イムによるエルバフの蹂躙。マリージョアの危機を受けて神の騎士団に頼らず瞬殺で巨人族を堕としに来た。抗う術も無く世界一の強国エルバフは奪われてしまうのか‥
悪魔の実、覇気、科学といった様々な要素から考えてもこれまでに無い様な異質な能力に攻略法はあるのか。黒→白へ
ここまで完全に世界政府のペースで進んでいたがいざ解放の戦士ニカがイムへ立ち向かう。ようやくルフィ達のターン。
冥界 |
ルフィ、ゾロ、サンジ、ロキ、新巨兵海賊団 |
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重症のロキを治療中。ここ数話は進展があまり無い。完全にストーリーから消えている。ハラルド王殺害事件の真相、シャンクスの居場所をロキから聞き出さなくてはならないが陽界の騒動を受けてそれどころではなくなった。 |
ギャバン、チョッパー |
軍子に落とされたギャバンは冥界真っ逆さま。これをチョッパーが決死のダイブで追った。無事救出してルフィ達と合流出来るか。 |
陽界の麦わらの一味 |
ナミ、ウソップ、ブルック、ジンベエ、ロビン ※フランキー |
軍子によって捕らえられたまま進展無し。ブルックも解いて貰えそうだったが未遂に終わった。ロビンは鉄の棘が突き刺さるのを躊躇せず強引に荊を解きにかかった。フランキーは別行動中。現状唯一自由に動ける。 |
陽界 |
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巨兵海賊団中心にイムによって悪魔化された巨人族達。エルバフの代表格であるヤルルの首を取る命を受けてドリー・ブロギー達が故郷を襲う |
世界政府 |
イム(軍子)、キリンガム、ソマーズ |
ギャバンに斬られたソマーズは無事。腕も再生して子供達の誘導へ。キリンガムはMMAの指揮。強大なエルバフの力を試す意味も込めて巨人達同士で戦わせる。 |
覇気による選別 |
子供達付近からイムが放った覇王色の覇気。これにより救助に向かっていた巨人族達もバタバタと倒れていった。 |
悪魔契約『アー・クワール』 |
指で描いた五芒星(アビス)を対象の足元へ。これが契約の糸口。対象は五芒星の沼に飲み込まれていく |
黒転支配『ドミ・リバーシ』 |
手で操作され対象は上下反転。五芒星ごとひっくり返りまたもや沈んでいく。ここから出てくると対象は悪魔化している。リバーシ(オセロ)の様に悪魔に挟まれた位置にいるだけでも悪魔化されてしまう。 |
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◉◉ワンピース1151話 速報 もういいわかった◉◉
前回から引き続きまさに地獄絵図となっている陽界はヤルルに魔の手が及ぶ。エルバフ最高峰の戦力ドリーとブロギーが落ち、このままではなす術なく陥落してしまう‥
MMA(ムーマ)は増え続け、巨人達の悪魔化も進行。悪魔という要素に関してはこれ以上の進展は無かった。
今回は大決戦に向けてのスタンバイフェーズとなった。しばらく描写の無かった冥界の顔役達が遂に登場。
アウルスト城の段階で侵入者の存在には気付いていた。ルフィ達が陽界にいればここまで大事にはならなかった‥子供達のみならずエルバフそのものが危機に晒されている状況で世界政府に打ち勝つにはやはりルフィとロキしかいない
速報 |
キリンガムの人獣型披露、より素顔に近い |
チョッパーがギャバンを救う。重症だが生存確定 |
モサ公とロキ進展。これが最後の通信 |
ルフィとギャバン再会、ロジャー海賊団の船員だと知る。実はNo.2 |
ルフィがイムの覇気を察知。全てを悟る。 |
ロキと共闘の機運が高まる。呪いの王子の力が必要 |
