ワンピース1152話 ロキの武勇伝と評判
初登場から話題を集めているエルバフのロキ王子。同族から嫌われるのも納得のエピソードの数々
呪いの王子、エルバフの恥、エルバフの害悪
ロードも相当な嫌われ具合ではあるがロキは別格。皆が一様に口を揃えてロキをけなしている
評判①
あいつは呪いの王子なんだ
ハラルド王は『息子によって殺される』とロキが生まれる前から予言されていたのさ
生まれて間もなく王家に仕える幸運の馬を殺した
リンリンが伝説の大戦士ヨルル様を殺したのもあの年だった
国には天災が続き王妃はロキを産んで一年でお亡くなりに
冥界を遊び場とし天性の腕力で凶暴な動物達を殺し、従え、村に解き放った
それが僅か10歳の時
放火に破壊
ロキのイタズラの数々は我々の命を脅かした
王子の権力、意地の悪い性格
ハラルド様不在時は地獄だった
そしてとうとう
エルバフの歴史上最も偉大な王ハラルド様をロキは殺した、あの城で(アウルスト城)
恐れられる戦士の国エルバフと世界の国々を繋ごうとした心優しい光輝の王だった
評判②
悪の限りを尽くすそいつは数年前から磔の刑にされてたんだが‥
あわや逃げ出しそうになり戦士達が総出で取り抑えてたんだ
頭のネジはぶっ飛んでる
エルバフの王家に伝わる伝説の悪魔の実が欲しくて王である父ハラルドを殺しその実を食いやがった
次に呪いの王子ロキを解き放てば世界はブッ壊れる
あいつはエルバフの恥だ
評判③
ロキ?あんな犯罪者にあってどうする?
エルバフの全国民が愛したハラルド王を殺した男
エルバフの害悪
そんな中で囚われのロキと連絡を取り合う『モサ公』だけがロキの真意に気づいているのか、違った見解。ここだけを切り取るならばロキは望んで汚名を被り実際はエルバフを守ろうとしているなんてパターンも考えられる。
モサ公の語るロキ
ありがとうございます
そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました
以下、ロキについての情報。ワノ国の光月おでんも沢山の武勇伝を築いたがロキも負けてはいない。破天荒という意味ではおでんに軍配だが武で語るならば当然ロキだろう。
ロキについて |
63歳(冬至祭が描かれた年に生まれている) |
世界政府特別懸賞金26億ベリー |
エルバフ島ウォーランド王国の正統な王子 |
父ハラルド王を殺害 |
王家に伝わる『伝説の悪魔の実』を奪取 |
冥界の階層にて宝樹アダムに磔にされている |
一度は拘束から逃げ出し、その際は巨人族総出で取り押さえた |
自称、世界を終わらせる太陽の神 |
自称、エルバフ1の力自慢 |
ローラとの縁談が浮上していたが破談となった |
海で暴れていたが6年前に赤髪のシャンクスに捕えられた |
シャンクスの居場所を知っている(真偽不明) |
生まれて間もなく王家に仕える幸運の馬を殺した |
僅か10歳で冥界の凶暴な動物達を殺し、従え、村に解き放った |
放火に破壊。土を超えたイタズラでエルバフを脅かした |
王子としての権力を持ち、意地の悪い性格もあり地獄と称された |
他の王国ならばまだしも、屈指の強国ウォーランドでこの存在感を示しているから凄い。
ワンピース1152話 ロキ王子の冤罪
エルバフの正統な王子ロキ。本来であれば前国王からその座を継承される存在。
しかしながら国内で継承は認められず、同族達から大罪を犯した反逆者として磔にされている。『エルバフの恥』と称される極悪人の初登場時のインパクトは凄まじかった。
ロキが悪とされルフィ達の前に立ちはだかる順当なルートも描いたがどうもエルバフの情勢は難しそうだ。
前国王ハラルドが目指したのは『戦いより他国との貿易を』
おおよそこれまでのエルバフとは真逆の思想だ。
このまま戦いに明け暮れていては未来は無いと先見し大幅に舵を切ったのかもしれない。
先のワノ国では『鎖国』として外交を中止して世界政府にも加盟していなかった。世界を滅ぼしかねない古代兵器プルトンの存在が明らかになりその理由も納得だ。外敵となるべく存在を寄せ付けずに来る時までプルトンを守ろうとした結果。亡きおでんはワノ国を開国せよとの言葉を残した。
エルバフにおいても屈指の強国。圧倒的に強いが故に外交に頼るという事はしなかったのかもしれない。掠奪さ戦う事で発展して来た国家。ハラルド王の思想も古代兵器の様に何か守り続けてきたというパターンもあるがワノ国との違いは武を取り上げている点。
戦いにこそ特化した戦士達だがそのアイデンティティを奪ってしまえば取り柄のない木偶の坊にもなりかねない。新巨兵海賊団のメンバーをみると船医や航海士がいたりと様々な分野に通ずるスペシャリストがいる様だが他の発展国から見れば外交を軽んじてきたエルバフの文化は見劣りする。
大袈裟かもしれないがエルバフがイメージチェンジするには一度『弱体化』する必要があると言ってもいい。人間より恐れられてきた歴史は簡単に覆せるものでもない。完全に戦いを捨てて世間に受け入れられる必要がある。当然ながら世界政府への加盟も絶対条件だ。
さて、話題はロキが犯した反逆に戻る。現在までの情報を整理すると『王家に伝わる伝説の悪魔の実を手に入れる為にロキが父のハラルド王を殺した』とされている。当然イメージとしては悪だが実際のところロキは悪魔の実よりも他の所に目的があったのではないだろうか?
