3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース 海楼石の限界と拘束力 ロキは何故動けた?

ワンピース 海楼石の限界と拘束力 ロキは何故動けた?

海楼石問題

悪魔の実の能力者に対して絶対的な拘束力を誇る海楼石

覇気の要素が描かれる前から登場し生身キャラが立ち向かう手段として期待された。
檻や錠に埋め込む事はもちろん、武器に応用する事で効果的に能力を封じる事が出来る。
海賊(能力者)に対して海軍が使うのが一般的で流通はあまり多く無い様にみえる。

ワンピース 海楼石

初登場はアラバスタ編。クロコダイルの策にハマり海楼石の檻に閉じ込められた。能力者にとっては絶望的な状況。ルフィもスモーカーも成す術が無かった。

一方でスカイピアではエネルの強力なゴロゴロの実を封じて見せた。結果的にこれが直接エネル討伐には繋がらなかったが例え自然系相手でも海楼石を用いて策を講じればやりようがある。

海楼石の効果は対象者に触れる事で波及する。対象者が能力者であれば海に浸かっているのと同等の状況へ陥る。身体に上手く力が伝えられず能力自体もコントロールどころか発動出来ない。

ワンピース 海楼石

また対能力者ではなく海王類に向けた対策にもなる。船の船底に海楼石を仕込めばステルス効果となり獰猛な海王類の感知をかわすことが出来る。

これは海楼石が海と同じエネルギーを発している事に起因する。

『まだまだ謎の多い鉱物だがわかっていることはこの石が海と同じエネルギーを発してるって事だ』
『海が固形化したものと考えればいい』

スモーカーの説明が非常にわかりやすく海が固形化したものという表現が一番ピンと来る

鉱物としても非常に硬く加工には特殊な技術が必要となる。この辺りは歴史の本文とも共通している事項。これに特化したのがワノ国だ。光月家に代表される様に石の加工技術に長けるワノ国では海楼石についても確立している。世界政府以外だと出所はワノ国だけだ。

ホーキンス『世界に広がる海楼石はこの国で生まれたんだ。そんなに小さく加工出来る技術者はワノ国にしかいない』

また海楼石の成分についてもスカイピアで言及されている。パイロブロインと呼ばれる成分がありそれが基に島雲や海雲を形成している
さて、では何かと騒がれるロキのシーンについて。
全身を海楼石の鎖と錠で拘束されていたロキは座ったまま身動きが出来ない状態だった。

これを解放したのがルフィとゾロ。シャンクスの情報を得るためとの名目ではあるがエルバフ一の大罪人の拘束を解いてしまった。万が一に備えて片足の拘束を残したはずがロキはこれを苦にする事もなく意図も簡単に立ち上がってみせた。

更には武器となる鉄雷を振り回して暴れた。ロキにとっては中途半端な拘束など意味を為さない様だ。能力者には海楼石で万事OKという常識を破る事件だった。
錠に関しては巨人族サイズの特大仕様。屈指の大きさを誇る古代巨人族のロキに対しても十分に効力はある。
実際に一度逃げ出した過去はあってもルフィ、ゾロがやってくるまでは繋がれていた。

いくら規格外のパワーとは言え片足分の拘束でも十分に封じられそうなものだが‥海楼石の信頼度が下がってしまいそう

海楼石の有効範囲は身体の大きさに準ずる。
十手の先程度の極小の海楼石でも一般的な人間サイズには有効だがロキの場合は片足の海楼石と身体のサイズ比が有効範囲を超えてしまった稀なパターンだろう。

また、元々の基本体力も考慮しなくてはならない。
身体が大きくなればそれだけ力も強くなる傾向にあるがロキはとにかく異質。他の古代巨人族‥例えばオーズ、ハラルドであれば同じ状況でも封じていたかもしれない。

ロキは十分に躍動しているがあくまで体術の範囲であり悪魔の実の能力は発動していない。
順当に行けば例え動く事が出来ても能力を使うことは出来ないはず。もしくは上手く発動できずに何らかの支障が出てしまうというのが妥当だ。

繋がれたままでどの程度制限があるのか見ものだ。

また海楼石ではなく海に浸かる、溺れるといった観点で考えてみる。
そもそも悪魔の実の能力というのは地上戦で大きなアドバンテージとなる。その代わりに能力者は海に嫌われてしまうという呪いを受ける。海賊でありながらカナヅチとなってしまうのだ。

作品当初はこのデメリットが強く描かれていたが中盤以降はそこまで目立つ事はなくなった。麦わらの一味に限っては能力者メンバーが海に落下した時に非能力者が救出するシーンも定番だったが今ではあまり描かれていない。

海に浸かるという能力者の弱点はSBSなどでも詳しく言及されている。

海水という縛りはなく『水』そのものが弱点となる。部分的に浸かる分にはまだ動く事も可能だが、完全に浸かってしまえば自力では窮地から逃れられない。
海戦においてはかなりの不利を強いられる。

面白いのは風呂やシャワー。
半身程度の浸水でも影響は大きく能力者は基本シャワーを浴びる事になる。
とはいえ映画や原作でも能力者がの入浴シーンは意外と多い。

SBSより

「能力者」達のお風呂の話題から入りましょう
。悪魔の実を食べた人達は、海に嫌われ、泳げない体になります。海とは、川、プール、お風呂。
水のたまっている場所全てをさします。地球規模で考えると全て海なのです。それらの場所に入ると能力者達は能力はもちろん体が思うように動かなくなります。もがく事は多少できても、あまり意味はありません。それが全身海につかった場合です。体半分、手足だけ、となればまた症状は軽くなります。
また、雨など、流れ落ちる水に関しては全く影響ありません。なので、半身浴やシャワーですませるのが普通です。
そしてクロコダイルの場合となると、「水」そのものが能力に対する弱点ですから、シャワーでも能力が奪われます。とはいえ、シャワーを浴びる時、何も敵がいるわけではないので、能力がおさえられようが入っちゃうんしゃないでしょうか?

作中にはクザン(ヒエヒエの実)、オーブン(ネツネツの実)の様に海に手を触れて能力を発動するキャラもいる。サカズキなんかは間接的にではあるが海を煮えたぎらせた。
この辺りをみても海に触れる割合が重要になってくる。
海楼石も同じだろう。接触箇所が最低限で能力の相性的な問題、例えば海にも波及出来てしまう能力であれば能力発動は出来そうだ。

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