ワンピースネタバレ1161話 レイリーの新技『彼岸刃鉈』でシャッキーを救出
不吉を思わせる『彼岸刃鉈』
シャッキーを傷つける神の騎士団ソマーズへと手向けられたレイリーの必殺技
矢の雨が降り注ぐとは良く言ったもの。まさしく戦地ゴッドバレーは気の休まる場所も無いほどに各地で火花が散った。既に判明している大物達はもちろんだが漁夫の利を狙う海賊達も油断ならない状況。
そんな中でハチノスの宝と称されたシャッキーに迫る魔の手。ゲーム自体は壊れてしまったが海兵、ソマーズ聖に狙われた。巻頭カラーにて掲載。ロックスの妻の名前も判明。
ポイント
『ゴッドバレーの勝者レイリー』兼ねてより予想されていたルート。ロジャー海賊団とロックス海賊団の猛者達を抑えて冥王レイリーの一人勝ち。ハチノスの宝、ゴッドバレー事件の目玉となった『シャッキー』を救出した。レイリー初の必殺技『彼岸刃鉈』披露
事件の意外なキーマンとなっている海兵ドラゴンは神の騎士団と交戦
ロックス海賊団の死地にまさかの恋の詩が咲いていた。全てが消え去って歴史にも残らない大事件だか唯一、勝者と言えるのがレイリーとシャッキーかもしれない。
私を迎えにきて(シャクヤク)
レイリーへ向けられたシャッキーのメッセージは見事に届いた。今も内縁関係は続いている様だがゴッドバレーこそが2人の馴れ初めと言ってもいい。
冥王レイリーの放つ『彼岸刃鉈』
シャッキーだけでなくファンの評価も鰻登り。歴史的に見ても猛者が集うゴッドバレーにおいて彼こそが唯一の勝者と言える。ロジャー海賊団副船長シルバーズ・レイリー

冥界の王が放つ死者への手向けは混戦模様の死地でソマーズを斬りシャッキーを救ってみせた。怒りが見てとれる様な形相。
時系列的に逆になってしまったが現代エルバフより神の騎士団(特にソマーズ)への怒りは読者にも溜まっていたはず。木に登る子供の下に荊を轢いたりと38年前から変わらない様だ。シャッキーの顔を打ち棍棒を振り下ろさんとしていた。これにキレたレイリー。

とにかくレイリーの登場はタイムリー。読者人気が高いのもこの辺りだろう。
①シャボンディ諸島
ヒューマンオークションにて覇王色の覇気を披露。
一気に雑魚を蹴散らした。奴隷として捕まっていたのが嘘の様‥
当時はまだ覇気の要素が明確では無かったが覇王色といえばレイリーのイメージも強い。

②シャボンディ諸島
vs海軍大将黄猿(ボルサリーノ)
天竜人を殴ったことで海軍本部から呼び寄せてしまった大将黄猿。ルフィ達では手も足も出ず‥
自然系能力(ロギア)ピカピカの実の攻略方法を掴めずにやられていくばかり。
そんな中で若い芽を摘んとする黄猿をレイリーが制した。体術、剣術でも互角に渡り合っていた。

③2年後シャボンディ諸島
vs海兵
弟子の船手の為に海兵達を威嚇。あまりにも格が違う。海兵はたじろぐばかりであった。

④最終章アマゾンリリー
王下七武海制度撤廃後に荒れた世界情勢。黒ひげティーチの侵略とコビー達海軍の脅威に晒された。
事態を収めたのは冥王レイリー。ここでも手出しをせずに牽制した。

前回の進展
先住民一掃大会が開幕し世界貴族のハンター達が続々と狩り始めた。その最中でロックス海賊団、ロジャー海賊団、ガープの軍艦が雪崩れ込み島は大乱戦模様に。
大会続行は難しく他の天竜人を守るべくガーリング聖率いる神の騎士団が前線へ出た。
ゴッドバレー事件の描写はまだ続いていく。
ここまでの死者はシャンクスとシャムロックの母。
海兵ドラゴンへと子供の救出を託して生き絶えた。
ロックスと妻はここで死に絶え、ティーチは生き延びるルートとなっているはず。1160話までは3人とも無事。
また、引き続き3名の幼子はゴッドバレーの戦地にいる。3名とも生還が確定しているがその経緯が気になるところ。
シャンクス→宝箱(ロジャー)
シャムロック→聖地マリージョア
特にドラゴンが握る双子の運命は注目。
客観的に見るとロックス海賊団とドラゴンはヒーロー。
ロジャーは女の尻を追っかけ、それをガープが追う奇妙な構図。
何故にガープとロジャーは手を組まざるえなくなったのか?センゴクが知る真相とも経緯はやはり違って来そうだ。どの様に情報操作されているのか?
確定事項としてゴッドバレーは島ごと消滅している
バスターコール、マザーフレイムクラスの戦火が浴びせられたはずだ。

