3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ1167話 『ロックスの最後』仕留めたのはガーリング聖だった

ワンピースネタバレ1167話 『ロックスの最後』仕留めたのはガーリング聖だった

一時代を築いた最強の男の敗戦。ロックスの刃は確かに世界政府の喉元に届いていたがタイミングや準備がもう一歩足りなかった。

最後にトドメを刺したのはガープ、ロジャーではなく神の騎士団のリーダー格『フィガーランド・ガーリング聖』だった。

ロックスの悪の進撃を偶然居合わせたロジャーとガープが手を組んで止めた。ロックス完全悪で伝わるゴッドバレー事件。語り継ぐ者自体少なく徐々に消えつつあるが前評判に反してロックスは最高の海賊だった。ある意味ロジャーやルフィよりも海賊らしい。

エルバフの過去編では伝説のゴッドバレー事件の全貌が描かれたがその最後は壮絶なものであった。
世界政府に迫り一族を背負って本当の悪を倒そうとしたロックス。ロックスでダメならば一体誰が敵うのか?改めて脅威を感じた一幕でもある。

元々ロックスは妻子であるエリスとティーチを故郷のゴッドバレーへと送り2人はロックスの両親達と暮らしていた。ロックス家族含めてこのゴッドバレーの土地で繁栄していたのが世界政府が800年探し続けた『デービー一族』

非加盟国ゴッドバレーの奪取とデービー一族の抹殺を目論み世界政府はこの地で人間狩りゲームを決行した。このゲームの景品として貴重な悪魔の実や財宝、そしてハチノスから誘拐されたシャッキーが用意された。

モルガンズによってこの情報が漏洩し、ロジャー海賊団他猛者達が集結、ガープもここにやって来た。

各々がシャッキーや宝を目指す中でロックスは誰にも告げずにエリスとティーチを探す。道中では悪魔化した両親に襲われるがそれすらも打ちのめした。
世界政府の実行部隊神の騎士団でもロックスを止める事は出来ず‥
ロックスは見事に妻子と再会しルルシアで落ち合う事を約束した。

ロックス エリス

事態が急変したのはイムの降臨。元々ゴッドバレーに居たサターン聖に乗り移る形でイムが戦火へとやって来た。イムに対してはロックスだけでなくロジャー、ガープ、ニューゲート、リンリン、カイドウで一斉攻撃を仕掛けるも無傷。

サターン イム

イムは触手でロックスの身体を貫くと『黒転支配』を仕掛けた。
最初こそ抗っていたが次第に蝕まれ完全に意識を失って制御が効かなくなる。
悪魔状態となったロックスはイムの命令のままに立ちはだかる敵を次々と薙ぎ倒す。

同じロックス海賊団の味方であろうと関係なし。やがて刃はエリスとティーチに届きそうになった。寸での所でくまが2人を逃したが次なるイムの命令は島にいる者全員の抹殺。
ここから島は原型を失うほどの地獄絵図と化す。

ワンピース 1164

ロックスの暴走を止めようと対峙したのが後の海賊王ロジャーと海軍の英雄ガープ
ロックスに起きている異変(悪魔化)を感じ、ロックスの声にならない心の叫びを汲み取った。

『殺してくれ』

自分の意思とは反して操られるロックス。プライドは折られたがロジャーとガープが介錯した形。壮絶を極めた2対1の激闘。

覇王色持ちの3人がぶつかった事で周囲にも甚大な被害を及ぼした。怪物と化したロックスに分があったが最後は2人の渾身の攻撃でロックスを撃破した。
倒された瞬間。ロックスの身体が浄化されている様にも見えた。

2人との戦いでは死んでいなかったロックス。
気絶しているガープ、ロジャーよりも先に目を覚ました。

そして驚く事に黒転支配の呪いも解けて悪魔から人間へと回帰していた。生きてこの島を出られるかもしれない。希望を持った矢先に現れたのは神の騎士団達の影だった。

ガーリング聖、ソマーズ聖、マッフィー宮

ロックス 最後

騎士団達はゴッドバレーの事後処理を行う様に激闘の後を訪れた。
まだ動けないロックスに対して剣を突き刺したのはガーリング聖。
これにてロックス(デービー)・D・ジーベックの物語が幕を閉じた。

ロックス海賊団の仲間にも見捨てられた船長。ニューゲート達10年来の付き合いの古株もこぞって逃走した。悲しい最後ではあるが共に凌ぎを削りライバルでもあったロジャーとガープがロックスを理解しようとして悪魔化から解放してくれたのは救いだ。

ロックスも死の間際に2人の事を気にかけていた。2人に届かなかったが感謝の気持ちも抱いていた。

そして1番心配していた妻子、エリスとティーチもゴッドバレーを脱出。デービーの血は現代へと繋がれている。

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