3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1157話ネタバレ ロックス運命の日『ゴッドバレー』にハラルドも居合わていた

目次

ワンピース1157話 トリトマがルフィに似過ぎている件

SBSで設定が公開されたアマゾンリリーの先代皇帝(ハンコックの前)『トリトマ』
本編内でも遂に登場した。エルバフ編の中で描かれた過去編。ハラルドを巡るストーリーはロックスにも飛び火して同じ時代(44年前)付近のロジャー海賊団とガープ中将も登場した。

意外な切り口ではあるがこの時代にぶつかっていたのが九蛇海賊団とロジャー海賊団だ。最強を誇ったロックス達と比べると1ランク下がるかもしれないが両チームとも世界から注目される存在。
特に九蛇海賊団は熱狂的なファンが多く、アイドルの様な存在であった。

船長グロリオーサ
副船長シャクヤク

2人に対して人気が集中していたが次代を担う若かりしトリトマも登場した。トリトマも後の皇帝となるわけだが、まだこの頃は見習いや補佐といった役回りだ。
2人に届いたファンレターを運んでいる。

初々しい可愛さは2人にも劣らずといったところ。そしてその笑顔が何処かルフィを思わせる。あくまでも雰囲気だけのこじ付け。これだけで血縁関係を予想するのもどうかとは思うが、そう見えてくるから不思議。

ルフィ トリトマ

目元なんかは確かに似ている。可能性としては全く無しという訳では無さそう。

ルフィの母親については極端に情報が少ない。
20年近く前に北米向けのジャンプで掲載された読者の質問コーナーで尾田先生より触れられた事があった。2008年の事だがこれが最も古いだろうか。

ルフィの母について

生きていると思う。これについては今でも悩んでるけど(笑) ただ、ストーリーに登場するなら、すごい屈強な女性じゃないかな。そして厳格。美しい母親になるはずはないし。それで、典型的な中年女性がするようなパーマをしている。

尾田先生としても登場させるかどうか迷っている様だ。しかしながら理想像は固まっているみたい。これを当て嵌めるとなるとなかなか候補を絞るのは難しい。
予想に挙がるのはダダン、ステューシー、マキノあたりだろうか?

今回話題に挙げたトリトマも時系列的には全く無しというわけでは無さそう。しかしながらトリトマは悲運の病死を遂げている。おそらくはアマゾンリリー特有の恋焦がれ死にかと思われる。
恋が叶わずに死んでしまったのか?叶ったとしてもドラゴンと一緒に居れずに耐えられなかったのか‥

皇帝達が惚れた男
ハンコック →ルフィ
トリトマ →ドラゴン?
シャクヤク →レイリー
グロリオーサ →ロジャー

となれば面白い

ワンピース1157話 大槌船団『ガレイラ』

初めて登場したワード『大槌船団(ガレイラ)』
世界最高齢のヤルルの口より飛び出した。
時系列的には『56年前』。年齢は352歳となる。
おそらくはこの時点でも最高齢だろう。

舞台はエルバフ、ヤルルの家
帰還したハラルド王とヤルルのやり取りだ。

話題は終わったばかりの世界会議(レヴェリー)
ここで事件が起きた。ロックス・D・ジーベックによって海軍の最高戦力である海軍大将の1人が殺害された。

ハラルドは交友関係のある王に頼み込んで兵士としてマリージョアへ潜入。ここで王族、もしくは世界政府に頼み事をしたが跳ね除けられた。

もしロックスの暴挙がなければハラルドが捕まっていたかもしれない。これだけハラルドが世界政府に忌み嫌われるのは過去の巨人族達の敵意に原因があると示唆するヤルル。本来ならばハラルドの誠意が伝わらないはずはない。

ここでヤルルは大槌船団について触れる。王族であるハラルドですら詳細は知らずに神話か何かだと捉えていた。

ポイント

大槌戦団→読みはガレイラ
遠征し出先から故郷エルバフへ手紙を出した
手紙が残っており『我々は全員捕まった』との旨記されていた
屈強な巨人族で組織された船大工集団
ハンマーを持った戦士達
100人をも超えるチーム
古代巨人族も含まれていた