役者が揃いゴッドバレー事件もいよいよ佳境。猛者達のバトルシーンにも注目。
そしてここからのサプライズと乱入者も考えられる。
軍子を媒体としたイム(現代エルバフ)
サターン聖が呼んだ残りの五老星(現代エッグヘッド)
現代にて既に描かれた盤面図がゴッドバレーを襲うかもしれない。脅威の悪魔支配でロックス海賊団が操られる?
また、本来の主役であるエルバフの国王ハラルドはロックスに沈められ一旦ストーリーから離れている。ロックスの死を知ってから14年前の王家の悲劇に繋がる。
◉◉ワンピース1161話速報『矢の雨をしのいで結ぶ恋の詩』◉◉
休載明け
表紙・巻頭カラーで掲載
表紙は餅つきする『ルフィ、ナミ、チョッパー』兎耳がキュート。
カラー表紙とは別にヤマトの金稲荷代参も掲載
モモの助、錦えもんも登場。ルフィ達と長く旅した2人がヤマトと共に祈りを捧げる。ワノ国の英雄たち(光月おでん、光月トキ、イゾウ、風月おむすび、アシュラ童子、康イエ…)の名前が書かれた提灯が見える。改めて見ると作中のエピソードでもとにかく死者が多かったワノ国。ドレークの様に生存しているパターンもあるが稀の様だ。
こちらもまだまだ続きそう。間違いなく最終章本編にも関わってくる重要拠点
| 速報 |
| 扉絵はヤマト、モモの助、錦えもん |
| 神の騎士団からドラゴンに洗礼 |
| リンリンvsガープ |
| ロジャー海賊団とロックス海賊団が遭遇 |
| シャッキーは自力で逃げ出すもソマーズの餌食に |
| レイリーがシャッキー救出 新技『彼岸花』 |
今回もまたゴッドバレー完結まではいかなかった。しかしながらゆっくりと確実に戦局は動いている。ロックス海賊団へと徐々に亀裂が‥
引き続き話題を攫うドラゴンだったが最後に全てを持っていったのは冥王レイリーであった。現代でも女ヶ島アマゾンリリーのピンチを救ったが抜群のカットインだ。

