ワンピース1128話 エルバフ『小人と巨人』謎の国に潜む罠とは!?
未来島エッグヘッドを経て一味が向かうのは巨人族の故郷エルバフ。ドリーとブロギーに先導されて安泰に見えた冒険も不穏なスタートに。果たして無事に上陸出来ているのか?
9月30日(月)発売号→休載
10月7日(月)発売号→1128話掲載
エルバフ編で回収が予想さるる伏線
バッカニア族とくま
ベガパンクがバッカニア族の本当の秘密に辿り着きそうなところで言及はストップしている。体躯などの特性とは別に900年前よりの歴史で世界政府に痛手を負わせた事は明らか。現状は意識を失っているくまがエルバフへ辿り着いたのも何かの縁。バッカニア族も巨人族の血を引いており巨人族という括りの一つである。巨人族達に諭される形でその秘密に辿り着くかもしれない。
ウソップ 勇敢な海の戦士
登場より掲げているウソップの夢。ルフィ達の誘いやタイミングもあったが海へと駆り立てた大きな目標でもある。その理想像こそエルバフの戦士達。リトルガーデン滞在時にドリー・ブロギーの生き様に魅せられてこれまでの冒険でも糧にしてきた。もはや崇拝に近い感情を持っておりエルバフでは成長イベントが必至。最強の戦士達から称号を得る事が出来るか?
ハグワール・D・サウロとニコ・ロビンの再会
兼ねてより推されてきたサウロ生存説。エッグヘッド編ではベガパンクによってオハラ事件のその後が言及され決定的となった。湖に沈んだ大量の文献を引き揚げて故郷のエルバフへと持ち帰ったサウロ。後にベガパンクが全てを読み解いた。現在もエルバフに滞在している可能性は高くベガパンクメッセージ中にもそのシルエットが写っていた。
ロキ王子の登場
ローラに求婚したが結婚式前に逃げ出されてしまった。政略で代わりに差し出されたシフォン(双子)をも見破り結局は破談となった。元々巨人族に嫌われていたビッグマムだが娘のこの結婚が実現すれば覇権を握っていたかもしれない。
世界樹ユグドラシル
エルバフの基幹となる大樹。早くから描かれていた島のシルエットにもそれらしき影が存在している。
シャンクスが語る旧友
エルバフに立ち寄っていたシャンクスが『死んだと思っていた旧友と再会した』と喜んでいた。おそらくはサウロを指していると思われるが‥
エルバフ近海に散ったキッド海賊団
赤髪海賊団、ドリー・ブロギーによって壊滅状態に陥ったキッド海賊団。エルバフにやってきたルフィ達との再会も期待出来る。
火ノ傷の男
ワノ国編の終盤でキッド海賊団達によって提起されたキーワード。ラフテル到達、ひとつなぎの大秘宝の為にはこれを解く必要がある。タイミング的にもここエルバフで近づいてもおかしくはない。やはりサウロが筆頭か‥
太陽の神について
エルバフで信仰されている太陽の神。巨人族達はこれがルフィ(ニカ)だと断定しておりそのピンチを救うべくエッグヘッドまで乗り込んできた。ルフィがエルバフに導かれどの様に発展するのだろうか?
エルバフはやめておけ
失態を演じた海軍達が汚名返上の為にすぐさまエルバフへと乗り込もうとしたのをサターン聖によって制止された。それだけ巨人族達の力を警戒し評価しているのかもしれない。ワノ国の侍の様に過大評価の可能性もあり得る。
行かないルートも‥
昨年のジャンプフェスタで尾田先生より衝撃のコメントが寄せられた。構想の中で『エルバフに行かないルートもあり得た』というもの。やはり作品自体を終わらせる上で話数がかさんでしまうのを危惧したのだろうか?エルバフに寄らなくてもひとつなぎの大秘宝に辿り着けた世界線もあったという事はそんなに重要な事項は描かれない?
シルエット『来い』
エルバフの海岸に佇むシルエット。ギャバンやクロッカスと共に扉絵で登場したキャラが筆頭候補だが全くの新キャラの可能性も。明らかにルフィ達に対して放っている
血に染まる蛇
『我らに突き通せぬものは”血に染まるヘビ”のみよ』リトルガーデンでドリーとブロギーが話していた謎。赤い土の大陸を指している様に思えるがエルバフに答えがあるのか?
