ワンピースネタバレ1163話 『ロックス悪魔化』不死身強化された怪物vsロジャー・ガープ
最強ロックスがイムの餌食に?世界の黒幕に対してどの様な戦いを見せるか?抗う事の出来ない不可解な能力に対して攻略法はあるのか‥エルバフの惨事を乗り越える為のヒントもゴッドバレーの結末にある
ロックス、ロジャー、ガープ、ガーリング、イム
更に混戦模様、ここからどう終結するのだろうか。
ロックスが正々堂々正面からの勝負で負けるパターンは読者としても微妙な感情だ。黒幕としてイムの強さを印象付けつつもロックスの評価を落とさない展開としては『悪魔契約』『黒転支配』は面白いパターンではないか?
ワンピース1163話 イムが披露した能力
イムの能力 |
精神を乗っ取る(イム) |
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テレパシー |
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変身(羽、尻尾)動物系能力の様な出立ち |
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覇王色の覇気 |
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五芒星を描き武器を出現(銃、剣) |
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魔導書 |
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悪魔契約(アー・クワール) |
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黒転支配(ドミ・リバーシ) |
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ワンピース1163話 イム様の登場振り返り
ホールケーキアイランド編とワノ国編の間で描かれた世界会議(レヴェリー)編にて突如登場した世界政府の黒幕。シルエットはそのままだが意外と頻度も多く遂にはその正体にも迫らんとしている。
イム様の登場 | |
世界会議編前半 | 2018年 |
ワノ国終了後世界情勢 | 2022年 |
世界会議編後半 | 2023年 |
エッグヘッド編 | 2024年 |
エルバフ編 | 2025年 |
特にワノ国終了後に最終章突入が明言されてからは毎年原作に登場している。世界政府の本元である聖地マリージョアとルフィ達の距離も確実に近づいていると言えるだろう。
無言のイメージも強いが意外とセリフもしっかりある。感情の起伏が激しい様にも思える。
世界会議編前半
906話〜908話に渡って登場した。ワノ国を前に読者の度肝を抜いた出来事の数々。巨大な麦わら帽子にシャンクス、五老星に頭を下げさせた謎の人物。世界会議編は短いながらもかなり盛り上がっていた。
マリージョアに秘された巨大な麦わら帽子を眺める |
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花の部屋にて戯れる |
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ルフィ、ビビ、しらほし、ティーチらの写真にナイフを突き刺す |
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誰も座るはずのない虚の玉座に腰掛ける、世界のトップであるはずの五老星が頭を下げる |
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最終章の開幕
ワノ国終了後の世界情勢にてルルシア事件が描かれた。
当時はイム様の能力という予想もあったがマザーフレイムなる武器であると後に判明。天才科学者Dr.ベガパンクによって開発された。
近いからという理由でルルシア王国を一瞬のうちに島ごと跡形もなく消し去った。8カ国革命に参加する国民も多かったとはいえあまりにも酷い。このマザーフレイム試行が後に墓穴を掘る。海面上昇でベガパンクの仮説が正しい事を世界中に信じさせる一因となってしまった。
ルルシア事件、そんな国元々無いではないか |
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世界会議編後半
エッグヘッド編の途中で差し込まれた。時系列的には後述談となった。注目すべきは新キャラ『ネフェルタリ・D・リリィ』世界の創造主20人の内の1人でありながらマリージョアには住まなかった。その名を聞いただけでイムは態度が変わった。
アラバスタ国王と五老星の謁見中に乱入。ネフェルタリ・D・リリィについて |
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当然姿を見せたという事は生かしては帰さない(他にもサボとワポルが目撃してしまった) |
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ビビが欲しい |
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ネロナ家のイム聖と不老手術について |
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マザーフレイムについて |
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パンゲア城にてコブラは暗殺された。
更にはイムがオペオペの実によって不老手術を受けている可能性が浮上。800年以上も前から生き長らえているのだろうか。
エッグヘッド編
エッグヘッド編の終盤。Dr.ベガパンクによる世界へのメッセージ発信を経てイムの反応が描かれた。
発狂。ジョイボーイの名前に反応して大きく取り乱した |
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サターン聖制裁。ベガパンク抹殺任務における失態を受けて |
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ジョイボーイについて特別な想いがあるのは明らかだ。
そして不測の事態とはいえ世界の禁忌を世界に流布する事を止められなかったサターンを制裁。倒したというよりは消滅してしまった。明らかに異質な能力だ。
エルバフ編
聖地マリージョア、パンゲア城の花の部屋を飛び出して非加盟国のエルバフへと降り立った。
おそらく本体についてはマリージョアへ存在したまま。
軍子の精神を乗っ取るかの様に入れ替わった。
爆発的な覇気に加えて悪魔をモチーフとした人格支配、不死身化など悪魔の実の能力を超越しているかの様な戦いぶりであった。
56年前 世界会議
ロックスとハラルドが乱入した56年前の世界会議
パンゲア城の花の部屋に侵入を許した。
後に大事件を引き起こす、ロックス・D・ジーベック
またここへやって来ると宣言したが叶わなかった。
イムの傍らには軍子らしき姿も。
不老手術
イムの存在が明らかになってから特に飛び交っていたのが『不老手術』
悪魔の実 オペオペの実の能力の最上級の技で能力者の命と引き換えに対象を不老にする。
ワンピースには900年前〜800年前という『空白の100年』が存在する。この時代に関する資料や文献は執拗に消されており手掛かりが極端に少ない。それだけにこの100年を跨いでいるキャラの存在が予想されて来た。
トキトキの実におけるタイムスリップもその一つではあるがトキは死亡し残すはオペオペの実に注目が集まっている。
そして革命軍のイワンコフによって『ネロナ・イム聖』の存在が仄めかされた。
イワンコフ
800年前にこの世界を創造しチャブルな最初の20人に
ネロナ家のイム聖という王がいたの
この世には不老になる能力というものが存在するけど…
それって誰かが証明したって事よね!?
