【2026年最新】RIZIN敗戦数ランキング!一番負けている選手は誰?
格闘技という世界において、「負け」は残酷な事実です。通常、黒星が先行すればスポンサーは離れ、プロモーションからのオファーは途絶えます。しかし、日本最大の格闘技団体「RIZIN」には、その常識を覆す光景があります。
何度も敗れ、泥を啜りながらも、再びリングの真ん中に立つ選手たち。そして彼らが登場するたびに、地鳴りのような歓声を送るファン。
なぜ、私たちは彼らを見守り続けるのでしょうか?
その答えは、この「敗戦数ランキング」の中に隠されています。ここに名を連ねる19名は、単なる「負け越した選手」ではありません。RIZINという過酷な戦場で、強敵から逃げず、自身の牙を研ぎ続け、日本の格闘技界を支えてきた「選ばれし主役たち」なのです。
🥊 RIZIN 敗戦数ランキング(2026年5月時点)
2015年の旗揚げから現在まで。激闘の記録を、敗戦数という切り口でまとめました。
| 順位 | 選手名 | 敗戦数 | 敗戦相手(RIZIN公式戦・特別試合含む) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 矢地 祐介 | 9敗 | グスタボ×2、サトシ×2、ケース、朝倉未来、大原、ギョンピョ、桜庭大世 |
| 1位 | 萩原 京平 | 9敗 | 芦田、朝倉未来、鈴木千裕、クレベル、牛久、武田、秋元、中川、高木 |
| 1位 | 元谷 友貴 | 9敗 | 堀口、扇久保×2、井上直樹×2、瀧澤、ミックス、朝倉海、モラレス |
| 4位 | 武田 光司 | 8敗 | D.ブラウン、矢地、グスタボ、カーライル、ラバダノフ、ムサエフ、シェイドゥラエフ、ジ・ヒョクミン |
| 4位 | 金太郎 | 8敗 | 瀧澤、井上、元谷、堀口、石司、ヤン・ジヨン、秋元、太田忍 |
| 4位 | 山本 美憂 | 8敗 | RENA×2、ウィン、リベラ、ハム・ソヒ、浜崎、大島、伊澤 |
| 4位 | 山本 アーセン | 8敗 | クロン、所、ケイプ、宮田、加藤、福田、柴田、神龍 |
| 8位 | 浅倉 カンナ | 7敗 | ガルシア、浜崎×2、山本美憂、大島、パク・シウ、伊澤 |
| 8位 | 昇侍 | 7敗 | 朝倉海、萩原京平、鈴木博昭、ヤン・ジヨン、芦澤竜誠 |
| 10位 | 瀧澤 謙太 | 6敗 | 扇久保、佐々木、朝倉海、井上、太田、野瀬 |
| 10位 | 所 英男 | 6敗 | クロン、堀口、ドッドソン、神龍、ヤマニハ、中村優作 |
| 10位 | 北岡 悟 | 6敗 | 久米鷹介、ジョニー・ケース、サトシ、ストラッサー起一、矢地、ブランダオン |
| 10位 | 朝倉 未来 | 6敗 | 斎藤、クレベル、メイウェザー、ケラモフ、平本、シェイドゥラエフ |
| 10位 | 皇治 | 6敗 | 那須川天心、五味隆典、白鳥大珠、YA-MAN、芦澤竜誠×2 |
| 15位 | 斎藤 裕 | 5敗 | 牛久絢太郎×2、朝倉未来、クレベル・コイケ、久保優太 |
| 15位 | ヒロヤ | 5敗 | 伊藤裕樹、中村優作、所英男、元谷友貴、神龍誠 |
| 15位 | 扇久保 博正 | 5敗 | 堀口恭司×2、朝倉海、キム・スーチョル、フアン・アーチュレッタ |
| 15位 | RENA | 5敗 | 浅倉カンナ×2、パク・シウ、クレア・ロペス、伊澤星花 |
| 15位 | 浜崎 朱加 | 5敗 | ハム・ソヒ、伊澤星花×2、パク・シウ、ナターシャ・クジュティナ |
■ 1位(9敗):過酷な宿命を背負った「三者三様の鉄人」
敗戦数9という数字は、RIZINにおいて最多。しかし、この3名が歩んできた道は、そのままRIZINの歴史そのものです。
矢地祐介:期待と重圧の中で見せた「不屈の再起」
かつて「KIDの後継者」として鳴り物入りで参戦した矢地選手。連勝街道から一転、強豪外国勢とのマッチメイクが組まれるようになり、一時は泥沼の連敗を経験しました。しかし、彼は逃げませんでした。スタイルを根底から変え、ジークンドーを取り入れ、泥臭く勝利を奪いに行く姿は、華やかだったかつての姿以上にファンの心を打ちました。
萩原京平:実力差を承知で「牙」を剥き続ける野良犬
