3.ワンピース『ONE PIECE』

ワンピースネタバレ1132話 『元四皇ロキ』6年前までシャンクスの先代の四皇だった

2週間の休載があったがここからは3連続掲載の予定
2024年末のワンピースはどんな締め括りになるのか?年内は残り5話

以下の掲載スケジュールに変更あり。

掲載スケジュール
11月11日 1131
11月18日 1132
11月25日 1133
12月2日 休載
エルバフ編 現在6話消化中
1126話 落とし前
1127話 謎の国の冒険
1128話 RPG
1129話 生き人形
1130話 呪いの王子
1131話 冥界のロキ

前回の1131話、もしくは1132話がコミックスの区切りとなる予定。物語の序章としてはかなり好評ではないだろうか?

1131話 冥界のロキ
ロキは海楼石の鎖で宝樹アダムへと拘束されていた。その期間は約6年
ルフィへと交渉。解放する代わりに好きな海賊団を壊滅する
ロキと周囲の海賊から『赤髪のシャンクス』の名前が出て来る。当然ルフィは興味を示す
新巨兵海賊団の船長ハイルディン、船大工スタンセンが登場
ロビンがサウロに気づいてもらうべくヘアスタイルをチェンジ
サウロが倒れたとの訃報が入る

四皇世代交代

懸賞金額26億が先行していたがロキの実力と恐ろしさに更に説得力が増した。呪われた王子は6年前の新世界において四皇に位置付けられている猛者?金額だけを比べるのであれば近代の四皇達には及ばない。

俗に言う四天王の様な存在。数多いる海賊におけるトップ4が四皇にあたると言っていい。無名の海賊からスタートした我らが主人公モンキー・D・ルフィも遂に四皇に数えられるまでに躍進した。

ガープ中将の語る四皇の定義

“偉大なる航路”の後半の海に まるで“皇帝”の様に君臨するそやつらを 世に『四皇』と呼ぶ!!!

初めてその称号が判明したのが2006年頃の話。エニエスロビーで世界政府相手に勝利したルフィ達がウォーターセブンへと帰還。その際にルフィ達の元にやって来たガープ中将の口より説明があった。ドラゴンがルフィの父である事など含めて重要な情報が飛び交った巻でもある。

四皇と呼ばれる海賊達は個々の力はもちろんの事だが組織単位で見た時の力も凄まじい。本隊のみならず傘下の海賊団まで数えれば相当な戦力となる。マリンフォードの頂上戦争においては『白ひげ海賊団(傘下含む)』で海軍と王下七武海の連合軍と渡り合った。

四皇が牽引する組織
白ひげ海賊団 ニューゲート
百獣海賊団 カイドウ
ビッグマム海賊団 リンリン
新巨兵海賊団 ロキ
赤髪海賊団 シャンクス
黒ひげ海賊団 ティーチ
クロスギルド バギー
麦わら大船団 ルフィ

有事に傘下達が集まれば国家戦力並の力に匹敵するだろう。
また、そのネームによる影響力も絶大。ナワバリとして領地拡大をする海賊達だが白ひげはその名前で魚人島を守ったり、ビッグマムは見返りを求めて魚人島に名が貸ししたりと様々である。その影響力故に陥落後はナワバリが混乱する事必至。領地は他の海賊達から狙われ危険に晒されれる。

6年前まで時点。作品における最も古い四皇の情勢図。エルバフのロキ王子がこの時代の四皇に位置付け。他の3人についてはあくまで候補としているが確定と考えて問題ない。

6年前までの四皇候補
白ひげ(ニューゲート)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
ロキ
四皇 6年前

ロキ陥落後にシャンクスが台頭。シャンクスが四皇になっていた時期については既にブランニュー中将より説明があった。一角のロキが崩れて6年前よりこの4人が時代を築く。作品で初めて『四皇』というワードが出てきた時もこのメンバーであった。

ロキ陥落後~2年前
白ひげ(ニューゲート)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
シャンクス
四皇 6年前

頂上戦争で白ひげ陥落。マリンフォードにおける頂上戦争にて当時のNo.1格であったニューゲートが散る。その直接的な原因を作り最後に手にかけたのが黒ひげことマーシャル・D・ティーチ。約1年前に四皇へ