好戦的なロキとしては弱いエルバフへ向かう未来など受け入れられず父ハラルドと対立した。誇り高きエルバフの戦士としてはこっちの方がよっぽどらしい。
そして。もしかすると悪王はロキではなくハラルドの方だったのかもしれない。強国故に目の上のタンコブの様な存在だったエルバフが弱体化したとなれば他の海賊や世界政府など喜ぶ者も少なくない。
それこそ裏で世界政府が取引を持ち掛けエルバフの国家転覆を目論んでいたのかもしれない。
これに唯一気付いたロキ。誰からも理解される事なく汚名を被ってまでエルバフを守ったのではないだろうか?
【そういう乱暴な言葉の裏に優しさがあると最近気づきました】
モサ公が語るロキ談も実際にロキが善人である様な言い方だが果たして‥
ちなみにビッグマム(リンリン)の幼少期が描かれた過去編では63年前時点でエルバフを訪れたカルメルによって『略奪より交易』という教えも村にあった。しかしながら根っからの戦闘種族ともあってまだきちんと根付いてはいなかった様だ。もしかするとハラルドもカルメルに入れ知恵をされたか、共感して国を変えようとしていったのかもしれない。
ワンピース1152話 天界
その名前と存在が明らかになってから進展が無いエルバフの『天界』
極寒の監獄『冥界』には巨人族をも凌駕するほどのサイズの猛獣達が存在する。エルバフに拒絶された人間の海賊達が彷徨い、ロキ王子が幽閉されていたのもこの階層だ。外海の海面とも同じ高さにありエルバフの中枢に向かうには避けては通れない。
巨人族達の居住区『陽界』には複数の村が存在する。セイウチの学校、フクロウの図書館といった施設があるのも陽界だ。宝樹アダムに寄り添う形で村が建設されエルバフの巨人族のほとんどが陽界に住んでいる。ウォーランド王国の王城であるアウルスト城も陽界。
エルバフで最も高い階層に存在するのが『天界』
雲にと届きそうな程の標高である。特殊な気候条件が重なるエルバフだが天界に限ってはより空島に近いかもしれない。太陽石(ペインター)で虹を描いて渡れば船を使っても到達出来そうだ。ベガパンクのメッセージで世界が沈んでしまうと警鐘が鳴らされた中で標高の高い土地の存在意義も大きくなっている。面積的には他の二階層よりは狭いがエルバフ最大の謎が潜んでいそうだ。
ワンピース1152話 ウソップの悪魔化とトールハンマー
大槌と言えばルフィがクリークに放った『ゴムゴムの大槌』も印象深いが武器として使用しているわけではない。
武器として振るっていたキャラとなれば思い浮かぶのはウソップではないだろうか?
初期の頃は大槌ではなく単なる金槌。
アーロン一味のチュウに対してウソップハンマーを放っていた。単純ながら急所に当たればマシか‥
アラバスタ編でバロックワークス相手に戦ったウソップ。Mr.4に対してはウソップ粉砕(パウンド)を放った。この時の記載は5t
更にここから進化。
スリラーバーク編。ゴーストプリンセス ペローナへ放った一撃。ここでのウソップパウンドの記載は10t。騙し合い化かし合いを制した。
お馴染みではあるがウソップハンマースペシャルエディション『ウソップパウンド』はカラクリがある。
実際のところは総重量2kgで非力のウソップにも振り回せる。
700gのフライパン2枚と金具500g、その他100gとハリボテ構造だ。
例えクリーンヒットしてもダメージはたかが知れている。実質、Mr.4にはほぼノーダメージ。それでいてペローナには精神的なダメージを与えているから凄い。
完全なネタ要素ではあるがウソップならではの特殊武器だ。
非力を嘘で補うアイデアが光る。一方でロキが持つ鉄雷は並の巨人族では持ち上げる事すら許されない。ウソップパウンドとは真逆の正統派だ。
止めてみろよハイルディン
止められるわけねぇよな
お前らにはこの鉄雷を持ち上げる事すらできねぇ
巨人族の中でも怪力の部類に入るであろうハイルディン、スタンセンでも持ち上げられないとなればかなりの重さだ。現状扱えそうなのはニカになったルフィぐらいだろうか?
