3.ワンピース『ONE PIECE』

【ワンピース】ロキの技・能力一覧まとめ!武器「鉄雷」の強さや悪魔の実も徹底解説

『ONE PIECE(ワンピース)』エルバフ編にて、ついにその圧倒的な実力のベールを脱いだ”呪いの王子”ロキ。彼自身が古代巨人族であり、通常の巨人族を遥かに凌駕する規格外の巨体と怪力、そして覇王色の覇気もさることながら、読者の度肝を抜いたのは彼が振るう特異な武器「鉄雷(ラグニル)」と、そこから繰り出される凶悪な技の数々である。
悪魔の実「リスリスの実 幻獣種 モデル”ラタトスク”」を食べた”意思を持つハンマー”を自在に操り、絶対に溶けない「氷」と高火力の「雷」を複合させたその戦闘スタイルは、まさに神話級のスケールを誇る。
本記事では、そんなロキが作中で見せた必殺技を、人型・獣型の使用形態や属性・効果とともに分かりやすく一覧表でまとめた。
「どの技がどんな効果だったかサクッと振り返りたい」「ロキのデタラメな強さをおさらいしたい」という方は、ぜひ参考にしてほしい。

技名 読み 使用形態 属性・特徴 詳細・効果
原初世界 ニブルヘイム 人型(武器依存) 「鉄雷」を叩きつけ相手を一瞬で凍結させる。死には至らないが、ラタトスク自身でしか解除できない絶対的な氷結拘束。
雷界 トールヘイム 獣型 口から雷撃を発射し、対象を焼き払う。遠距離からの高火力なエネルギー放出攻撃。
鉄雷一槌 ラグナイヅチ 人型 物理+雷 落雷を「鉄雷」に纏わせ相手に叩きつける。巨大な四角いハンマーによる、覇気と自重変化を伴う破壊的な一撃。
鉄雷五矢 ラグナゴウアロー 獣型 氷+雷 ラタトスクの氷を媒介に雷撃を固体化し、レーザー状に分散して攻撃。広範囲制圧や連続攻撃に有効。
鉄雷ニ武界 ラグナジンヘイム 獣型 相手に直接雷撃を撃ち込む。上空からの飛翔など、機動力を活かした強襲攻撃。
補足(武器情報):鉄雷(ラグニル)
悪魔の実『リスリスの実 幻獣種 モデル”ラタトスク”』を食べたハンマー。

ワンピース 氷リス ラタトスク

原初世界(ニブルヘイム)

「原初世界(ニブルヘイム)」は、ロキの専用武器である「鉄雷(ラグニル)」に宿る「リスリスの実 幻獣種 モデル”ラタトスク”」の氷の能力を、極限まで引き出した大技である。ハンマーを大地や対象に叩きつけることで、強烈な冷気と氷の衝撃波を周囲一帯に発生させ、相手を一瞬にして完全に凍結させる。

原初世界

この技の最も恐るべき点は、「氷塊はラタトスク(鉄雷自身)でなければ解除できない」という絶対的な拘束力にある。『ONE PIECE』の世界において氷を操る能力といえば、元海軍大将クザン(青雉)の「ヒエヒエの実」や、ヤマトの「イヌイヌの実 幻獣種 モデル”大口真神”」などが存在する。通常、これらの氷は赤犬のマグマやエース・サボの炎といった高熱によって溶かすことが可能、あるいは覇気によって内側から砕くことが可能である場合が多い。しかし、この「原初世界」によって生成された氷は、そうした物理法則や一般的な悪魔の能力の相性を無視し、「能力の発生源による解除」という絶対条件を突きつけてくる。これは、ロキが対象を生け捕りにする、あるいは無力化したまま放置するという状況において、無類の強さを発揮することを意味する。

また、「死には至らない」という特性も非常に厄介である。対象は仮死状態やコールドスリープのような形で命を長らえさせられるため、ロキ側からすれば人質としての価値を保ったまま完全に無力化できる。逆に相手側からすれば、仲間を助けるためにはロキを倒すか、鉄雷を奪って能力を使わせるしか手がなくなり、圧倒的に不利な交渉や戦闘を強いられることになる。