世界のどこかに死なずに生きてる奴がいるって事!!
イムはもちろんだが複数人いる可能性もあり得る。見た目と実年齢の離れて見える軍子も候補の1人。ゴッドバレーから見た目があまり変わっていないサターン聖も候補だ。
女説
こちらも登場より付き纏う『女説』
性別や年齢が判らないシルエットだからこそ実は少女が黒幕なんでは?等と囁かれて来た。
ヒントとして『イム聖』という呼称がイワンコフから漏れた。聖というのは男の天竜人の名前の語尾に付けられる。(女ならば宮)これによって可能性としては薄くなっが軍子との絡みなどを考慮すればまだ現実味はある。
ヒントになりそうなアニメの声優は『?』とされ声も性別は判別出来ない様なものだった。
ワンピース1163話 黒転支配と悪意
巨人達を巨大な悪魔へと変貌させるイムの黒転支配(ドミ・リバーシ)
最初は2人。ドリー・ブロギーだけであったがそこから起点となり次々と犠牲者が増えた。
ネーミング通りオセロ(リバーシ)の様に黒に挟まれる事で間の白も反転して悪魔化してしまう。
ただでさえ大きな巨人族がさらに巨大化。
これに位置関係も気にしながら戦うとなればかなり厳しい。
悪魔化したとはいえ同胞相手にどうしても躊躇してしまい後退りするしかなかった。
きっかけは一つの技ではあるがイム1人でここまで盤面を支配してしまうとは‥
そして見た目だけでなく内面も変わってしまうのがこの技の怖いところ。
これまで巨兵海賊団を率いて来た船長2人とは思えない言動。いくらイムのコントロールがあるとはいえ英雄の様な存在であるヤルルの首を狙い、故郷を支配しようとする様は見ていて辛くなる展開だ。
黒転支配は対象者の深層心理にある悪を利用した技にも見える。ドリー・ブロギーとはいえど海賊団のみならずエルバフそのものの頂点に立ちたいという邪神が潜んでいたのではないか?
ワンピース1163話 イム様の器
突如軍子の体を支配したのは世界政府の黒幕イム
その存在を知る者は非常に少なく現状はサボとワポルだけだ。
世界会議終幕後はこの2人が生き延びて逃げた為に各勢力へと禁忌が流布されたと思われる。
ワポル→モルガンズ(世界経済新聞社)
サボ→ドラゴン(革命軍)
更にはエッグヘッドにおけるベガパンクのメッセージ発信でこれまで世界政府が包み隠していた事が世界中へと暴露されてしまった。こうなってしまった以上は最大の禁忌である『イム様』の存在を隠す意味も薄れて来たのかもしれない。
軍子の体を借りている状態とはいえエルバフには多くの巨人族、麦わらの一味がいる。イムの秘密も大分漏れてしまうだろう。
テレパシーと人格
軍子という体を媒体とした時に本来の軍子の人格とイムの人格が入れ替わった様に描かれた。
タイミングとしては軍子の記憶が呼び起こされ我に返った直後だ。拘束していたブルックを解放する行為は神の騎士団としてあるまじき行為だ。これがイムの怒りに触れてトリガーとなったのかもしれない。
世界政府の上層はこれまでにも特殊な力を見せて来た。その一つがテレパシーだ。エッグヘッド事件では現場にいるサターンとマリージョアにいる他のメンバーが電伝虫などの通信手段を使わずにやり取りを行った。
更にエッグヘッドに集結した後も各々が別行動をとり、その最中もテレパシーでやり取りをしていた。
イムの場合はサターン聖の失態を咎めて消す時に直接脳裏に語りかけている様に描かれていた。人格ごと入れ替わったり乗り移ってもなんら不思議ではない。
今回のエッグヘッドでも軍子の身体を借りて喋るだけでなくソマーズ、キリンガムにテレパシーで語りかけていた。コミュニケーション手段としてはかなり高度で使い勝手がいい。
イムは神の騎士団、五老星のメンバーとはかなりの距離があっても連絡を取り合えるのではないか。
そして問題は人格。
最悪の場合イムは軍子以外のメンバーの人格をも乗っ取る事が出来る。シャムロック、ソマーズ、キリンガム達は家系が判明しており純血な世界貴族だと言える。
軍子はもともと世界貴族ではなく、イムに乗っ取られて騎士団入りしたのかもしれない。
最近ではエルバフのロキが神の騎士団にスカウトされたばかり。もしこれに乗っていたらロキも人格を乗っ取られていたかもしれない。
操る