しかし鉄雷とまではいかなくてもウソップもエルバフで新たな武器を手に入れるのではという予想も多い。既に伸び代が薄いだけに本人の成長よりも武器や道具に頼る必要がある。
念願のエルバフでパワーアップイベントがあってもおかしくないだろう。しかしながらここまであまり良いところがない。
誇り高き選手の村かと思いきや現状のエルバフは戦いを好まず暴力を良しとはしない。ウソップとしても当てが外れた様な気持ちだろう。
戦闘においても外敵である神の騎士団軍子の引き立て役‥膝蹴りであっさりやられてしまった。
このままでは期待外れもいいところ‥
だからこそ武器イベントが見たい。兼ねてより挙がっているのは北欧神話トールが手にした大槌トールハンマー(ミョルニル)
粉砕(パウンド)という意味合いもあり、叩きつけても壊れる事なく、放り投げても手元に戻ってくる。ロキのラグニルとは違った機動性があっても面白い。
↓ウソップの悪魔化(黒転支配)
ワンピース1152話 エルバフを世界政府加盟国へ
現在、エルバフ島ウォーランド王国は世界政府非加盟国であると判明している。
自国の力で独立した生活を送り強国故にそれを脅かす存在もあまり居なかったのだろう。
しかしながら外交を拒んだ事によるデメリットも大きい。世界情勢についても疎く、文化の発展は乏しい。唯一の進化が外海へと繰り出した巨兵海賊団達の土産だ。
戦士の国、戦いの国の限界を知った前ハラルド王は早くから方向転換を図り外交政策へと乗り出した。俗に言う開国という形に近いだろう。徐々にその政策は根付きハラルドの亡き今も浸透しつつある。言わば生まれ変わりの最中だ。
そんなエルバフを取り込もうとするのが世界政府である。腫れ物の様な存在だったエルバフを指揮下に置こうと企てている様だ。エルバフの世界政府加盟は各地に与える影響も大きいだろう。強国が屈した図式はどうしても拭いきれない。
シャムロック
大昔この新世界を制圧した凶暴なエルバフの戦士達は必ずや我々世界政府の指揮下に置かせてもらう
エッグヘッド事件後。政府の中にも大きな政権交代が起きた後にいち早く神の騎士団が動いた。四皇麦わらのルフィや特別懸賞金首のロキ、ドリー・ブロギーといった大物がひしめくエルバフにたった2人で団員が乗り込んで来た。
当初の予定であるロキの団員勧誘は頓挫しそうだが今回の任務において必ずエルバフを手に入れるつもりの様だ。
『大昔』というのはやはり900年前、800年前の歴史を指しているだろう。世界に変革が起き現在の世界政府が誕生した頃だ。
今でこそ世界を牛耳る世界政府ではあるが、当時新世界を席巻していたのはエルバフの戦士達らしい。
これだけの戦闘力を持っている事を考えれば至極当然の流れだろう。今でこそ科学力や悪魔の実で渡り合っているが単純な力では人間族は到底及ばない。サターン聖、ウォーキュリー聖は巨人族達を因縁深きもの達と称し世界の歴史から消し去りたいとしていた。やはり巨人族はジョイボーイ同様、世界政府の末裔に被害を与えている。
ワンピース1152話 シャムロックvsロキ
もし実現したら2025年の名勝負に数えられたであろう一戦。神の騎士団団長のシャムロックとエルバフのロキ王子の対決。予想では互いに四皇クラスにも競る実力。例え最終決着がつかずとも互いが試金石となり得たカードだ。
かなりインフレしてきた勢力図ではあるがエルバフで最強のロキに対して未知の力を持つ騎士団長がどんな戦いを繰り広げるか見ものになるはずだった。
今回シャムロックは神の騎士団として任務を遂行しにエルバフへと潜入した。
ロキの騎士団への勧誘
エルバフを世界政府の支配下におく
エルバフを丸ごと手に入れる事はもちろん、ロキという巨大な戦力をもスカウトする構え。おあつらえ向きに拘束されて身動きの出来ないロキ。武器である鉄雷は握れず、切り札となる悪魔の実の能力も海楼石で封じられている。
しかし呪われた王子はこれにも屈せず媚びる事もしない。シャムロックと軍子の勧誘、取引に一切応じなかった。
もちろん騎士団側も話し合いで解決出来ないのは織り込み済み。致命傷となってもおかしくないほどロキを痛めつけた。
軍子が矢印で制圧し、シャムロックが串刺しに
特にシャムロックの剣(ケルベロス)は威力抜群。いくら動けないとはいえこの怪物を瀕死まで追い詰めた。
生きていられたらいつでも殺しにこい
その時は私が相手になってやる
最後は捨て台詞を吐いてロキの元を離れたシャムロック。こちらもロキに負けじと強気で傲慢な態度。世界貴族ともなれば普通か。
ロキにとっては屈辱以外の何ものでも無い。何も出来ないままにいいように痛ぶられた。そして6年前に敗北を喫したシャンクスと瓜二つの兄が相手と来ている。
