ワンピース完全解説 イムは別格『五芒星アビス』世界政府の召喚術 魔法陣のルール
最終章に突入し、次々と明かされる世界の真実。その中でも読者に最大の絶望と衝撃を与えたのが、五老星をも凌駕するイム様の「規格外の巨大五芒星」の出現だ。
なぜイム様はあえて天を覆う魔法陣を展開したのか?そして、世界政府の最高戦力だけが使える召喚陣「アビス」のルールを紐解いていくと……なんと、あの四皇・シャンクスが「第1話で左腕を失った本当の理由」に行き着くことになる。
本記事では、最新話の描写からイム様のチート級能力を徹底解剖し、シャンクスが左腕を犠牲にしてまで消し去りたかった「天竜人の証」の謎に迫る!

追記 規格外の「巨大五芒星」とイム様の出現
これまで五老星がエッグヘッドやマリージョアで使用してきた「五芒星」の召還陣。それは、彼らの「悪魔化」や不死身の特性を支える、世界政府の闇の力の象徴であった。しかし、最終章の最新局面において、これまでの常識を遥かに凌駕する「規格外の巨大五芒星」が描かれたことは、読者に計り知れない衝撃を与えている。
描かれたのは、一国の王城、あるいはマリージョアの中枢をも容易に飲み込むほどの、空を覆い尽くす超巨大な五芒星の魔法陣である。その規模は、五老星が個々に使用していたものとは比較にならない。そして、その巨大な陣から出現した存在こそが、世界の真の支配者、イム様に他ならない。
この描写は、イム様の力が五老星とは根本的に異なる、神、あるいは「魔王」の領域にあることを明確に示唆している。五老星が使っていた五芒星が、イム様の支配(黒転支配)下にある「駒」としての能力の一部に過ぎなかったとすれば、今回の巨大な陣は、イム様自身の「真の力」の顕現である可能性が高い。
かつてない絶望感を伴って現れた、この規格外の五芒星とイム様。武力や覇気、恐怖による支配の頂点に立つ者が、この次元を超えた呪術的な力をも掌中に収めているのだとすれば、同じ土俵で戦って勝つことは不可能である。だからこそ、支配の枠組み自体を根底からぶっ壊せる「ふざけた力(ニカ)」を持つルフィ(そしてロキ)のような存在が、世界の真の夜明けには絶対に必要になるのである。
アウルスト城の「既設の五芒星」を使用しなかった理由
ここで一つの大きな疑問が浮かび上がる。アウルスト城には、14年前にイム様がハラルド王に設置させた「王家の五芒星」が既に存在していたはずだ。あらかじめ用意させていた「既設の陣」があるのなら、それを利用するのが最も効率的であるはずだが、今回イム様が選択したのは、空を埋め尽くすほどの「規格外の新設五芒星」であった。
なぜ、既存の陣を使わなかったのだろうか?そこには、イム様が振るう力の性質、そして今回の出現が持つ「真の意味」が隠されていると考えられる。
まず考えられるのは、「出力の差」である。14年前に設置された陣は、あくまで世界政府の支配を維持し、監視するための「端末」に過ぎなかったのではないか。五老星がエッグヘッドで見せたような局地的な転送や能力の行使には十分でも、イム様という「世界の王」そのものが現世に降臨し、すべてを塗り替えるほどの強大なエネルギーを放出するには、城の陣では容量(キャパシティ)不足だった可能性がある。
そしてもう一つ、より恐ろしい可能性が、「上書きによる完全支配(アビスへの引きずり込み)」である。既設の陣を通るのではなく、空から巨大な五芒星を降臨させることで、その場所のルール、ひいては存在そのものをイム様の支配下(黒転支配)へと強制的に「上書き」したのではないだろうか。これは、ただの移動ではなく、その空間全体をイム様の深淵(アビス)へと直結させる儀式に近い。既存の設備に頼らず、自らの力で天を覆う陣を展開したことこそが、現在のイム様の力が「もはや隠す必要のないほど完成されている」という絶望的なメッセージとも受け取れるのだ。