世界樹ユグドラシル
今までに描かれたエルバフに関する情報の中で気になったのが島の一部のシルエット
島に聳え立つ大樹の様な存在が写っていました。
ここより展開予想されていたのが神木ユグドラシル
北欧神話に登場する巨木で世界樹、宇宙樹と呼ばれています。
最後には世界の終末に巨人に焼かれる運命とされています。
好きな人はピンときたかもしれませんがBUMP OF CHICKENのアルバムタイトルにもなっています。ワンピース連載初期からの読者は世代でしょうか?
そして早速1127話で予想通り世界樹が登場しました。
『燃え移ったらこの国は終わるぞ』
国民達が慌てているのを見る限りエルバフを支える基幹の様な存在の様です。
作品として振り返ってみるとこれまでにも各地で様々な樹木が登場しました。
中には伝説となっているものも。
ワンピースに登場した樹 |
宝樹アダム |
陽樹イブ |
くじらの木 |
全知の樹 |
ヤルキマン・マングローブ |
編笠村の神木 |
ホーミーズ |
身縒木 |
巨大豆蔓ジャンアントジャック |
宝樹アダム |
世界にたった数本 |
最強の樹、巨大な樹 |
2億ベリーの価値 |
戦争を繰り返す島に存在していた |
砲弾が降り注ぎ町が廃墟と化しても立ち続ける |
陽樹イブ |
世界に1本もしくは数本 |
巨大な樹 |
地上の光をそのまま海底に伝える |
イブの根の周りに魚人島がある |
海底1万メートルを超える魚人島にも届く根 |
地上で受けた光をそのまま根に灯す神秘の樹 |
空気をも海底に供給 |
くじらの樹 |
ポーネグリフが隠されていた |
ゾウに存在する |
おでん、ロジャーが巨大な何かに見られてる気配を感じた |
モモの助はくじらに近づくほど大きな声が聞こえる |
全知の樹 |
オハラに存在している |
世界一の図書館が形成されている |
世界中の考古学者が集まる |
世界最古の図書館 |
バスターコールの業火に焼かれた |
ヤルキマン・マングローブ |
マングローブ |
深海1万メートルより伸びている |
シャボンディ諸島に存在する |
樹の呼吸による空気と樹脂が合わさってシャボンを誕生させている |
身縒木 |
シャンドラに存在した樹木 |
神聖な白色の樹木 |
亡くなった過去数百年の先祖達の魂が鐘の音に導かれその身を宿す |
シャンドラでは命と同様に守られてきた大切な林 |
樹熱病に侵食されていた為にノーランドによって切り倒された |
巨大豆蔓 |
シャンドラに存在した巨大な蔓 |
ルフィ達により切り倒された |
400年前に空島にシャンドラが飛ばされた際に大鐘楼が引っかかり上空へ移動した |
扉絵より本編へ
本編である程度出番を終えたキャラクターのその後のストーリーを追うのが通例の扉絵シリーズ。現在はヤマトの代参が連載中です。終わったばかりのワノ国復興も描かれており大反響。
しかしこれだけではなく最近の扉絵は何かと趣向をこらしています。
扉絵と本編が同話内でリンクしていたエッグヘッド編
黒ひげ海賊団のプリン誘拐、MADS時代のベガパンク等‥
そんな中でエルバフ編はいきなりのサプライズ
相当前に描かれた扉絵の中に登場したライオンの様な猫の様な動物が本編内にて再登場しました。この頃からキャラデザインが構想にあったのでしょう。
本編のエルバフエピソードの冒頭で登場。いきなりナミとウソップに襲いかかります。
ナミが雷で攻撃しますがこの刺激が逆効果に。更に凶暴化してライオンに変貌。
最後はルフィ達にやられてまたもや猫に戻りました。
ルフィ達はこれまでにもバリエーション豊かな動物、怪物達と出逢って来ました。その島の土地柄や気候なんかを反映しており特に序盤ではいい働きをしています。
エルバフ編でも怪物達の洗礼が待っているでしょうか?