ヤルルはこの犯人が世界政府だと踏んでいる。
いずれにせよ過去には巨人族にとって大きな敵がいた。
そして『そこらの歴史はある日深く海に沈んでしまった』

これは900年前の歴史。いわゆる空白の100年の関与も示唆している。海に沈んだという表現もベガパンクのメッセージと照らし合わせると合点がいく。

本来ならば100人以上からなる屈強な巨人族のチームが壊滅というのはあり得ない。しかも相手は世界政府という‥しかし現代のエルバフを侵略している神の騎士団、イム達を見れば可能に思えてしまう。
体格と力で勝る巨兵が能力でなす術なくコントロールされ封じられてしまう。特に大槌船団の前に立ちはだかったのがイムならば完敗も必至だろう。

元々、大槌船団が世界政府に捕まる前の歴史で巨人族が揉めていたのか。大槌船団が世界政府から忌み嫌われる直接的な原因になったのかは微妙なところ。

世界政府設立以降の歴史では巨人族に対して敵意が向けられた。例えば海軍など組織の一員として巨人族が迎えられる事はあっても結局のところ現代までに『世界政府非加盟』
ワノ国の様に意味あって非加盟を貫いている可能性もあるが、56年前のハラルドは明らかに世界政府に協力を仰いでいた。いくら跳ね除けられてもマリージョアへ直接乗り込む程の執念。ハラルドはこの時『世界政府加盟』を目指していたのではないか。

ガレーラとガレイラ

同じニュアンスでウォーターセブン編で登場したガレーラが思い出される。

世界政府御用達の造船会社『ガレーラカンパニー』だ。 ルッチ、カクなどが潜入していた会社で屈指の造船技術を誇る。

船大工という意味では大槌船団(ガレイラ)とも通ずるものがあるだろうか?ガレーラカンパニーの大工達も戦いも得意としていた。

ノアを直せる一族

『方舟ノア』
魚人島編リュウグウ王国に登場した巨船
デッケンのマトマトの実によってしらほし姫に向けて投げられたノアは魚人島に激突しそうになった。なんとかルフィが救ったもののノアはボロボロになってしまった。

大槌船団 ガレイラ ノア

ぶつかれば島を破壊してしまいそうな程の巨大なサイズの船。人間が乗船するならば相当なキャパがありそうだ。それ故にこのノアを直せる人物は限られてくる。
『直すにはあの一族の力が必要』だと海王類達も話していたがこれが巨人族であると予想されて来た。

造船技術、巨体

この2要素が連想される勢力が新たに判明。大槌船団(ガレイラ)こそ方舟ノアを直す事が出来る一族達なのではないか?

現在ノアはリュウグウ王国(海底)にある。元々は地上で活躍していたが沈んでしまいその大きさ故に誰も引き揚げる事が出来なかったのだろう。
これを運ぶ手段がデッケンの様な特殊な能力の他に海王類が挙げられる。海王類を操る能力(ポセイドン)が備わっている『しらほし姫』がノア起動の為のキーマンにもなっている。

地上まで海王類達が運び、造船技術を持つ巨人族達が直して初めて役目を果たす。

ワンピース1157話 パンクハザードの『氷漬けの巨人族』

新世界の序盤で描かれたパンクハザードの『氷漬けの巨人族』
オブジェと呼ぶにはあまりにも気味の悪い怪物達。今にも動き出しそうな迫力だった。

ナミ、チョッパー、子供達の通る道には凍らせられた巨人達の姿が

エルバフ 氷漬けの巨人

当然ながらこれは死体。ルフィがクザンに全身凍らせられながらも生還したがチョッパーの的確な処置があってこそ。本来ならば凍らせられた時点で詰み。死に至る。

冷凍保存された様に今尚その肉体を残す巨人達。体格や力で勝る巨人達を嘲笑うかの様に凍らせらてしまったのか。当時は様々な考察が飛び交ったがパンクハザード編でこれ以上の言及は無かった。
しかしながらこの不気味な描写が話題となり長らく放置されてきた伏線としてラインナップとなった。
世界政府管轄の島という事もあり政府絡みが期待されていた。

