『デービー・ジョーンズ』ロックスが崇拝した男
56年前時点で才気あふれるロックス。たった1人で聖地マリージョアを混乱に陥れるほどの圧倒的な力を持っていた。
海賊稼業に繰り出す前から既に海軍大将を討ち取る実力。その後世界獲りは叶わなかったが計画実行力も素晴らしい。
そんな最強の男のルーツは意外なところにあった。
あまり原作では重要視される事はなく、聞いた事はあれど忘れてしまった読者も多いはず。
古代の海賊『デービー・ジョーンズ』
ロックスは侵入した花の部屋においてまるで宣戦布告の様に自身がデービー・ジョーンズの崇拝者だと語った。
憧れすら通り越した様な崇拝という表現。
狂気すら感じるロックスの言動も過去のデービー・ジョーンズに倣っての事なのだろうか?
デービー・ジョーンズについて触れられたのはロングリングロングランド編。あまり必要無かったのでは?という意見も見られるがこうやって考えると伏線も生きている。
博識のロビンによるジョーンズの解説。
ジョーンズ
悪魔に呪われて深い海底に今も生きているという昔の海賊
海底に沈んだ船や財宝は全て甲板長だった彼のロッカーにしまわれている
あくまでこれは伝説となっているがかなり有名な様だ。深海の海賊デービー・ジョーンズとして崇められている。
海賊にはありがちな要素だがワンピースでも沈没船がピックアップされる事もあった。最近ではベガパンクのメッセージによって『海に沈む』という警鐘が鳴らされたばかりだ。単に海賊船ごと壊滅させられて沈められたパターンもあるが、海面上昇に適応出来なかっただけかもしれない。
ジョイボーイ |
海賊の始祖とされる。900年前に存在し世界政府の創造者達との戦いで敗れたとされる |
バンダー・デッケン |
人魚姫を狙って魚人島を襲った海賊。数百年前のある嵐の夜突如として錯乱し、船員を海に投げ込んだ挙げ句、神にさえツバを吐いて冒涜した。 |
ワンピースでは同じ様に伝説とされる古代の海賊達が存在している。ジョイボーイに関しては別格で作品の本題でもあるが、あまり重要視されていないデッケンなんかも今後絡んでくるかもしれない。
デービーバックファイト
面白いのはその名がゲーム名にもなっている事。
銀狐のフォクシー率いるフォクシー海賊団と麦わらの一味でも行われた『デービーバックファイト』
これもジョーンズの名前が由来である。
決定は全てゲームの勝敗に委ねられ単なる力技だけでも攻略は出来ないのが特徴。
仲間を賭けて戦い、敗れた場合は仲間を奪われる。取り返すにしてもゲームで勝つ必要がある。
敵のホームとはいえルフィ達も相当苦しめられた。
これは2年前の出来事だが起源を辿るとかなり昔の様だ。56年前付近の時系列でも既にデービーバックファイトは行われていた。
海賊の世界に古くから伝わる
デービーバックファイトとは
海賊団同士が様々な勝負をし
仲間や旗を奪い合う無慈悲なゲーム
ジョーンズを崇拝するロックスはデービーバックファイトに参戦して目ぼしい仲間を獲得し基盤を作った。
ルフィ→ | シャンクス |
ロキ→ | ロックス |
ロックス→ | ロキ |
シャンクス→ | ロジャー |
ティーチ→ | ロックス? |
憧れを抱く者達。最終目標こそ違えどその言動は影を追っている様にも見える。最終章では交錯必至の展開に。ロックスの意思がどの様な影響をもたらすのか注目。