3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ『ローニャ』エルバフで人質になった子供

一躍重要人物へ『ローニャ』

エルバフはセイウチの学校に通う子供達の中にどこか見覚えのある顔があった。

神の騎士団によって攫われそうになっている10人の中の1人。長めの髪を編んだポニーテールと生え変わり中の歯が特徴的。

ローニャ

同作者の同作品とは言え既視感満載。

『ブルーファン』
アマゾンリリー、九蛇海賊団の一員
小柄ながらも九蛇の一員らしく気が強い

ブルーファン ローニャ

『チムニー』
ウォーターセブン編で登場。シフト駅。
ココロの孫娘。
髪の結い方と特徴的な目が非常にローニャと似ている。

チムニー ローニャ

運悪くこのローニャが人質の中から選出され最初の犠牲者となった。軍子によってコントロールされ断崖まで歩かされたローニャ。
あと一押しで冥界へと真っ逆さまの状況。
セイウチの学校から攫われた時は眠らされており、気付いた時には自分の意思に反して行進していた。
更にはソマーズ聖によってエルバフに突きつけられたまあまりにも酷い条件を把握する。

ローニャ

何だろ!!変だね!!
でも平気だよ!!
イルヴァ心配ない!!
大丈夫きっと大丈夫
何でもないよ

 

イルヴァをはじめ、他の子供達も心配する中で迷惑わかけない様にと必死で恐怖を押し殺すローニャ。泣き叫ぶ事もなく出来る限り冷静に振る舞っていた。
とはいえ身体は震え、目の前には落ちれば地獄の状況‥
そんな中でカウントダウン30秒が開始された

ローニャの命と引き合いになったのはエルバフの重要施設。セイウチの学校、フクロウの図書館だ。戦士の国から生まれ変わろうとするエルバフにとって教育の要となる機関。それだけに大人達はすぐには判断出来ずにいた。価値ある文化を自ら破棄するにはあまりにも勇気がいる。

カウントダウンが迫る中で何より学校と図書館の重要性を理解しているローニャは自分が落ちても構わないとまで語った。大好きな場所が無くなるならば自分が落ちた方がいい‥

この状況で少女が出す答えではない。牙は抜かれていてもやはりエルバフの誇りや強さは子供達にも根付いている様だ。戸惑っている大人達が情けなく思えるほど立派なローニャ

ローニャ

ヤルル様
私は学校が大好き
友達がいるもの
図書館も大好き
世界中の事をご本は教えてくれるから
学校では先生達にこうやって習いました

人に迷惑をかけてはいけません
人の嫌がる事をしてはいけません

私がここから落ちない為に
学校や図書館が無くなっちゃうのはみんなは嫌だと思うから
私は落ちた方がいいと思う
ヤルル様
私は大丈夫です
私は運がいいからきっと大丈夫

これを受けて残り1秒でヤルルは学校と図書館を燃やす事を決意。判断は遅れてしまったがローニャの最後の言葉があったからこそ。
そしてギリギリでギャバンが駆けつけてソマーズを止めた。

パッと出たキャラではあるが1148話ではサブタイトルにその名前が抜擢されエピソード内でのセリフもソマーズの演説並に長かった。
コロン(ギャバンとリプリーの子)やイルヴァ(ヤルルの玄孫)にばかり目がいく中で大活躍と言えよう。

ちなみにローニャの父親も登場している。エルバフ ローニャ 父

そして一命を取り留めたローニャだがあまり喜ぶ様子は無く、自分のせいで燃えてしまったと責任を感じている

ローニャ

ごめんなさい
わたし生きててごめんなさい
わたしのせいでみんな燃えて
ごめんなさい

このローニャの態度に大人の巨人族達は奮起した

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