当然このままでは終われない。
エルバフを守ろうというよりも2人に対してきっちりとリベンジを果たさなくてはならない。
いざ解放されたロキとシャムロックの対決に期待が高まったが実現は難しそう。
このタイミングで本元となる聖地マリージョアへ戻らなくてはならない事態となった。元々、ドラゴン指揮する革命軍とは全面的に構える様相だった神の騎士団。革命軍が周到に準備して仕掛けたマリージョアへの兵糧作戦は効果てきめん。
かつてないほど深刻な事態に陥っている。
世界会議での大混乱、くまがエッグヘッドへ向かう前に襲撃と立て続けに事件が起きている。騎士団隊長としては当然優先して対処しなくてはならない事案である。
残念ではあるがルフィとシャムロックのコンタクトは無し、ロキとシャムロックも本格的な交戦には発展せず
とはいえ、これはわかりやすい形での遺恨となりそうだ。後にロキがマリージョアへと乗り込む動機ともなり得る。ルフィとの共闘含めてロキvsシャムロックの続きが見たい
ワンピース1152話 『世代交代』新巨兵と旧巨兵
基本的には巨兵海賊団(ドリー、ブロギー)と新巨兵海賊団(ハイルディン)は一枚岩であるはず。
余程組織的な対立(海軍vs海賊など)が無い限りは巨人族が抗争に発展する事は無いし戦ったとしてもそれは『決闘』である。
そしてその決闘が海賊団の分散に繋がった一因。
100年前(102年前)に2人のお頭ドリー、ブロギーがどちらが強いかを決する為に始めた闘いのせいで巨兵海賊団は解散に追いやられた。
ちなみに現在は武器が壊れた為に中断している。
巨兵海賊団 |
ドリー |
ブロギー |
オイモ |
カーシー |
ビョルン |
シグ |
ライディーン |
ブリュー(ゲーム) |
その後にハイルディンを中心として巨兵海賊団の復活を目指して『新巨兵海賊団』を結成した。ハイルディン自身が巨人族の王となり海賊団を世界に知らしめるという野望も秘めている。
巨兵海賊団が解散、休止した為に仕方なくという側面がありハイルディンは前身の海賊団をきちんとリスペクトしている。
今となっては武器を取りにリトルガーデンを出航したドリー、ブロギーとそれを迎えに行ったオイモとカーシーも合流。
この流れで新旧海賊団が合併してもおかしくはない。
海賊団のベクトルは同じ方向を向いている。
伝説ともなった海賊団のお頭2人の発言力と実力は絶大でエッグヘッド編でもルフィ達に力を貸すべく一致団結して闘っていた。死地とも言えるような戦局へ飛び込むわけだから余程部下達もお頭を信頼していると伺える。
問題は新巨兵海賊団の方。
こちらはどうも一貫性が無いようにも思える。
・バギーズデリバリー(海賊派遣会社)へ傭兵部隊として加入
・ドレスローザでは麦わら大船団へ加入し、バギーズデリバリーは脱退
・ロードの様にハイルディンの判断をよく思わない者もいる
バギーズデリバリーはあくまで労働力(武力)を対価として賃金を得ている。上下関係と言うよりは資金調達の意味合いもあるだろう。それによってプライドが大きく左右する様なものでもなかった。
しかしながら海賊団傘下は別。
盃を交わした上でしっかりと子分になる意思を示していた。7人の子分が勝手に交わした盃ではあったがこれにて麦わらの一味は傘下を含めて大きな組織として世間に認識される様になった。
これはクルー達の中には素直に受け入れられない者がいるのも納得。
ロードの意見も真っ当である。(ハイルディンとスタンセンはルフィ達に直接恩があるが他のメンバーがしっくりと来ないのも納得)
例えばルフィがどこか大組織の傘下に下ると言った時にゾロやサンジはすんなりとそれを受け入れないだろう。
ここまできちんと船長を立てて来た2人ではあるが傘下となるとまた別問題。
船長が決めたから従うというのも難しい。
それでなくとも巨人族はプライドが高い。『誇り高きエルバフの戦士』という触れ込みがあるぐらいだ。
ロードが遥かに体躯の劣るルフィ達の下につきたくないという気持ちも納得。現状ではルフィの人間性を知る事は出来ずにただ船長ハイルディンの判断に従い仕方なく傘下入りを飲んでいただけの様子。
新巨兵海賊団メンバー | |
船長 | ハイルディン |
船大工 | スタンセン |
航海士 | ロード |
コック | ゴールドバーグ |
船医 | ゲルズ |
今のところ判明している構成メンバーは5人だけ。追加メンバーもいるだろうが少数組織であると予想出来る。
本来ならば一枚岩の強い結束であるはずだが、序列が横並びで上下関係があまり無いのかもしれない。
それ故、船長ハイルディンにも意見が出来る関係性。他のメンバーからも麦わらのルフィに対しての不満はあるんだろうか?