頂上戦争後(1年前)
カイドウ
ビッグマム(リンリン)
シャンクス
黒ひげ(ティーチ)
四皇 1年前

ワノ国でビッグマムとカイドウが陥落。一気に2人の四皇が陥落するという異常事態。カイドウを倒したルフィ、クロスギルドを立ち上げミホークとクロコダイルを手下につけたとされるバギーが新たに四皇に加わった。

ワノ国での世代交代後
シャンクス
黒ひげ(ティーチ)
バギー
ルフィ
四皇 現在

ブランニュー中将の説明を元に四皇になった時期がわかる。

シャンクス ティーチ 四皇 いつ

957話ultimate。大物達の懸賞金が判明し作品における分岐点ともなった神回にて海軍内部はおろか読者にも非常にわかりやすく振り返ってくれるブランニュー中将。

変動もあったが各々最高到達点での比較。ロジャーは歴代最高額として参考に。
ニューゲート、カイドウ、ビッグマムと上位は陥落、死亡している。シャンクス以下が現代の四皇達。

歴代四皇メンバーの懸賞金額
ロジャー 55億6480万
白ひげ 50億4600万
カイドウ 46億1110万
ビッグマム 43億8800万
シャンクス 40億4890万
ティーチ 39億9600万
バギー 31億8900万
ルフィ 30億
ロキ 28億

ロキは当時の懸賞金額を参考にすると最下位。現在は巨人族達からも見放されており戦いを挑むとしても単騎に近い。巨人族の統率力が無いとすれば少し評価額は下がるかもしれない。

ロキの解放へ 眼帯の謎

1131話。海楼石の鎖によって身動きが封じられ、自慢の怪力も発揮出来ないロキ。身内に拘束を解いてもらうルートは到底期待出来ず、一度脱走した事もあって他力本願にならざる得ない。
外海から入ってくる海賊達はロキにとって格好の協力者だ。

取り引きをしないかルフィ
お前海賊なんだな?
おれのこの鎖の錠を解いてくれた暁にはお前の潰して欲しい海賊団を一つ跡形もなく消してやるよどうだ?
おれは無理にとは言わねぇんだけどよ

目の前に現れたルフィも大切な客人。交渉の余地がある。早速持ちかけたのは『任意の海賊団を壊滅させる』というメリット。
2人がかりではあるがドリーとブロギーが一撃でキッド海賊団(船長が懸賞金30億クラス)を沈めた事を考えるとロキも同等以上の海賊団を殲滅出来る力があるだろう。

それこそルフィが望めば一緒に四皇クラスを潰す手助けもしてくれるかもしれない。とはいえ相当に危ない話。ルフィもロキの実力は感じとっているだろうし、只ならぬ気配を感じ取って惹かれる様にロキの元にやってきた。

これが読者が予測していた順当な展開。
ルフィはロキの重大性、凶悪性を理解しないまま解放してしまう流れだ。
口車に乗せられたとまではいかないがシャンクスの名前が出てきたのも大きい。シャンクスへの冒涜を訂正さえすればとすんなりいきそう。

このまま断るというルートは無いか‥
ロキの解放はストーリーを進めるどころかエルバフ全土を滅ぼす禁忌。
巨人族の誰もそれを望んでいないし、ルフィがこれを解いてしまえばこれまでの友好関係も一気に頓挫しかねない。

歓迎ムード、客人として盤石のはずが、麦わらの一味はエルバフの巨人族達と戦う展開に発展してしまう。お頭2人にハイルディン、オイモ、カーシーといった友達と言えど一度拗れてしまえば激闘へ‥
巨人族の故郷という地の利もあってかなり分が悪い勝負かもしれない。

シャンクスの目的

エルバフ編でも遂に『赤髪のシャンクス』の名前が飛び交った。意外にも呪いの王子ロキとその周りの海賊達からという‥

ロキ
赤髪の知り合い?
ああ来たぜ‥
あの腰抜けの海賊だろ?

ルフィ
それで?
シャンクスは何しに来たんだ?
何でお前に会いに来た?
それが用事なわけねぇよな
まだエルバフにいんのか?

