ワノ国に緊急事態『海賊旗』が降ろされた
こちら1160話の扉絵
『花の都を一望できる、おでんと仲間を祀るお堂』
おでんを祀るお堂から花の都を見下ろすヤマト。ワノ国の戦いでは敵味方問わずに多くの戦死者が出た。アシュラ童子やイゾウなども共に眠っているのだろうか?壮観な風景にも思えるがよく見てみるとあるべきものが無い‥
最近掲げたばかりの麦わらのルフィの海賊旗だ。
原作では1115話。エッグヘッド編の終盤でベガパンクのメッセージが放送されていた時に描かれた。カイドウ、オロチに侵略されて長らく冬の時代を送ったワノ国。ルフィ達の助けもありようやく解放され新生ワノ国は育ちつつある。
再びワノ国が侵される事の無いように。ルフィがその名前でワノ国を守ろうとモモの助に贈ったのが麦わら海賊団の海賊旗だ。
この海賊旗はワノ国が四皇麦わらのルフィのナワバリである事を意味する。もしワノ国に手を出す者がいればルフィに喧嘩を売ったと同意。余程覚悟があるか、実力者でなければ手出しは出来ない。
同じ様に魚人島もニューゲート→ビッグマム→ルフィと代々四皇の名前でその地を守って来た。
ただでさえワノ国は世界政府非加盟国。強力な侍達はいても常に外敵の不安は付き纏い、海軍の援助も期待出来ない。それどころか海軍や政府すらも踏み込んで来る可能性がある。
だからこそ国力が復活するまではルフィの海賊旗が大きな支えとなっていく。
モモ助に弟の様な感情を抱きながらも仲間だと認めたルフィ。共に航海するのはここで終わり。ワノ国を案じてモモの助の背中を押す様に海賊旗を託した。
ちなみにルフィ自身は超新星時代にビッグマム、カイドウひ立て続けに喧嘩を売っている。四皇の名前にも屈しない特例。
また傘下のバルトロメオは赤髪のシャンクスのナワバリで海賊旗を燃やしてルフィの旗を掲げる暴挙を働いている。海賊であれば旗の重みは知っているが行動は様々だ。
単に描き忘れやアングルの違い、時系列のズレなども考えられるが新生ワノ国の象徴なだけに意図的に描かれていると思われる。特にヤマトの位置からならばかなり目立つ位置に旗があったはずだ。
となればやはり最初に浮かぶのは外敵の存在だ。
ワノ国に存在する重要ピース |
ロードポーネグリフ |
光月スキヤキ |
古代兵器プルトン |
世間にほとんど知られていない事も含めてワノ国には重要なピースが存在する。最終章におけるひとつなぎの大秘宝レースに繋がるものだ。
どれか一つでも奪えば意味合いは大きい。外敵がくる要因は十分だ。カイドウがルフィ達新世代に堕とされたばかりともあってタイミング的にも好機だ。むしろカイドウが居座っていた時のほうが攻め込まれる不安は少なかっただろう。
気掛かりはやはり黒ひげ海賊団『ティーチ』
古代兵器の情報がカリブーを通じて渡ってしまった可能性が高い。歴史の本文の写しについてはハート海賊団から奪っており無意味、スキヤキの古代文字解読能力もプリンがいれば事足りる。
しかし軍事力を盤石にする為には『古代兵器プルトン』はこの上なく重要になる。
距離的にも魚人島より近いワノ国を侵略しに向かってもおかしくはない。ティーチなしで遠征してもワノ国を堕とす組織力が黒ひげ海賊団には確かにある。
ワノ国へルフィ達が逆行するルートはあまり見たくないがヤマトがどれだけ立ち向かえるか。