ハイルディンもドレスローザのコロシアムは最強を謳い、自身の実力を全く疑っていなかった。
ルフィに敗戦したり、シュガーにオモチャにされたりと屈辱を味わったが人間というものを理解して、自分より強い者を認めるという心境に変わったのだろう。
ロードもルフィと出会って同じ様な境地へと辿り着くはず。
ワンピース1152話 裏切り者アンジェ
初登場から密かに囁かれているのがアンジェの裏切り者説。
黒髪の三つ編み、そばかすと特徴的なビジュアル。ゲルズやリプリーが美しいだけにどこか"ずんぐりむっくり"な雰囲気が目立ってしまう。女巨人族というワードではアンジェのビジュアルの方がピンと来る様な気もする。
アンジェの裏切り者説を助長する特に怪しかったシーンは1142話。神の騎士団にセイウチの学校が攻め入られた時だ。
騎士団の能力によって子供達が操られ行進を始める。その際に脳裏から怪物達が具現化された。この怪物達はエルバフに伝わる壁画であるが、襲われた当日に子供達にこの画を描かせていたのがアンジェ先生だ。
国語を担当するアンジェが絵を描かせるのも疑問だが、授業自体は作文と絵で『こわいもの』を表現するものらしい。それにしてもあまりにもタイミングが良すぎる。
イルヴァ(子供)
先生、こんな事いっぱい考えたら
私、今日怖い夢見ちゃう
アンジェ
あれは全部子供達が怖いと頭に思い描いたものです
直前に授業が行われていた事でその日の夢に出てくるレベルで子供達の潜在意識に怪物が根付いてしまった
もし授業が行われていなければここまで奇妙な光景にはならなかったであろう。アンジェに疑いが向くのも無理は無い
エッグヘッド |
欲(ヨーク)、ステューシー |
ワノ国 |
カン十朗、日和(小紫)、傳ジロー(狂死郎)、ドレーク |
ホールケーキアイランド |
ジンベエ、ベッジ、プリン |
自らの立場や身分を欺いて反対勢力に寝返ったりする裏切りパターン。もともと予定通りな場合もあれば仕方なくという場合もあるだろう。
新世界編ではこういったパターンももはやお馴染みとなってきた。特に顕著だったのはワノ国編だ。読者が考察して先に答えに辿り着くパターンも少なくないが個人的にはカン十朗の潜入には度肝を抜かれた。
尾田先生は予め伏線になりそうな事項や発言を散りばめている場合も多いがカン十朗については皆無だった。読者コメントの中にはアンジェのビジュアルがカン十郎に似ている事が裏切り者を示唆してるなんて意見もあった。確かに性別は違えどフォルムはかなり近い?
今回アンジェにサプライズを用意する場合は2択だろう。
①世界政府と繋がっていてたパターン
②ロキの協力者というパターン
いずれも戦局を動かすショックにはなり得る。
まずは世界政府と繋がっているというパターン。アンジェが単身で世界政府とコンタクトをとるというのは現実味が無い。この場合は前国王のハラルドが起因となっている可能性が高い。
ハラルドの死後もそれを引き継いで世界政府との窓口役になっていたのだろう。アウルスト城を潜入場所に選んだり国内でもあまり迷う事なく行動しているところを見れば内通者がいる可能性も高い。
セイウチの学校の襲撃事件もアンジェが暗躍していたのだろうか?