氷漬けと聞けば真っ先に思い浮かぶのは現在黒ひげ海賊団の幹部となったクザン(青キジ)
海軍大将時代には麦わらの一味の前に立ちはだかりヒエヒエの実の能力で苦しめた。
海をも凍らせらてしまうほどのスケール。
サウロ、サンファン・ウルフといった巨体を誇る巨人族も凍らせており、このパンクハザードの巨人達をも凍らせた犯人もクザンである可能性は十分にある。

2年前、頂上戦争後にはサカズキ(赤犬)、クザン(青キジ)が対立しパンクハザードを舞台に決闘にまで発展した。
この時の影響でパンクハザードは今だに異常気象が残るほど。
元海軍大将の立場を考えればこれ以前にパンクハザードに来ていてもおかしくはない。

しかしどうやら犯人はクザンではなさそう。
エルバフ編でこの氷漬けの巨人達について言及がされた。パンクハザードとまでは記されていないが決定的であろう。
『56年前』
エルバフ ヤルルの家にてハラルドとエルバフが話していた中で話題に挙がった。

ヤルル

風の噂じゃあ
『巨人の軍団』が
どこかに氷づけに
されていたと聞いた事もあるが…

会話の前後では世界政府が巨人族へ敵意を剥いている事が示唆されている。流れ的には氷漬けにした犯人も世界政府である可能性が高い。

そして、これは56年よりも前の出来事であると判明。51歳のクザンは自ずと候補から外れる。ヤルルは場所までは断定出来ていない様だ。

そしてこの話題と共に『コールドスリープ』もよく挙げられる。SF作品などにありがちだが肉体を冷凍保存し未来で復活させるという技術。
人体の強制的な冬眠で劣化や成長を止めて現状維持のまま凍結する。これだけの氷ならば溶かすのも困難だがこの巨人達が現代で蘇るという構図もあるだろうか。

ワンピース1157話 ハイルディンの母『イーダ』

時代が違えばハラルド王の王妃としてアウルスト城に受けいられる世界線もあっただろうか?

ハラルド イーダ エストリッダ
前国王のハラルドが惚れ込んだ外海の巨人族。息子ハイルディンは現在、麦わら大船団の傘下としてルフィを支える存在に。

2人の出会いは『新世界 バント王国』
当時国王となって間もないハラルドが遠征で訪れた先で見せ物の様に檻に閉じ込められていたのがイーダだった。

同じ巨人族が人間族に虐げられているのを見ていられなかったのかハラルドは人間族を圧倒的な力でねじ伏せイーダを救った。
当然この流れはお礼を言われる展開‥しかしながらハラルドを襲ったのは強烈なビンタだった。

実はイーダはこの人間族達に助けられておりそのお礼として檻に入り見せ物になっていたという経緯があった。

ワンピース イーダ

既にエピソードで触れられているがエルバフ以外にも巨人族は生息している。イーダは訳あって故郷を飛び出して来た様だ。その道中で難破してしまい助けられた。
ちなみにイーダの故郷は

南の海(サウスブルー)
サムワナイ島

赤い土の大陸を超えてこの海にやって来た。(ここで判明するが血の蛇はやはり赤い土の大陸を指しているらしい)

王子として生まれ好き勝手ワガママに生きて来たハラルドにとっては女性から思いっ切りぶたれるなんて経験は無かっただろう。本来ならばブチ切れてもおかしくない事案だが怒りではなくどう反応して良いかわからない不思議な表情をしている。

この出来事からハラルドは心を開き、少しずつ人間性が変化していく。109年前にはおよそ王には相応しくない言動が見られたが『光輝の王』と呼ばれた風格へ近づく。

デカく生まれただけ

人間族を見下していたハラルドだがイーダの言葉は刺さった。暴挙を働いた人間族達に詫びてその技術や知識を学ぶ事に。もちろんイーダが架け橋となった。
周りも戸惑う程に変化していったハラルドだった。