扉絵は続、ヤマト金稲荷代参
Vol.35「白舞のすもう大会!浦島の兄横綱すくねを投げ飛ばす!!」
閻魔堂で終了かと思われたがまだもう少し続く。白舞で開催された相撲大会で活躍するヤマトを見守るのは河松のシルエット?おそらくは大名に就任しているはずだ。小紫の大ファンとして登場した懐かしき浦島。ではなくその弟も登場。
世界最高齢の戦士、伝説の英雄。エルバフ中から讃えられるヤルルに対して耳を疑う様なセリフを発するドリー・ブロギー。悪魔化した2人の変貌には部下の巨人族達も理解が追いついていない。この先ルフィ達ともぶつかる事を考えると読者としても悲しい‥
盤面はどんどん悪化。一方的なオセロゲームで次々と黒に塗りつぶされていく。ドミ・リバーシの由来通り悪魔に挟まれれば取り込まれ黒へと反転。正面からは太刀打ち出来ず一旦退散する部下達であった。
ドリー・ブロギー
かつて憧れた戦士はもう老いさらばえた
だから引導を渡すんだ
そしておれ達がエルバフの王になる
エルバフの神など不要だ
戦争の時代を呼び起こせ
強者の時代を築くのさ
これまでのキリンガムのビジュアルも人獣型にもとれたが今までのは獣型。改めて人獣型が披露された。キリンガムの素顔がようやくお目見え。怠そうなこれまでと違いハッキリとした顔立ち。少し既視感もある。どことなくホールケーキアイランドで登場したプラリネにも似ている様な。人間と馬のハイブリッドの様なシルエットだ。お馴染みの羽衣も覚醒の現れだろうか。意外にも獰猛な牙が特徴。どの幻獣種も人獣型型1番先頭向きに感じる。こうなるとイムの形態変化も気になるところだ。キリンガムによって操られるMMA達はこの国を滅ぼすまで蹂躙し続ける。巨人族達自身が恐れているものが具現化したとあって圧巻。心の弱みにつけこむ様な憎らしい能力。MMAに任せっきりではなく術者本人も戦闘力があるから厄介極まりない。
目を覚ました子供達だったが再び眠りにつき行進していた。そして悪夢を見る。子供達の悪夢がナイトメアホールより否応なしに飛び出し陽界を襲う無限ループ。例え倒してもキリンガムが一度角笛を吹けば再生してしまう。そして更なるトラブルの予感。コロンの救出にリプリーが飛び出した。
イム
折れるまでやる
エルバフの心が
あの時ハラルドがしくじらなければ
とうに支配できていた国‥
神の騎士団3人、イム
たった4人の手で滅ぼされようとしている強国エルバフ。今回の侵略は牽制でもなんでもなく完全に奪いに来ている。滅ぼしはしないと言ったものの巨人達の心を折る算段。ゆくゆくは衛兵として使いやすくする為だろう。牙の無い巨人は使い勝手が良い。
そしてハラルド王のしくじりは既に騎士団によっても提起されていた。非加盟国の王が世界政府に加担していた可能性も高いが問題はそれが操られていたかどうかだろう。ドリー・ブロギーの様に操られていたとすればいろいろと納得出来る部分も多い。
そして遡ること数十分前。
前半部分は陽界がメインだったがここからはようやく主人公達サイドへと移る。
ギャバンが落ちた直後の冥界の回想が1151話のメインとなる
軍子によって冥界に落とされたギャバンを救う為に必死のダイブを決めたチョッパー。勢いで飛んでしまった事を後悔しつつも自分は出来る、ギャバンを死なせてはならないと言い聞かせてクッションとなった。かなりの高さではあったがガードポイントで見事にギャバンを救った。サウロの後ろ髪に隠れていたところからポイントを見極めての行動は素晴らしい。ギャバンとしてはあまり攻撃を受ける前に早めに落ちたのが良かっただろうか。不死身の攻略に関するヒントは無かったが救えたことで次に繋がる。