そして話題となっている『モサ公』
囚われのロキと電伝虫で通話していた人物だ。
一族に忌み嫌われるロキではあるが、モサ公に関しては暴れ狂うロキの真意や優しさを汲み取っている様に感じる。理解者でもあり協力者でもあるそんな存在だろうか。幽閉に近い状況でもロキがここまで生き長らえたのはモサ公の協力ありき。
ロキとの通信するシーンが1話描かれたところで止まっているが候補者を絞るとアンジェはかなり怪しい。
ロキの年齢は63歳。モサ公は口ぶりから年下、格下の様に感じる。王子という権威があるので敬う様な口調も納得がいく。
アンジェは世代的にリプリー(80歳)に近いだろう。
巨人族の20歳差はあまり気にならないレベルでアンジェとロキも世代は同じと言えるだろう。
ロキ=悪というイメージが根付いているがアンジェだけが本当のロキを知っていてエルバフを救おうとしている事も理解しているのかもしれない。
ここから神の騎士団によって襲撃を受けたセイウチの学校。アンジェが寝返るとすればここら辺で良い気はするがキリンガムに必死に立ち向かった。
無理矢理子供達の名前を放送されたが、セイウチの学校やフクロウの図書館破壊という命令に対しては断固として拒否し、その存在意義を唱えた。
ソマーズには暑くるしいと一蹴されたがこれが演技とは考えにくいか。
ワンピース1152話 能力の解除
作品の醍醐味でもある『悪魔の実の能力』
海賊では致命的になるカナヅチも中盤以降はほとんどデメリットとして描かれていない
その波及効果は絶大であり覚醒する事でより強力になると思われる。
今回麦わらの一味やエルバフの巨人族達が苦しめられているのは神の騎士団3人の能力である。
・軍子(アロアロの実)
対象のをコントロールする、包帯を通じて拘束する
・キリンガム(リュウリュウの実麒麟)
対象を眠らせる、夢を具現化して取り出す
・ソマーズ(イバイバの実)
荊を操る、ステルス化も可能
これらを巧みに組み合わせて子供達を人質にゲームを仕掛けた。ゲームに居合わている麦わらの一味も苦戦。
ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエが軍子のアロアロの実で拘束されており、ロビンも荊に巻きつかれている。
ロビン『タメだわ、ナイフでも切れない』
ジンベエ『これもあの女能力者を叩かねば解けんのか』
ロビンが4人を助けようとしたがソマーズが現れて全員が一網打尽となった。
包帯といえば刃物で切れそうなものだがナイフでも難しいとなると正攻法では難しそう。おそらくは荊も道具で切れるものではないだろう。手っ取り早いのはジンベエの言う通り『能力者を叩く事』だ。
気絶
わかりやすいのはドレスローザ編。ドンキホーテファミリーの一員であるシュガーのホビホビの実が猛威を奮った。屈強な海賊達が一様に能力の毒牙にかかりおもちゃに。意識あれど身体はついてこない。多くの被害者を救ったのがウソップだった。シュガーを気絶させ能力を受けていた被害者が一気に解放された。
ちなみにドレスローザ編のボス『ドフラミンゴ』がイトイトの実で作り出した鳥カゴも能力者を倒す事で解除された。
半永久的に効果を及ぼす技は能力者本人を倒すことが一つの打開策だ。
一方で扱いが難しいのが倒しても解除されない能力(技)だ。
スリラーバークでのモリアのカゲカゲの能力。強敵モリアを倒しても自動的に持ち主の元へ影が戻る事は無かった。
モリアの口から命令するという条件が必須で結局エピソード内でその様なシーンは描かれずにうやむやとなった。他にも塩が有効だったがこれで影が戻るかはわからない。
またホールケーキアイランド編 ブリュレのミロワールドもその一つ。
ブリュレが気絶したシーンが描かれていてもミロワールド、鏡の世界は持続したままであった。
そして最たる例はハンコックのメロメロの実だろう。対象を魅惑して石化させる単純な技ではあるが持続性という点では最強クラス。モリアと同じ様に能力者本人の意思でしか石化は解除されず、例えハンコックが死んだとしても解除される事は無い。更にはハンコックの死後に誰かがメロメロの実を食べた場合、次代の能力者であってもハンコックが石化した対象は解除出来ない。
この持続性を逆手にとってティーチに追い詰められた状況でも必死に争ったハンコック。だった。
いずれも超人系(パラミシア)であるが能力の持続性については論議が絶えない。単純に能力者の実力や練度というわけでも無さそうだ。しかしながら気絶して解除される能力、されない能力は区別されている。
今回はジンベエの口から『能力者を叩く』というヒントが飛び出している事からも単純にソマーズ、軍子を倒す事で能力解除となりそうだ。
有効圏外
ソマーズ
つまりおれを下へ落とせば
カキ共が能力圏外になると踏んだわけか
かしこい女め
事前にサウロから神の騎士団が不死身だと聞かされていたロビンは真正面から立ち向かっても勝てないと踏んでソマーズを落とす作戦に出た。
高低差のあるエルバフの地形を利用した面白い作戦だったがソマーズは荊で命綱を張り、簡単に自身を吊り上げてみせた。
失敗こそしたが能力が波及しない圏外まで出てしまうというのは有効なのだろうか?
