3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピース1156話ネタバレ ロックスが語る2つの『伝説の悪魔の実』と大槌戦団ガレイラ

最強ロックス海賊団『ゴッドバレー事件』で終焉 エルバフに迫る世界政府の魔の手。物語は44年前から現代に近づく。遂に王家を襲った悲劇へ。
ロジャー海賊団、九蛇海賊団、ガープ‥ロックスに関わる大物達が登場。リンリンやカイドウも遂に参戦。今回も伝説級キャラが交わる。ロックスの野望を果たす為にはやはりエルバフが必要となる。

現代のエルバフ 状況整理

1152話よりハラルド、ロキに関わる過去回想編がスタート
ここにロックス・D・ジーベックが加わった。
14年前のハラルド王殺害より更に109年前まで遡り過去編が描かれた。

エルバフ過去編主要キャラ
ハラルド ハラルド
エストリッダ エストリッダ
イーダ ワンピース イーダ
ロキ ロキ
ハイルディン ハイルディン
ロックス ロックス ティーチ

一方で現代では世界政府の侵略によって陽界が大惨事に。特にイムの降臨より一気に選局は傾いた。エルバフウォーランド王国は陥落寸前。

陽界にいるメンバー(敵サイド
イム(軍子)
キリンガム キリンガム 素顔
ソマーズ イバイバの実
ドリー
ブロギー
陽界にいる麦わらの一味
軍子 ブルック
ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエ、ロビン ※フランキー
フランキー以外は同じ場所で捕らえられている。ロビンは棘にも躊躇わずに逃げ出そうとしたがまだ進展は無い。

ルフィ達主戦メンバーは冥界に集まっておりここから反撃フェーズへと突入する。ここからは神の騎士団達を相手にする為に覇王色持ちである事が前提条件となる。

冥界にいるメンバー
ギャバン ギャバン ソマーズ
ロキ ワンピース ロキ
新巨兵海賊団
ハイルディン ハイルディン
スタンセン
ゲルズ ゲルズ
ロード
ゴールドバーグ ワンピース ナッシュ
麦わらの一味
ルフィ ギャバン ルフィ
ゾロ
サンジ
チョッパー

ここまでの流れ

過去編の中でも時系列が前後しているがキーポイントとなった56年前の世界会議に伴う事件は終了。
48年前にエルバフを訪れたロックスはハラルドを勧誘したがそれ以上の事は描かれなかった。ロキはロックスに憧れを抱き、共に海に出ようとしたがねじ伏せられた。ここの詳細が飛ばされてしまったが補足があるだろうか。

56年前
ロックスとハラルドが世界会議の舞台に潜入。2人の初遭遇となる。
48年前
ロックスがハラルドに会いにエルバフへやってくる。ハラルドを勧誘するも叶わず。
44年前
海賊旗を掲げてロックス海賊団として作戦決行

仲間集めや資金調達を経てロックスの一味は44年前より海賊旗を掲げて海賊団となる。これより6年間はロックスの時代。世界を恐怖へと陥れ聖地を狙うがゴッドバレーの地にて敗戦。いよいよ読者からの興味も深い38年前の時系列に触れる事となるか?

もはやロックスが主人公、海賊王に見える様なエルバフの過去回想編ではあるがハラルドとロキサイドからも時系列を追っていかなければならない。

◉◉ワンピース1156話速報『アイドル』◉◉

今号はPokemonとコラボ表紙
尾田先生描き下ろしのルフィとピカチュウが登場。属性的にはルフィはピカチュウの天敵?

巻頭カラーではルフィ達麦わらの一味の他にロジャー海賊団も参戦。亡きロジャー他、ルフィをアシストしたレイリーとギャバンも。本編では麦わらの一味よりスポットが外れているが新旧海賊王船員が共演。

速報
九蛇海賊団登場。グロリオーサ船長とNo.2格のシャクヤク
九蛇海賊団とロジャー海賊団の激突。ロジャー、レイリー、シャクヤクの三角関係
ロジャーとガープの激突
ロックスがエルバフにこだわる理由。伝説の悪魔の実と大槌戦団の存在がキー

タイトルはアマゾンリリーの戦士達で結成された九蛇海賊団を指している。海軍ですら手を焼きロジャー達をも虜にする美貌。世にも珍しい女人国からやってきた戦士。

そして未遂に終わったが世界獲りを目論んだロックスが聖地マリージョア陥落に向けた作戦を語る。現代の最終章に絡む猛者達もこれを辿る必要があるのか。待望のゴッドバレー事件にはまだ到達せず、準備フェーズとなった。ハラルドとヤルルの会話から飛び出した『大槌戦団(ガレイラ)』ロックスも神話に近い巨人族の集団について何か掴んでいた様だ。

今回は○○年前という時系列は無かった。
44年前〜38年前の6年間の出来事となる。

九蛇海賊団とロジャー海賊団

美しき選手達『九蛇海賊団』
ルフィやレイリー、くまも訪れた女人国『女ヶ島アマゾンリリー』出身の戦士で構成される。手配書自体が高値で取引されるという人気様。盗撮、追跡は日常茶飯事。さながら海賊時代のアイドルグループ。海賊に襲われたというのに喜ぶ男達を見ると九蛇海賊団の魅力が伺える。