ロキ
ただで教えるわけねぇだろ

ロキはシャンクスと多少の面識がある様だ。ルフィに解放して貰う為の駆け引きで嘘をつく可能性もあるがここからシャンクスに関しての情報が深掘りされそう。
『腰抜け』発言に関しては単にシャンクスがロキとの交渉を断ったからではないか?
今のルフィと同じ様に解放を条件に取引を持ちかけたが相手にされなかったというパターンな気がする。

ロキの周りの海賊達はシャンクスの覇王色で気絶させられたのは確かな様だ。敵意の無い相手に覇気を放つ事はないのでシャンクスとロキ達の話は拗れたのだろう。

以下。最終章にて描かれたシャンクスの様子。ワノ国以降は露出が増えており最近もバルトロメオへの制裁が描かれたばかりだ。何か目的を持ってエルバフに滞在しており出航間際にキッドと出会した。

赤髪海賊団のエルバフ滞在
シャンクスはワノ国に立ち寄り緑牛を牽制した後にエルバフへと向かった。(その後はバルトロメオの制裁へ)
シャンクスはドリー・ブロギーと交友関係を築いている。キッド海賊団に対して共闘した。
シャンクスは『互いに死んだと思っていた旧友』と語らい合っていた
ロードポーネグリフを全て渡せば見逃すという条件をキッドが受けるわけはなく交戦へ。いち早く未来視で甚大な被害を察知したシャンクスがキッド海賊団の船に飛び乗りキッドとキラーを神避で瞬殺。
ドリーとブロギーが覇国でトドメを刺した。

やはり気になるのは『互いに死んだと思っていた旧友』
シャンクスを死んだと思っていたというのが気になるところ。サウロやロジャー海賊団の船員達が候補に挙がっているが意外とロキなのかもしれない。

6年間

宝樹アダムという大樹に海楼石の鎖で拘束されているロキ。どうやら6年もの間捕まっている様だ。

誰も捕まる事は望まねぇし
多分に漏れずおれもそうだ
願わくば解放を望む
6年もここにいるんだぜ

事前に他の巨人族より明かされた内容によれば一度脱走を試みた様だ。

悪の限りを尽くすそいつは数年前から磔の刑にされてたんだが‥
あわや逃げ出しそうになり戦士達が総出で取り抑えてたんだ

エルバフの戦士達によって再び拘束されて今に至る。拘束に至った決定的な事件は父であるハラルド王を殺した事だろう。

ワンピース史における6年前の出来事

・秘密犯罪会社バロックワークスの設立(クロコダイルとロビン)
・アイスバーグが市長へ
・アイスバーグかプルトンの設計図をフランキーへ託す(後に燃やされる)
・シャンクスの四皇台頭
・くまの一人革命
・ナミとカリーナがトレージャー海賊団の宝を盗む

あまりエルバフに関与するものは無さそうだ。

エルバフ一の怪力

多数のキャラが登場したワンピースにおいて力自慢も多かった。基本的にはデカいキャラは力持ちというのが通説。直近であればワノ国で暴れたビッグマムとカイドウの四皇コンビが凄まじかった。最大火力であればルフィの力も相当なものであろう。
そんな中で体躯のアドバンテージを誇る巨人族は別格。人間を遥かに凌駕する腕力である。
その巨人族において最たる者が『ロキ王子』

【おれはエルバフ一の力自慢】

あくまで自称ではあるが脱走の際に総出で取り押さえたエピソードを考えればウォーランドNo.1というのもかなり信憑性が高い。
ルフィとのパワー勝負も是非とも見てみたいものだ。

ロディ

ロキ+ルフィ=ロディ

我が強いロキ王子らしい言い間違い。一度聞いたルフィの名を思いっきり間違えていた。これはルフィの専売特許。そう考えるとどこかこの2人は似ている。

結論としてロキはルフィの事を存じ上げてはいなかった。頂上戦争辺りからは世間への認知度は劇的に広まり今や四皇にまでのしあがったルフィは誰でも知っている存在だ。つい先日も四皇に位置付けられて初の事件(エッグヘッド事件)を起こしたばかりだ。懸賞金のアップイベントこそ無かったが悪名は驚くばかり。

とはいえルフィは東の海からスタートして約2〜3年程度で一気に駆け上がった。6年間拘束されていたロキの耳には流石に入ってこなかったんだろう。

他の巨人族についてもルフィの事は当然知っているだろう。ロードの様に曲がって認識している者もいるがドリー、ブロギー、ハイルディンといった顔役から信頼されている事からも信仰は揺るがない。
どこからかロキに伝わっていてもおかしくは無さそうだが、拘束中のロキに近づく巨人族はいなかったのだろう。

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