操る、操られるは悪魔の実。特に超人系(パラミシア)の専売特許でもある。不思議な現象や敵キャラの能力もパラミシアである事が多かった。
オペオペの実 | 心臓を取り出し人格をも入れ替える |
イトイトの実 | 物理的に糸で操る |
アロアロの実 | 不思議な矢印でコントロールする |
マネマネの実 | 本人に成り変わり暗躍 |
カゲカゲの実 | 影を抜き取る、注入する |
ホビホビの実 | オモチャに変える |
ソルソルの実 | 魂を操作 |
まるっきり身体と精神を乗っ取るという意味では少し遠い能力もあるが王家を転覆させたり本人に成り代わって悪事を働いたパターンもあった。
ただしこれらはあくまで一定の射程圏におけるもの。悪魔の実の能力には波及出来る距離が決まっており他者を操るとなれば当然射程は短い。最低でも対象を目視出来る範囲にいる必要がある。
ワンピース1163話 悪魔
人間を超越した存在。予想考察の定番ネタではあるがイムが登場したことでより気運も高まって来た。ここでワンピース作品における『悪魔』について振り返ってみる。
悪魔の実
悪魔と言えば当然外せないのがこの要素。
海洋ロマン、海賊漫画という新しいスタイルで話題を呼んだ作品だが初回から登場しているのが『悪魔の実』
その果実を食べる事で特殊な能力を手にする代わりに海賊として致命的なカナヅチという弱点を背負ってしまう。
主人公ルフィはもちろん登場する敵キャラも殆どが悪魔の実の能力者。キャラの個性ともなっており作品の醍醐味でもある。
不思議な現象や力も基本的には悪魔の実で説明出来る。
名前だけではなく本当に悪魔が作った果実なのでは?とも囁かれている。
ブルック
麦わらの一味加入直後にシャボンディ諸島で直面した一味壊滅の危機。くまの能力によってブルックは偉大なる航路ナマクラ島ハラヘッターニャへと飛ばされた。間が悪く飛ばされた場所は悪魔召喚儀式の真っ最中であった。あまりのタイミングと元々のガイコツ容姿が相待ってブルックは『悪魔王サタン』と崇められた。
一度は国を救ったが捕らえた手長族に逆に捕らえられてしまう一幕もあった。
2年間の修行期間においてはブルックはアーティストとしての音楽活動のイメージが大きい。しかしながらこの時のハラヘッターニャの描写も後に大きな伏線になるのではと期待されてきた。
この時の魔法陣は世界政府が操る召喚術式の五芒星アビスとも似ている。エルバフ編では軍子という切り口から意外にもブルックの過去に注目が集まっているが進展はあるか?
ロビン
悪魔の子の異名を持つニコ・ロビン
ワノ国の鬼ヶ島決戦ではブラックマリアとの決闘にて本当の悪魔と見間違うほどの変貌を遂げた。
悪魔咲き『デモニオフルール』
美しさの中にある悪魔が顔を出した技。これにて悪女対決を制した。
サンジ
エニエスロビーの司法の塔でジャブラと繰り広げた死闘以降にサンジの代名詞となった蹴り技が悪魔風脚(ディアブルジャンブ)
熱を帯び光を放つ蹴りで威力を増す。
ここから魔神風(イフリート)と昇華されたがやはり悪魔のイメージが強い。
ウタ
こちらは悪魔と同列かと言えば微妙なジャンル。
2022年公開の映画FILM REDにおいてヒロインのウタが披露したウタウタの実の能力の一端だ。
トットムジカの歌唱に呼応して出現し成長していく歌の魔王。呪われた楽譜なんて要素は良くありがちだがワンピースの超人系能力の中ではかなり異質な技だ。
ルナリーア族
歴史の中で淘汰されてきた絶滅危惧種。
元は赤い土の大陸の上に住んでいたとされており世界政府との因縁も根深いと見える。
炎や髪色など細かなビジュアルは違えどイムが見せた悪魔に大まかに似ている。
マゼラン
軍子の身体と服装だからというのもあるがイメージはかなりマゼランに近い。
尻尾こそないが看守服と羽、マントはエルバフで変貌したイムとも割と重なる。言及されてはいないがマゼランの羽は装飾(コスプレ)にも思える。
他にもサルデスやサディなどインペルダウンの看守達はこのスタイルに近い
ステューシー
エッグヘッドで正体を現したミス・バッキンガム・ステューシーのクローン
モデルは判明していないがドラキュラ、吸血鬼、サキュバスといったところ。バットバットの実であることは判明している。