歴代アマゾンリリー皇帝
現代 ハンコック
先代 トリトマ
先々代 シャクヤク
先々々代 グロリオーサ

皇帝と呼ばれるトップ格が四代に渡って登場しているのも特徴である。トリトマについてはSBSの情報で判明。
過去編で大きく関わってくるのはグロリオーサ(ニョン婆)とシャクヤク(シャッキー)だ。どちらもまだ存命でルフィとも面識がある。加えてまだ少女のトリトマも原作初登場となった。

悪のカリスマの様な存在であったロックス海賊団、世界中から恐れられたかつての巨兵海賊団とは別路線。
アイドルの様な存在にあったのが九蛇海賊団だ。
この時皇帝であり海賊団の船長はグロリオーサ。次点がシャクヤクであった。
特に現代のハンコック並の美貌で人気を独占していたのはシャクヤクだった。時の花形とされ船長以上に注目されていた。ニョン婆のイメージがあるとしっくりこないがこの時のグロリオーサはなかなかに美しい。振る舞いや態度も読者に根付いたハンコックのイメージそのまま。それを凌駕してしまうほどのシャクヤクの美貌だった。美しさにおいてはシャクヤク>グロリオーサとされているがニョン婆のビジュアルの先入観を捨てて今話だけを比べてみるとどちらとも言えない。

グロリオーサに届く大量のファンレターとラブレター。その100倍もの数がシャクヤク宛に届けられた。

そんな九蛇海賊団と交戦したのは後の海賊王が率いるロジャー海賊団。ロックスと比べると覇権からはまだ遠いが既に強固なチームを形成している。

しかしながらロジャー海賊団ですらも九蛇の美しさに翻弄され実力を出しきれない。

副船長シャクヤクの身柄を奪おうとするロジャー。ある意味ロジャーらしい強引なアプローチ。
この様子だとこれが初めてではなく何度もトライしている様だ。堂々の誘拐宣言にも逃げも隠れもせずに船内から飛び出すシャクヤク。オーロジャクソン号へと単騎で飛び乗りギャバンとロジャーを圧倒してみせた。

シャクヤクの美貌にギャバンもロジャーも力が抜けている様子。他のクルーも目がハートで完全に戦意喪失。
そんな中で唯一正気だったのがレイリーであった。

確かにシャクヤクは強いだろうがロジャーがここまでやられるのは意外。そして嬉しそう‥

面白いのは交戦の中で垣間見れた小さな恋心。あまり想像できないがロジャーが女を追いかけている。こういった役はギャバンの方がしっくり来そうなものだが面白い。

グロリオーサ→ロジャー
ロジャー→シャクヤク
シャクヤク→レイリー

グロリオーサ(ニョン婆)の恋煩いはロジャーが原因だったのか?‥気になる人が絶妙にすれ違っている。ロジャーには完全に疎まれている。

『誰のものにもならない』と強固なシャクヤクだが唯一なびかないレイリーには興味がある様だ。

そしてロジャー海賊団と九蛇海賊団の間にカットインして来たのは今後幾度となくロジャーと激戦を繰り広げる事になるガープ中将の船であった。

財宝他積荷を九蛇の船へと移動する様に指示するシャクヤク。ロジャー海賊団の男どもは喜んでこれに従っていた。ここで海賊王のチームが壊滅するルートもあり得た。どの時代も九蛇の女は恐ろしい。ある意味ガープが助けた形?

グロリオーサ(ニョン婆)‥現在はアマゾンリリーの長老。皇帝時代には恋煩いで島を飛び出したらしい。ゴッドバレー事件時にはロックス海賊団に所属していた。

シャクヤク(シャッキー)‥新世界編突入前のターニングポイントであるシャボンディ諸島にて登場。現在ぼったくりバーの店主を営む。40年程前に海賊から足を洗ったが現役時代はガープと何度もやり合っていた。元ロジャー海賊団の副船長レイリーとは特別な関係性?

ワンピース トリトマ

シャクヤクの次に皇帝となったトリトマだが病死(恋煩い)したとなっている。

ロジャーとガープ中将

ロジャーやロックスとくれば切れぬはガープの存在だ。
ゴッドバレー事件時点でも執着に近いほどロジャーをマークしていたがガープだが幾度となくやり合っていたのは本当の様だ。
作品で初披露されたロジャーの剣とガープの拳(ゲンコツ)の交錯
前回のハラルドとロックスにも負けず劣らず。ロジャーの名前付きの必殺技は神避(かむさり)に続いてこれが二つ目。今回も剣術となった。

荒御魂‥神道の概念。荒々しく勇猛な魂の様子を指す

荒御魂(あらみたま)vs拳骨隕石(ゲンコツメテオ)