技名の由来となっている「ニブルヘイム」は、北欧神話において世界が創生される前から存在する「氷と霧の極寒の冥界」である。あらゆる生命を拒絶する極寒の世界をその一撃で現出させるこの技は、まさに神話のスケールにふさわしい。エルバフという巨人の国、そして北欧神話をモチーフとするロキの根幹を成す、恐るべき制圧技であると言えるだろう。

雷界(トールヘイム)

「雷界(トールヘイム)」は、鉄雷が「獣型(ラタトスク形態)」へ変化した状態で放たれる、純粋にして極めて火力の高いエネルギー放出技である。巨大なリスの姿となったラタトスクの口から、直線的かつ広範囲に及ぶ強烈な雷撃のビームを発射し、射線上の対象を跡形もなく焼き払う。

雷界

この技の脅威は、予備動作の少なさと攻撃範囲の広さ、そして雷という属性そのものが持つ圧倒的な速度にある。カイドウが青龍の姿で放つ「熱息(ボロブレス)」や、ビッグ・マムの「威国」などに匹敵する遠距離殲滅技であると推測されるが、雷撃であるため回避はさらに困難を極めるだろう。エネルの「ゴロゴロの実」による神の裁き(エル・トール)に近い性質を持っているが、これを「悪魔の実を食べた武器」が自律的、あるいはロキの指示に合わせて放ってくるという点が戦術的に非常に恐ろしい。ロキ自身が動かなくとも、武器が独立してこのレベルの砲台として機能するからである。

北欧神話における「トール」は、ご存知の通り最強の雷神であり、巨人族の天敵とも言える存在である(本来のトールの居城はスルーズヘイムと呼ばれるが、ワンピース世界のネーミングとしてトールヘイムとアレンジされているのだろう)。巨人族の王子であるロキが、神話上では対立関係にあるはずの「雷神」の名を冠した技を使用するという構図は、彼がエルバフの伝統や信仰の枠組みを超越した、あるいはそれをねじ伏せるほどの「呪われた異端児」であることを象徴しているようにも受け取れる。

獣型特有の機動力で戦場を駆け回りながら、あるいは安全圏からこの「雷界」を連発されるだけでも、並の海賊団や艦隊であれば一瞬で壊滅に追いやられるだろう。物理的な防御が通用しにくい雷属性の広範囲攻撃は、集団戦においても単体戦においても、相手の陣形を崩し、決定的な隙を生み出すための最凶の牽制兼破壊技として機能する。

鉄雷一槌(ラグナイヅチ)

「鉄雷一槌(ラグナイヅチ)」は、人型のロキが自身の手で直接「鉄雷」を振るう、作中屈指の物理的破壊力を誇るであろう豪快極まりない打撃技である。天空から呼び寄せた(あるいは鉄雷自身が生成した)落雷を巨大な四角いハンマーに纏わせ、ロキ自身の規格外の腕力とともに相手を粉砕する。

鉄雷一槌

この技を考察する上で絶対に外せないのが、「ロキ自身の基礎戦闘力の高さ」と「鉄雷の自重変化特性」、そして「覇王色の覇気」の融合である。ロキは通常の巨人族よりも遥かに巨大な体躯を持つ「古代巨人族」であるため、その腕力や基礎スペックは一般的な巨人を凌駕する次元にある。そこに、攻撃時に自らの質量を巨大化・超重量化させることができる「鉄雷」の特性が加わる。質量の増加はそのまま運動エネルギーの増大(破壊力の増加)に直結するため、ただ振り下ろすだけでも災害レベルの威力となる。さらに画像資料からは、高位の覇気使い特有の黒い稲妻(バリバリとしたエフェクト)が見受けられ、覇王色を纏った一撃である可能性が極めて高い。

ルフィの「覇猿王銃(オーバーコングガン)」や、カイドウの「雷鳴八卦」と同様に、「極限の物理攻撃+覇気+属性ダメージ」の複合技である。しかし、巨人のスケールでこれをやられると、受け止めること自体が物理的に不可能に近い。防御すれば腕ごと、あるいは周囲の地形ごと叩き潰され、回避しようにも雷の範囲ダメージや覇気の衝撃波が襲いかかってくる。

名称の「ラグナ」は、北欧神話の終末の日「ラグナロク」から取られていることは想像に難くない。神々すら滅びる最終戦争の名を冠した「一槌」は、まさに相手に絶対的な終わり(死や敗北)をもたらす処刑の一撃である。氷や遠距離雷撃といったトリッキーな技を持つロキだが、彼が真に恐ろしいのは、最終的にはこの暴力の結晶のような超質量・超火力の「物理打撃」を、巨人のタフネスをもって叩き込んでくる点にあると言える。