レーザー
ゴッドバレー各地では激戦が繰り広げられる。それぞれの思惑と幾多の因縁が交錯し島はもはや逃げ場のない悪夢の戦場と化していた。海軍達は必死で天竜人の退路を作る。一方で予期せぬ事態に天竜人の怒りは海軍へと向いた。このまま景品だけを奪われる事はあってはならない。
この混乱は脱兎達にとっても追い風?周囲には船もあり逃げ出すには好機とも言える。
主役達も目的に向けてそれぞれ駆け回った。
| それぞれの思惑 | |
| ロジャー | →シャッキー |
| ロックス | →ティーチ、エリス |
| ガープ | →ロジャー |
あちこちで火花が散る中で間を縫う様に駆け回るドラゴン。顔を覆い隠す布は現在の革命軍スタイルに近い。
その手には大事そうに抱えられたシャンクスとシャムロック。必死になって連れ出したがそんなドラゴンを貫いたのはレーザー。
黄猿やパシフィスタ(セラフィム)でもお馴染みだがこの頃から猛威を奮っていた要素だ。マリージョアには独自の科学力があるがサターン聖絡みの技術かもしれない。
大きく開けた口から放たれるレーザー、不意打ちとはいえドラゴンは大ダメージを負った。
確かに赤子の運命を変えたドラゴンだが、守り切るには実力が及ばなかった様だ。ドラゴンにとっては2人の赤ん坊を救う事は贖罪。知らずのうちに加担してしまった殺戮ゲーム。ここで自身が死のうと当然の報い。シャンクス達を救う事が報いだと最後まで抗う事になる。
ここからシャンクスとシャムロックは生き別れの兄弟へ。その経緯が明らかになっていく。一旦は騎士団に奪われたかに見えた。
神の騎士団とドラゴン
人知れずに活躍するドラゴン。ゴッドバレー事件では多くの運命を変えた立役者でもある。
そんなドラゴンに洗礼。現代でも正面から構える事となる難敵神の騎士団と初遭遇。ここで彼らの恐ろしさを知る事なる。徐々にゴッドバレーの荒波に呑まれていく。貴族達の間でも赤ん坊が盗まれた事はバレておりなんとかガーリング聖に知られる前に奪い返そうとしていた様だ。やはり騎士団の中でも別格の存在らしい。
おそらく今回の回想で戦闘シーンのある者は今も現役で活躍しているのではないか。リモシフ家、パペット家に続いて続々と天竜人の家系が判明していく。またもや新しい家系が登場。【サッチェルズ家】
前回登場した騎士団達の中でも一際大きな体格を持ち獰猛な牙と角が特徴的だったキャラ。豊満な胸元を見るとどうやら女性の様だ。
『マッフィー宮』
瀕死に近い重症を負ったドラゴンにトドメを刺すマッフィー。しかし近くで暴れていたロックス海賊団の流れ弾の様な斬撃がマッフィーの身体を両断。とはいえ神の騎士団の不死身はこの頃から健在。致命傷とはならずマッフィーは赤ん坊の片割れを奪った。
これにてシャムロックは世界政府側へ。結局ドラゴンは奪い返す事は出来なかった。しかしながらドラゴンは偶然にも気を失っているシャンクスを見つける。再びシャンクスを拾い上げた。運命の子たる所以だ。
ルフィにとってのマリンフォード 頂上戦争がドラゴンにとってのゴッドバレー事件だったのか。17歳駆け出しの当時は流石にまだ実力が追いついていない。本来ならば埋もれてしまう様な存在だが爪痕を残してみせる。
『エリス』ロックスの妻
シャッキー、宝箱に目を奪われる船員達を他所に家族の為に戦地に飛び込んで来たロックス。
脳裏に浮かぶのは妻子の事だ。ハラルドだけに明かした極秘ミッション。
今話ではロックスの妻、ティーチの母の名前が明らかに。その名も『エリス』

しかしながらまだ遭遇までは至らなかった。父、母ともにここで潰える運命だとしても再会を果たして欲しい。ロックスの執念が実るのだろうか。
焦るロックスの表情が戦局の厳しさを物語っている。単騎で世界会議開催中の聖地マリージョアへと乗り込んだロックスはイムと対面し海軍大将を殺害して逃げ帰った。そんなロックスでも現在のゴッドバレーは煮詰まってる。弱点ともなり得る妻子の存在も大きいだろう。
最強チームの異変
猛者揃いのロックス海賊団。過去編で船長ロックスは前評判とは少し違った人間性も垣間見れている。
圧倒的な個の力を誇る海賊団は唯一とも言えるチームワークという欠点が露呈して崩壊した。
この情報にも少なからず語弊があるはず。しかし海賊達の間には徐々に亀裂が生まれていた。一時共闘戦線のはずが悪のカリスマが孤立していく?海軍世界政府が包囲する島ではこれが致命的になりかねない。
鍵となるのはロックス他、未来の四皇達だ。

ガープvsリンリン
面白いカードが勃発
互いに全盛期に近いだけに勝負論もあるカード
海軍中将ガープvsシャーロット・リンリン
当然だがこの頃から『ソルソルの実』を操っていたリンリン。
『天火風』
プロメテウスの炎で仕掛けるがガープには足止めが通じない?
四皇とガープ
ロックス亡き後も対立していく3人
ニューゲート、リンリン、カイドウ
加えて中将ガープ
大荒れのゴッドバレーでは本格的なバトルへははってんせずに半ば痛み分け、持ち越しという形になった。
特にカイドウに関してはガープを最後まで意識していたが戦いを長引かせるわけにはいかなかった。ロックス達にも物怖じしないカイドウだがこの頃からかなり好戦的。ウオウオの実を食べる前、つまりは生身のカイドウのタフネスがどこまでガープに通用するかも見てみたかった。
前回のラストでも海兵達への求心力を見せつけたが確かにガープはロックスと渡り合うだけの実力がある様だ。爆炎から立ち上がるガープは存在感抜群だった。
焦る未来の四皇の図