用意された「王家の五芒星」をあえて無視し、天から巨大な陣を突きつけたイム様。この圧倒的なデモンストレーションは、これまでの支配の枠組みを超えた「新世界の創造(あるいは破壊)」が始まろうとしている予兆に他ならない。
マーキング不要?イム様が持つ「全域転生」というチート能力
これまで、五老星が戦地へ赴く際には、あらかじめ設置された魔法陣や、現地での「呼び出し(マーキング)」というプロセスが必要不可欠であると考えられてきた。しかし、今回のイム様の降臨シーンを改めて分析すると、その前提条件すらも超越している可能性が極めて高い。
結論から言えば、イム様は世界中のどこへでも、事前のマーキングなしで「転生移動」ができる規格外の能力を保持しているのではないだろうか。
14年前にハラルド王に設置させたアウルスト城の「既設の五芒星」をあえて無視し、空を覆い尽くすほどの超巨大な陣を「その場に直接」展開して現れたことこそが、その証左である。五老星が特定のポイントに依存する「受信機」だとすれば、イム様自身は世界そのものを自在に塗り替える「発信源(マスターユニット)」そのものなのだ。
この「全域転生」とも呼べる能力の恐ろしさは、物理的な距離や防衛網を完全に無力化する点にある。マリージョアの「パンゲア城」という聖域に留まりながら、世界のどこへでも、自らの意志一つで巨大な五芒星を顕現させ、その身を降臨させることができる。これは、もはや「移動」という概念を超えた、神による「世界の再配置」に近い現象だ。
もしイム様がマーキングなしで世界中のどこにでも現れることができるのだとすれば、逃げ場はどこにも存在しない。この「神出鬼没かつ圧倒的な物量(巨大な陣)」を伴う出現こそが、この記事で語ってきた「黒転支配」の真骨頂であり、ルフィやロキといった特異点以外の勢力が、単体では決して太刀打ちできない絶望的な理由の正体なのである。
イム様のみが許される「天からの降臨」と五老星の制約
ここで特筆すべきは、アウルスト城にハラルド王が14年前から用意していた「地上の五芒星」というバックアップが存在したにもかかわらず、イム様がそれを無視して「自ら天に巨大な陣を展開した」という点である。この挙動から導き出される結論は一つしかない。すなわち、このマーキング不要の転生移動は、世界でただ一人、イム様のみに許された「王の特権」であるということだ。
五老星たちがエッグヘッドなどで見せた移動には、必ず現地での魔法陣の出現という「受信機(マーキング)」側のプロセスが予兆として描かれてきた。彼らはあくまでイム様から力を分け与えられた「端末」に過ぎず、移動には地上側の座標という制約が伴う。しかし、イム様自身は地上の準備などに一切依存しない。自らが「発信源」となり、天そのものを門(ポータル)へと変えてしまう。この圧倒的な出力差こそが、主従関係の絶対的な壁なのだ。
もし、この天を覆う巨大な五芒星による移動が誰にでも可能であれば、ハラルドに14年もかけて地上側の陣を維持させる必要はなかったはずだ。既存の陣はあくまで「配下たちのための門」として用意させ、自らが動く際にはそんな小細工すら不要とする。この神のごとき「全域転生」の力こそが、物理的な距離や城の防衛網を無意味な紙切れに変えてしまう、イム様のチート性能の真髄である。
地上のルールに縛られる五老星に対し、天のルールを書き換えるイム様。この絶望的なまでの「次元の違い」を前にして、我々は改めて確信する。この世界の理(ルール)そのものを操るラスボスを打ち破れるのは、やはりその理の外側で笑う「解放の戦士」と、すべてを焼き尽くす「破壊の竜」という、既存の枠組みに属さない二人のジョーカーだけなのである。
過去編での判明事項
まず世界政府の特殊部隊には三段階の契約がある。
深海契約(騎士団)からはイムとの直接契約
神の騎士団以上が五芒星(アビス)の生成能力を付与される。