エルバフに来いよ言うほど野蛮じゃねぇぞ

そしてハラルドはイーダをエルバフへ連れ帰る事を決意。エルバフは野蛮だと誤解していたイーダもこれを承諾。

そして105年前
ハラルドはイーダを連れてエルバフに帰国した。

今までの数え切れぬ罪を償いたい

もともとクズと呼ばれていた王はこれまでの行いを恥じて新しくエルバフを立て直す決意をした。
特に力を入れたのが『外交問題
強国として他国から干渉されず独立国家を貫いて来たが方向転換を目指した。

人と人が結びつかなきゃ
国と国は仲良くなれない

イーダの助言で互いの国に外交官を派遣して異文化交流をする事に。
そして2人に転機が訪れる。
ハイルディン』の誕生だ。
時系列的には81年前。イーダがエルバフへ移住してから24年が経過している。
そんな順風満帆な2人であったがエルバフ特有の障害が阻む‥

誇り高きエルバフは他国の巨人族を完全に下に見ている。我こそが巨人族。他国の巨人族の血など汚らわしいという風潮は現在にも残っている。

王族は純血しか認められぬ

エルバフの権力者達は出産こそ祝えど結婚を許す事は無かった。ハラルドは渋々従い、イーダも文化に対して感情的に楯突くものじゃないと受け入れた。
本来ならば王族はアウルスト城に住むが、その血を引くハイルディン、母イーダは国の東『漁師村』で暮らす事になった。幸いにも村人達は2人を歓迎した。

ハイルディン誕生から18年間の間でロキは権力者の娘であるエストリッダと出会い正式に王妃として迎え入れられる。全くハラルドの気持ちが無かったわけでは無さそうだがほとんど政略結婚の様な形。

そして63年前。呪いの王子ロキが誕生した。
複雑な関係ではあるがイーダはロキをハイルディンの弟と認識して会いたがっていた。

物心が付いてからもロキを可愛がり、産みの親であるエストリッダ死亡後も気にかけていた。ハイルディンは嫌がっていたが一緒に暮らそうとまでロキに愛を注いでいた。

ちなみにイーダは陽界より冥界へと移住する。エルバフを襲った飢饉の際には他の巨人族からの風当たりも強かった為にそれが理由かもしれない。
息子のハイルディンは西の村のエルボーに任せて修行をつけて貰い。自身は酒場を営んだ。
漁師も遭難者も海賊もどんな客でもどんと来いをモットーに『イーダの酒場』をオープン

現代ではマトがこの酒場を切り盛りしている。

ワンピース1157話 ロキの眼

エルバフ編での初登場からロキの両眼は一貫して覆われていた。
拘束されていた事もあったのでその視界を封じる為かとも予想されたが僅かに描かれた幼少期のビジュアルでもロキは眼を覆っていた。

眼が合う事で能力が発動するのか?三つ目族のプリンの様に特殊なビジュアルなのか?様々な予想がされたが生誕直後のロキが描かれてその素顔が明らかになった。

ロキ 赤ちゃん

母のエストリッダがその目を見るなり気味悪がってしまうのも無理はない。鬼の様な妖怪の様な‥これまでのワンピースではあまりなかったビジュアルだ。父ハラルドにも母エストリッダにも無い特徴。
この眼が原因で母に捨てられたロキ‥その後もコンプレックスになってしまったか。

見るだけで母が恐れる様な異様な目つき。
寵愛を受ける事なく1歳になる頃には母エストリッダは死亡。ロキは歳(よわい)数ヶ月にして『愛』を諦めた。

生まれてから父ハラルドに会う事も叶わなかったロキだが母エストリッダが死んだ翌日にハラルドが遠征からエルバフに帰還。
愛おしそうにロキを抱え上げるも無反応だった。母が死んだ事以上にこれまで受けた行動が心を蝕んでいる様。

エストリッダ在命中に配下達にロキの目を潰す様に命令しているが最悪は免れた様だ。

ロキ ハラルド

そしてハラルドがロキの目を見る前にその目は包帯で覆われた。部下達からは『生まれつき目を患っている』と説明されその後は包帯姿がロキのスタンダードとなる。
この時にロキの痣(あざ)の多さに気付いたハラルドだがエストリッダを疑う事は無かった。

目に纏わるエピソードだけでもロキが道を外してしまった生い立ちに同情出来る。

ロキ 目

ちなみにロキは眼を隠しながらでもまるで見えているかの様。見聞色も突出しているのだろうか?