そしてルフィ達サイドは看病中のロキからハラルド王殺害事件について触れられる。しかしながら仲の悪い義兄弟であるハイルディンとのいざこざもあり話は進まない。とはいえシリアスながらも仲の良い兄弟喧嘩に見えてしまうから不思議。真意が気になるところだがこれだけエルバフが混沌として来た今となってはしばらくお預けになってしまいそうだ。そんな中でチョッパー達が落下して来た事を察知したルフィ。なんでチョッパーだと断定出来たか自身でも不思議な様子だった。覇王色の進化ばかりが目立っているがカタクリ戦以降の見聞色もかなり高い次元で研ぎ澄まされている。そして落ちて来た方角へすぐさま捜索に向かう。
ルフィ達とチョッパー・ギャバンがアウルスト城以来の再会。エルバフが無事だったら‥との約束だったがそうも言ってられない。ルフィはようやくギャバンがロジャー海賊団の3番手だと知る。しかしギャバンによれば2番手はレイリーではなく自分だとの事。ボロボロの容態だがレイリーより下に見られるのは嫌なのか必死になって主張している。ナンバー2‥‥プルプルしながらも二本指を立てた。ギャバンの負けん気がここで見られるとは意外。どこのチームも2番手争いは面白い。とはいえ世間的には右腕レイリー、左腕ギャバンが浸透しているのだろう。ゾロとサンジの様な関係性だったのだろうか?ワノ国編の激闘で打ち出された『海賊王の両翼』というワードが嵌る。
ロキの協力者であり理解者でもあるモサ公が再びコンタクト。絡みが描かれたのはエルバフ編序盤だが久しぶりとなる。モサ公側もトラブルでしばらくの間は電伝虫を使った通信は出来ない様だ。まるで死を覚悟した様な物言いも気になった。小さな声で密談していたロキだがゲルズ達にはしっかりとバレてしまっていた。相変わらず正体はわからないが意味深な内容だ。これが最後となってしまうか?果たしてモサ公はエルバフ内にいる人物なのか?
モサについて
父親殺しの他、度重なる暴挙でエルバフ国民中から嫌われているロキ。誰もが口を揃えて酷評する中でモサ公と呼ばれる人物はロキが捕えられている間も定期的にコンタクトをとったりロキの行動の裏にある真意を汲み取っている。ロキ=悪というのがミスリードなんではないかと思わせるのもモサ公の発言が大きな要因
陽界ではイムの爆発的な覇王色の覇気が放たれる。(判りにくいがこれは回想になる。前回1150話で子供達を救おうと大人達が近づいた時に放ったものと思われる。やはり冥界に届いていた様だ)
冥界のルフィ達が察知するほどの規模だ。ロキを持ってしても『デタラメな覇気』と表現されている。ギャバンは何やらこの覇気に覚えがある様な反応を見せる。騎士団だけでなくイムの存在も把握しているのだろうか。ルフィは陽界で起きた惨事を汲み取る。(あまり目立たないがルフィの見聞色もなかなかだ)作品きっての破壊力を誇るジョイボーイと比べると見劣りはするが最近の覇王色の描写は凄まじい。子供達を人質にとられてたった数人の敵に手も足も出ない。必死になって陽界の状況を訴えるチョッパーを制して全てを察したルフィが放つ。チョッパーもういいわかった これが今回のサブタイトルとなった。頬張った肉が口に残ったままではあるが確かにスイッチが入っている。
自身で豪語する様にやはりエルバフにはこの男。ロキの力が必要。エピソードにおける最重要人物。故郷を滅ぼす力を持ち捕らわれていたロキが故郷の為に解放されるというのも面白い。皆が不安に陥る世界政府の侵略だが1人だけ高笑いをしている。必要だよな俺の力 読者の度肝を抜いた大昔の壁画でもやはりニカとロキは共闘していた。ここまであまり歪み合う様子も無かったがやはり2人並んで戦う描写が見たい。おそらくロキはエルバフ編のみならず最終回付近まで麦わらの一味との絡みで引っ張られていくのではないか?