生成された五芒星は半永久的に残る。現代でシャムロックと軍子が現れたアウルスト城のアビスは14年前に神の騎士団であったハラルド自身が生成したものだ。
浅海契約(神の従刃)がアビスを通過出来るかはまだ判明していないが契約を結んでいない一般の人間や天竜人は通る事が出来ない。
五芒星(アビス)
エッグヘッドでサターン聖が召喚されて以来、話題を呼んできた魔法陣。ワンピース作品には似つかわしくない紋様に思えるが神の騎士団メンバー達より言及された。
その名も【五芒星(アビス)】
アビス(abyss)には深海、深淵、底なし穴などの意味が込められている。

メンバーの軍子が森の地面に大きな五芒星を出現させてキリンガム聖とソマーズ聖を呼び寄せた。
手をかざして五芒星が現れていたがアロアロの実の能力が関係しているのかは不明だ。(『呼ぶぞ』のセリフは何故かサターン聖の時と同じだ)
おそらくは悪魔の実の能力とは別のスキルと思われる。(ちなみに2人を召喚するための五芒星に関してはシャムロックは何もしていない)
そしてルールについても新たに一つ。アビスを通過出来るのはマークを持つ者のみ。エルバフの子供達をマリージョアへ連れ去りたい騎士団ではあるが騎士団が同行した場合でも通過は出来ない様だ。
この様子だとまず海賊や一般市民は難しい。世界政府の中でも限られた者達のみ与えられる手形みたいなものか。
ちなみに聖地マリージョアに住む天竜人には『証明チップ』なるものが付与される。下界に移り住む場合(ドンキホーテ家)はチップを剥奪される。
このチップがアビスの手形となっている場合は天竜人全員が通る事が出来る。
また、出現した魔法陣は一定時間消えない。この手の紋様は役目を果たせば消滅してしまいそうだが、アウルスト城にシャムロックと軍子が召喚された少し後にルフィ達が城を訪れた際にも五芒星は残っていた。
これまでの魔法陣比較
エッグヘッド編で2回
エルバフ編で1回
計3回の演出が描かれた。

①はサターン聖がエッグヘッドに降り立った際に現れた魔法陣。『5』のナンバリングが見られる。これが五老星を指すのかは不明だが5人にそれぞれ割り振られているという見方が妥当。ちなみにサターン聖が地上(下界)に立つのは久しぶりらしい。
②はサターン聖以外の4人が降り立った際の魔法陣。ナンバリングは確認出来ない。マリージョアパンゲア城からエッグヘッドへと瞬時に移動。この際に電伝虫を使わずにテレパシーの様な会話術を使ってる事から5人がリンクしてるという見方も出来る。
③は権力の間。4人がエッグヘッドへ飛んだ後に魔法陣が見える。見逃しがちだが移動前の地点にも現れる様だ。出発地点と着地点の魔法陣が繋がって成り立つ移動術。イメージ的にはワープに近いだろうか?
④がエルバフに現れた魔法陣。五老星以外の登場となった。世界政府側のキャラクターである事は明らか。まだガーリング聖しか登場していない神の騎士団の一員かもしれない。
| 不気味な魔法陣について |
| 五芒星が描かれている。 |
| サターン聖登場時のみ『5』のナンバリング |
| 魔法陣をマーキングとして人が現れる |
| マリージョア~エッグヘッドの様な長距離でも可能 |
| サターン聖を媒体として他の4人を呼び寄せる事が出来る |
| 世界政府側の人間が使用している |
サターン聖は単騎でも移動していた。
『呼ぶぞ』の場面では明らかにサターン聖が起因となっていた。誰か起因となるキャラが目的地にいればかなりの距離があっても移動出来るのではないか?
逆に単騎で目的地に移動した場合は距離は短い。実際にサターン聖は船でエッグヘッド島までやって来ている。ストーリー的な演出もあるが魔法陣で飛べるのであれば権力の間に待機していてもよかった。
エルバフのパターンはどちらともとれる。
すでに起点となるキャラがエルバフに潜入していた場合は離れた島からでも飛んでこれる。
もしくは魔法陣から現れた2人が近海まで船で移動して来て一気にエルバフへ潜入したパターンもある。
転送術、召喚術としてはニキュニキュの実に匹敵する性能でもあるが混沌とする新世界においてかなり便利で都合の良い能力。本来なら聖地マリージョアは海賊ならばそうやすやすとは潜入出来ない。読者にとっても遠く感じる隔離地域というイメージが強いであろう。
そんな中で五老星や神の騎士団といった新戦力が惜しみなくマリージョアからやってくる状況へ発展した。
世界政府にとっても各四皇、革命軍と対象すべき戦力が分散している中で自由にマリージョアと行き来できるのは都合が良い。
| ニキュニキュの実との比較 |
| 到達した地であれば自身、他者を飛ばす事が出来る |
| 移動範囲は際限が無いほど広い。赤い土の大陸は超えれないと予想される |
| 他者を呼び寄せる様な事は出来ない。自分で一度対象者がいる島へ飛ぶ必要がある |
シャンクスは左腕のマークを消す為に喰われた
世界政府の上層達が操る【五芒星アビス】
聖地マリージョアと各島々を短時間で移動出来てしまう召喚術、転送術だ。
マリージョアには居住区に住む一般の天竜人も多い。もちろん護衛達がいるが、奴隷に噛み付かれたり外敵に襲われたりすれば被害は広がってしまう。先の世界会議編でも露呈したが例え海軍大将達がいても高圧的で指示を受け付けない天竜人を守るのは難しい。
そういった意味では同族の実行部隊の存在は大きい。五老星が自ら動く事は無いが比較的出動頻度の高い神の騎士団は限られた数で任務をこなして護衛もしなくてはならない。
マーク
アビスは誰でも使えるわけではない。
アビスを出現させる者、アビスを通過出来る者
は決まっている。簡単に言えば五老星、神の騎士団とごく限られた者達だけだ。その通行手形となるのが『マーク』と呼ばれる紋様だ。このマークが無ければ例え神の騎士団が同行していてもアビスは通れない。
ヒントになりそうなのはソマーズ聖の紋様だ。左腕の肘に特徴的なイレズミの様なものが見受けられる。