鉄雷五矢(ラグナゴウアロー)

「鉄雷五矢(ラグナゴウアロー)」は、ロキの持つ技の中でもとりわけ異質であり、高度な能力の応用が見られる技巧派の大技である。獣型(ラタトスク)の能力である「氷」を媒介・器として利用し、本来は実体を持たないエネルギーである「雷撃」を固体化させ、複数のレーザー状の矢として分散させて対象に撃ち降ろす。

鉄雷五矢(ラグナゴウアロー)

この技の特筆すべき点は、「氷」と「雷」という相反する、あるいは独立した2つの属性を見事に融合させている点である。「雷のスピードと麻痺・焼灼効果」を持ちながら、「氷の質量と物理的な貫通力・凍結効果」を併せ持つという、防御側からすれば悪夢のような性質を持つ。通常、雷の攻撃であればゴムや絶縁体で防ぐ、あるいは武装色の覇気で受け流すという対策が考えられるが、「固体化」しているため、物理的な質量兵器として防御ごと貫かれる危険性がある。黄猿の「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」のような広範囲の連続エネルギー弾に、物理的な重さと雷の感電が乗っている状態を想像すると、その凶悪さが分かりやすい。

戦術的な観点から見ると、この技は「面の制圧」と「点への集中」を同時に行える極めて優秀な技である。対象が複数いれば広範囲に散らして一網打尽にし、素早い単体の敵であれば、逃げ場を塞ぐように全方位から矢を収束させることで、確実なダメージを与えることができる。獣型の機動力と相まって、相手の死角からこの高速の矢の雨を降らせる戦法は、見聞色の覇気の達人であっても捌き切るのは至難の業だろう。

「五矢」という名称は、特定の神話のエピソードに直接由来するよりも、「多角的な連続攻撃」であることを端的に示していると考えられるが、ラタトスクが世界樹ユグドラシルの枝を駆け巡り、情報を「拡散」させる存在であることを踏まえると、雷撃を枝分かれさせて放つこの技のビジュアルは、能力の源流である神獣の性質をよく表している美しい技でもある。

鉄雷ニ武界(ラグナジンヘイム)

「鉄雷ニ武界(ラグナジンヘイム)」は、獣型の姿をとった鉄雷が、上空などの有利なポジションから対象に対して直接、集中的に雷撃を撃ち込む強襲技である。他の技に比べるとシンプルな構成に見えるが、それゆえに回避や防御のタイミングを測るのが難しい、実戦的で殺意の高い攻撃である。

鉄雷ニ武界(ラグナジンヘイム)

この技の最大の強みは「三次元的な空間の制圧」である。画像資料でも、コウモリのような羽を持つ竜あるいは悪魔のような姿(獣型のラタトスクの変形態か)で上空を飛翔しながら、眼下の標的を狙い撃ちしている様子が描かれている。地上にいる相手に対し、死角となりやすい真上から高出力の雷撃を落とすことで、相手の機動力を削ぎ、防戦一方に追い込むことができる。エネルが空島から青海へ雷を落としたような、圧倒的な「上からの暴力」を局地戦で再現している技と言えるだろう。

「原初世界」が相手を無力化して捕らえるための技、「雷界」が広範囲を薙ぎ払う技、「鉄雷五矢」が弾幕による牽制・制圧技であるとすれば、この「鉄雷ニ武界」は、明確に「特定の単体を上空から確実に仕留める、あるいは足止めする」ことに特化したスナイパーのような一撃であると考察できる。上空からこの技で相手の動きを止め、そこへ人型のロキが「鉄雷一槌」でトドメを刺しに向かう、といった連携攻撃の起点としても非常に凶悪である。

「ニ武界(ジンヘイム)」の名称の由来は明確ではないが、「神(ジン)」の領域からの裁き、あるいは北欧神話における何らかの冥界・神界をもじった造語であると考えられる。「ラグナ(終末)」を冠していることからも、単なる牽制ではなく、当たれば即座に致命傷になり得るだけの莫大なエネルギーが込められた一撃であることは間違いない。ロキの空中戦・立体機動戦を支える要の技である。

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