ロキ 素顔

これがコンプレックスになっていればイッショウの様に目を自ら閉じる判断をしてもおかしくはない。
この目隠しを解くにはロキ自身の心境の変化もちろんだが周りの対応も変わる必要がある。
今回の世界政府の侵略やルフィとの出会いがそのきっかけに繋がるだろうか。忌々しい目を気にせずに素顔で振る舞うロキも見てみたい。

ワンピース1157話 ロックス海賊団確定!!『海賊 シュトロイゼン』リンリンの相棒

ホールケーキアイランド編で登場したシュトロイゼン
エルバフ編で描かれた過去編にて改めてロックス海賊団の一員として紹介された。

ロックス海賊団
シュトロイゼン(海賊)
リンリンの相棒

シュトロイゼン ロックス

エッグヘッド編のバーソロミュー・くまの過去編ではゴッドバレー事件の一端が描かれた。その中にロックス海賊団のメンバーにシュトロイゼンらしきキャラがいたが順当に回収された。現在と比べると精悍な顔立ち。海賊崩れの料理人という経歴を持っている。ロックス海賊団に役職が決められているかはわからないがこの頃から料理を担当していたのかもしれない。

2人の年齢 現在 44年前
シュトロイゼン 92歳 48歳
リンリン 68歳 24歳

シュトロイゼンは現在92歳。巨人族など長寿命種族を除けばかなりの高齢だ。

シュトロイゼン

現在はビッグマム海賊団の一員で総料理長として活躍している。リンリンの実の息子達で形成される海賊団ではあるがシュトロイゼンは例外であり血が繋がっていない。

しかしながらリンリンとは最も長い付き合いである。幼少期でも怪物クラスの力を持っていたリンリン。普通ならば恐れてしまうがシュトロイゼンはリンリンを導いた。夢の国を作る手助けをして最終的には四皇にまで押し上げてみせた。

ハッキリと言及されてはいないが大勢いる夫達の中でシュトロイゼンが最初の夫だったのではないかという予想もあった。長男ペロスペローのキャラがどこかシュトロイゼンを思わせるのも一因だっただろう。『ククククの実』というリンリンの夫としてはかなり有能な能力。仮に夫婦関係が無かったとしてもリンリンにとってシュトロイゼンはなくてはならない存在だっただろう。

63年前〜44年前の間は海賊として名を上げた2人。ハチノス島の儲け話に乗せられてロックスへ加入した。この時もリンリンの相棒という肩書きだ。あくまでリンリンの引き立て役のイメージ。しかしながら他のメンバーに呑まれない程度の実力はあっただろう。

現代のホールケーキアイランド編でも老快な剣術を披露した。

ワンピース1157話 黒ひげティーチの父『ロックス・D・ジーベック』

伝説の海賊として位置付けられながらもこれまで本編ではあまり情報が判明していなかったキャラ。
特にそのビジュアルについては話題を呼び、シルエットから様々な想像を掻き立てられた。最近エルバフ編でようやく『目』のパーツが描かれたところだ。

そんな中、エルバフの過去回想編で遂に全体像が明らかに。血縁についても追記された。

ロックスの名前が初めて出て来たのは世界会議編。今から7年前の2018年の事だ。
907話『虚の玉座』にてビッグマム、カイドウの名前が並んだ後に『ロックス』というワードが打たれた。
40年も前の時代、ロジャーの前の覇権はロックスにあった。

ここからワノ国途中の世界情勢にて追記。
957話『ultimate』にて後の四皇3人を率いたロックスという男について目付役のセンゴクが語り出した。
後にその名を轟かせるそうそうたるメンバー、本名にDの名がつく事、黒塗りのシルエットについても判明した。

