの父である事など含めて重要な情報が飛び交った巻でもある。
四皇と呼ばれる海賊達は個々の力はもちろんの事だが組織単位で見た時の力も凄まじい。本隊のみならず傘下の海賊団まで数えれば相当な戦力となる。マリンフォードの頂上戦争においては『白ひげ海賊団(傘下含む)』で海軍と王下七武海の連合軍と渡り合った。
四皇が牽引する組織 | |
白ひげ海賊団 | ニューゲート |
百獣海賊団 | カイドウ |
ビッグマム海賊団 | リンリン |
赤髪海賊団 | シャンクス |
黒ひげ海賊団 | ティーチ |
クロスギルド | バギー |
麦わら大船団 | ルフィ |
有事に傘下達が集まれば国家戦力並の力に匹敵するだろう。
また、そのネームによる影響力も絶大。ナワバリとして領地拡大をする海賊達だが白ひげはその名前で魚人島を守ったり、ビッグマムは見返りを求めて魚人島に名が貸ししたりと様々である。その影響力故に陥落後はナワバリが混乱する事必至。領地は他の海賊達から狙われ危険に晒されれる。
6年前まで時点。作品における最も古い四皇の情勢図。エルバフのロキ王子がこの時代の四皇に位置付け、もしくは相応の評価を受けていたはず。他の3人についてはあくまで候補としているが確定と考えて問題ない。
6年前までの四皇候補 |
白ひげ(ニューゲート) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
ロキ |
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ロキが6年前シャンクスに捕らえられた事が判明。シャンクスが四皇になっていた時期については既にブランニュー中将より説明があった。一角のロキが崩れて6年前よりこの4人が時代を築く。作品で初めて『四皇』というワードが出てきた時もこのメンバーであった。
ロキ陥落後~2年前 |
白ひげ(ニューゲート) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
シャンクス |
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頂上戦争で白ひげ陥落。マリンフォードにおける頂上戦争にて当時のNo.1格であったニューゲートが散る。その直接的な原因を作り最後に手にかけたのが黒ひげことマーシャル・D・ティーチ。約1年前に四皇へ
頂上戦争後(1年前) |
カイドウ |
ビッグマム(リンリン) |
シャンクス |
黒ひげ(ティーチ) |
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ワノ国でビッグマムとカイドウが陥落。一気に2人の四皇が陥落するという異常事態。カイドウを倒したルフィ、クロスギルドを立ち上げミホークとクロコダイルを手下につけたとされるバギーが新たに四皇に加わった。
ワノ国での世代交代後 |
シャンクス |
黒ひげ(ティーチ) |
バギー |
ルフィ |
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ブランニュー中将の説明を元に四皇になった時期がわかる。
957話ultimate。大物達の懸賞金が判明し作品における分岐点ともなった神回にて海軍内部はおろか読者にも非常にわかりやすく振り返ってくれるブランニュー中将。
変動もあったが各々最高到達点での比較。ロジャーは歴代最高額として参考に。
ニューゲート、カイドウ、ビッグマムと上位は陥落、死亡している。シャンクス以下が現代の四皇達。
歴代四皇メンバーの懸賞金額 | |
白ひげ | 50億4600万 |
カイドウ | 46億1110万 |
ビッグマム | 43億8800万 |
シャンクス | 40億4890万 |
ティーチ | 39億9600万 |
バギー | 31億8900万 |
ルフィ | 30億 |
ロキ | 26億 |
ロキは当時の懸賞金額を参考にすると最下位。現在は巨人族達からも見放されており戦いを挑むとしても単騎に近い。巨人族の統率力が無いとすれば少し評価額は下がるかもしれない。
そしてエルバフ開幕前からの予想でも良く出ていた意見が世界樹ユグドラシルの焼失。元々、北欧神話をモデルにしているであろうエルバフ編。神話では拠り所となる世界樹は最終的に燃えてしまう運命だ。
これを辿ればエルバフもアダムに火が燃え移りウォーランド王国自体も脅かされる火災となるのではないか?