アンダーグラウンドから現れた萩原選手は、朝倉未来戦を機に一気にスターダムへ。その後、クレベルや鈴木千裕といった、格上のトップグラップラーとばかり対戦が組まれることになります。普通なら「相性が悪い」と避けるようなマッチメイクでも、彼は不敵な笑みで受け入れる。その負けん気の強さが、9敗という数字を「魅力」に変えています。
元谷友貴:バンタム級の「絶対的な物差し」
元谷選手の相手を見てください。堀口恭司、扇久保博正、井上直樹……バンタム級のオールスターです。彼が負けた相手は、その後必ずと言っていいほどベルトを巻くか、世界へ羽ばたいています。元谷選手がいるからこそ、バンタム級のレベルは保たれている。9敗は、彼がいかにハイレベルな空間で戦い続けているかの証明です。
■ 4位(8敗):山本家の誇りと、泥臭い「生き様」
山本美憂・アーセン:受け継がれる「KIDの魂」
山本家の二人が抱える計16個の黒星。これには、格闘技界全体の敬意が込められています。レスリング界のレジェンドである美憂選手が、40代を過ぎてからMMAという未知の領域に挑んだ勇気。そして、若くして強豪と当てられ続けたアーセン選手。彼らの敗戦は、常に「山本家の血」という巨大な看板を背負って戦った結果であり、その挑戦心にファンは涙しました。
武田光司・金太郎:RIZINに欠かせない「熱源」
「黒さ」と「根性」の武田選手、そして「マッドドッグ」金太郎選手。彼らの試合に「ハズレ」はありません。武田選手は強靭なスタミナで相手を削り、金太郎選手は一撃でマットに沈める殺気を放つ。彼らが8敗してもなおメインカードで呼ばれるのは、彼らがリングに上がるだけで会場の温度が数度上がるからです。
■ 6敗〜5敗:レジェンドたちが残した「言葉なき教え」
浅倉カンナ・RENA・浜崎朱加:女子格闘技を創り上げた女王たち
女子スーパーアトム級を牽引してきた3名。彼女たちの負けは、常に「王座」や「世代交代」が懸かった大一番でのものでした。浅倉選手の7敗、RENA・浜崎選手の5敗。これらは日本の女子MMAが世界レベルに達するまでの、尊い犠牲と成長の記録です。
朝倉未来・皇治・斎藤裕:団体の命運を背負った男たち
このクラスになると、もはや勝敗を超えた「象徴」としての役割を担っています。朝倉未来選手の6敗は、常に「RIZINの看板」を賭けて最強の敵を迎え撃った結果。皇治選手は、キックからMMAという無謀な挑戦を、その強気なマイクと不屈の打たれ強さで正当化してきました。
■ 考察:なぜRIZINは「負けが多い選手」を使い続けるのか?
本来、格闘技興行では負けが込み、かつ面白くない試合をする者は真っ先に淘汰されます。しかし、このランキングにある19名が今もなおリングに上がり続けるのには、明確な理由があります。
- 「面白くない試合」を一度もしていない: 判定であれ一本負けであれ、常に「勝ちにいく」姿勢を1秒も崩さないことです。運営は「この選手なら会場を沸かせてくれる」という確信があるからこそ、次もオファーを出すのです。
- 対戦相手を選ばないプロ意識: 自分の戦績を守るために弱い相手を選ぶことはしません。格上や恐ろしい攻撃力を持つ海外勢に対しても、「やります」と二つ返事で受ける。そのプロ意識がRIZINを支えています。
- 「負けても魅力が落ちない」スター性: 負けた瞬間の悔しそうな表情、そこから立ち上がろうとする執念。それ自体がコンテンツとなり、ファンの感情を揺さぶる才能を持っています。
■ 結びに代えて:黒星の数だけ、物語はある
RIZIN敗戦数ランキング。
これを「不名誉な記録」と呼ぶ人は、もういないはずです。
9敗した矢地選手がいなければ、ライト級の熱狂はなかった。
6敗した皇治選手がいなければ、RIZINはこれほど世間に届かなかった。
5敗したヒロヤ選手がいなければ、アンダードッグの美学は語れなかった。
黒星の数だけ、彼らは絶望を味わい、それでも立ち上がってきました。その姿こそが、日々を生きる私たちに「負けても終わりではない」という勇気を与えてくれるのです。
次に彼らがリングへ向かう花道を歩くとき、ぜひその背中を見てください。そこには、数々の傷跡とともに、誰にも奪えない「格闘家としてのプライド」が刻まれているはずです。