その後はエッグヘッド編で描かれたくまの過去編にてゴッドバレー事件の一端に触れられその中にロックスらしき人物のセリフがあった。

ロックス関連回 本編
907話 世界会議編
957話 ワノ国編
1096話 エッグヘッド編
1145話 エルバフ編

少しずつその核心に迫ってきたがエルバフ編で一気に加速した。
前触れなくパッと出の為に後付けなんて意見も出たがティーチのルーツとして初めから用意されていたのではと感じる。

ロックスとティーチ

鋭い眼光はティーチに良く似ている。どちらかと言えばむさ苦しいイメージのあるティーチと比べてスタイリッシュでカッコよく描かれているロックス。
2トーンで逆立った髪の毛はキッドなんかにも似ている。

ロックス ティーチ

ティーチの父

ビジュアルに加えて肩書きも紹介された

ROCKS D XEBEC
後のロックス海賊団船長
四皇黒ひげティーチの父

まずは名前のスペル。XEBEC(ジーベック)という表記はこれが初出。

そしてエルバフ到来時点(48年前)でまだ海賊団は結成していない。

最も気になるのはその血筋。
息子が現在の四皇マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)であると確定した。

・黒ひげ海賊団の本船が『サーベルオブジーベック号』
・黒ひげ海賊団の本拠地が海賊島ハチノス

とわかりやすい伏線があったので大方の予想通りといったところ。ストレートに回収された。

ロックスの経歴
56年前 世界会議でハラルドと出会う、海軍大将を殺害
48年前 エルバフへ到来、ロキと出会う
40年前 ティーチが生まれる
38年前 ゴッドバレー事件

ティーチの現在の年齢は40歳
2歳の時にゴッドバレー事件でロックスが命を落としたと推測される。海賊団の船長として活動しながら子育てするのは現実的では無く、ほとんど同じ時間は過ごしていないのではないか。

ティーチ側から経歴を辿ると本編では白ひげ海賊団加入の様子が描かれている。時系列的には28年前。ティーチが12歳の時だ。(おでんが白ひげ海賊団に加入して2年ぐらい経過した時で隊長制度が出来たのもこの頃)

ティーチ 白ひげ海賊団加入

身なし子(孤児)で行く宛の無いティーチは白ひげ海賊団に頼み込み、乗船を許可された。
ここからサッチを殺害して海賊団を抜けるまで(2年前)20年以上在籍していた古株であった。

何の因果か。ロジャーの息子エースとロックスの息子ティーチを預かっていたニューゲート(白ひげ)
2人は同じ隊に所属して世界を巻き込むほどの大戦の引き金となった。

ニューゲートとロジャーは分かりやすくライバル関係にあった。
一方でロックスとも深い関係にある。海賊団結成から壊滅までを戦った仲。絶大な信頼があったかと言えば微妙なところだが『ティーチという息子』がいた事も知っていたかもしれない。

偶然拾ったかに描かれてはいるがもしかするとずっと前からティーチの事を気にかけていたかもしれない。

そして拾われたティーチは最終的に恩を仇で返す。
白ひげ海賊団の禁忌である『仲間殺し』を犯し逃亡。長年狙っていた悪魔の実(ヤミヤミの実)を奪うという利己的な動機であった。マリンフォードの頂上戦争においては既に深手を負っていたニューゲートにトドメを刺してみせた。更にはグラグラの実をも奪取。

血筋が判明した今となってはニューゲートが哀れに思えるほどの悲しい展開だ。ロックスという悪の血を引くティーチならばこの流れは当然だろうか。

最終章での黒ひげ海賊団
女ヶ島アマゾンリリーでハンコックのメロメロの実を狙うもレイリーの仲裁もあり実らず。コビーを本拠地のハチノスへ誘拐する
コビーの身柄はハチノスを世界政府加盟国へ認めさせる為の司法取引へ利用する目的があった
ウィナー島にて新世代達を待ち受けトラファルガー・ロー率いるハート海賊団を討つ
ビッグマム(リンリン)の不在中にホールケーキアイランドを襲撃しプリンを誘拐する
ティーチの留守中に本拠地ハチノスにガープ達が押し寄せる。コビーを奪われるもクザンの活躍でガープを拉致