ラストシーンはハイルディン・ルフィ・ロキの3人
エルバフ新時代を担う2人と太陽の神が並んだ。こんな状況ではあるがもしかしたらと期待は膨らむ。冥界メンバーが上層(陽界)の侵略者(世界政府)と臨戦体制へ。友の故郷を救うべく太陽の神が悪神イムへ立ち向かう。早くもエルバフ編は佳境へ‥エッグヘッド編の様な盤面になるだろうか?vs五老星ではそこまで怒ったルフィは見れなかったが今回はかなり期待出来そうだ。不思議な能力ならばイムにすら負けていない。
宴会で盛り上がっていた時とはうって変わってエルバフは短時間で大惨事となった。聖地マリージョアへ突入せずにこのままエルバフで大決戦となるかもしれない。今回僅かながら陽界にいる麦わらの一味も描かれた。ロビンも含めて今だに拘束されたまま。しかしながら変貌したドリー・ブロギーの姿が目に入る。特にウソップは悔しそうだ。
ここ数話はかなりのテンポで進んでいたが一旦来週は休載。世界政府としても四皇麦わらの一味がエルバフに滞在している事は掴んでいるだけに当然ここでぶつかる予想もしているだろう。巨人族達を操ってどう迎えるか注目。聖地マリージョアが火の海とあってあまり悠長な事も言ってられない。
ワンピース1151話 燃え盛る歴史と文化
ヤルルとしては苦渋の決断となった。
エルバフの未来を担う子供達が人質にとられ命を天秤にかけられた。人質の中には身内である玄孫のイルヴァも含まれていた。
セイウチの学校、フクロウの図書館
エルバフの重要な教育機関2つを焼き払う事を決意した。ギリギリまで耐えたローニャの勇気に心を動かされた形でもある。
まずはエルバフの教師達がセイウチの学校へと火を放つ
更にはキリンガムがフクロウの図書館へ火矢を放った
燃え盛る学校、図書館
ロビン、サウロ、ヤルル、アンジェ
関わりのある者はこの悲劇にこぞって涙を流した。
図書館が‥
先人達の言葉が‥
歴史が‥
陽界には直前に火災が起きたばかり、ロキが鉄雷をアダムに叩き込んだ事で落雷し火災となった。消防隊も苦戦する中でジンベエが見事に消火した。
やはり今回もジンベエ頼りになってしまうだろうか。
少しでも多くの文化と歴史を守る為に時間との戦いにもなりそうだ。
ワンピース1151話 落ちた先は冥界
その武で難敵ソマーズを撃退したギャバン。子供達が危険に晒されている中でほぼ瞬殺と言って良い。
しかしながらソマーズを振り切った先で子供達を監視していた軍子と衝突。
息子であるコロンが『父ちゃん』と叫んだ事で血縁がバレてしまった。すぐさま軍子の剣がコロンの喉元に突きつけられた。
これを受けて敢えなく降参したギャバン。ルフィ・ゾロとの交戦の時とは違い無念の降参となった。
ここで止めねば被害は拡大する。まるで自身の故郷の様にエルバフを思い、コロンが怪我する事を覚悟で挑んだが僅かに届かなかった。
無抵抗のギャバンを突き刺すのは軍子から放たれた3本の矢印。これにて陽界から脱落してしまった。
樹道から落ちた先は当然冥界になる。重症で地面に叩きつけられればギャバンとて無事では済まないだろう。
しかしまだ希望はある。冥界には新巨兵海賊団とルフィ達がいる。落ちて来た事に気付けば上手く受けてくれるかもしれない。
現在ルフィとロキは満腹で仰向けに寝ている。パンパンに膨れた腹に落ちればクッションとなり面白い着地が見れるか。
ワンピース1151話 『不死身の謎』チョッパーの任務
エルバフを襲う神の騎士団
突然の出来事に麦わらの一味も振り回されてしまった形だ。そんな中で能力と不死身の謎があった事もありソマーズ戦の最中でサウロの後ろ髪に隠れたチョッパー。
共に隠れたロビンは飛び出して行ったがその後も戦局を観察していた。陽界にいる他の仲間達が捕まっている中で唯一自由に動く事が出来る。
ソマーズとギャバンの戦いからここがキーポイントだと悟り遂に飛び出したチョッパー。
チョッパー
攻撃が効いてる何でだ
なんで不死身の奴を斬れたんだ!?