ちなみにガープもビブルカードで覇王色が確定している。作品における素手最強と言っても過言ではないガープ。攫われたコビー救出の為に海賊島ハチノスへ乗り込み強烈なギャラクシーインパクトを披露。老兵ではありながら実力は健在。しかしあくまでも衰えている設定だ。ロジャーと渡り合った全盛期の姿がこのシーンに集約されているかもしれない。

ポイント

ロジャー、ガープ、ロックス‥大海賊時代に伝説と語られる者達の若き血の激突がここにあった

ちなみにオーロ・ジャクソン号には例の巨大卵がこの時期から存在していた。

ロキとロックス

過去編では大物の影に隠れているが現代エルバフの最重要人物ロキ。
ロックスに叩きのめされながらもその野望に惹かれて一味入りを懇願するロキ。
子供であるロキ相手にも容赦ないロックスは強引にこれを却下した。
それでも消えぬ憧れ。
おれはロックスみたいに自由になるんだ

ハラルドを勧誘しに幾度とエルバフを訪れたロックス。その度に仲間入りを嘆願するロキだが決して叶う事はなかった。

現代ではシャンクスがロキに何か役割を見出している様に世界政府討伐には不可欠みたいだ。

今回はロキの他にもイーダとハイルディン、マトの様子も描かれた。勝手に海に出て遭難しかけたところを助けられたロキ。そんなロキにを気遣って一緒に暮らさないかと誘うイーダに憎まれ口を叩くロキだった。
現代のエルバフ海岸の酒場を営むマトもまだ少女。これを見るとやはりイーダもこの先悲運の死を遂げるのだろうか。

極道"凶"

海賊島ハチノスに怪しげな男。ロックス海賊団への入団希望者。
大きな斧を背中に背負うのはシキのライバルで後に銀斧と呼ばれる男であった。

海軍時代のゼファーを思わせるビジュアルだ。王直と同じで予想されたスリラーバークのゾンビ達とは少しかけ離れている。

最強集団

海賊島ハチノスではリンリン(ビッグマム)、カイドウ、銀斧、キャプテン・ジョン、シュトロイゼン達がロックス海賊団へ加入。
エルバフ初上陸時点の6人に加えて既に判明しているクルー達。今回も新登場キャラが描かれた。(くまの過去編でも登場しており。ニューゲートの隣にいた。)

魚人族のバーベル(ナマズの魚人)

世界獲りに向けて申し分ない最強チームが出来上がりつつある。既に弱点が露呈しているがやはりまとまりの無さは目立つ。

ロックスの野望 伝説の悪魔の実

聖地マリージョア陥落の為にエルバフの重要性を語るロックス。
キーワードは伝説の悪魔の実とガレイラこと大槌戦団の巨人族達。伝説の悪魔の実はエルバフ王家に伝わる物の他にもう一つある様だ。

そしてラストシーンでは見開きでロックス海賊団勢揃い。作品で様々なチームが登場したが抜群にかっこいい。

合併号夏のお盆連休絡みで次回は少し間が空く。物語は遂にゴッドバレーへ

ロックスの語る二大要素はエルバフ編に突入してから登場したばかり。伝説の悪魔の実ですら言及されてからまだ1年も経っていない。

ポイント

エルバフ ウォーランドの王家に伝わる伝説の悪魔の実
ハラルドを殺害してロキが食べたとされる
誰かが持ち出した描写もあった

ロックスはこの悪魔の実をハラルドに食べさせたかった。まだロックスの能力が判明していないが自分で食べるではなくハラルドが口にしてこその能力なのだろうか。ただでさえ古代巨人族のアドバンテージがあるハラルドだが能力を口に出来ていたら未来も変わっていたかもしれない。

ポイント

大槌戦団→読みはガレイラ
遠征し出先から故郷エルバフへ手紙を出した
手紙が残っており『我々は全員捕まった』との旨記されていた
屈強な巨人族で組織された船大工集団
ハンマーを持った戦士達
100人をも超えるチーム
古代巨人族も含まれていた

もしかするともう1つの『伝説の悪魔の実』はゴッドバレーにあったのかもしれない。6つの宝箱の中にはウオウオの実(青龍)、ニキュニキュの実といった希少価値の高い悪魔の実が集められていた。

また、伝説の悪魔の実に関してはルフィが食べたヒトヒトの実 モデルニカ(ゴムゴムの実)という説も付き纏う。
14年前。ハラルドが殺害されエルバフ王家から実が奪われる。
12年前。シャンクスが護送船を襲いゴムゴムの実を強奪。その後ルフィがニカの実を食べる。

一応時系列的には自然である。

伝説の悪魔の実候補
ヒトヒトの実モデル ニカ
ヤミヤミの実
新しい幻獣種

ドクロ岩誕生

海賊島ハチノスのシンボルマーク的存在『ドクロ岩』
自然の造形では無くある意味ロックスの作品だった。
もともとは魚みたいな形をした大きな岩

島全体を眺められる見晴らしを求めてロックスが穴を2つ空けた。これがドクロの目となり現在に至る。

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