ちなみに騎士団のコスチュームに着替えるとこれは隠れてしまう。同じく左腕にマークがある様に見えるが服に縫われた、もしくは上からつけた腕章だろう。

そうそう見れるものではないので、よく考えると今回登場したソマーズ聖の着替えシーンも貴重なものだったと言える。かなりズボラなキャラではあるが尾田先生も織り込み済みで描いたのだろう。
作品の中でも民族模様やメッセージ性のありそうなイレズミは割と見られるが似ているものを探すとホーディーが見つかった

アニメの一コマであるが割と似ている。ちなみにホーディーは今のところマリージョアに関わる様な人生では無かった。
また、家系的には政に関われるかは微妙なところだが(ドンキホーテ家)ドフラミンゴやロシナンテもマークが刻まれている可能性がある。これまでの描写を見てみると左腕が顕になってるシーンが見られない。
シャンクスの左腕問題
最近、天竜人の家系であることが判明したシャンクス。
最終章では多くの予想が挙がっていたが『フィガーランド・シャンクス』というのが本名になる。
父→ガーリング聖
双子の兄→シャムロック
と併せて2人との家族関係も確定。
出生から考えればシャンクスは神の騎士団になるべくサラブレッドたったと言える。
ゴッドバレー事件を機にロジャー海賊団に拾われ海賊人生を歩んだシャンクス。家族とは生き別れとなってしまったわけだがシャンクスは一度聖地マリージョアに戻っている。
おそらくはここで家族達とも会っているだろう。結局は聖地に住む事はせずに海賊として今に至る。
そんなシャンクスと言えば目の傷、左腕が身体的な特徴となっている。
特に今回明らかになった五芒星アビスを通る為のマークが左腕の紋様であった場合は今のシャンクスからは判断出来ない。
寧ろルフィを守る為に失った左腕も敢えて差し出したかにも思えてくる。もともと天竜人を良くは思っていないシャンクス、歴史に見え隠れする世界政府の影も垣間見えた事でよりその気持ちも強くなっているはずだ。
自身に植え付けられた天竜人としての証を消し去りたかったのかもしれない。