シャンクスを辿れ
ラフテルに最も近いのではと思われる男
【赤髪のシャンクス】
作品序盤では大きく動かずに機を伺っていた印象。しかしワノ国で起きた番狂わせと世代交代を皮切りに最終章ではその動きが目立っています。
ワンピース獲りも宣言しいよいよ本腰を入れる構え。一体赤髪海賊団はどのくらいピースが揃っているのか?
ロードポーネグリフ3つと解読者ロビン
ある意味ワンピースレースに圧倒的優位に思えた麦わらの一味でしたがうかうかしているとシャンクスに掻っ攫われるかもしれません。
既にキッドを討ちロードポーネグリフを複数奪取。これからエルバフに向かう麦わらの一味は遅れをとる事は無いのか?ここから辿るであろうシャンクスルートの先に何を見るのでしょうか?
エルバフ滞在
偉大なる航路初期の頃から登場している巨人族、エルバフというワード。いずれ訪れる地として注目されてきました。
エッグヘッド島編ではバスターコール時に砲撃に晒された『サウロ』の生存とエルバフ在中が匂わされいよいよ次の島こそはと期待が高まります。
そんな中でキッド、シャンクスのバッティング。
特にシャンクスがワンピース獲りを語った直後というタイミングを考えると更に重要性が高まります。
ロードポーネグリフ争奪戦が繰り広げられる中で
・長い間見つけられていない残り1つ
・火ノ傷の男へのヒント
をエルバフで得たのではないでしょうか?
火ノ傷の男
ロードポーネグリフ4つという条件はゾウ編で登場した要素
・ロードポーネグリフそれぞれがある地点を指している
・その地点を知り地図上で4つの点を結んだ時にラフテルが浮かび上がる
3つでも足りるなんて説や上空や海中にあるなんて説もありますが実際にラフテルに到達できる唯一の方法になります。
そしてこちらはワノ国編終了時に突如追加されたラフテル到達の為の新たな必須要素
【火ノ傷の男】
ロードポーネグリフ4つに加えて途方もないこの謎を解かねばなりません。
読者の間でも論争が繰り広げられましたがかなり面白い謎かけ。
順当に行くならば【火の傷=ヤケド】となりますが服を着て見える位置に火傷を負っている者は少数。いずれもラフテルヘのキーになるとは考えにくいです。
そんな中で前述のサウロの登場。
バスターコールや元同胞からの攻撃で全身に火傷を負った様なシルエットが描かれて更に注目されています。
火ノ傷の男=サウロ
という説が現実味を帯びてきましたね。
現在のラフテルへ向けた生き残りレースの展望は
ロードポーネグリフ解読手段のある
黒ひげ海賊団(プリン開眼未確認)
麦わらの一味(ロビン)
2チームがリードしています。
しかしながら火の傷の男次第では赤髪海賊団が全てを掻っ攫う可能性もあります。もともと最初にこのワードが出てきたのはキッドの口から。
やはりエルバフには何かある?
シャンクスとロードポーネグリフ
キッドが持っているであろうロードポーネグリフ
1.ビッグマムが所持していたもの(将星を倒し持って来させた)
2.ワノ国の地下に秘されていたもの(分前として入手)
ゾウのものをルフィやローから貰った線もありますが、あくまでワノ国の中での共闘。同盟を結んでいたかというと微妙なので正直不自然です。
そうなると最低2つ所持といったところでしょう。
実際にキッド海賊団が差し出したロードポーネグリフは4つ束には見えますが連なっていて2つってところじゃないか?
これを奪ったのがシャンクス。
新世界も後半、30億越え同士がぶつかればロードポーネグリフ争奪戦は当然の流れだがシャンクスはどれだけ集めているのでしょうか?
元々、ラフテル到達を果たした海賊王ゴール・D・ロジャーの船に乗っていたシャンクス
このアドバンテージはとてつもなくデカいです。
言わばある程度は真理を知って旅している様なもの。そんなシャンクスがキッドが持ってる2つを未所持ってのも何だかね‥
動く機会を伺っており敢えてこれまでロードポーネグリフ集めに意欲的で無かったのか?
ワンピース獲りを呟いた時点でこうなるのは必然な流れなんだけどシャンクスがロードポーネグリフの写しを欲しがる姿は新鮮。実際のところカイドウとビッグマムのロードポーネグリフは堅固で奪うにも動けなかったんじゃないかな?