たぶんこれ重要な事だ
エルバフ編以降も重要になるであろう神の騎士団攻略のヒントを掴む事が出来るか?
ワンピース1151話 神の騎士団がエルバフを欲する理由
以下、ソマーズ聖と軍子によって言及された内容。聖地マリージョアが革命軍の兵糧作戦で混乱に陥っている中でわざわざエルバフまで出向いたのには理由があった。
ソマーズ聖
学校?図害館?
平和ボケもたいがいにしろよ…
お前らは戦士だ!!
かって世界を震撼させた凶暴な力でお前らはおれ達の傭兵になるんだ
なぁハラルド王
ハラルドの野郎しくじりやがって
軍子
我々とて簡単に拉致したいがこのデカさ…
自ら歩いて貰う他ない
しかるべきルートで聖地へ連行する
世界はある日突然消える
筈だった
だが一部の人間族がそれに気付き世界に知らしめた
もう止まらぬ
もう誰にも止められぬ
もう秒読みなのだ
世界中を巻き込む巨大な戦いが始まる
その時巨人族が誰につくかは戦局を大きく変える問題といえる
任務ゆえやるが無駄かもしれぬ…
子供数名の命などゴミ同然
人質の概念が私にはわからぬ
神の騎士団員は多くてもせいぜい15人程度の実行部隊と思われる。革命軍と構えるとなれば聖地マリージョアに残るメンバーも考えるとあまり多くの人員は割けない。それでもこのエルバフを世界政府の支配下に置く事を命題に掲げ注力している。
ロキの勧誘
実質的にエルバフ ウォーランド王国の正統な王子はロキ。国民は当然認めないがそれでもロキにある程度の権限はある。エルバフを堕としたいのならばロキを取り込む事は非常に効果的だ。
また、ロキ自体にも一騎当千の実力が備わっている。即騎士団として活躍出来る戦力であり白兵戦においては兵器にも近い存在となり得る。
まずはロキに交渉する為に2人がエルバフへとやって来た。
アウルスト城 |
シャムロック |
軍子 |
![]() |
突如、五芒星(アビス)が現れ2人の神の騎士団が召喚された。城の門番を倒して冥界のロキの元へ |
神の騎士団へとロキを勧誘するも首を縦には振らないロキ。身動きが出来ないロキに実力行使へと出た2人。瀕死に追い込むほど痛めつけたが結局交渉は決裂。あまりロキに固執する事なく諦めた騎士団であった。
誘拐ゲーム
ここで作戦を大幅に変更。ロキを諦め次なる手段へ。ひとまず人員不足を補う為に新たにキリンガム聖とソマーズ聖を召喚。
陽界 |
シャムロック(帰還) |
軍子 |
キリンガム |
ソマーズ |
![]() |
シャムロックはマリージョアへと帰還して3名での作戦実行となった |
大混乱の聖地マリージョアへの対処の為にリーダーのシャムロックはフェードアウト。以外登場していない事からも即帰還したと見て良い。
3人はそれぞれの能力を駆使してゲームを開始する。狙いはエルバフの子供達。
シェパード・ソマーズ聖 | イバイバの実 |
リモシフ・キリンガム聖 | リュウリュウの実 麒麟 |
軍子 | アロアロの実 |
キリンガムが子供達を一斉に眠らせる。更には夢を具現化して事前に植え付けられていた『怖いもの』を怪物として解き放つ。
軍子は子供達のコントロール。夢遊病の様に子供達は矢印に沿って行進する。
ソマーズは大人達の手を阻む。見えない荊を子供達に纏わせて触れる事を許さない。無理矢理止めれば今度は子供達が傷つく仕掛け。
攻略させる気は無いほど難易度の高いこのゲーム。大人達は目の前で子供を攫われてもなす術が無い。
ゲームのゴールは護送船。ここに辿り着けば速やかに聖地マリージョアへと連行される。
子供達の利用価値