今のところティーチとロックスの血筋に気付いている者が誰なのかは描かれていない。まるで父ロックスの意思を継ぐかの様なムーブを見せるティーチではあるが実際のところはどこまで知っているのか?流石に船に命名しているので全く知らないという事は無さそうだが‥いずれにせよこれまで以上に注目株となりそうだ。

黒ひげ ティーチ 妹

今回は父であるロックスが判明したが2019年に発売されたワンピースマガジンvol.8のNOTE collectionにおいて尾田先生の設定画が一部公開された。
特に話題となった黒ひげティーチの母と妹の存在。
あくまで構想、設定なのでどこまで原作に反映されるか微妙なところではあるが面白い。

ロックスとの生き別れについてはなんとなく想像出来るが、母や妹からもティーチが離れてしまったのにはエピソードがありそう。特に妹については映画版など原作外で登場しても面白そうだ。

大物達の親子関係
息子
ドラゴン ルフィ
ガーリング聖 シャンクス
ロックス ティーチ
バギー

エルバフ編ではシャンクスとティーチ2人の血筋が判明した。両者共に長らく引っ張られ来たが構図的にかなり面白くなって来た。
四皇の中では唯一親が判明していないバギーもロックスの息子ではないかと予想もされて来た。今後バギーの父親として面白いネームが現れるのかは微妙なところ。

高額懸賞金と海軍大将の殺害

倒したのならまだしも海軍の誇る最高戦力の1人を殺害したロックス。
ワンピース作品全体を振り返っても大将が殺された事件は初だ。

しかも舞台は世界会議(レヴェリー)
時系列的には56年前になる。つい最近の世界会議でも革命軍の軍隊長と大将達が激突したがロックスは単身で聖地マリージョアへ乗り込んだ。

それだけではなくイムのいる『花の部屋』まで到達。また戻ってくると牽制した。

イム ロックス

この事件がロックスの悪名を轟かせ政府に追われる身となった。目下、高額懸賞金と記されているが具体的には判らない。

参考までに現代ではクロスギルドによって海軍にも懸賞金がかけられている。海軍大将は30億が指標となっているのでそれを考えれば四皇クラス。40億前後がラインとなってくるのではないか?

評判

あまり評判は良くない。ルフィやロジャーの人間力とは違い圧倒的な強さとカリスマ性で惹きつけていた様だ。あくまで利益ありきの集団を率いたが個のチームとして売っていた。

他にもガープはロックスをよく知っている様だがゴッドバレーとロックスについては多くを語りたがらない。

リンリン

ロクでもねェ男だ信用するな

センゴク

船長ロックスの野望は『世界の王』まるでテロ組織の様に世界政府に牙を剥き
世界の禁忌に触れすぎた為に「ロックス海賊団」に関する情報は今に残らず
ーただ我々世代の一部の海兵の記憶の中に眠っているだけだ・・・!!

今ではロックスの名前を知る者も少ない。世界政府や海軍中心にその存在が広がらない様に封鎖していたのではないか。

ロックスと関わった者達

すでにこの世にいない者もいるがいずれも猛者達。これだけでもロックスの凄さが伺える。ロックスが時代を席巻していた。

ロックス海賊団メンバー
ロックス・D・ジーベック
エドワード・ニューゲート
シキ
シャーロット・リンリン
カイドウ(見習い)
ミス・バッキンガム・ステューシー
グロリオーサ
キャプテン・ジョン
王直
銀斧
ガンズイ
首領マーロン
シュトロイゼン
バーベル
ギルバスター
海軍、世界政府
ガープ
センゴク
ガーリング聖
海賊
ロジャー海賊団
エルバフ
ハラルド
ロキ

新たにハラルド、ロキといったエルバフの王族達の関与も明らかに。

次のページへ >

-3.ワンピース『ONE PIECE』