例えば最初の能力発動時は対象が見えてなくてはならない。ビッグマムを例にとればソルソルの実の能力で魂(ソウル)を対象物へ注入する。
問題は能力が発動してから。ビッグマムは本拠地ホールケーキアイランドを離れワノ国へと出向いたがそれでも能力が解除されたとは考え難い。一度発動してしまえば術者が離れていようが能力が持続する代表的な例だろう。
他にもイワンコフのホルホルの実なんかが挙げられる。手術を受けた対象者はイワンコフが離れていようがそのままだろう。
ソマーズのイバイバの実も半ばオートで発動する様な利便性がある。そもそも見えない事に加えて触れれば荊を実感出来る。一度発動したからには子供達にまとわりついて追従していくのではないだろうか。
過剰な覇気
出来るキャラは限られているがウィナー島での決戦でローが語っていた様に。覇気で能力を破る事も可能だ。
現在までにローは覇王色の覇気の習得について触れられていない。つまりは練度さえ高めれば覇王色でなくとも武装色で能力破りが出来る。
破れるハズだ‥
過剰な覇気に”能力”は通じねェ
もちろん破る側だけでなく能力を使用している側の実力にも依存するだろう。ある程度実力や経験の差があってこそなせるはず。
麦わらの一味だけで言えばルフィ、ゾロ、サンジ。エルバフ全体で見ればギャバンなども候補だろうか。
ワンピース1152話 ロキ王子から求婚のローラへプロポーズ
エルバフ編で回収されるであろう伏線
『ロキからローラへのプロポーズの真実』について
事前情報では
エルバフのロキ王子はシャーロット・ローラに一目惚れしたとある。シャーロット・リンリン(ビッグマム)を通して縁談を持ちかけたが結婚式の当日にマリッジブルーのローラが逃亡。代わりに双子であるシャーロット・シフォンが差し出されたがロキはこれを見破った。
これにて縁談は破談となった。
ビッグマム海賊団の勢力拡大と万国(トットランド)完成の為には是が非でも実現させたかった縁談。タラレバではあるがこの縁談が成立していればビッグマムが海賊王になっていたかもしれない。
家族構成 | |
母 | リンリン |
父 | パウンド |
姉 | シフォン |
妹 | ローラ |
シャーロット家の22女シフォン、23女ローラ
完全に妻のリンリンが優位の関係性。リンリンは様々な夫と子を授かり、用済みとなった夫は酷い扱いを受けている。
ローラの父であるパウンドも放り出されてしまったがその後のドレスローザにて感動の再会を果たしている。
現在の姉妹 | |
シフォン | カポネ・ベッジと結婚 |
ローラ | ゴッティと結婚 |
紆余曲折あったが現在は2人ともファイアタンク海賊団のメンバーと結婚し幸せに暮らしている模様。こちらも扉絵にて掲載された。
これにてローラとロキの結婚という路線は完全に潰えた。
エルバフ編でもこの遺恨が生きてくるのかもしれないし、ビッグマムやローラが再登場となれば新しい情報も出るのかもしれない。
さて、気になるのは破談となったローラとの結婚がロキにどの程度の影響を与えたのかという事。
ローラの年齢は26歳という事でおそらくはここ10年ぐらいの時系列で起こった出来事。
結果的にはローラが結婚を拒んだ、プロポーズを断ったという形だ。
ローラはもともと親の決めた路線、いわゆる政略結婚を良しとしていない節がある。これだけ絶対的な力を持つ母の意見に反してでも自分で結婚相手を決めたかった様だ。
つまりはロキ側にだけ問題があって断ったとも言い切れない様だ。単純にロキが嫌と言うよりもリンリンが決めた相手が嫌というパターンかもしれない。
『求婚のローラ』の異名の通りローラは誰彼構わずに手当たり次第に結婚を申し出ている。麦わらの一味だけでもルフィとフランキーが餌食になるほどだ。
結婚までに要したプロポーズは4447回(ワンピースパーティをカウントすると+1で4448回)と度を超えている。
決して美形とは言えぬ風貌。本来ならばロキの方から気に入って湧いた縁談を断る理由がないのだ。
よっぽどロキの素行が嫌だったか、リンリンの干渉を嫌ったかどちらかだろう。
もしかするとウォーランドを震撼させた父親(ハラルド)殺しや伝説の悪魔の実の掠奪も恋に敗れたことが原因になっているかもしれない。
ワンピース1152話 エルバフの巨人族トールマン
ドリー・ブロギーをはじめ悪魔化した巨人族を救おうと前線で体を張った巨兵海賊団の一員『トールマン』
悪魔(黒)に挟まれてしまった事で自身もひっくり返されて悪魔(黒)になってしまった。
巨兵海賊団のメンバーの名前が出てくるのは久しぶりであったが見せ場を作る間もなく散ってしまった形。
北欧神話には『トール』という雷神、最高神が登場する。ネーミングの由来も神話なのかもしれない。立ち位置的にも重要なキャラになったり?