ワンピース1148話 軍子はオッドアイ
登場より話題となっている軍子の目。
片目(右)を隠す様な描写があったり、左右の目が違う様に描かれていたりと何かと憶測が飛び交った。
わかりやすく言えば特異体質にあたる『オッドアイ』
オッドアイは光に弱い(過敏)などの性質もある。ブルックとの絡みの途中なのでファンならではの直視出来ないという表現ともとれるので微妙だが軍子は右目を覆っていた。
解りづらいが左右の目が違う様に見える。
特異な一族、目が由来となる特殊能力なんかのギミックもありそうだ。特に戦闘シーンにおいては左目の開眼だけで戦っている事が多い。
ただでさえアロアロの実、不死身なのにここに被せてくると恐ろしい。
ワンピース1148話 裏切り者アンジェ
初登場から密かに囁かれているのがアンジェの裏切り者説。
黒髪の三つ編み、そばかすと特徴的なビジュアル。ゲルズやリプリーが美しいだけにどこか"ずんぐりむっくり"な雰囲気が目立ってしまう。女巨人族というワードではアンジェのビジュアルの方がピンと来る様な気もする。
アンジェの裏切り者説を助長する特に怪しかったシーンは1142話。神の騎士団にセイウチの学校が攻め入られた時だ。
騎士団の能力によって子供達が操られ行進を始める。その際に脳裏から怪物達が具現化された。この怪物達はエルバフに伝わる壁画であるが、襲われた当日に子供達にこの画を描かせていたのがアンジェ先生だ。
国語を担当するアンジェが絵を描かせるのも疑問だが、授業自体は作文と絵で『こわいもの』を表現するものらしい。それにしてもあまりにもタイミングが良すぎる。
イルヴァ(子供)
先生、こんな事いっぱい考えたら
私、今日怖い夢見ちゃう
アンジェ
あれは全部子供達が怖いと頭に思い描いたものです
直前に授業が行われていた事でその日の夢に出てくるレベルで子供達の潜在意識に怪物が根付いてしまった
もし授業が行われていなければここまで奇妙な光景にはならなかったであろう。アンジェに疑いが向くのも無理は無い
エッグヘッド |
欲(ヨーク)、ステューシー |
ワノ国 |
カン十朗、日和(小紫)、傳ジロー(狂死郎)、ドレーク |
ホールケーキアイランド |
ジンベエ、ベッジ、プリン |
自らの立場や身分を欺いて反対勢力に寝返ったりする裏切りパターン。もともと予定通りな場合もあれば仕方なくという場合もあるだろう。
新世界編ではこういったパターンももはやお馴染みとなってきた。特に顕著だったのはワノ国編だ。読者が考察して先に答えに辿り着くパターンも少なくないが個人的にはカン十朗の潜入には度肝を抜かれた。
尾田先生は予め伏線になりそうな事項や発言を散りばめている場合も多いがカン十朗については皆無だった。読者コメントの中にはアンジェのビジュアルがカン十郎に似ている事が裏切り者を示唆してるなんて意見もあった。確かに性別は違えどフォルムはかなり近い?
今回アンジェにサプライズを用意する場合は2択だろう。
①世界政府と繋がっていてたパターン
②ロキの協力者というパターン
いずれも戦局を動かすショックにはなり得る。
まずは世界政府と繋がっているというパターン。アンジェが単身で世界政府とコンタクトをとるというのは現実味が無い。この場合は前国王のハラルドが起因となっている可能性が高い。
ハラルドの死後もそれを引き継いで世界政府との窓口役になっていたのだろう。アウルスト城を潜入場所に選んだり国内でもあまり迷う事なく行動しているところを見れば内通者がいる可能性も高い。
セイウチの学校の襲撃事件もアンジェが暗躍していたのだろうか?
そして話題となっている『モサ公』
囚われのロキと電伝虫で通話していた人物だ。
一族に忌み嫌われるロキではあるが、モサ公に関しては暴れ狂うロキの真意や優しさを汲み取っている様に感じる。理解者でもあり協力者でもあるそんな存在だろうか。幽閉に近い状況でもロキがここまで生き長らえたのはモサ公の協力ありき。
ロキとの通信するシーンが1話描かれたところで止まっているが候補者を絞るとアンジェはかなり怪しい。
ロキの年齢は63歳。モサ公は口ぶりから年下、格下の様に感じる。王子という権威があるので敬う様な口調も納得がいく。
アンジェは世代的にリプリー(80歳)に近いだろう。
巨人族の20歳差はあまり気にならないレベルでアンジェとロキも世代は同じと言えるだろう。
ロキ=悪というイメージが根付いているがアンジェだけが本当のロキを知っていてエルバフを救おうとしている事も理解しているのかもしれない。
ここから神の騎士団によって襲撃を受けたセイウチの学校。アンジェが寝返るとすればここら辺で良い気はするがキリンガムに必死に立ち向かった。
無理矢理子供達の名前を放送されたが、セイウチの学校やフクロウの図書館破壊という命令に対しては断固として拒否し、その存在意義を唱えた。
ソマーズには暑くるしいと一蹴されたがこれが演技とは考えにくいか。