新星達3人も下手したらここで潰えていたかもしれない。両者共に納得いかぬ幕切れではあったが一旦終戦。単騎でこのメンツを相手にするガープが凄まじい。
ロジャー海賊団とロックス海賊団
今や伝説となっている2チーム。
後の海賊王、四皇が生まれ、名を残した者も多い。今回のゴッドバレー事件はもちろんだが以後の世界情勢にも大きく関わってくる。
ゴッドバレーが死地となるロックスも交えてロックス海賊団とロジャー海賊団の大々的な遭遇。
両陣は島の中心地へと寄っていった。ゴッドバレー特有の大きな谷間部分だ。
注目は以後No.1、No.2として比べられ、ライバル関係が続くロジャーとニューゲートの激突だ。おでんの回想で披露された交戦とは左右の構図が反転している。

ハチノスではロジャーの方から誘うなど特別な関係性は既に築いている様。ニューゲートに比べると小柄なロジャーではあるが剣を交えたシーンでは全く退けをとらない。
シャッキー奪還
ゴッドバレー事件の起因ともなった絶世の美女シャッキー(シャクヤク)
大会の目玉となった彼女を世界貴族はゲームで奪い合い、海賊達は横から奪おうとした。
しかしながら事態は急変。荒れるゴッドバレーにおいてゲーム続行は不可能となり大混戦模様。
戦局を見てシャッキーも動きだす。隙を見て自力で脱出を図る。海軍達をも蹴飛ばし拘束されながらも抵抗。しかしながらここで立ちはだかったのがソマーズ聖だ。目玉景品をやすやすと逃すわけにはいかない。現代でも過去でもその残虐性が目立っているがシャッキーにも当然容赦しない。金棒でたたき伏せる。
これを救ったのがロジャー海賊団No.2シルバーズ・レイリーだ。シャッキーを救うのはもちろん如何に気を引けるかまでを競っていた男達。その誰をも差し置いてレイリーが良いところを持っていった形。
冥界へ手向けてやるよ
新技『彼岸花』でソマーズを貫いた。(角度は違うがゾロの鬼斬りにも似たモーションだ)ロジャーに負けじとレイリーも生粋の剣士。

難敵ソマーズを退けてシャッキー救出。シャッキーにとっても1番望む最高の形となった。とにかくこの男は毎度タイミングが良い。
最初こそシャッキーにはあまり心を奪われていなかったレイリー。世界中を魅了するシャッキーにとってはそれが気掛かりとなって恋心となった。皇帝の座を降りて、危険な海賊島に身を投じてまでレイリーの気を引こうとした。もしかするとゴッドバレーに攫われた事すらもわざとなのかもしれない。
一方でレイリーも次第にシャッキーへと想いを募り今回の救出作戦でもシャッキーの為だけに奔走した。死者も多くバッドエンドとなるゴッドバレー事件においてレイリーとシャッキーの件は明るい話題となった。ゴッドバレーの愛の唄。
読者の心を奪いそうなシャッキーの泣き顔。シャッキーを巡って歴史的大事件が勃発したのも頷ける。

抱き合うレイリー、シャッキー‥同じ海賊団の上層であるロジャーとギャバンは目の前で手柄を奪われた形。見たくないものを見せられて涙ながらに悔しがる‥
2人ともこれでシャッキーを諦めても仕方ないほどの劇的な救出シーンと言って良い。レイリーとしても狙ったわけではないだろうが主張するには十分だった。本来ならば遺恨になりかねない問題ではあるがこの後このチームは王となるから面白い。
これにてシャッキーを奪い返した。ロジャー海賊団。残るお宝も奪ってゴッドバレーの島からトンズラをはかる
エルバフでも激闘を繰り広げたソマーズとギャバンの交戦は無し。おそらく不死身の秘密を掴んだのはゴッドバレーなので次回は復活したソマーズとギャバンの勝負が見れるだろうか。
また、面白い事に海外ではシャクヤクの人気や評価はすこぶる低い。レイリーの気を引こうと大事件の引き金となった悪女として扱われている。
まとめ
当初はゴッドバレー事件が描かれたとしても数話程度で実際に大事な部分というのは濁されてしまうのではという見方もあった。そもそもゴッドバレー事件自体が本編ではあまり触れられずに後から映画収録されたりというパターンも考えられた。
エルバフ過去編がいざ始まれば好調も好調。おでん過去編に迫る勢いで展開されている。
賛否もあるが一話ごとの進展は少なく、ペース的にはゆっくりだ。ファンにとっては大事件をこれだけじっくり描いて貰えるなら嬉しい限り。
1161話も事件の大局とまでは行かなかったが、ロックスにとってのバッドエンドは近づいている。次回も休載無し。