ワンピース1152話 サウロに死相が見える件
22年前オハラの考古学者達を標的に島ごと消されたバスターコール。通称オハラ事件。
居合わせたハグワール・D・サウロも巻き込まれて戦死したというのが一般的な情報。世界政府や海軍においても共通の認識だ。
ここから現代。ルフィ達がエッグヘッドへと辿り着いた時点でベガパンク(正)より生存が仄めかされて決定的となった。
次の冒険先となったサウロの故郷エルバフ。ここでロビンとサウロが感動の再会を果たす。直前にはサウロの図らいもあって再会直前でその身が心配された。
革命軍のサボほどではないがサウロも二転三転として読者を心配させるお家芸を持っている。2024年1番の名シーンと言っても過言では無い程に盛り上がった再会シーン。その後は和やかなムードでエルバフを案内されオハラから持ち帰った文献にも触れた。
そこから一転。エルバフに舞い降りた神の騎士団。
教師として身を差し出してでも子供を守りたいサウロは必死に喰らいつく。荊のトゲが体を刻んでも抗おうとした。
それでも力の差は歴然だった。余裕を見せて嘲笑っていたソマーズ聖に対してサウロはボロボロ。立っていることもままならぬほどに痛めつけられて最後は崩れ落ちた。
倒れた先にもまた荊‥
無惨にもサウロに突き刺さった。
サウロ
ロビン・・・チョッパー
出て来たらイカンぞ
後ろ髪に隠れろ
子供達を頼むでよ
絶対だでよ
それでもギリギリでロビンとチョッパーの事を後ろ髪に隠して守った。2人の事はもちろん、子供達の行進を止める責務をロビンへと託した。ロビンが幼かった頃とは違いロビンの実力を信頼しての行動だ。必死に声を押し殺すロビン。サウロが倒れた際には思わず頭を抱えてしまった。再会直後の出来事にしてはあまりに悲惨だ。
また、違った見方をすれば3人で協力しても到底ソマーズ聖には敵わないとも取れる。
かなり悲壮感漂うムードではあるが、あのオハラ事件の惨事から生き残ったサウロならば重症でギリギリ耐えるのではないか。
そしてロビンにとっては世界政府との遺恨はさらに深まった形に。これまでは歴史への探究心が強かったが直接的にサウロをやられたとなれば今後、ソマーズと直接ぶつかる動機にもなりそうだ。
サウロの意思を優先、子供の命を優先して、サウロを助けたい気持ちを抑えたロビンは強い。
しかし今後サウロに向けられる世界政府の刺客は更に強いものになる。神の騎士団にサウロがオハラ事件で死んだとされる元海軍中将である事が露呈してしまった。図書館の文献も始末され兼ねない、ロビンやベガパンクと同列にサウロも徹底的にマークされそうだ。
ベガパンクのメッセージが発信された今となっては重要度は下がったのかもしれないがサウロ1人では追手から逃れるのも厳しいのではないか。
↓追記
ここから騎士団の侵略は進み子供達がいよいよ犠牲になりそうな時にヤルルは図書館と学校を焼き払う事を決意した。創設から教育に携わりオハラの文献を紡いで来たサウロは涙を流していた。かなりの重症ではあるがひとまず命は問題無さそうだ。
ワンピース1152話 世界を夜明けに導く男
破戒的な言動が目立つロキ王子、巨人族の触れ込みを見ると確かにそれだけの実力を備えている様だ。
エルバフ中の巨人族が総出で取り押さえなくてはならない程の圧倒的な武力。
世界を終焉に導くと豪語する破壊神はカイドウとも遜色ない存在感
本来ならば関わらずにいたい程の危険性を感じる。
もし拘束を解けばエルバフどころかルフィ達にも危険が及ぶであろう。
しかしながらこれだけ同族に忌み嫌われる王子であるからこそ重要な血筋である可能性も高い。
父ハラルド殺しの大罪を犯したロキは正統な王族である事は間違いない。
このウォーランドを治めてきた一族だ。
既に『王家に伝わる伝説の悪魔の実』を食している事が明らかになったが、これこそルフィのニカの能力の様に世界を夜明けに導く者と関係あるのではないか?
ルフィのニカの能力は象主やエメトを導き『ジョイボーイ認定』の手形となった。