胸糞悪い話だが世界政府なら当たり前か‥ウソップ達も心配していた様にマリージョアへと連行されれば奴隷としての人生が待ち受けている。
かつて幼少のくまがこき使われた様に力のある巨人族の利用価値は高い。いくらでも飼いたい者は現れるだろう。
加えて子供達は人質となる。エルバフの大人達は子供を盾に取られた以上は無理難題を呑むしかない。不本意でも力を貸す他ない。
エルバフそのものを堕とそうとすれば世界政府の被害はもちろんかなりの労力が必要。そういった中で被害を最小限に止めつつ交渉を成立させるには効率的としか言いようがない。
巨人族の兵力
世界政府(神の騎士団)の目的もハッキリとした。エルバフを支配下に置きたいという名目には巨人族達を傭兵として戦わせる目的があった。
先のエッグヘッド編ではベガパンクが放ったメッセージによって世界政府にとっての秘密が世間へと広まった。
空白の100年、ひとつなぎの大秘宝、ジョイボーイ、古代兵器‥これまでの伏線を詰め合わせた内容で聞く人が聞けば行き着く先は明白である。
ドラゴン
ベガバンクお前の命懸けの言葉を信じた者達が全て平和的に準備するとは限らない
決着を急ぐぞ
さもなくば...民衆が安全な場所を奪い合う世界がやってくる
世界政府を直接倒そうとする危険思想を持つ革命軍。元々海軍に在籍していドラゴンだがオハラ事件後に革命軍の礎を作り勢力を拡大して来た。
今まさに『8カ国革命』という名の兵糧作戦を仕掛け開戦となった。
その最中でのメッセージ発信。全てではないにしろドラゴンは元から知っていた筈。
これを受けて『安全な場所』いわゆる居住区を奪い合う戦いが起こると読んでいる。
海面が上昇するとなれば居住区は当然上へと追いやられる。ウォーターセブンの様に少しずつ蝕まれていくならまだしも兵器使用で一気に来るかもしれない。
空島の様な特殊な地域を除いて今現在安全圏となりそうな筆頭は聖地マリージョア。
海抜より遥かに高い赤い土の大陸(レッドライン)の上へと住む天竜人。これまでは従う他無かった民衆含めて聖地への侵略は免れないであろう。
多数の勢力と世界政府の構図が出来上がってしまう。ここで巨人族の立ち位置が重要になると踏んでいるのが騎士団だ。当然相手に付けば脅威となるだけに政府側として利用する算段。
ハラルド王と世界政府
ソマーズ聖の言葉を見れば鎖国国家のワノ国将軍 黒炭オロチと世界政府(CP)が繋がっていた様にエルバフにも癒着がありそうだ。
本来ならば世界政府非加盟国のエルバフ。表向きには取引など出来ない事を考えると前国王ハラルドの意向が大きく関わって来る。
『世界政府はエルバフの兵力が欲しい』
しかしながら圧倒的な力を前には容易ではない。そこでまずは国家の弱体化を目論んだ。外交に乏しいエルバフだからこそ王の一存で間違った方向にも導く事が出来る。
セイウチの学校やフクロウの図書館
これらの特徴的な施設も教養が目的、戦士の国からの脱却を謳っているが程のいい牙抜きだ。
次世代を担う子供達を弱体化させれば国力は落ちるばかり。かつての脅威は無くなる。
現在80歳のリプリーの世代を最後として戦士は育っていない。
かなり長期的な策だが最大限に効果が出てるのが現代かもしれない。
ハラルド王の人望があればこれらの政略も自然に思えるところが怖い。
ハラルド王は本当に新しいエルバフを目指していた
世界政府にハメられた
政府加盟などを条件に言いなりになった
いくつかパターンは考えられるがあくまでエルバフを思っての事でオロチ様な利己的な思想ではないと信じたい。